「韓国のシリコンバレー」と呼ばれ、若き起業家の憧れである学びの場「サンドボックス」を舞台に、自らの夢を成功させるために「スタートアップ」に飛び込んだ若者たち。
彼らの夢へ向かっての始まりと成長を、絶妙なコミカルさとシリアス要素、そしてちょっとラブコメの要素を含み描いたドラマです。
それではさっそく韓国ドラマ『スタートアップ:夢の扉』をネタバレありでレビューしたいと思います。
目次
韓国ドラマ『スタートアップ:夢の扉』キャスト
ペ・スジ / 役:ソ・ダルミ
- 韓国のスティーブ・ジョーブスを夢見る
- 数々のバイト経験の持ち主
- 大学へ行かず、早期に社会人生活を経験したため学歴が乏しい
- 子どもの頃に両親が離婚、仲良しの姉と離別する
ナム・ジュヒョク / 役:ナム・ドサン
- 子どもの頃「数学オリンピック」で最年少大賞を受賞した天才
- サムサンテックの創始者、趣味は編み物
- 幼い頃の天才ぶりは、刹那のように消えてしまった
キム・ソノ / 役:ハン・ジピョン
- ベンチャー起業のシニアチームリーダーで投資家
- ニックネームが「投資系のドードン・ラムゼイ」の鬼神
- 幼い頃から孤児院で暮らし、ダルミのおばあさんにお世話になる
カン・ハンナ / 役:ウォン・インジェ
- ダルミの本当の姉、幼い頃両親の離婚時に母親に引き取られる
- 母親の再婚相手が財閥の御曹司であったため、財閥2世となる
- スタートアップネイチャーモーニング代表
キム・ヘスク / 役:チェ・ウォンドク
- ダルミとインジェの祖母で、ホットドック屋を経営
- 夫と死別後にホットドック屋を始め、ダルミの父親を大学・結婚まで面倒見る
- 今は、孫娘ダルミを大切に育てている
【ネタバレ】韓国ドラマ『スタートアップ:夢の扉』あらすじ
少女ダルミを奮起させた出来事
両親と姉の4人家族で育った、明朗快活な少女ダルミ。
学校が終わると、姉インジェと共に近所でホットドック屋を経営している祖母のお店へ行き、おいしそうにホットドックを食べるダルミ。
姉妹でお店にいると、いつも物陰に隠れた高校生が一人見えるのですが、こちらが見るとすぐ逃げてしまいます。
かとリーニョ
ある時家に帰ると、両親がケンカをしており、原因は父が「会社を辞めて起業する」と言い出したことでした。
会社員である夫はしっかり堅実に働いて家にお金を入れてほしいと考える母アヒョンと、今の厳しい状況の続く会社を辞めて、自ら事業を起こしたいと考える父チョンミョン。
その翌日、ダルミはチョンミョンを追って会社に行き…会社での厳しい実情を間近で見てしまいます。
胸が苦しく、切なくなったダルミは、その光景をアヒョンに話すのですが、取り合ってもらえません。
その会話が偶然帰ってきたチョンミョンの耳に入ってしまい、とうとう両親の離婚が決まります。
ダルミはチョンミョンと共に家に残り、事業設立のお手伝いをします。
インジェとは頻繁に会っていましたが、次第に会話がなくなっていきます。
そして、アヒョンが再婚し、インジェもアメリカに行くことになります。
自分を置いていくインジェと母親が許せないダルミは、インジェと険悪な仲になってしまったのです。
そして、チョンミョンが事業を始める際に投資を受ける審査の日、チョンミョンは投資家からの連絡に急いで駆けつけるのですが、バスに乗るために急いで赤信号を渡り、事故に遭ってしまいます。
ですが、なんとか事業を成功させたいチョンミョンは傷だらけで投資家の待つ会場へ出向き、しっかりプレゼンを行って見事事業の投資を獲得しました。
しかし、帰りのバスの中でチョンミョンは力尽き、帰らぬ人となってしまうのです。
ダルミの文通相手ドサンと、インジェとの再会
チョンミョンが亡くなった後、ダルミは祖母ウォンドクと共に暮らしていました。
チョンミョンもいなくなり、悲しみに浸っているのが可哀想に思えたウォンドクは、自分の店に居候している高校生ジピョンにダルミの文通相手になってほしいとお願いします。
ジピョンは、昔からウォンドクのお店の近くでダルミを見ては、すぐに逃げていったあの高校生。
そして今は、ウォンドクに影ながら支えられてお店内で居候生活をしているのです。
ジピョンは孤児院育ち、高校生になったので孤児院を出て一人で生きていこうと決めていた矢先、ウォンドクに助けられることになったのですが、彼は本当に頭の切れる子でした。
しかも字も達筆で文才もあるため、ダルミへの手紙もとても繊細で、ダルミは毎回手紙を楽しみに待つようになります。
ジピョンは自分の名前を出さずにペンネームで手紙を書いていたのですが、そのペンネームが「ドサン」。
たまたま目に入った新聞記事の「数学オリンピックで優勝した小学生」の名前から拝借したペンネームでした。
ダルミは「ドサン」からの手紙に元気をもらい、そして心もときめかせていましたが、会おうとはしません。
ウォンドクの家と、ウォンドクの店と近い距離にいながら、2人は会うことなく成長していきます。
そして、大人になったダルミ、インジェ、ジピョンは顔を合わせることになります。
それは、投資会社が運営する若き起業志望者が集まる「サンドボックス」という学校でのこと。
互いに起業家の卵として久々に姉妹で顔を合わせたダルミとインジェですが、相変わらず犬猿の仲。
すっかりお金持ちになったインジェに小ばかにされながらも、必死に対抗するダルミですがどこか勢いがありません。
そして、同じくサンドボックスに来ており、ダルミのことが気になるジピョンは、再会したダルミを追っていくのですが、たどり着いた先は昔お世話になったウォンドクのお店!
