海外ドラマ『ソウルメイト』あらすじ・ネタバレ感想!検査で運命の相手が分かる近未来を描くアンソロジー・シリーズ

今までの自分の人生が一変するような人と出会うべくして出会い、一生を共にするパートナーになる。

そんな世界にたったひとりだけの運命の相手が検査をするだけで分かってしまうとしたら?

『ソウルメイト』は、そんな“運命の相手”が検査で分かるようになった世界で暮らす6人の主人公たちにスポットを当てて描いた物語。

ソウルメイトありきの世界を、1話完結で全く異なる6つの視点から描くアンソロジー・シリーズです。

ポイント
  • 運命の相手“ソウルメイト”が検査をすれば分かる時代
  • ソウルメイトの世界は恋煩いなし!別れも離婚もない世界でみんなハッピー?
  • 6つの異なるストーリーで、ソウルメイトの本質が見えてくる

それでは日本初上陸の海外ドラマ『ソウルメイト』を途中までネタバレなし、ラストネタバレありでレビューしていきたいと思います!

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【ネタバレ】海外ドラマ『ソウルメイト』各話あらすじ・感想

第1話「分岐点」あらすじ

第1話「分岐点」は、ある女性がソウルメイトの検査を受けているシーンから。

そして遡ること1ヶ月前、検査を受けていた女性はニッキー。

夫のフランクリンとは大学卒業してすぐに結婚して18年連れ添い、2人の可愛い子供たちもいます。

ある日、ニッキーは友達のジェニファーから「ソウルメイトの検査に付き添って欲しい」と頼まれます。

YUKI

第1話ではソウルメイトの検査は始まったばかりの設定で、検査を少し疑いの眼で見ながらも世間は興味深々。傍らではソウルメイトカップルが続々と誕生し結婚ラッシュです。毎週末結婚式なので御祝儀が大変そう。

相談を受けるまでは、検査はシングルの人が受けるものだと思い込んでいたニッキー。

「結婚して子供もいるのに検査なんて」とジェニファーに反対気味。

しかし、ジェニファーは不仲な夫との生活を終わらせて、ソウルメイトとやり直して幸せになりたい考えているようです。

ジェニファーに押し切られたニッキーは、しぶしぶ検査に付いて行くことに。

YUKI

第1話のテーマとなるのは、パートナーがいる人たちも気になるソウルメイトの存在という感じです。世界のどこかにいるたったひとりのソウルメイト以外とは幸せになれないのでしょうか?

検査結果で、ジェニファーのソウルメイトはアルゼンチンに住んでいることが分かります。

まだ会ってもいないソウルメイトにすでに胸をときめかせているジェニファーを、ニッキーは理解不能と呆れながらも少し羨ましく思ってしまったり…。

さらに色々問題ありで恋人と長続きしなかった兄ピーターでさえ、ソウルメイトと結婚し、その後少しずつ、確かに良い方に変わって行くのを感じるニッキー。

いつしかニッキーは自分のフランクリンとの結婚生活に疑問を抱き始め、些細なすれ違いでさえも「自分たちがソウルメイトでないことが原因なのではないか」と考えるようになってしまうのです。

