いばら姫として任務を言い渡されたのは「護衛」でした。
クルーズ船が目的地に着くまでファミリーの生き残りである女性と子供を守るため、ヨルは行動を共にします。
同じくロイドとアーニャもくじ引きで当てた一等のクルーズ船へ乗り、旅を楽しんでいました。
ヨルは家族と過ごしたいと思い始めていて、暗殺の仕事について悩み始めます。
それではさっそく『SPY×FAMILY』第30話をネタバレありでレビューします。
目次
アニメ『SPY×FAMILY』第29話のあらすじと振り返り
頭が良くなると言われている「知恵の甘味」を巡り、ババ抜きの勝負が始まりました。
アーニャ・フォージャー(CV:種﨑敦美)は心の声を聞いて勝てたものの、ストレートに勝ってしまったことで疑われてしまいます。
勝負をし直し、ダミアン・デズモンド(CV:藤原夏海)との1対1の勝負にアーニャは勝利し、無事に「知恵の甘味」を食べることができました。
【ネタバレ】アニメ『SPY×FAMILY』第30話あらすじ・感想
護衛の任務
ヨル・フォージャー(CV:早見沙織)が役所の制服姿のまま案内されたのは、とある庭でした。
キレイに手入れをされている庭で、<ガーデン>店長(CV:諏訪部順一)が植えてある花や葉の手入れをしています。
話しをしていると、突然店長が持っている植木用のハサミをヨルに向け、ヨルはそれを余裕の表情で避け、「ビックリしました」と驚くと、店長は「家庭を持って鈍っていないか」と確認しただけでした。
保志メジェド
そして、ヨルに裏社会にいる「グレッチャーファミリー」の生き残り、オルカ・グレッチャーとその息子が逃亡できるように護衛するよう頼みます。
オルカと息子は組織を乗っ取った男、レオナルド・ハプーンに狙われていてプロの殺し屋を雇い血眼になって探していました。
ヨルはその任務を引き受け、家族になんて言い訳をして行こうかと困りましたが、役所の方で考えてあると言われ、ほっとします。
帰りの電車で弟のユーリ・ブライア(CV:小野賢章)と会い、ヨルが心配をしていろいろと聞いていると「もう子供じゃないんだから」と言われてしまい、弟はもうあの頃のように子供ではないことを改めて気づきました。
ユーリと別れたヨルは、「殺しを続ける意味はあるのか?」とぼんやり考えます。
豪華クルーズ船
ロイド・フォージャー(CV:江口拓也)とアーニャがデパート内を歩いていると、すぐ近くでくじ引きが行われていました。
一等は豪華クルーズ船と聞いて、乗ってみたくなったアーニャはくじ引きをするために列へ並びます。
しかし、店員から聞こえた「一等が当たらないように箱のふちに張り付けてある」という心の声と、後ろに並んでいた女性がグルでその人が一等を引く予定だということを知り、動揺しました。
ですが、一等の紙がどこにあるのかわかっているアーニャはすんなりと一等のくじを引き当て、店員と女性の計画を阻止します。
家に帰ると遅れてヨルも帰宅し、くじ引きで一等の豪華クルーズ船を当てたことを伝え一緒に行こうとアーニャは誘いましたが、ヨルの任務が同じ日にちで同じ船だったので、一緒に行けないと断りました。
護衛の任務だということを心の声で聞いたアーニャは、天使と悪魔のささやきに豪華クルーズ船を諦めるかどうか葛藤しましたが、ヨルのお手伝いができたらという好奇心からくる思いが勝ち、行きたいと叫びます。
保志メジェド
仕事だったロイドが「有給が取れるか聞いてみる」と言ってダメもとでシルヴィア・シャーウッド(CV:甲斐田裕子)に聞いてみると、断られることなく二つ返事で了承されて無事にアーニャは豪華クルーズ船へ乗ることができました。
船乗り場へ向かう途中の電車で、ヨルは「護衛の任務がなければ、一緒にいれたのに」と思う自分がいて、「殺しの仕事を辞めたら」ともしものことを考えていました。
グレッチャーファミリー
クルーズ船にはプールやサーカス、ゲームセンターがありアーニャは大はしゃぎしながら泊まる部屋へ向かい、スイートルームだと思っていた部屋は二段ベッドがある小さい部屋でした。
一方ヨルは一等船室の一室にいて、マシュー・マクマホン(CV:堀内賢雄)とその部下がファーシル・グレイ(CV:寺島惇太)に挨拶をし、事情を知らない部下は船内を案内するといって外へ出ていきます。
ヨルは事前に見ていた写真のオルカ・グレッチャー(CV:遠藤綾)の姿と違い、変装しているのだろうと考えました。
「少しだけでも外の空気を吸いたい」と言うオルカに、ヨルは渋々許可をすると、ドアを開けてキョロキョロと周りを見て警戒します。
逆に怪しいとオルカに突っ込まれ、ヨルは家族が来ていることを話しました。
アーニャとロイドはメインホールのような場所に来ていて、ロイドは癖でどんな人物が来ていて怪しい人物はいないかと目を鋭くさせます。
「楽しそうじゃない」とアーニャに言われ、ロイドは「休暇という名の任務」を遂行することを決めました。
保志メジェド
怪しい影
カモフラージュのために家族を演じていることを知ったオルカは、仕事中ばったり会わないように警戒するヨルに「カモフラージュ用の家族でしょ?」と言います。
ですが、ヨルは「カモフラージュ用の家族」という言葉に、違和感を感じました。
そんなヨルを見て、オルカは自分が持ってきていた洋服と帽子とサングラスを貸し、外へ出ます。
戸惑うヨルに「ママ友風に見えるでしょ?」と笑いかけ、近くにあったイスへ座りました。
風を感じ、青い空を見ながらオルカは「いろんなものを置いてきちゃった」と呟いたところで息子がくしゃみをし、部屋に戻ることにします。
保志メジェド
先を歩くオルカに「守れるよう頑張ります!」とヨルが声をかけると、オルカは息子の名前を教えました。
「私の父と同じ名前でグラム。本名ね」とオルカはグラム(CV:大井麻利衣)に頬をくっつけ、グラムは嬉しそうに笑います。
そのやり取りを、座っていたイスの裏に仕掛けられていた盗聴器で聞いている男がいました。
その男は、「シャティ」という名前で乗客リストから探し出し、泊まっている部屋を見つけます。
アニメ『SPY×FAMILY』第30話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
ヨルが「カモフラージュ用の家族」と思わなくなっているのがわかる回でした!
家族と一緒にお出かけしたいと思ったり、暗殺の仕事を続ける意味はあるのかと思ったり、心境の変化が現れていましたね。
次回はどう動いていくのでしょうか?
来週も見逃せません!