映画『スタートアップ！』あらすじ・ネタバレ感想！マ・ドンソクの強烈キャラも炸裂！全ての世代へ贈る笑いと感動の青春コメディ！

『新感染ファイナル・エクスプレス』で大ブレイクを果たし、今や世界的なスターとなったマ・ドンソク。

そんな彼がおかっぱ頭のシェフに扮して話題となったのが、韓国の人気ウェブコミック「始動」を原作にした『スタートアップ！』。

迷える2人の若者と1人のおじさんの人生の一幕を描いた、全ての世代にエールを送る青春コメディです。

マ・ドンソクはもちろん、『それだけが、僕の世界』のパク・ジョンミンに、『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』のチョン・ヘインなど今が旬の若手俳優たちや、さらには『SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜』で強烈な爪痕を残したヨム・ジョンアも登場。

果たして今作でマブリーこと、マ・ドンソクは一体どんな活躍を見せてくれるのでしょうか？

マルコヤマモト

それでは、韓国映画『スタートアップ！』について、ネタバレありでレビューしていきます。

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映画『スタートアップ！』作品情報 2020年公開の『スタートアップ！』は、『新感染ファイナル・エクスプレス』……

1.映画『スタートアップ！』作品情報
2.【ネタバレ】映画『スタートアップ！』あらすじ
3.【ネタバレ】映画『スタートアップ！』感想
4.映画『スタートアップ！』あらすじ・ネタバレ感想まとめ

映画『スタートアップ！』作品情報

作品名	スタートアップ！
公開日	2020年10月23日
上映時間	102分
監督	チェ・ジョンヨル
脚本	チェ・ジョンヨル
出演者	マ・ドンソクパク・ジョンミンチョン・ヘインヨム・ジョンアチェ・ソンウンキム・ジョンス
音楽	モグ

【ネタバレ】映画『スタートアップ！』あらすじ

不良少年、家出する

学校が嫌いで、ましてや勉強なんてもってのほか…という不良少年のテギル（パク・ジョンミン）は、反抗期の真っ只中。

勉強をして真面目に生きてほしいと願う元バレーボール選手の母親（ヨム・ジョンア）からは、毎日ビンタを食らっていました。

テギルが早く母の元を離れて自立したいと思う理由は、もう1つありました。

テギルの親友のサンピル（チョン・ヘイン）が、一足先に仕事を見つけて働き始めたからです。

焦りを感じたテギルは母親と進路のことで衝突した後、何も言わずに家を飛び出し、あてもなく長距離バスに乗り込みました。

よくわからない街でバスを降りたテギルは、偶然入ったチャンプン飯店という中華料理屋で出前のバイトを見つけます。

しかし、そこで出会ったのが料理長を務める謎の男・コソク（マ・ドンソク）だったのです…。

マルコヤマモト

長髪にピンク色の部屋着、中華鍋を振るう料理長のコソク。寝ている時には目が開いたままだったり、外見と行動のギャップが観る者の笑いを誘う奇妙なキャラクターですが、その振る舞いには理由があるのです。

テギルとサンピルに突きつけられる厳しい現実

チャンプン飯店で出前のバイトを始めたテギルは、コソクと衝突しながらもアルバイトに励みます。

世間知らずなテギルに対して強烈な張り手を食らわせて、世の中の厳しさを教えるコソク。

彼とは対照的に、テギルに対しても敬語を使い穏やかに接するチャンプン飯店のオーナーとの交流を通して、テギルは次第に「社会」というものを学んでいきました。

また、アルバイトを通じて同世代の家出少女・ギョンジュと出会い、彼女もチャンプン飯店でアルバイトを始めることになります。

マルコヤマモト

この時の歓迎会でコソクが披露したのがTWICEのカラオケ！ダンスも完璧で可愛らしい、マ・ドンソクの思わぬ姿をみることができます。

しかしギョンジュンが巻き込まれたトラブルによって、チャンプン飯店のオーナーとコソクの間に隠された秘密が明らかになっていくのです…。

一方、知り合いのツテを頼って高利貸しの仕事を始めたサンピルでしたが、いざ仕事を始めてみるとそれは借金の取り立てでした。

サンピルは年老いた祖母と2人で暮らしており、どうしても家計を支える必要があったのです。

しかしなかには暴力的な手段を使わなければいけない相手がいたり、自分も怪我をしたりなど予想だにしない仕事のキツさにうんざりしていたサンピルは、テギルに電話をかけて思わず弱音を吐いてしまいます。

そして、その電話でテギルはサンピルから母親が商店街でトーストの屋台を開いているという、思わぬ事実を聞かされるのでした。

マルコヤマモト

トースト屋台は、子離れをしようとするテギルの母親が踏み出した新たな一歩でした。皿洗いのアルバイト先の友人から紹介された小さな屋台を借金をしてまで買い取った姿を、サンピルが偶然目撃していたのです。