ニッキーはフランクリンに、検査をしようと思ったことを伝えます。

しかし、検査を受ける瞬間、フランクリンとのこれまでの人生や子供たちのことを考え思い止まっていました。

「検査は受けなかった」と自分の決断を伝えます。

しかし、フランクリンは検査を既に受けていました。

最近様子がおかしくなって関係がギクシャクし始めたニッキーに捨てられるのではないかと考えたフランクリン。

そして、ニッキーとフランクリンはソウルメイトではありませんでした…。

数年後、ニッキーとフランクリンは別れてお互いのソウルメイトと暮らし始めていました。

運命の相手、ソウルメイトとの幸せな暮らし。

しかし、ニッキーとフランクリンのお互いを見る目には、幸せなはずなのにどこか寂しそうで…。

第1話「分岐点」感想

YUKI

運命の相手は世界でたった一人かもしれません。ですが、ラストシーンのニッキーと新しい夫との車のシーンでは別の考えが強く印象に残りました。

「約束の時間に遅れる」と助手席で焦りはじめるニッキーに、夫は「遅れないさ」と特に急ぐ様子もなく呑気に答えています。

まだニッキーとフランクリンが結婚している時に、ほぼ全く同じシーンがありました。

ピーターの結婚式に遅れると助手席で焦るニッキーに「大丈夫だって~」とハンドルを握るこれまた余裕のフランクリン。

YUKI

きっといつも時間ギリギリになってしまうニッキーは、毎回車に乗ると予定に間に合わないんじゃないか、と焦り始める人なんですね。

そんなニッキーに「大丈夫だ、慌てるな」と呑気に答えて全然急がないフランクリンと新しい夫、二人の性格はきっととても似ているのです。

残念ながら、世界でたったひとりの運命の相手ではなかったニッキーとフランクリン。

自分史上最高の幸せを得たはずの二人ですが、もともとそこにあった幸せの記憶は色あせることはなく。

YUKI

何とも言えない侘しさが残るストーリーでした。

第2話「恋人たち」あらすじ

大学教授のデイヴィッドに、ある日突然「あなたのソウルメイトだ」と言うアリソンが現れます。

独身時代に検査を受けたものの、妻のサラに出会い結婚したデイヴィッドは、それを機に自分の検査記録を非公開にしていました。

しかし、どうしてもデイヴィッドに会いたかったアリソンは「情報をハッキングして手に入れた」と言います。

妻のサラを裏切らないと心に誓うデイヴィッドでしたが、アリソンとハグをした時に何かを感じ、そのまま二人は自然にキスをしてしまいます。

それからというもの、デイヴィッドはアリソンのことが頭から離れず、再び会った二人は体の関係になってしまいます。

翌日、デイヴィッドがホテルで目覚めるとアリソンは消え、その日を境にデイヴィッドの周りでは不審な出来事が起こり始め…。

大学の授業中、スクリーンに映し出された裸の男の下半身の写真が自分であることに気付きギョッとしたデイヴィッド。

その直後、アリソンに「会いたい」と言われ、二人は再びホテルで待ち合わせをします。

しかし、アリソンはホテルに現れず、代わりに現れたのは生徒のハンナ。

触ろうと近づくハンナに驚き拒絶すると、「これまで先生に写真を送った。先生も私に写真を送ってきたでしょ」と泣き出したハンナは、ホテルを飛び出してしまいます。

YUKI

どうやらデイヴィッドになりすました誰かとハンナは、お互いを誘惑するような写真を送り合っていたよう。

狐につままれたような気分で帰宅すると、サラと道端で出会い、意気投合したと言ってアリソンが家に上がり込んでいたのです。

後日、ソウルコネックスに問合せをすると、デイヴィッドのソウルメイトはまだ現れていないことが判明。

アリソンはデイヴィッドのソウルメイトではなかったのです。

さらに大学にはデイヴィッドが15年前学生に暴行したという怪文書が届き、デイヴィッドの立場は追い込まれていきます。

実は、これはアリソンが全て仕組んだデイヴィッドへの復讐。

15年前、教師と学生という立場でありながら恋に堕ちたデイヴィッドとクロエ。

大学教授としての立場が危うくなることを恐れたデイヴィッドが彼女の元を去った後、クロエは精神を病み自殺してしまっていました。

そしてアリソンはクロエの妹、本名はジョディー。

クロエの復讐のため、デイヴィッドの幸せを壊そうと近づいた人物だったのでした。

全てが明るみになったデイヴィッドの元をサラは去り、ジョディーは復讐を果たします。

第2話「恋人たち」感想

ソウルメイトでも何でもなかったデイヴィッドとアリソン(ジョディー)。

では、初めて会った時、カフェでハグした時に感じた衝動はなんだったんでしょう?

全ては、「私とあなたはソウルメイト」の言葉ひとつでアリソンを「運命の相手」だと思い込んでしまっただけ、だったということ。

YUKI

第2話はソウルメイトという言葉に翻弄された男が登場するだけで、蓋を開けてみればソウルメイトの話じゃないんですね~。

最後には過去のことから何から丸裸にされ、エリート階級の奥様にも捨てられてしまいました。

YUKI

まだデイヴィッドのソウルメイトは検査を受けていない人なので、相手が検査を受けるのを待っていれば、そんなダメ男デイヴィッドにも幸せは訪れるのかも。プロフィール非公開にしている場合じゃないぞ。公開公開!

