アニメ『SPY×FAMILY』第20話あらすじ/ネタバレ感想！お仕事調査で病院に潜入するアーニャ。調べるのは精神科医としてのロイドか、それとも…。

学校からの宿題で興味のある職業について調べてくるようにと言われたアーニャは、ロイドについて彼が働いている総合病院を調査します。アーニャが調べるのは精神科の先生としてのロイドなのか？それとも…。

ボンドマンで暗号を解読するシーンに強い興味を示したアーニャは、ヨルに手伝ってもらって暗号文を作成。ベッキーやダミアンなど、いろいろな人にこれを配り歩きます。

時間を指定し、橋の上で待つと記したアーニャからのメッセージを読み取ることができた人物はいるのでしょうか？

アニメ『SPY×FAMILY』第19話のあらすじと振り返り

©遠藤達哉／集英社・SPY×FAMILY製作委員会

アーニャのクラスメイトのジョージの家は、デズモンド社に経営権を奪われ、破産に追い込まれてしまいました。息子たちが大変なことになれば買収どころではなくなるだろうと考えたジョージは東雲を雇い、テストの改ざんを試みましたが失敗。今度はダミアンが喫煙をしていたと画策したり、わざと殴られたようにふるまおうとしましたが、アーニャがすべての誤解を解いてしまい、これも失敗に終わります。

デズモンド家のせいで倒産に追い込まれたジョージはもうイーデン校に通えません。だからこそ彼は、学校でやりたかったことをダミアンやベッキーの力を借りてかなえていきます。しかし、ジョージの家はデズモンド家に会社の経営権を譲ったものの、倒産どころかそこから救われた状態でした。いつも通りイーデン校に通うよう父から言われたジョージは涙ながらに登校。周囲から冷たい視線を浴びるのでした。

イーデン校では忘れ物をし続ければ生活態度が良くないとされ、トニトをもらう可能性があります。それを聞かされたその日、アーニャが体操着を忘れて学校に行ってしまったと気づいたヨルは、これを届けに向かいます。人に見つかれば結局忘れ物をしたとバレてしまうと思ったヨルは必至でアーニャを探し回りますが、おかげであちこちで謎のトラブルが発生。無事アーニャと合流を果たすも、体育がないから体操着はいらないと聞かされ、ヨルの行動は無駄足に終わりました。

アーニャの監視としてイーデン校に隠れていたロイドは、母として情けないと肩を落として帰るヨルに接近し、自分がスパイだと察していないかと確認します。無事を安堵したのち、このままではミッションに影響が出そうだと思ったロイドは、彼女を食事に誘うのでした。

【ネタバレあり】アニメ『SPY×FAMILY』第20話あらすじと感想

父の仕事の調査をするべく、アーニャはバーリント総合病院へ

©遠藤達哉／集英社・SPY×FAMILY製作委員会

学校からの宿題で「興味のある仕事」について調べ、レポートを書くよう言われたアーニャは、これを母・ヨルに伝えます。彼女の頭の中を読んでみると、ヨルはアーニャに殺し屋の仕事を教えようとしていることに気づき、ロイドの仕事を調べ始めます。バーリント総合病院へ足を運び、精神科医であるロイドの仕事を調べつつ、スパイとしての彼の胸の内を聞きます。仕事を選んだ理由を聞けば、心の風邪を引く人を助けたいからと口では言うものの、デズモンドが何らかの形で病院に来ていればうまく接触できるのではと考えたためだとわかると、アーニャはペンを走らせます。

©遠藤達哉／集英社・SPY×FAMILY製作委員会

職場の人たちと接触すると、お菓子をくれたりとチヤホヤされます。「父の職場はパラダイス」とメモった上で、周囲の人はロイドをどう評価しているのかをヒアリングします。好感度を持つロイドは研究に忙しく、臨床の現場に出てほしいという声が上がり、人気が大事だとわかります。しかしロイドとしては、スパイとして人脈を広げつつ、目立ち過ぎないようにするのが大事です。アーニャはこちらの方が大事だと思い、またもメモをし始めます。アーニャがおかしなタイミングでメモを走らせていることを気になるロイド。本音を言うと一番大変なのはスパイとしての仕事と兼業で研究をしていることなのです。

