柏木卓也が転落死したその日、公衆電話から彼の自宅にかけられた5回の電話。発信者が大出俊次(坂東龍汰)なのか、本人なのかはまだわかりません。
自分が卓也を殺したと証言する大出に対して、大出の弁護人でもある神原(宮沢氷魚)は、大出が嘘をついていると断言。
一方、涼子(上白石萌歌)は告発状について樹理(山本舞香)から証言を得ようとしますが、樹理の母親(西田尚美)から拒否されてしまいます。
そして、津崎校長(小林薫)は保護者に圧力をかけ、裁判の妨害を始めていました。
目次
ドラマ『ソロモンの偽証』前回振り返り
大出俊次(坂東龍汰)が殺人犯だとして、執拗な嫌がらせを受けていた大出家が、何者かに放火されてしまいます。
剛(高嶋政宏)たち警察は、さらに大出の父・勝(田中哲司)周辺の捜査を進めていきます。
一方、学校裁判では、検事役を涼子(上白石萌歌)、弁護人を神原(宮沢氷魚)が務めることになりました。
大出家の火事により、学校側に不信感を抱き始めた生徒たちは、だんだんと裁判に協力的になっていきます。
第三者委員会を立ち上げた津崎校長(小林薫)や教員たちは焦りを感じ始めていました。
そんな時、大出が裁判に参加すると言い出し、こう証言しました。
「俺が柏木を殺した。」
【ネタバレ】ドラマ『ソロモンの偽証』第5話あらすじ・感想
大出の自白
「柏木を殺したのは俺だよ」
大出俊次(坂東龍汰)は、そう自白しました。
食堂で揉めたことが原因で、気に入らなかったので無理やり屋上に連れて行くと、落とす気がないのに勝手に落ちていったと大出は言います。
moyoko
しかし、大出の弁護人である神原(宮沢氷魚)は、大出が嘘をついていると思っていました。
何故なら、卓也が転落死した当日、彼の自宅にかかってきた5件の電話について何も言わなかったからです。
健一(浮所飛貴)は、もし大出がやったのなら警察に通報するべきではないかと言いますが、神原は自分たちで真実を見つけるために、裁判の続行を望みました。
moyoko
父親を困らせるため
その頃、大出の父親・大出勝(田中哲司)は、なんとしても裁判を阻止するように、津崎校長(小林薫)に要請していました。
moyoko
神原は、横暴な父親に多少なりともダメージを与えるために、俊次は卓也を殺したと嘘をついていると思っていました。
moyoko
学校では、裁判の承諾すると言っていた生徒二人が突然それを取り消したいと言い出しました。
実は、2人は大学の推薦が決まっており、その推薦を盾に学校から保護者へ圧力がかかったというのです。
moyoko
一方、神原はクリスマスイブ当日の大出のアリバイを見つけようと、大出の母親に話を聞きに行きます。
母親は何か知っているようでした。神原が問い詰めると、母親はあの夜、勝がある会社から来たという数名と麻雀をしていたと明かしました。
moyoko
神原は勝にそのことを確認しに行くと、勝は麻雀をしていたのはクリスマスイブの前日のことだと言い、麻雀をしていた人物と引き合わせることも拒否しました。
moyoko
食堂での出来事
大出が裁判に参加すると知った勝木恵子(モトーラ世理奈)は、自分も裁判に参加すると涼子(上白石萌歌)に表明しました。
moyoko
勝木は、大出と卓也が食堂で揉めた時、その場にいたといいます。
あの日、先に喧嘩を売ったのは卓也の方でした。
大出から反撃された卓也は、食堂を出ていく大出たちに向かって、椅子を投げつけました。
大出が再び卓也に近づいた時、先生が来たため生徒たちは解散しました。
勝木は、大出がその後黙っているわけはないし、その時の卓也の様子が事態を恐れている様子もなかったことから、いじめを苦に自殺をするなんて不自然だと言いました。
樹理の苦難
その日は久しぶりに三宅樹理(山本舞香)が登校してきていました。
moyoko
始めは“かわいそうな三宅さん”に近づく生徒もいましたが、だんだんと雲行きは怪しくなり、とうとう「告発状を書いたのは三宅だ」という噂が広まり、皆樹理を白い目で見るようになってきました。
いたたまれなくなった樹理は、家に戻ってしまいます。
涼子は、すぐに樹理の家に向かい、樹理と話をしようとしますが、母親(西田尚美)に追い返されてしまいました。
moyoko
神原の過去
一方、神原は、息子のアリバイを証明しようとしない勝に対して、強引に詰め寄ったとして、涼子たちの学校にクレームが入りました。
神原は、勝も俊次も嘘をついていると断言しています。
涼子は、神原がそう言い切れるのは、何か知ってるからではないかと思っていました。
涼子がそのことを尋ねると、神原は大出がやっていないと思っているのは間違いないけれど、卓也が殺されたと思いたくなかったのかもしれないと言います。
実は、神原は子供の頃、DVの父親が母親を殺して自殺していました。
moyoko
その後施設で育ち、今の両親に引き取られた神原ですが、“人殺しの子”というレッテルはどこまでもついて来てしまいました。
そんな時卓也と知り合い、神原の過去を知っても変わらず接してくれた卓也が殺されたなんて、神原は思いたくなかったのです。
moyoko
本気で戦おう
神原が大出の無実を信じる一方で、涼子はむしろ大出への疑惑が湧き始めていました。
しかし、2人は弁護人と検事です。考えが違うのは当然のこと。
涼子と神原は、本気で戦って、真実を見つけようと誓い合いました。
涼子は、茂木(橋本じゅん)を通じて、学校が保護者に圧力をかけていることを報道すると校長に伝え、校長は裁判の開催を認めました。
そして遂にクラス全員の承諾が取れ、三学期が終わりました。
春休みに入り、生徒たちによって体育館に法廷が作られます。
moyoko
学校内裁判一日目
少数の保護者と、生徒たちが見守る中、裁判長、検事の涼子と陪審員、弁護人の神原と健一そして被告の大出が入廷しました。
検事は大出による殺人事件だと主張し、弁護人は大出の無罪を主張します。
裁判長が大出に起訴事実を確認しようとしたその時、教師が大出と傍聴席にいた母親を連れ出しました。
なんと、大出勝が“花火師”と呼ばれる放火のプロを雇って、自ら火事を引き起こしたとして、涼子の父・剛ら捜査二課に逮捕されたというのです。
裁判は、一旦中止となってしまいました。
ドラマ『ソロモンの偽証』 第5話 感想&まとめ
ドラマも半分を折り返し、いよいよ濃ゆい内容となってきました。
今回は、なんといっても神原の壮絶な過去の告白が注目ポイントです。
卓也がそれを知っても、態度を変えなかったことで神原は救われていたと言います。
まだまだ神原は何かお腹に抱えているような気がしますが、そんな中遂に裁判が始まりました。
ところが、これからが本番!という時に大出勝が逮捕され、裁判は中断してしまいます。
これから裁判は一体どうなるのでしょうか?次回も見逃せません!