第3話「ちょっとした冒険」あらすじ

かなり変わったリビーとアダム夫婦が主人公の第3話。

二人はマッチングアプリでなら浮気OKというルールで、お互いに愛し合いながらも自由にセックスライフを満喫する夫婦でした。

YUKI

どちらかというと奔放なリビーにアダムが合わせている感じです。

しかしある日、リビーにソウルメイトのミランダが現れたことで二人の関係は変化を見せ始めます。

マッチングアプリでの浮気はOKなのに、「ミランダとは寝るな」と言うアダムの嫉妬心に苛立ち、疑問を持つリビー。

ミランダから「彼氏ができた」と報告されたリビーは、自分の気持ちに蓋をすることができなくなり、アダムとの約束を破ってミランダとセックスをしてしまいます

二人が一緒にベッドにいるところを見たアダムは、腹を立てリビーの元を去ってしまいます。

リビーとミランダは二人で暮らし始めますが、ミランダは過去のトラウマからリビーの全てを受け入れることができません。

リビーの方も、いつも一緒になってふざけてくれるアダムを懐かしく思ってしまい、その心の隙間はミランダだけでは埋まりませんでした。

その他にも、子供が苦手なリビーと子供が大好きなミランダ、リビーのいびきで眠れないミランダなど二人の相性は本当に良いの?と疑問が残ります。

それでも離れられないふたりの決断は…なんとアダムとの3人暮らし!

最後にはアダムのソウルメイトまで現れるという4人共同生活をスタートさせるのです。

第3話「ちょっとした冒険」感想

第1話でも同じようなことを思いましたが、運命の人はたったひとりではないということですよね。

運命の相手=幸せでもないのかな…と。

YUKI

どうしてもお互いの嫌なところを見てしまうのに、それでも惹かれ合って離れることはできないことは実際にありますよね。

普通では考えられない突飛な決断をするリビーとミランダを受け入れるアダムにもその素質があり、さらにアダムのソウルメイトも素質あり。

リビーとアダムの愛はソウルメイト出現の脅威にも打ち勝ち、2組のソウルメイトカップルを結び付けることになりました。

YUKI

愛の形はカップルの数だけあっていい。私だったら絶対ナシな関係だけど(笑)

第4話「旅の途中」あらすじ

ソウルメイトに会いにコロンビアに行く旅の途中のマテオは、メキシコのバーでジョナと出会います。

ジョナにダンスに誘われ、意気投合した二人はそのままベッドイン。

翌日、空港に向かったマテオは財布とパスポートをジョナに盗まれたことに気付き、バーへ引き返します。

またも観光客を狙って声をかけているジョナを見つけ問いただすと、パスポートはすでに売られた後でした。

しかし、ジョナがパスポートを売った占いの館のカリーシーの元にはすでにパスポートはありませんでした。

さらに店の大事な水晶玉を割って警察を呼ばれ、逃げ出した二人はお尋ね者になってしまうことに!

パスポートを買い戻す費用3,000ドルを工面するため、地下の“ゴキブリレース”で荒稼ぎを目論みますが…。

始めはゴキブリレースで順調に勝ち進んでいたものの、二人のゴキブリは他のゴキブリに喰われてしまいレースに大敗

全財産をスッてしまった上、警察が会場に姿を見せ、慌てて逃げ出すことに。

その後、盗品が集まる「アメリカ大使館のヤバい版」と呼ばれる場所でパスポートを見つけますが、そこにまで警官が追ってきます。

YUKI

実は、警官は汚職警官でお金を貸しているジョナを追っていたという。

拘束された二人は殺されそうになりますが、命からがら脱走!

花火が漏れたガソリンに引火し、会場は大爆発を起こします。

パスポートが戻ったマテオは旅に戻るため、二人はお別れ…。

しかし、マテオはソウルメイトに会わず、ジョナの元に舞い戻ってきます。

マテオの「自分探しの旅」と、ジョナの「まともになるための旅」

ふたりは一緒に旅を続けることにしたようです。

第4話「旅の途中」感想

第4話「旅の途中」は、鬱々としたストーリーが多い『ソウルメイト』の全6話の中でもっともコメディ色が強く、お気に入りです。

ソウルメイトに会いに行く旅の途中で不運に巻き込まれる主人公マテオを、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の最恐ピエロでお馴染みのビル・スカルスガルドが演じました。

ソウルメイトに強く惹き付けられる想いはすでにパートナーがいたとしても抗うことができないと描かれており、これまでのストーリーとは真逆の結末でしたね。

YUKI

ラストの締め方は急にサスペンスチックになってド派手な爆発なんかもありましたが…スカッと笑えてマテオのドジさが可愛くてたまらないエピソードでした。ゴキブリレースは最悪でしたけど。