アーニャの箱庭実験とレポートの結果

©遠藤達哉／集英社・SPY×FAMILY製作委員会

仕事をしているところを見たいとアーニャは言いますが、研究も臨床も秘密保持のため見せることはできません。そこでロイドは普段使っている一室にアーニャに見せるのですが、「脳みそ改造マシンどこ？」と言い出し、精神科をなんだと思っているのかと思い始めます。質問をだいたい終えたうえ、飽きてきたアーニャは部屋の中を物色し始めると、本棚の裏にいざという時脱出するための隠し通路があるとロイドの胸中から知り、好奇心が爆上がりし始めます。ここでWISE工作員から呼び出しがあったため、ロイドはアーニャに箱庭実験のアイテムを置いて外へと出行くのですが、彼女にとって絶好のチャンスとなります。「他のものにはさわるなよ」と言われるも、アーニャは悪い顔をし始めます。

院内には複数名の協力者がおり、ロイドが接触したWISE工作員は事務職員。工作員の女性は任務を通達しつつ、精神科医としての彼のスケジュール管理を淡々とこなしながらも、アーニャのことを気にし始めます。

ロイドの言いつけを無視して隠し扉を開けたアーニャは探索をスタート。そこで真面目な会議を天井の排気口から覗き込めば、物音を立てたりパイプに足を挟めてしまってと大変な事態に！　何とかして動けるようになったものの、間もなくロイドが帰ってくると気づいて急いで戻ります。が、患者が幽霊が出たと騒いでいる時は無視するべきかどうかというお偉いさんたちの議論は、アーニャが引き起こした謎現象により、真摯に向き合うべきという結論に至り、彼らを震え上がらせるのでした。

部屋に戻って来たアーニャは箱庭を適当に完成させるため、人形を砂の上にぶちまけて、とりあえず完成した風を装ったのですが、あまりにもカオスな結果でロイドは不安を覚えます。心に大きなストレスを抱えているのだろうと分かったロイドはアーニャのレポートを手伝ってやると言い、彼女のメモを手に取ります。メモの中にはスパイの考えをメモしたため、見られてはいけないと焦るアーニャですが、そもそも字が汚すぎて読むことなどできませんでした。

数日後、学校で精神科医の仕事についてのレポートを発表するアーニャですが、患者さんの心の平和のために胃薬を飲んで頑張っていることに加え、ターゲットとの信頼関係を築くため、職場ではゴルフをしたり裏ルートを使ったり、お菓子を配っていると発表。さらにはヨルから聞いた「殴打療法」の話も組み込んだことにより、クラスメイトやヘンダーソン先生は青ざめます。後日、このレポートのことでロイドが学校に呼ばれますが、超弁論術で無事誤解だと分かってもらえるのでした。

難解な暗号を解読せよ

©遠藤達哉／集英社・SPY×FAMILY製作委員会

いつも見ているスパイアニメで暗号読解に興味を持ったアーニャは、テレビのままにこれを書き写し、自分も暗号を書き始めます。しかし、アーニャの文字が汚すぎて、暗号以前の問題だとロイドに言われてしまいました。そこでアーニャはヨルに手伝ってもらい、暗号文章を完成させるとあちこちに配り出します。

近所のおばさまの鞄に入れれば、文章は見てもらえるも暗号は解いてもらえません。ベッキーやダミアンに解いてみろと渡すも無視されてしまいます。そんな中、綺麗な文字で書かれたこの文章から石鹸の香りがしたことで、フランキーは女性が自分に愛の告白のために送って来たものだと考えました。翌日、スーツを決め、バラの花束を準備したフランキーは約束の時間に約束の場所へと向かったのですが、暗号を送ったアーニャは約束の時間を忘れ、ぐっすりと眠っていたのでした。

アニメ『SPY×FAMILY』まとめ

今回も2話構成で綺麗にまとめられていました。非常に見やすいです。しかも今回はアーニャがヨルの殺し屋コスチュームを着たり探偵コスチュームをしたりと、いつもと違う一面が見られたのは非常の楽しかったですね。

ヨルのお仕事について実際に見ることはありませんでしたが、笑顔でターゲットを串刺し暗殺しているところがなんとも恐ろしいです。しかもそれをポカーンとした顔で見ているアーニャの姿がちょっと滑稽でした。実際に見てたらそんな表情にはならないでしょう。きっとあれはヨルの心を読んでのアーニャの姿がそのまま映し出されたのだと思われます。そして「ロイドさんにはトマト祭りに行ったということにしましょう」とまで急いで理由をつけたがるヨルさん。そもそも昼間の公務員の仕事を説明する気はゼロですか（笑）しかしこれでヨルさんの仕事の流れが分かったのは大きいかもしれません。振り返ってみても、ロイドほど殺し屋として活動しているシーンがないので、一体どうやって？という疑問もあったでしょうし。

そして次週はタイトルにも入っている「夜帷」が登場します！ヨルさんとのバトルが非常に楽しみです。そしてこれを知ったアーニャの言動もドタバタしていく引き金になるはずなので期待が高まります！