コソクの正体が明らかに！

人生初のバイト代を手にしたテギルは、久しぶりに実家に帰ります。

しかし実家に母親の姿はなく、テギルのための夕飯がテーブルに置いてありました。

サンピルに聞いた場所に向かうと、屋台でトーストを焼いている母親の姿を見つけます。

テギルがチャンプン飯店に戻ると、そこには黒いスーツをきた男たちが集まっていました。

実はここで、コソクが行方不明になっていたヤクザの親分だということが判明し、テギルは驚きます。

コソクは過去に娘を亡くしたことで自殺を図ろうとしていたオーナーを助けたことをきっかけに、身分を隠してこの店で料理人として働き始めたのでした。

コソクは厨房での仕事を後輩のグマンに引き継ぎ、店を後にしました。

一方、サンピルにも思わぬ問題が立ちはだかります。

サンピルが次に取り立てに向かう先は、なんとテギルの母親のトースト屋台だったのです。

しかも、テギルの母親のトースト屋台は不法に建てられているということで、市から立退を要求されていたのでした。

マルコヤマモト

つまりトースト屋台の建物は元々不法で、テギルの母親は友人に騙されて借金をしてまで建物を買わされていたということ…。まさに踏んだり蹴ったりの人生で、私だったらその場で大泣きします。

この事実を知ったテギルは、コソクに助けを求めて電話をします。

その頃、身なりを整えてスーツを着たコソクは敵対組織のトップたちと会うために、高級クラブへ入っていきました。

そこでいきなり乱闘が勃発。

敵対組織との戦いの末、満身創痍になったコソクは部屋を出てどこかへ向かったようでした。

『スタートアップ！』の結末

サンピルも含んだ取り立て集団が、テギルの母親の店にやってきます。

しかしまだ10代のサンピルに取り立てをさせていることに対し、テギルの母親は激怒！

駆けつけたテギルも加わり大乱闘となりますが、取り立て屋がテギルの給料袋に目をつけてそれを持ち帰ろうとします。

息子とその親友が暴力を受けたことに対して母親はさらに激怒し、取り立て屋に自慢のビンタをくらわせました。

マルコヤマモト

テギルの母親がバレーボール選手という設定が生かされる、あっと驚く名シーンです！女で一つで息子を育てた母親の愛と責任感と力強さが炸裂していて、かなり胸にグッとくるものがありました。

その頃、コソクは信頼する部下とともに行きつけの中華屋でジャージャー麺を食べていました。

そしてコソクはそのまま厨房へ行き、料理長らしき人に中華鍋の振り方を教わり、嬉しそうな表情を浮かべます。

マルコヤマモト

厨房で鍋を振るコソクの笑顔が本当に楽しそうで、自分が本当にやりたいことをやっている人の姿って、本当に輝いているんだなと思わせてくれる瞬間でした。

テギルの母親の屋台は無惨にも取り壊され、一文なしになったテギル一家は取り立て屋を辞めたサンピルの家に身を寄せることになります。

サンピルの祖母とともに栗の皮剥きの内職をしていると、チキンの出前が届きます。

チキンを届けてくれたのは、なんとサンピルに取り立て業を勧めた知り合いの男でした。

取り立て業から足を洗った男はチキン店を始めて、新たな人生を歩み始めていたのです。

マルコヤマモト

ラストはコソク、テギル、母、サンピル、が南の島のようなところでジャージャー麺を食べている夢のような姿が映し出され、物語は終わります。

【ネタバレ】映画『スタートアップ！』感想

良かった点

マルコヤマモト

マ・ドンソクのおかっぱシェフ姿が注目されがちな『スタートアップ！』でしたが、意外に現実味のあるストーリー展開に驚き。

インパクト大なマ・ドンソクだけでなく、パク・ジョンミン演じるテギルとチョン・ヘイン演じるサンピルにもしっかりドラマ性があり、予想以上に見ごたえがある作品でした。

思春期に抱えがちな両親との問題や自立の問題。

そして誰もが経験する失敗など当事者の若者たちはもちろん、過去にテギルやサンピルのような経験がある少し大人の世代でもグッとくるように仕上がっていることが素晴らしかったです。

また、マ・ドンソクが演じるコソクはテギルのメンター的存在になるのかと思えば、実は自分もまだ人生に迷っている大人だったというキャラ設定も、人生に迷っている大人たちを肯定してくれるようで心強かったです