第5話「乗り越える勇気」あらすじ

YUKI

第5話「乗り越える勇気」で描かれるのは、“検査をした時すでに自分のソウルメイトが死んでしまっていたら?”というケースです。

25歳のカートは、田舎で両親と暮らし農業を営む純朴な青年。

思い切って検査を受けたカートのソウルメイトのヘザーは、すでに交通事故で死んでしまっていました

一時は自殺を考えたほど落ち込んだカートは、昼はソウルメイトを失った人たちの集う集団セラピーに通い喪失感と孤独を共有、夜はヘザーの動画を見て泣きながら眠りにつく…そんな日々を過ごしていました。

カートはこの苦しみを抱えたまま、ずっと生きていかなければいけません。

そんな中、同じセラピーに通うマーサと出会ったカート。

バーへ行き、意気投合した二人はセックスをしますが、マーサはカートが25歳でこれまで童貞だったことを知ると態度を急変させ、帰ってしまいます。

帰りの車の中、自分への情けなさとヘザー以外の誰かと結ばれても満たされない心に涙するカートに、あるメッセージが届きます。

“ソウルメイトを亡くしましたか?”
“Yes”

“彼女に会いたいですか?”
“Yes”

“では明日この場所へ”

翌日、誘導されるまま目的地へ向かうカートでしたが…。

向かった先にあったのは、ソウルメイトを亡くした人たちが一堂に会する集会。

カートの通っていたセラピーが、ソウルメイトを失った痛みを抱えながら生きていくことを目的としているのに対し、こちらは真の愛が待っているなら自殺は罪にならないという、ソウルメイトを失った人たちの集団自殺サークルだったのです。

集会のリーダーの男の口車に乗せられたカートは、そのまま入団してしまいます。

数日間の間に死ぬ前の準備として自分たちの墓穴を掘り、洗礼式を行い、「真に自由になりたければ手放せ」と口座の中身を全て奪われる信者たち。

ここでマーサと再会したカート。

マーサもまた、ソウルメイトを失った苦しみから生きることに絶望していたのでした。

数日間を一緒に過ごすうちに、心を通わせ始める二人。

二人で二度目の夜を過ごした後、カートは「生きてみないか」とマーサに持ち掛けます。

一旦は断ったマーサですが、いよいよ集団自殺のその時、マーサもカートと共に生きることを選びます。

ですが、すでに毒を飲んでいた二人は地面に倒れ込んでしまい、カートはヘザーの夢を見るのでした…が、夢の中のヘザーはなんとカートに強烈なビンタをお見舞い!

ビンタで目を覚まし、再び起き上がったカートは、満身創痍の中でマーサを連れて脱出します。

第5話「乗り越える勇気」感想

生涯でただひとりの運命の相手、ソウルメイトに一生会えないと言われてしまったら、この先の人生に希望を見出すのは難しいかもしれません。

YUKI

もう会えないヘザーという存在自体が、カートの生きる気力を蝕んでいました。しかし、カートに死が訪れるその時、最後の生きる活力をカートに与えたのも同じヘザーの存在だったんです。

出会ったことのないカートとヘザーですが、本当に愛し合う二人なのであれば、きっと自分が死んだ後も幸せに生きて欲しいと思うはず。

ヘザーのビンタは、カートへの「生きろ」のメッセージ。

YUKI

ヘザーの性格も垣間見えてジーンとしてしまいました。

それにしても、とんでもないカルト教団でした。

第6話(最終回)「ケイトリンのバラッド」あらすじ

『ソウルメイト』最終話の主人公・ケイトリンは、うだつの上がらない彼氏のダグと同棲しているごく普通の女性。

ケイトリンもダグも検査は受けているものの、まだお互いのソウルメイトは現れず、二人はソウルメイトが現れるまで一緒にいる約束をしています。

そんなある日、ケイトリンのソウルメイトであるネイサンが見つかります。

ダグとは全然違う、医者で知的で上品で会話も洗練されているネイサンにすっかり夢中になるケイトリン。

ネイサンに背中を押れたケイトリンは、家に居座り続けるダグを追い払うことに成功。

YUKI

ネイサンは内気で自分の意思を人に伝えるのが苦手なケイトリンに一歩踏み出す勇気を与えてくれる人だったんです。

二人は交際をスタートさせます。

ある日の夜中、ケイトリンはネイサンに家に来て欲しいと呼び出され向かうと、ネイサンは見知らぬ女性とキスをしていて…。

その光景にショックを受け、やっぱり何も言えないケイトリンはその場から立ち去ろうとしますが…。

ネイサンは、ケイトリンが外から見ていることを確認した上で女性を絞殺。

ネイサンは殺人鬼だった!

