『スパイダーマン:スパイダーバース』あらすじ・ネタバレ感想!新感覚のアニメーション世界をぜひ体験せよ

出典:『スパイダーマン:スパイダーバース』公式ページ

2019年度のアカデミー賞で「長編アニメーション賞」を受賞した話題作『スパイダーマン:スパイダーバース』が、2019年3月8日ついに全国の劇場にて公開!

それに先駆けてIMAX 3Dで鑑賞してきた感想と映画のみどころをお届けします!

ポイント
  • アニメ?漫画?実写?革新的なアニメーションの世界に圧倒される。
  • 多次元宇宙から集結した個性豊かなスパイダーマンの活躍が見もの。
  • フレッシュな若者スパイダーマンの誕生に勇気と元気をもらえる。

それではさっそく『スパイダーマン:スパイダーバース』の作品情報・キャラクター紹介・あらすじ・ネタバレ感想を書いていきたいと思います。

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『スパイダーマン:スパイダーバース』作品情報

『スパイダーマン:スパイダーバース』

出典:映画.com

作品名 スパイダーマン:スパイダーバース
公開日 2019年3月8日
上映時間 117分
監督 ボブ・ペルシケッティ
ピーター・ラムジー
ロドニー・ロスマン
脚本 フィル・ロード
原作 スタン・リー
スティーヴ・ディッコ『スパイダーマン』
ブライアン・マイケル・ベンディス
サラ・ピシェリ「マイルス・モラレス」キャラクター創作
出演者(声優) シャメイク・ムーア
ヘイリー・スタインフェルド
マハーシャラ・アリ
ジェイク・ジョンソン
リーヴ・シュレイバー
ブライアン・タイリー・ヘンリー
ローレン・ヴェレス
リリー・トムリン
ニコラス・ケイジ
音楽 ダニエル・ペンバートン

『スパイダーマン:スパイダーバース』主要キャラクター紹介

たくさんのスパイダーマンが登場する『スパイダーマン:スパイダーバース』。

驚くことに今回はピーター・パーカーが主人公ではありません!

今回の主人公は、黒人系の高校生マイルス。

彼と多次元宇宙からやってきた個性的なスパイダーマンたちを、簡単に紹介します!

マイルス・モラレス / スパイダーマン(シャメイク・ムーア)

  • 普通の悩める高校生男子。壁に絵を描く「グラフィティ」が大好き。センスは相当良い。
  • 放射能を浴びたクモに噛まれたことが原因でスパイダーマンと同等の力を得る。
  • ピーター・パーカーの死をきっかけに彼との約束を果たす使命感が湧く。
  • 透明になれる能力、手から電気を発する能力を持っているが上手く操れない。

ピーター・パーカー / スパイダーマン(ジェイク・ジョンソン)

  • 別次元から来たスパイダーマン。
  • 見た目、中身ともにだらしなく、自分の世界ではMJとは離婚している。
  • マイルスの良き師匠役として活躍する。

グウェン・ステイシー / スパイダー・グウェン(ヘイリー・スタインフェルド)

  • 別次元から来たスパイダーウーマン。
  • 自分と同等の力を持つ彼に近付くために、マイルスの高校に忍び込んだ。
  • スピード、強さ、聴力も抜群に優れており、さらにバレエのような優雅な動きで戦う。
  • 自分の世界では、バンドでドラマーとして活動している。

スパイダーマン・ノワール(ニコラス・ケイジ)

  • モノクロの次元からやってきたスパイダーマン。
  • 活動時期は1933年を舞台にしており、ナチスを倒すことを楽しみにしている。
  • マイルスの次元にあるルービック・キューブをとても気に入った様子。

ペニー・パーカー(キミコ・グレン)

  • 未来のニューヨークに暮らしている日本アニメのような風貌の少女。
  • 放射能を浴びたクモに噛まれたのは彼女の父親で、命を落とした父のために父が作っていたロボットを引き継いで操縦している。
  • スーツの頭部には、放射能を浴びたクモが暮らしている。

ピーター・ポーカー / スパイダー・ハム(ジョン・ムレイニー)

