涼子(上白石萌歌)、津崎校長(小林薫)、テレビ局宛てに届いた柏木卓也(野村祐基)の死に関する告発状。
そのことを知ると思われる浅井松子(富田望生)は、記者の茂木(橋本じゅん)に会いに行く途中、交通事故に遭い重体になってしまいます。
松子の親友である三宅樹理(山本舞香)の言動を不審に思った涼子は、樹理に事故のことを問いただすと、樹理は過呼吸になって声が出なくなってしまいました。
学校や警察、マスコミは自分たちの都合の良いようにしか動かない。そう思った涼子は、ある決意をします。
目次
ドラマ『ソロモンの偽証』 前回振り返り
クリスマスの朝。雪の積もった校庭で藤野涼子(上白石萌歌)はクラスメイトの柏木卓也(野村祐基)の死体を発見します。
警察や学校が彼の死を自殺と断定する中、涼子の元に学校の問題児である大出俊次(坂東龍汰)らによる殺人だと記された告発状が届きます。
自殺か他殺か・・・柏木卓也の転落死をめぐって、騒ぎ出すSNSやマスコミ。校長の津崎(小林薫)が事態の収束を図るものの、告発状を送ったうちの一人である浅井松子(富田望生)が、事故に遭い重体になってしまいます。
涼子は松子が自分に何か話したそうにしていたことを思い出し、責任を感じます。
そして、自ら事件を調べ、真実を突き止めると決意したのでした。
【ネタバレ】ドラマ『ソロモンの偽証』第2話あらすじ・感想
松子からのメール
同級生の柏木卓也(野村祐基)の死に関して、記者の茂木(橋本じゅん)は相変わらずしつこく涼子(上白石萌歌)につきまとい、話を聞き出そうとしていました。
その時、涼子は茂木から松子(富田望生)が「告発状について話がしたい」と茂木にメールを送っていたことを知り、涼子は松子が告発状を送ったのではないかと校長たちに話しました。
その時、事故から意識不明の重体だった松子が死亡したとの連絡が入ります。
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ショックを受けた涼子は、保健室のベッドで横になろうとすると、隣で寝ている樹理(山本舞香)と目が合いました。
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樹理は涼子の顔を見るなり、ケタケタと笑い出しました。
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緊急保護者会
その夜、学校で緊急保護者会が行われました。
樹理の母(西田尚美)は、学校の責任はどうなっているのかと厳しく追及しようとします。
しかし、そこに弁護士である涼子の母親(坂井真紀)が手を挙げ、涼子にも告発状が届いたことを明かし、学校の対応に問題はないと意見を述べたことで、騒ぎは収まりました。
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大出俊次の父親は、学校も警察も動かなければ、そのうち騒ぎも収まると、今一度津崎校長(小林薫)に釘を刺します。
告発状を書いたのは誰?
一方涼子は、告発状を書いたのは松子だと考えついたものの、そのことに違和感を感じていました。
松子の性格上、犯罪を目撃したのならすぐに警察に通報するはずです。
それをしなかったのは、誰かもう一人首謀者がいたからではないかと思いました。
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となると、松子の事故は本当に事故だったのか?
