ドラマ『ソロモンの偽証』 第6話 遂に樹理が出廷！検事と弁護人が火花を散らす！

検事の涼子（上白石萌歌）、弁護人の神原（宮沢氷魚）そして被告人の大出俊次（坂東龍汰）。

それぞれの思惑が交錯し、ついに始まった学校内裁判ですが、俊次の父・勝（田中哲司）の突然の逮捕で中断してしまいます。

不安が渦巻く中、再開した裁判の証言台に立つ関係者たち。そして、涼子に説得された樹理（山本舞香）が裁判に入廷し、「大出が柏木を殺すのを見た」と証言します。

それを聞いて逆上した俊次は、樹理に襲い掛かり、混乱した裁判は休廷してしまいます。

そんな中涼子の父・剛（高嶋政宏）率いる捜査二課は、保険金詐欺以外の事件について勝を追及していました。

ドラマ『ソロモンの偽証』 前回振り返り

出典:WOWOW公式Twitter

柏木卓也が転落死したその日、公衆電話から彼の自宅にかけられた5回の電話。発信者が大出俊次（坂東龍汰）なのか、本人なのかはまだわかりません。

自分が卓也を殺したと証言する大出に対して、大出の弁護人でもある神原（宮沢氷魚）は、大出が嘘をついていると断言。

一方、涼子（上白石萌歌）は告発状について樹理（山本舞香）から証言を得ようとしますが、樹理の母親（西田尚美）から拒否されてしまいます。

そして、津崎校長（小林薫）は保護者に圧力をかけ、裁判の妨害を図りますが、涼子はマスコミの力を使ってそれを阻止しました。

そして、いよいよ学校内裁判が始まりました。

しかし、開廷直後に大出勝（田中哲司）が保険金詐欺容疑で逮捕されてしまったことで、裁判は一旦中止を余儀なくされてしまいました。

【ネタバレ】ドラマ『ソロモンの偽証』第6話あらすじ・感想

勝の逮捕

大出勝（田中哲司）が逮捕されたことによって、学校内裁判は中断させられてしまいました。
裁判は続けられるのか？不安が渦巻く中、神原（宮沢氷魚）が大出俊次（坂東龍汰）は裁判を続けるため、本当のことを話すと神原を招き入れます。

裁判二日目。
大出の母親が証言台に立ち、大出が幼いころから父親から暴力を受けてきて、辛い思いをしてきたと明かしました。
そして、息子は人殺しをするような子ではないと無実を主張します。

次に勝木恵子（モトーラ世理奈）が入廷し、食堂で起きた一部始終を証言します。

柏木卓也（野村祐基）は、あの時、大出たちのいじめの現場にやってきて、彼らを「動物以下の虫だ」と言って挑発しました。
大出達は、当然怒りだします。

恵子は、このことを大出たちが黙っているわけがないと思いました。
そして、もし本当に卓也を殺したのなら、罪を償ってほしいと話しました。

大人の事情

弁護人側の質問で、神原は大出に好意を持っている恵子が、冷たくされた腹いせに不利な証言をしているのではないかと言って恵子を怒らせました。

裁判の後、涼子の父・剛（高嶋政宏）が学校に現れます。
剛は、逮捕時に大出勝と一緒にいた津崎校長（小林薫）が、保険金詐欺以外のことで何か知っているのか確認しに来たのです。

神原は剛を待ち伏せし、大出のアリバイを証明するために、あの夜、大出勝が自宅で麻雀をしていた人物がいたことを明かし、彼らに証言をして欲しいと頼みました。

勝の逮捕時、津崎校長は勝と一緒にいました。
警察には裁判のことを話していたと話しましたが、この時、警察が来たと知った勝は、校長に「あなたのためでもある」と言ってSDカードを預けていました。

私は嘘つきじゃない

涼子は、今回の裁判で絶対に必要な、告発状についての供述を得るべく、樹理（山本舞香）の家に向かいました。

母親（西田尚美）は涼子を拒絶しますが、樹理は涼子を迎え入れます。

樹理はクラスのチャット上で嘘つき呼ばわりされていました。
ただ、樹理への誹謗中傷は今に始まったことではないと言います。

「告発状は嘘じゃない。だから、私が見たことを裁判で話す」

樹理は、自分が事件を目撃したことを明かします。
涼子はそれを信じることにしました。ただ、一つ気にかかっていることがありました。

「浅井さんはどうして死んだの？」

樹理の証言

出典:WOWOW公式Twitter

裁判三日目。
とうとう樹理は証言台の前に立ちました。

樹理は、クリスマスイブの夜の話を、淀みなく話し始めました。
そして、大出たちが無理やり卓也を屋上に連れて行き、果てには転落させたこと、そして、松子と告発状のことで揉め、テレビ局に急ぐ松子を呼び止めたことで、道路上にいた松子がトラックに轢かれてしまったことを告白します。

樹理は、告発状を出したことを後悔していると語りました。

ところが、それまで黙って樹理の話を聞いていた大出が、耐えきれず樹理に殴りかかろうとしたため、裁判は休廷になってしまいます。

美術教師

次に、大出の仲間である橋田が証言台に立ちます。
橋田は大出を柏木を殺したか知らないし、その日は家にいたと言います。

その頃、警視庁では大出勝に対し、大物国会議員への贈収賄疑惑について追及していました。

勝は、万が一に備え、ある会話を録音していました。
それを、とあるところに隠してあると、弁護士に説明しました。

一方、学校内裁判では、涼子が教師に頼んでおいた美術教師について問い合わせると、美術教師とはとっくに連絡が取れていることを知ります。

教師は神原に伝言を頼んでいたと言いますが、涼子は何も知りませんでした。

入廷した美術教師は、卓也がこの世を憂い、生きる意味について模索していたと話し出します。
そして、彼は自殺だったと思うと見解を述べます。

なぜなら、卓也は生前彼女は卓也から「自分が死んだという知らせが入ったら、自殺したと思って欲しい」と伝えられていたからです。

あんたを一生許さない

神原が美術教師を呼べたことを黙っていたのは、涼子がこの証言内容を知ったら、彼女を呼ばなかっただろうと思ったからです。

形勢不利な状態の涼子に、樹理は「何故反論しないのか」と噛みつきます。

「もし負けたら、あんたを一生許さない」

裁判四日目。
この日は、大出の仲間である井口が一人目の証言者でした。

証言台の前に立つなり、井口はこう言いました。

「柏木の葬式の後、大出が柏木を『殺した』と言っていた」

法廷はにわかにザワつき始めました。

ドラマ『ソロモンの偽証』 第6話　ネタバレ・感想＆まとめ

今回もなかなか見ごたえのある回でした！

勝の逮捕や、俊次の暴走で中断や休廷はあるものの、裁判が進められていきます。
検事の涼子は、弁護人の神原の作戦に押され、少々不利な立場に置かれてしまいました。

一方、大人の方も、巨大な贈収賄疑惑が明らかになり、大出家の火事の裏に政治の闇が隠されていることがわかりました。

勝から音声を預かった校長はどうするのか？涼子はどう形成を逆転させるのか？気になることはたくさんあります。
次回も見逃せません！