  • 別次元から来たスパイダーマンの一人?でアメリカのアニメキャラクターのような風貌。
  • カートゥーン的な力を持ち合わせている。

ウィルソン・フィスク / キングピン(リーヴ・シュレイバー)

  • 今作のメインヴィランで、スゴイ体型の持ち主。
  • 太っているように見えるが、身体は見事に鍛えられておりとてつもない腕力を持っている。
  • 時空の扉を開く実験を始めたのには理由があったのだが…。

メイ・パーカー(リリー・トムリン)

  • ピーター・パーカーの叔母。
  • 弱々しいわけでもなく、セクシーなわけでもないけれどめちゃくちゃデキるメイおばさん。

アーロン・デイヴィス / プロウラー(マハーシャラ・アリ)

  • マイルスの叔父で彼の良き理解者。
  • 昔はマイルスの父親とともにジェファーソンとペイントをしていた。
  • 謎の仕事をしているというが、実はアーロンには秘密があり…。

【ネタバレ】『スパイダーマン:スパイダーバース』あらすじ・感想


悩める高校生マイルスに共感

今作の主人公マイルスは高校生です。

自分の意志とは関係なしに、親に決められた私立高校に通わされています。

父親は警察官で悪い人ではないのですが、マイルスに必要以上に期待を抱いている感じがしました。

マイルスもそれに応えることもできず、本当に自分がやりたいことは「グラフィティ」とも言い出すことができずにいます。

そんなマイルスが慕っているのは叔父のアーロンです。

父親には落ちぶれたと言われていますが、アーロンがマイルスにとっての一番の理解者でした。

マイルスがアーロンと地下でグラフィティをしている時に、マイルスが放射能を浴びたクモに噛まれます。

それからマイルスの身体に異変が現れ始めたのです…。

マイルスは同じ高校で、最近転校してきたグウェン・ステイシーと出会います。

しかし、彼の身体に起きた異変のせいでグウェンを困らせることに。

マイルスの手の強力な粘着能力のせいで、グウェンは髪を切ることに…。

突如変化した自分の体に戸惑うマイルスは、もう一度噛まれたクモを確かめにグラフィティをした地下へ訪れました。

クモを見つけたマイルスが異変を感じると地下の壁が壊れて、スパイダーマンと敵のグリーン・ゴブリンが戦っている場所に出くわしたのです…!

父親のジェファーソンは本当に悪い人ではないのですが、きっとマイルスには父親の存在がプレッシャーになっているのでしょう。

思春期の息子と父親の微妙な関係が描かれており、今作はスパイダーマンの力を得たマイルスが本当の自分を探す物語でもあります。

今作はマイルスと同じ高校生や若者に、ぜひとも見ててほしい作品です。

スパイダーマン死す!そして時空の扉が開く

グリーン・ゴブリンを倒したスパイダーマンの目的は、今作のヴィランであるキングピンが異次元との扉を開く実験を止めることでした。

天井の穴に小型のメモリースティックを差すことで異次元の扉を開く加速器が止まるのですが、加速器が誤作動を起こしスパイダーマンは重症を負ってしまいます。

スパイダーマンことピーター・パーカーは、キングピンにとどめを刺される寸前に、自分と同等の力を得たマイルスにメモリースティックを託したのです。

スパイダーマンの死は世界中に知れ渡り、沢山の人々が彼の死を悼みました。

マイルスは加速器を止める、破壊するために託されたメモリースティックを見つめながら、スパイダーマンの力を得た自分に、使命感が湧いてくるのを感じていました。

マイルスは、スパイダーマンになるための訓練を始めます。

しかし、高いビルから誤って転落した際に、メモリースティックを壊してしまったのです。

マイルスは亡くなったピーター・パーカーの墓を尋ねました。

すると一人の男に出会ったのです。彼は「ピーター・B・パーカー」。

ピーターはマイルスの世界のスパイダーマンとはかけ離れていて、だらしなく、体たらくな男性でした。

しかし、異次元の扉が開かれたことでピーターはこの世界にやってきたのでした。

自分と違う次元では生きられないため、ピーターはマイルスと協力して自分の次元に帰るための行動を始めたのです。

キングピンの研究所に忍び込んだ二人は、メモリースティックを修理するための情報を盗み出そうとしますが見つかってしまい、研究員たちの追跡に遭います。

それを救ったのがスパイダー・グウェンでした!