『スタートアップ！』は、タイトル通りに「はじまり」を描いた作品で、何度失敗しても何度始めてもいいんだよ、と背中を押してもらえる、前向きな気持ちになる作品です。

両親や家族、親友は大切に。

悪いことには手を出すな、危険を感じたらすぐに身を引け、逃げ出せ…。

マルコヤマモト

などのメッセージが込められており、ドタバタコメディかと思いきや、まるで人生の教科書のような映画でした。

人生にとって基本的なことだけど忘れがちなことが、『スタートアップ！』の中にはたくさん詰まっています。

また、借金に苦しむ人や自分の希望とは違った生き方を強いられる人など、さまざまな現実問題も盛り込まれていました。

マルコヤマモト

しかしながら10代のテギルとサンピルを演じたパク・ジョンミンとチョン・ヘインが2人とも30代ということに驚き…。本当に10代にしか見えなかったんだから…。

残念だった点

『スタートアップ！』は、青春コメディとしては申し分ない作品でしたが、マ・ドンソク映画という視点で見ると少々消化不良気味。

マルコヤマモト

暴れるマ・ドンソクを期待していた人は、肩透かしを喰らうことでしょう。

もちろんマ・ドンソクが演じていることと、おかっぱ頭にピンクのトレーナーというビジュアルは面白すぎて反則！

また、コソクの正体がヤクザの親分という設定については、もうマ・ドンソク映画では結構ありがちなのかなぁと思い、そこの点については真新しさは感じませんでした。

しかしながら、前半と後半で全く違った演技を見せるマ・ドンソクの演技と、張り手の説得力は相変わらず抜群！

マ・ドンソクをはじめとするキャスト陣が楽しそうにしている姿を見ると、こちらまでニコニコしてしまうほどだから、やっぱりマブリーのパワーはすごいなと思いました。

マルコヤマモト

ハリウッドでの活躍も期待されているマ・ドンソクの、これからの活躍が非常に楽しみです！

SNSでのみんなの感想・評判

キネカ大森で上映中のスタートアップ！を観て来たよ😚
ヘインくんを映画館で観られて最高だった☺️
マ・ドンソクさん人気なのかお客さん結構入ってた
パク・ジョンミンくんの演技もすごい良かったし
ヘインくん、この映画をある春の夜にを撮りながらやってたとは😳ぜんぜん役柄違くてほんますごい🥺 pic.twitter.com/H9XNITraH4

— 梅園東方派ポーチュラカ (@silky_bear02) February 1, 2021

🎬#スタートアップ! #시동
EXIT、ベテランの制作陣てことで期待値上げすぎたかな…
痛快青春もの…？だけどストーリーはめちゃビミョー😅
キャストのおかげで観れた。
マドンソクさんのTT見れるとは🤣🤣🤣それだけでも観てよかった💕 pic.twitter.com/S80Awfv63J

— KiKi (@KiKi22290566) January 24, 2021

スタートアップ観終わった。マイナスから緩やかに始動へ向かう物語。クソ弱不良息子と仲の悪い母親、たまたま住み込みで働くようになった店のクセ強すぎ同僚たちといった邦画に近い構成でとても見やすく、明るく（一部ダークで）ほのぼのした映画だった。そこにマドンソクのクソ重ビンタが鳴り響く。

— KROG (@Krog5) December 11, 2020

スタートアップ！、みた！
マドンソクがメインかと思ってたんだけど、ちょっと違った。
話も王道コメディーかと思ってたんだけど、ちょっと違った。
ちゃんと深みのある展開もエンタメとヒューマンドラマのバランスが最高だった♪ジャージャー麺食べたい！ pic.twitter.com/sZDsrlut7r

— 東京 (@kawa01121) November 14, 2020

マルコヤマモト

確かに！見終わった後は美味しそうなジャージャー麺が食べたくなります…。

美味しそうなご飯が出てくるのも、韓国映画のイイところですね！

マ・ドンソク人気にあやかったような宣伝ふれ込みでしたが、パク・ジョンミンとチョン・ヘインという今が旬の俳優たちの演技力とパワーにも注目が集まりました。

マルコヤマモト

シリアスすぎず、コメディすぎず、バランスの良いドラマで誰でも見やすい作品だという感想が多かったです。

映画『スタートアップ！』あらすじ・ネタバレ感想まとめ

✨HAPPY BIRTHDAY✨

本日3月1日は #マ・ドンソクの誕生日🎂

最新作は『#ノマドランド』のクロエ・ジャオが監督を務めたMCU作品『#TheEternals』💥待望のハリウッドデビューを飾ります‼️

主演作『#悪人伝』はDVD発売中＆デジタル配信中！

『#スタートアップ！』は4月2日(金)DVDリリース決定👊 pic.twitter.com/WzaIDedtfZ

— クロックワークス｜アジアエンタメ情報 (@klockworxasia) March 1, 2021