松子は涼子に何か話をしたがっていました。茂木にも連絡していたとすると、松子は告発状を書いたのは自分だと話そうとしていた可能性があります。
もしかしたら、松子を止めようとした樹理が、松子を道路に突き飛ばしたのかもしれない。
そう考えた涼子は、一人で警察に行き、もう一度告発状について調べて欲しいと頼みましたが、警察は取り合ってくれませんでした。
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その頃、樹理は松子の遺影に向かって
「悪く思わないでよね。あんたが私を裏切ろうとしたのが悪いんだから」
と、話しかけていました。
真実を知りたい
涼子は、放課後一人で近所を聞き込みしていました。
すると、住民の一人から学校に連絡が入り、涼子は学校に連れ戻されてしまいました。
しかし教師の一人が、他の先生には内密で屋上に入れてくれました。
卓也が亡くなった当時、雪が降っていたため足跡はなく、卓也の身体に暴行の跡もなかったことから、自殺なのか他殺なのか決めかねた部分はあったということです。
しかし両親が自殺だと認めたことから、警察は自殺と断定しました。
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一方で、卓也の父親と兄はテレビ局の取材を受けたことで、卓也が自殺ではないのかもしれないと思い始めていました。
学校は信用できず、テレビ局に徹底的に調べてもらって真実が知りたいと言います。
そして世間では、卓也を殺したかもしれない生徒として、大出俊次の実名や顔写真が特定され、ネットに流出して炎上していました。
大出家や父親の会社には、嫌がらせの手紙や電話が殺到しています。
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関わっている人全員の話を聞く
涼子が初めて学校に怒られたことで、涼子の母・邦子は、涼子に何故そんなに卓也の件にこだわるのかと尋ねました。
涼子は事をうやむやにしたくないだけだと答え、逆に弁護士である母にどうやって事件のことを調べているのか聞き返しました。
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邦子は、「関わっている人全ての話を聞く」と答えました。
先入観を捨てて、全員の言い分を聞くことが大事なのだと言います。
涼子は、早速松子の家に行って母親に話を聞きます。
そこで、松子が亡くなる前樹理が病院に来ていたと知り、いよいよ不審に感じた涼子は次に樹理の家を尋ねます。
樹理の異変
「告発状を書いたのは三宅さんと浅井さん?」
樹理は急にやってきて不躾だと、涼子の質問に答えようとはしませんでした。
しかし、松子が涼子に会いに来ていたことを知ると、動揺し始めます。
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「もしかして、どうして浅井さんが事故に遭ったのか知ってるんじゃない?」
涼子が樹理に詰め寄ると、樹理は突然喉を押さえて過呼吸のような状態になってしまいました。
そして、涼子は樹理の母親によって追い出されてしまい、樹理から話を聞くことは出来ませんでした。
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一学期の期末テスト
涼子が途方に暮れていると、そこに神原和彦(宮沢氷魚)から連絡が来ました。
涼子は神原に一人で卓也の死のことについて調べていることを話すと、神原は「卓也のことを考えてくれてありがとう」と言いました。
「違うの」
涼子に何か思いがあることを察した神原は、通りすがりの他人のような自分になら話せるのではないかと、涼子を促してみました。
涼子は、エリートである両親の元に生まれ、周囲からも期待され、優等生であろうとすることにプレッシャーを感じていました。
そのため、一学期の期末テストの時、思うように成績が出せないと焦った涼子は、生まれて初めてカンニングをしました。
それを、卓也に見られていたのです。
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自分勝手な罪滅ぼし
その後、卓也に声をかけると、卓也は無言でニヤリと笑っただけでした。
いつバラされるかとヒヤヒヤしながら日々を過ごす中、卓也は遺体となって発見されたのです。
雪の中で冷たくなった卓也の顔を見て、涼子が初めに思ったことは
「これでもう大丈夫。もうバレない」
ということでした。
それ以来、自責の念にかられた涼子は、罪滅ぼしのつもりで転落死の真相を突き止めようとしていたのでした。
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私たちで調べませんか?
学校も警察もマスコミも、自分のためにしか動いてくれない。
しかしこのまま一人で調べていては限界がある。
そう考えた涼子は、授業の後、クラスでこう提案します。
「柏木君が自殺したのか殺されたのか、みんなで調べませんか?」
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高校生がどうやって捜査をしようというのでしょうか?
涼子には考えがありました。
「関係者を引っ張り出すために、裁判をしませんか?私たちだけで」
ドラマ『ソロモンの偽証』 第2話 感想&まとめ
涼子は、卓也に自分がカンニングしたことがバレてしまい、卓也が死んだ時にホッとしてしまったことから、罪滅ぼしのために真相を追求しようとしていたことがわかりました。
優等生でいなければというプレッシャーからカンニングをしてしまったということですが、涼子のひらめきや行動は、賢い子のソレです。
涼子は弁護士の母親の言葉を受けて、関係者全てに話を聞くために裁判を開くことを決意しました。
果たして、涼子の提案について来る人はいるのでしょうか?
次回が待たれます。