『その男の記憶法』キャスト・あらすじ・ネタバレ感想！記憶を失った女優と全てを記憶するキャスターの切ないラブストーリー！

2020年MBC演技大賞で多数受賞した『その男の記憶法』のご紹介です。
カメオ出演が豪華なことでも話題となった今作品、SF9のロウンやキム・ソノなどが序盤で出演しています。
過剰記憶症候群を抱えているキャスターをキム・ドンウクが、過去の辛い記憶を忘れることで笑顔を取り戻した女優をムン・ガヨンが熱演しています。
キャスティングについて賛否両論あった作品ではありますが、ストーリー自体がとても繊細に作られていて見入ってしまう作品です。
忘れられない男と、忘れた女、どっちが不幸でどっちが幸せなのでしょうか。

『その男の記憶法』の主演・注目キャスト

【キム・ドンウク】(役:【イ・ジョンフン】)

・過剰記憶症候群のため物心ついた時からの全てを記憶している
・8年前恋人のソヨン（イ・ジュビン）をストーカーに殺された
・「ニュースライブ」のアンカーを務めるキャスター

【ムン・ガヨン】(役:【ヨ・ハジン】)

・モデルから転身し女優となった
・過去に辛い思いをして一部の記憶を失っている
・映画のPRでニュースライブに出演しジョンフンに出会う

【キム・スルギ】(役:【ヨ・ハギョン】)

・ハジンの実の妹
・ハジンのマネージャーとしてハジンを管理している
・格闘技が得意で小柄ながらも強い

【ユン・ジョンフン】(特別出演【ユ・テウン】)

・ジョンフンの幼馴染み
・精神神経科医でジョンフンの主治医でもある
・ハジンもまたテウンの患者

【ネタバレ】『その男の記憶法』あらすじ・感想

堅物キャスターと天真爛漫な女優

悪女のイメージが強いハジン（ムン・ガヨン）でしたが、そのイメージを払拭するため「私の初恋」という映画に出演しました。
この映画のPRのため出演することになったのがジョンフンがアンカーを務める「ニュースライブ」です。
ジョンフンはゲスト出演者に対して鋭い質問を投げることで有名なキャスターでした。
本番を前にしてハジンは呑気なものでしたが、マネージャーであるハギョン（キム・スルギ）や事務所の社長は心ここに在らずで対策を必死に考えていました。

他のゲストと同じようにハジンへ鋭い質問を向けるジョンフンでしたが、ハジンが発した回答に固まってしまいあわや放送事故になるところでした。
ハジンが言ったセリフを亡くなった恋人から聞いたことがあったからです。
今まで経験した全ての場面を記憶しているジョンフンにとって、それは衝撃的な事でした。

放送の後、局長に呼ばれて一緒に食事をしたジョンフンとハジン。
写真を撮られてしまい熱愛報道がでてしまいます。
これを否定せず肯定したハジンにジョンフンは戸惑ってしまいます。

偽装恋愛から

ハジンが熱愛報道を肯定したことで、偽装恋愛をすることになったジョンフン。
ソヨンを忘れられないジョンフンにとってそれはどうでもいいことで、好きにしたらいいとハジンを突き放します。
そんな中ジョンフン宛てにハジンのストーカーから手紙が送りつけられてきます。
ソヨンをストーカーに殺されて亡くしているジョンフンは他人事ではなくなりハジンを守るようになります。

ハジンの傍でハジンを守っているうちにハジンに惹かれるようになるジョンフン。
そんな中ハジンがストーカーから拉致されてしまいます。
助けるため必死に駆けまわり、ストーカーと戦ったジョンフンはやっと自分の気持ちに気が付きます。
無事助けられて入院していたハジンの元に向かったジョンフンは、「傍に居たくなった」とハジンに告白し、二人は偽装ではなく本当に交際することになります。

ジョンフンに片想いしていたハジンは両想いになれてルンルンでした。
さらに前から出演したいと思っていた脚本家のドラマへの出演も決まり、幸せいっぱいでした。

忘れた記憶の中に

交際することになったジョンフンとハジンでしたが、次なる試練が待ち受けていました。
ハジンの忘れた記憶の中にはジョンフンの亡くなった恋人ソヨンがいました。
実はハジンとソヨンは親友だったのです。
忘れた記憶を取り戻したハジンはソヨンの死が自分のせいだったことも思い出し、ジョンフンに別れを告げます。

ジョンフンと別れてアメリカ進出を決めたハジン。
二年後、韓国に戻って来ます。
主治医でもあり親友であるテウン（ユン・ジョンフン）にハジンに会いに行けと言われるも、ジョンフンは「運命なら再会するさ」と言います。
そしてその後すぐ本屋さんで偶然再会したジョンフンとハジン。
お互いまだ想い合っていることを確認して再び交際することになります。

再びアメリカに戻る予定だったハジンのために、出来る限り時間をつくってデートする2人。
しかし、ハジンはアメリカには戻らず韓国国内の作品への出演を決めます。
その制作記者発表の会場に記者として現れたジョンフン。
幸せそうに見つめ合う2人のシーンでエンディングでした。

『その男の記憶法』キャスト・あらすじ・ネタバレ感想まとめ

『その男の記憶法』をご紹介しましたが、いかがでしたか。
キャスティングについて賛否両論あった作品なんですが、個人的にはお似合いの二人だったと思っています。
キム・ドンウクは大人で穏やかで博識なジョンフンを彼らしく演じていましたし、どこか影があるも天真爛漫なハジンをムン・ガヨンならではの演技力で見事に演じていた印象です。
ストーリーが少し複雑で重いテーマではありましたが、気負うことなく最後まで観ることができました。
序盤での豪華なカメオ出演も見どころのひとつですね！
お時間のある時にぜひおすすめの作品です。