「マーベル・シネマティック・ユニバース」フェーズ3のラストを飾る作品『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は、なんと日本が世界最速上映国という異例の事態になりました!
『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界が描かれることでも話題を呼び、さらにはコミックではヴィランである「ミステリオ」が味方として登場したり、急接近するピーターとMJの恋など、目が離せない場面がたくさん!
そして、さらなるお楽しみはやはりエンドロール後の映像にありました!
- 高校生のピーターが抱える、自分が「ヒーロー」であることに対する葛藤。
- 美しいヨーロッパの景色と様々なところで発展する恋物語に胸キュン♡
- ラストまで席を立つな!衝撃の展開が待ち受けている!MCUは終わらない。
それでは、前半はネタバレに触れないような感想、後半はネタバレを含みつつレビューしていきます。
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目次
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』作品情報
作品名 | スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム |
公開日 | 2019年6月28日 |
上映時間 | 129分 |
監督 | ジョン・ワッツ |
脚本 | クリス・マッケナ エリック・ソマーズ |
出演者 | トム・ホランド サミュエル・L・ジャクソン ゼンデイヤ コビー・スマルダーズ ジョン・ファヴロー J・B・スムーヴ ジェイコブ・バタロン マーティン・スター マリサ・トメイ ジェイク・ギレンホール |
音楽 | マイケル・ジアッキノ |
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』主要キャスト
トム・ホランド / 役:ピーター・パーカー(スパイダーマン)
- 特殊な蜘蛛に噛まれ超人的な身体能力を得た高校生。
- ニューヨークのクイーンズを守るご当地ヒーロースパイダーマンとして活躍!
- アイアンマン亡き後、その後継人として期待を寄せられることにプレッシャーを感じている。
- 学校が企画した夏休みの研修旅行でヨーロッパへ行くが、そこで事件に巻き込まれていく。
マリサ・トメイ / 役:メイおばさん
- 若くてセクシーなピーターの叔母
- 前作の最後でスパイダーマンの正体がピーターだと知ってしまうが、その愛情は変わらない。
ジョン・ファヴロー / 役:ハッピー・ホーガン
- 亡きトニー・スタークの友人であり元運転手。今作ではピーターのサポート役。
- いつの間にかメイおばさんといい雰囲気になっていて!?
ゼンデイヤ / 役:MJ
- ピーターが密かに想いを寄せている、クールだが少し変わり者の女の子。
- 前作で学力コンテストに参加し、自分の周りの人間に少しずつ心を開いていく。
- MJもピーターに興味がありいつも観察している。スパイダーマンの正体に気づいている!?
ジェイコブ・バタロン / 役:ネッド
- ピーターの親友のぽっちゃりさんで、唯一スパイダーマンの正体を知っている人物。
- 前作ではピーターのサポート役として活躍して自信をつけた様子。
- 研修旅行中になんと可愛い彼女「ベティ」をゲット!?
サミュエル・L・ジャクソン / 役:ニック・フューリー
- S.H.I.E.L.D.の元長官。黒のロングコートにアイパッチ姿がトレードマークの男。
- ピーターのヒーローとしての資質を見出し、今回の任務のチームに加えようとする。
- そのためには研修旅行の日程を裏で動かすなど手段を選ばない。
ジェイク・ギレンホール / 役:クエンティン・ベック(ミステリオ)
- 別次元「アース833」からやってきた謎のヒーロー。
- 今回の敵エレメンタルズに自分の星を滅ぼされ、その時に生き残った唯一の人物。
- ピーターと協力してエレメンタルズを退治しに励み、時にピーターの相談役となるが…!?
【ネタバレ】『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』あらすじ・感想
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』MCUフェーズ3最後にふさわしい作品
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は一言で言うと非常によくできており、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)フェーズ3の最後にふさわしい作品でした。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』で命を落としたアイアンマンことトニー・スターク。
今回はトニー・スタークが亡くなった後の世界が描かれているのですが、アベンジャーズがいない世界で人々が新たな「ヒーロー」を求める気持ちもわかります。
自分がアイアンマンの後継者と期待され、プレッシャーを感じてしまうピーター。
マルコヤマモト
そして今作では、そんなピーターの恋愛模様も描かれたと思ったら、あちこちでハッピーなカップルが誕生しているので幸せな気分に♡
しかし、ピーターの恋敵ブラッドが現れて大変です!