ダルミがウォンドクの孫だと知ったジピョンは、驚きと懐かしさに浸ります。
ドサンとの文通が唯一の楽しみになっていたダルミは、そのおかげでいい大人になるまで交際経験0。
インジェに「会合に彼氏を連れてきて」と言われ、焦るダルミは必死でドサンを探すことになります。
本物の「ナム・ドサン」との対面と憧れの「サンドボックス」
ダルミが「ナム・ドサン」の存在をいまだ信じていることに、困っているウォンドク。
そこで、ジピョンにナム・ドサンを探してもらうことにするのですが、同時にダルミも動いていました。
お互い同じタイミングで探し出し、ついに本物のドサンに会うことになったダルミとジピョン。
先に会ったジピョンはドサンに事情を説明し、かつてのダルミの文通相手として振舞うよう頼みこみ、彼をダルミの理想の人物へと近づけていきます。
数日後、ダルミとインジェとアヒョンとの再会となる会合に、ドサンが現れ、インジェたちは驚きます。
その場は、ドサンがダルミの彼氏として振舞いました。
そして時が経ち、サンドボックスで再び出会うダルミとドサン。
インジェもサンドボックスにやってきていました。
さらに時が経ち、努力の末ドサンの会社「サムサンテック」のCEOの座を獲得したダルミと、自分で立ち上げた「インジェカンパニー」のCEOであるインジェは、優秀なドサンを取り合うことになります。
2人からアプローチを受けるも、ドサンが選んだのはダルミでした。
ここから、ダルミは初恋の人ドサンと共に、仕事も恋もスタートアップさせていきます。
ダルミは少数精鋭で、「サムサンテック」をより発展させていくチームを作ります。
メンバーは、ダルミ、ドサン、ドサンの仲間たち、そして美人デザイナーのサハ。
ダルミはサムサンテックの製品開発を向上させ、そして最終的にインジェに勝利することを目標にしていました。
そして、アドバイザーとしてジピョンを迎えることになるのですが、ジピョンはダルミとドさんの関係を見て複雑な気持ちです。
ですが、ダルミの過去を知っているジピョンは、彼女を全力で応援することに決めるのです。
そしてチームは最初は順調でしたが、チーム内で持ち株比率で意見が食い違うなど、ドタバタが続きます。
ですが、代表ソ・ダルミはチームのメンバーに「私がどんな決断をしても後押しして」と頼み込みます。
そしてチームは、ダルミを信頼して再び結束することになるのです。
隠し切れない「ウソ」と、揺れ動く本気の気持ち
社会貢献のためのプロジェクトを進めているダルミたちは、毎日ニーズや事業の将来性を吟味し、日々作業を続けながら、楽しく過ごしています。
ジピョンも、一生懸命なダルミを影ながらしっかり支え応援しています。
そして、本物のドサンも偽物のドサンであるジピョンも、ダルミの家にお邪魔してウォンドクも一緒に、癒しの時間を楽しんでいました。
そんな中、ドサンはウォンドクの目が見えにくくなっていることに気づき、自分が今何をするべきか?を考えた結果、アイディアが生まれるのです。
そして、「ヌンギル」という顔認証と文字解読を手助けするアプリを制作するのです。
ウォンドクが失明しそうなことをダルミに伝えるのはとてもつらいのですが、ドサンは意を決して伝えます。
一方、ある時ジピョンに修正をしてもらったノートを見返すと、ジピョンの筆跡が誰かの文字に似ていることに気づくダルミ。
それは、ドサンからの手紙と同じ文字だったのです。
ジピョンがドサンとして手紙を書いていたという確信に迫るダルミ.。
これ以上真実を隠すことはできないと思ったドサンとジピョンはダルミに真実を明かしますが、これまで同様ドサンもジピョンも大事に思っているダルミはその事実を受け止めることになるのです。
時が経ち、「ヌンギル」が世界的に有名なアプリになり、ドサンと「サムサンテック」のメンバーは、本場アメリカのシリコンバレーに、3年間の契約でアメリカに渡っていました。
そしてダルミは、インジェの会社のCOO(最高執行責任者)になり、その後父チョンミョンの名を取り「チョンミョンカンパニー」を設立します。
好調なダルミでしたが、ある時、最悪の危機が!