恐怖で気が動転するケイトリンに、ネイサンは「誰でも良かった、君に本当の僕を見せたかったから」と言います。

「君は僕と同じかもしれない」

YUKI

ケイトリンは自分の人を殺したいという欲求込みで全てを理解し、受け入れてくれる唯一の人かもしれない。そう考えたんですね。

しかし、ケイトリンはネイサンを突き放します。

3ヶ月後、ネイサンと別れたケイトリンの家にはダグが居付き、以前の暮らしに戻ったかのように見えるケイトリン。

ですが…自分の内なる暴力性に少しずつ気付き始めます。

ダグのしょうもない話に上の空で相槌を打ちながら、ナイフをダグの喉に突き刺す妄想を抱いたり…。

その度に考えるのはネイサンのこと。

ある日、家に帰るとダグが忽然と姿を消し、「家にはいない。医者に呼ばれた」と留守電のメッセージ。

ケイトリンが慌ててネイサンの家へ行くと、そこにはネイサンと拘束されているダグが。

ネイサンは「君はもうひとりじゃない、一緒にやろう。二人で」と言ってケイトリンに包丁を渡します。

初めは泣きながら目をつぶっていたケイトリンですが、今までのダグのうんざりする姿を頭の中で思い浮かべ…。

ケイトリンはダグを殺し、そしてネイサンも殺すのでした。

第6話「ケイトリンのバラッド」感想

『ソウルメイト』の内容を聞くと、「自分のソウルメイトが、いい人どころかとんでもない極悪人だったらどうするの?」と思った方はいませんか?

YUKI

私が真っ先に思い付いたことはそれ。世界中の誰もが自分の対となる人がいるんだから、悪人がソウルメイトの可能性は全然ありますよね。

例えばの話、相手がテッド・バンディやジェフリー・ダーマーみたいなとんでもない人物だったら、その人と一緒にいなきゃ幸せになれないの…!?

そんな疑問にどストライクだったのが、第6話「ケイトリンのバラッド」でした。

ケイトリンのソウルメイトのネイサンは殺人鬼でした。

YUKI

二人の出会いはケイトリンの隠れていた本当の自分との出会いでもあったんですね。ケイトリンは、自分自身が実は心の奥底に人を殺したくてたまらない衝動を抱えている、なんてことはネイサンと出会わなければ気付かなかったでしょうし。

これまで男からの暴力に耐えることを受け入れていた自分から一転、搾取される側から搾取する側へ。

YUKI

あのバーの人も殺しちゃうんだろうなぁ…。恐ろしや。

海外ドラマ『ソウルメイト』あらすじ・ネタバレ感想まとめ

ここ最近、有り得そうな近未来をテーマーにした海外ドラマがトレンドですが、まさに『ソウルメイト』もそのひとつ。

YUKI

この「有り得そうな近未来」設定大好き。

『ソウルメイト』は6話からなるアンソロジーシリーズですが、面白かったのはストーリーだけでなく、第1話から順番に時代が少しずつ進んでいるところ。

ソウルメイト検査が始まったばかりの第1話から、少しずつ検査が受け入れられて当たり前になっていく時の流れが、会話やテクノロジーの変化からなんとな~く分かるようになっているんです。

YUKI

そういうことを考えると、検査ありきの世界での正解は生まれたらすぐに検査なのかも、とか考えました。男女共学は廃止!15歳になったらソウルメイトと引き合わせて結婚。そんな世界になれば、恋煩いや不倫…そんな恋愛トラブルからはおさらばですよ!

でも、見終わった後は「そんな世界はなんかちょっと嫌だな」と思わせられると思います。

私が感動や共感したシーンは、いずれも主人公たちがソウルメイトの運命から抗う時だったりしました。

『ブラック・ミラー』の製作陣が再びタッグを組んだアンソロジー・シリーズ『ソウルメイト』。

全話漂うイヤミス感はやっぱり通じるところがありましたね!

YUKI

『ブラック・ミラー』好き、イヤミス好きの方にはぜひおすすめのドラマです!
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