あとは、なんと言っても敵か味方かミステリオ!
マルコヤマモト
観客たちはジェイク・ギレンホールの演技にまんまと騙されるのです。
そして家に帰ったら『アイアンマン』を改めて観たくなるような作りになっています。
マルコヤマモト
ギャグパートが前作『スパイダーマン:ホームカミング』よりも秀逸!
ホイットニー・ヒューストンの名曲「オールウェイズ・ラブ・ユー」から始まった今作は、いきなりアベンジャーズの追悼映像から始まります。
キャプテンが死んではいないのに追悼されてたり、妙に画質が荒いヴィジョンの画像が登場など、笑ってはいけないのに笑ってしまったり…。
マルコヤマモト
前作『スパイダーマン:ホームカミング』に引き続き登場するハリトン先生と今回から登場するデル先生。
マルコヤマモト
ピーターの宿敵である金持ちのフラッシュも前作に引き続き登場!
前作はお金持ちを鼻にかけた嫌なヤツでしたが、今作はSNSの中で生きているお馬鹿なキャラクターに変貌を遂げていました。
ここから先はネタバレありで、主にみなさんが気になっているであろう点について解説していきたいと思います!
ミステリオは敵?or味方?
別次元からやってきたイケオジヒーロー「ミステリオ」ことクエンティン・ベック。
コミックではヴィランとして描かれていますが、今作では味方として登場するため困惑した人もいたのではないでしょうか?
マルコヤマモト
やはり、ミステリオは悪役でした!
しかも、トニー・スタークが大嫌いな男としての登場だったのです…。
今作では『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でトニーが開発を援助した「BARF」が登場。
さらにそれを開発したのはベックだったという事実が描かれています。
「BARF」は人間の海馬とつながり、その人の思い出を超リアルな立体映像として再現するシステムです。
トニーは「BARF」をセラピーに使っていましたが、ベックはトニーが用途を変えてシステムを利用したこと、また「BARF」=「ゲロ」という意味の略称を付けたことから怨みを抱えていたのです。
さらには『アイアンマン』まで遡ってトニーに恨みを持つ仲間を集め、「BARF」のイリュージョンと、トニーがピーターに残したドローン防衛システム「イーディス」を使って世界を混乱に陥れようとしていました。
異次元から来た怪物「エレメンタルズ」も「ミステリオ」も全部ベックが作り出した幻影。
自分の不注意でトニーの遺品であるイーディスを奪われたピーターは、イーディスを取り戻すために奮闘します。
マルコヤマモト
メガネ型のイーディスを装着したミステリオがトニーにそっくりなところも、ピーターの心を動かすにはじゅうぶんな演出でした。
敵は今回もスターク大嫌い人間だったわけで、物語的には『アイアンマン4』を観ている気分にもなりました。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のMVPはハッピー
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』や『スパイダーマン:ホームカミング』ではピーターのことを子供だとウザがっていたハッピーですが、徐々に彼の行動を見直し、スターク亡き後は彼のサポート役を引き受けます。
ミスばかりしてしっちゃかめっちゃかなピーターをジェットで拾い上げるところや、スーツを作っているピーターにトニーの姿を重ね合わせて「AC/DC」の曲をかけるシーンでは涙が止まりませんでした。
マルコヤマモト
また、メイおばさんといい感じになっているのも応援したくなりましたね(笑)
メイおばさんは「ひと夏の情事」と言っていましたが、ハッピーは純粋な気持ちでお付き合いしていたと思っているので、なんとか成就するように祈っています!
ピーターとMJの恋の行方は?