そんな重大危機を救ったのは…!?
「スタートアップ」から「スケールアップ」に!
「チョンミョンカンパニー」の最大の危機を救ったのは、ドサンでした。
アメリカでの契約を終え、韓国に戻ってきたドサンはちょうどサンドボックスに立ち寄っていたのです。
目的はもちろん、ダルミを助けるため。
ドサンに助けられてほっとした気持ちと経営者として情けない複雑な気持ちが入り乱れるダルミでしたが、ドサンはダルミがこれからも必要で、そして側で支えたいと告白します。
そしてある日、「サンドボックス」の代表ユン・ソナクは、ダルミにある話をし始めました。
サンドボックスのシンボルマークのモデルは「ダルミ」であること、そしてサンドボックスはダルミの父チョンミョンの「素敵な言葉」から作ったと。
チョンミョンが融資を受けるはずだった相手、それこそがソナクだったのです。
最期のプレゼンでチョンミョンは、ダルミにブランコを上手に教えられなかった時の話をしました。
その時、ダルミが「ブランコから落ちても大丈夫なように、下に砂を敷き詰めてください」と父にお願いをしたのです。
その言葉通り、チョンミョンはブランコの下に砂を敷き詰めました。
ソナクはその話に感銘を受けて、起業家たちが安心して挑戦できる砂場のような場所、「サンドボックス」を作ったのでした。
ソナクの貴重な話を聞き、父の愛を知ったダルミは、さらにエンジンがかかります。
数々の成功と、幾度もの失敗を繰り返し、それでも「この世に貢献するため」を合言葉に精一杯力を降り注いできたダルミ他「チョンミョンカンパニー」の仲間たち。
会社の目標を達成したら…とそれぞれ個人の目標を発表するのですが、ドサンはいきなり「ダルミにプロポーズする」と言い出すのです。
彼らの総決算ともいえる交通事故を防ぐための「自動運転自動車」のテスト日、同じ事業に乗り出していたインジェたちとまたまた対立することになるのですが、結果はダルミたちの勝利に終わります!
そして、公約通りドサンはダルミにプロポーズし、2人は結婚しました。
数年後、2人は共同の会社を設立し、彼らの挑戦は「スタートアップ」から「スケールアップ」していくのです。
【ネタバレ】『スタートアップ:夢の扉』感想
難しくても面白い青春ドラマ
『スタートアップ:夢の扉』は時代の先を行く「IT・ベンチャー・起業」がテーマであり、難しい用語が飛び交うので、見ていて「えっ?何?」」と思う方も多いかと思います。
かとリーニョ
最新ノウハウを駆使し、勉強するだけでなく互いに切磋琢磨していく空間「サンドボックス」は、これから世界的にもこのような場所ができてほしいという想いも込められているような気もします。
その素敵な空間で繰り広げられる若者たちの青春模様がとても清々しく、「若いっていいな!」と、感じました。
ドサン派?ジピョン派?
さて、『スタートアップ:夢の扉』で一躍人気者となったジピョン役のキム・ソノ。
かとリーニョ
SNS上では、「ドサン派ですか?それともジピョン派?」との投稿や、「キム・ソノのファンになりました!」との投稿が多く見受けられました。
かとリーニョ
みなさんはどちら派ですか?
そんなところも楽しみながらぜひ!ご覧頂きたいですね。
韓国ドラマ『スタートアップ:夢の扉』キャスト・あらすじ・ネタバレ感想まとめ
以上、ここまで『スタートアップ:夢の扉』をネタバレありでご紹介しました!
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