グウェンもまた別次元から来たスパイダーウーマンだったのです。

マイルス、ピーター、グウェンがメイおばさんの家を尋ねると、衝撃の事実が!

なんと、ピーター、グウェンの他にも別次元から来た先客がいることがわかったのです…!

個性豊かなスパイダーマンが登場!

スパイダーマン・ノワール、ペニー・パーカー、スパイダー・ハム。

彼らも別次元から来たスパイダーマンでした。

今作のメイおばさんは、実はめちゃくちゃイケていて、自宅の庭にスパイダーマン専用の基地を持っています。

いい感じのメイおばさんでした。

マイルスと別次元から来たスパイダーマンたちは、自分の次元に帰るために、加速器を停止させることに協力し合うことを決意します…!

メモリースティックはペニーが修理することに。

マイルスは自分の能力が上手く操れないことが原因で、他のヒーローたちからの重圧を感じていました。

誰に相談してよいかわらなくなったマイルスは、叔父のアーロンの部屋へ向かいました。

しかし、ふたたび衝撃の事実が…。

叔父のアーロンは、キングピンの手下のプロウラーだったのです…!

果たしてマイルスは衝撃の事実と向き合い、他のスパイダーマンたちの元へ行くことができるのでしょうか?

マイルスよ!スパイダーマンとして立ち上がれ!

そして、ピーターBをはじめとする別次元のスパイダーマンたちは、無事に自分の世界に帰ることができるのでしょうか…。

物語の結末は、ぜひ劇場でお確かめください!

新感覚のアニメーション世界に大満足!

『スパイダーマン:スパイダーバース』は今まで見たことがないアニメーション作品でした。

アニメ、CG、コミックの要素がふんだんに盛り込まれていて、演出の仕方が斬新です。

私もそうですが、普段あまりアニメーション映画を観ない人でも、おもしろい作りと充実の内容で満足できること間違いありません!

まるで漫画のページをめくっているようなジェットコースターストーリーです。

ディズニーともIlluminationとも違う感覚のまさに「新感覚」のアニメーションを楽しむことができました。

登場するスパイダーマンたちも、モノクロ、アニメ、動物キャラクターなど、それぞれ異なる描写で作りが非常に細かくできており、素晴らしいと思いました。

また、『スパイダーマン』シリーズにはおなじみである「大切な人を失う」という展開も描かれています。

今回は、叔父のアーロンがその対象でした。

強敵の登場で、さらに父や母にも危険が及ぶ恐怖感に襲われたマイルスが立ち上がる過程も見ものです。

そして最後には、マイルスから大切なことを教えてもらったような気がします。

劇場鑑賞の際は IMAX 3Dがオススメ!

全国公開に先駆けて、3月3日まで行われた先行上映はIMAX 3D対象の劇場で行われました。

IMAXは、壁一面の大きさはあるであろう普段よりも大きなスクリーンで迫力ある映画を楽しむことができます。

さらに音響も抜群!

『スパイダーマン:スパイダーバース』は劇中の音楽も最高です!

さらに3Dだと、アニメーションの世界に入り込んだ不思議な感覚が味わえますよ!

マイルスと一緒にビルから飛び降りているようでした!

3Dメガネを購入する場合、通常料金+800円と少しお値段はするかもしれませんが、追加料金を出してでも観る価値はある作品だと思いました。

ちょっと節約したい方は、レディースデーやファーストデーなどてチャレンジしてみてください。

『スパイダーマン:スパイダーバース』の世界観がより楽しめる鑑賞方法だと思いました。

ぜひ!2019年3月8日公開の『スパイダーマン:スパイダーバース』を劇場でご覧ください!

『スパイダーマン:スパイダーバース』まとめ

以上、『スパイダーマン:スパイダーバース』の先行上映を鑑賞した感想を述べさせていただきました。

要点まとめ
  • アカデミー賞受賞で2019年の話題になること作間違いなし!新感覚のアニメーション世界を劇場で体感する価値のある作品。
  • 観終わった後は誰もがスパイダーマン。マイルスに勇気をもらい元気になれる映画。
  • マイルスのように、悩める若者に是非見てほしい作品。

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