今作で急にMJのことが好きになっていたピーターにはびっくりしましたが(笑)
MJも前作以降、人との関わりが増えてコミュニケーションが取れる明るい女の子に変身していました。
MJとピーターの恋を邪魔しようとするのが、バスケットボールの人気選手ブラッド。
マルコヤマモト
カンがいいMJはピーターがスパイダーマンだと気づき、ピーターは自分がスパイダーマンだと打ち明けるという展開もまどろっこしくなくてGOOD。
マルコヤマモト
『スパイダーマン』シリーズで、ピーターとMJのキスシーンは数あれど「今作ほどに可愛らしいキスシーンあった…!?」と、悶え死にそうになりました。
他人とのコミュニケーションを取るのがあまり上手でなかった2人だからこその可愛らしいキス…。
マルコヤマモト
とにかく、トム・ホランドのスパイダーマンを観ていると若干自分が年を取った感覚に陥ります。
ピーターとMJの他にもネッドとベティという迷カップルが登場(笑)
しかし、この2人は旅行中だけのお付き合いで、別れ方も意外と大人でドライでしたね…。
ヨーロッパ旅行がしたくなる!
今作では、ピーターたちが学校の研修旅行でヨーロッパの各都市を巡ります。
マルコヤマモト
水没が問題視されているベネツィアですが、沈んでしまう前にその姿を拝んでおきたいものです。
プラハはご飯が美味しかった印象があります!
MJとピーターが歩いた橋は、オールドタウン・ブリッジ・タワー。
プラハの旧市街はとにかく美しいです。
オペラの劇場はプラハにあり、遊園地のセットが組まれた場所はリベレツという場所にあります。
他にもベルリン、ロンドンなどの都市が登場。
世界に飛び出したピーターと一緒にヨーロッパの美しい景色も堪能できる、2度オイシイ作品です!
ちなみにフラッシュが「ロンドン・ブリッジ」と「タワー・ブリッジ」を間違えるのですが、これはロンドン観光客あるあるです。
次回作とフェーズ4へ向けての展開は?
ミステリオの虚構を見破り、無事イーディスを取り戻しすべてを終わらせたピーター。
MJとのスウィングデートを楽しんだのも束の間、死んだはずのミステリオが残した映像で、スパイダーマンの正体を全世界にバラされてしまいます。
アイアンマン亡き後、ニューヒーローとして登場したミステリオが、スパイダーマンによって殺されたという作り上げられた情報も流れてしまいました。
ピーターが驚き、頭を抱えたところで物語は終わります。
マルコヤマモト
3作目に関して色々な噂が飛び交っていますが、2022年までのマーベル作品ラインナップに『スパイダーマン』は入っていないようです。
マルコヤマモト
間が空きすぎて、人々に罵声を浴びせられてメンタルがぼろぼろになったピーターは見たくないです…。
噂されているヴェノムやデッド・プールの参戦はあるのでしょうか?
また、エンドロール後の映像では、実はニック・フューリーがタロスで、本物のニック・フューリーは『キャプテン・マーベル』で登場したスクラルたちと一緒に宇宙にいる様子が描かれていました。
これは一体どういうことなのでしょうか?
マルコヤマモト
MCUとしての次回作はブラック・ウィドウの単独作品が決定していますが『アベンジャーズ/エンドゲーム』で命を落とした彼女のどのようなストーリーが描かれるのでしょうか?
またMCUとの絡み方も気になり、非常に楽しみです!
期待作品が続々と決定しているMCUに今後もついていきます!
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』まとめ
\🌐世界に飛び出せ!/
#スパイダーマン
🇮🇹🇩🇪🇬🇧本作の魅力を、トム・ホランド、サミュエル・L・ジャクソン、ケヴィン・ファイギ社長、ジョン・ワッツ監督が語る💨
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』
🕸大ヒット上映中❗️#ファーフロ pic.twitter.com/SCF3N9Hd2R— 映画『スパイダーマン』公式 (@SpidermanfilmJP) 2019年7月6日
以上、ここまで『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』について紹介させていただきました。
- MCUフェーズ3有終の美を飾った名作。
- 青春映画としても、ヒーロー映画としても楽しんで観ることができる作品。
- まだまだ成長過程のピーターをこれからも見守っていきたい!次回作も楽しみ!
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