五月女恵(江口のりこ)は、ソロ活のライフワークといっても過言ではない「純喫茶」を巡って、そこでしか味わえないグルメを楽しむ気満々で出かけます。
ニュー新橋ビルの中にある、大きな富士山の写真が出迎えてくれる店で富士宮焼きそばを堪能し、続いて上野にある「喫茶店のキング」と呼ばれる店に初来店。
そこで隣り合わせた男性に見覚えがあり・・・。
ドラマ『ソロ活女子のススメ4』 前回振り返り
デジタルデトックスも兼ねてキャンプ場にやってきた五月女恵(江口のりこ)は、いつかやるんだと誓って早30年。ついにソロ焚き火を実践する時がやってきました。
キャンプ場の受付で薪を選んだ恵はトレーラーハウスへ。そこには最高の空間が待ち受けていました。本を見ながら薪に火をつけ、BBQを楽しみながら薪の音に耳を澄ませます。
恵は焚き火こそソロ活にピッタリなものはないと思ったのでした。
【ネタバレあり】ドラマ『ソロ活女子のススメ4』第9話あらすじと感想
思い立ったが吉日
ここ最近、五月女恵(江口のりこ)のライフワークといってもいい昭和レトロ。
それはいつなくなるかわからないので、行くと決めたら即行動!
やってきたのはニュー新橋ビル。
moyoko
意外にも、恵はビルの中に入るのは初めてでした。
ニュー新橋ビルは居酒屋が多いので、午前中はシャッターが閉まっています。
今日は有休を取って昭和レトロ純喫茶巡りでソロ活。
「ていうか、純喫茶って何?」
そのためにお腹を空かせてきた恵は「食べて飲みまくるぞ!」とやる気満々。
まずやってきたのは、「フジ」という店です。
店内の壁には、かなりインパクトのあるどでかい富士山の絵が貼られています。
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平日の午前中の喫茶店は高齢の人やサボっているであろうサラリーマンがちらほらいるぐらいで、静かな時間が流れています。
メニューを見ると、「富士宮焼きそば」という喫茶店ではかなり珍しいメニューがあったので、恵は即注文。
「これぞ元祖B級グルメ!」とほくそ笑んでいると、隣の席の常連さんとお店のオーナーが話しているのが聞こえてきました。
常連さんは、かつて働いていた時代、この富士山の絵を見て「いつかてっぺんに登ってやる」と奮起したと話します。
この店の初代は裾野出身で、富士山で新橋のサラリーマンを応援したいという思いで絵をつけたとのこと。
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今も、富士山を見つめるサラリーマンの姿があります。昔も今も、富士山は新橋のサラリーマンを勇気づけているのかもしれません。
そんなことを考えていると、常連さんのところに「窯焼きホットケーキ」が運ばれてきました。
羨ましそうにホットケーキを見る恵に気づいた常連さんは「美味しいですよ」と教えてくれたので、即注文。
厚みのある窯焼きホットケーキは見た目はボリューミーですがフワフワで、焼きそば後でもペロリと食べられてしまいました。
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今も昔も変わらないサラリーマンのオアシス。
昭和レトロの良い所は、富士山のようにいつでも見守って優しく受け入れてくれるところなのかもしれないと、恵は思いました。
純喫茶のキング
新橋から少し移動して、やってきたのは上野。
ここには今や「純喫茶のキング」と呼ばれる「王城」があります。
moyoko
新橋のフジはモダンレトロといった雰囲気でしたが、王城の内装はヨーロッパ風のクラシカルなイメージです。
moyoko
席に通されて、ふと隣の席を見ると、見覚えのある顔があります。
以前スマホを忘れて神保町をさまよっていた時に出会った「神田のエスパー」(小手伸也)ではありませんか。
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「王城」に来たら皆が頼むのは、“食べる白い巨塔”ことチョコレートパフェです。
しかし、エスパーは「薬膳キーマカレー」と「リコリスジンジャー」というハーブティーを頼んでいます。
恵の視線に気づいたエスパーは、限定10食なので、早く頼んだ方がいいと教えてくれました。
店員に確認するとラスト1食ということで、薬膳カレーを即注文。ドリンクもエスパーと同じ「リコリスジンジャーティー」にしました。
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実は王城の初代社長は漢方専門診療所も営んでいて、50年前に日本に来たばかりのパンダ、カンカンとランランの風邪の薬を処方して治したことがあるそうです。
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このエピソードは40年間秘密にされていたのですが、最近になって解禁され、今王城のメニューには「パンダの風邪を治した」と書かれています。
こんな話を聞いては“白い巨塔”にはいけないと思う恵。純喫茶で漢方を食すという「富士宮焼きそば」に次いでまたまた予想外の展開となったのでした。
人間だもの
実は、王城も例のウィルスの制限により経営危機に陥ったといいます。
けれど、3代目がSNSを駆使して店をPRしたのに加えて、アイドルが白い巨塔パフェを投稿したのをきっかけに今や純喫茶のキングとなりました。
エスパーは言います。
純喫茶で過ごすことは店側にとってもあまりコスパ、タイパが良いとは言えませんし、客側も決して効率的に栄養が取れるわけでもありませんし、喫茶店自体どこにでもあるわけではないので、時間と労力がかかります。
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でも、そんな「説明のつかない無駄な時間を過ごす」ことこそ人間らしい行動ではないかとエスパーは語ります。
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そんなことを話していたら、「チョコレートパフェが食べたくなってきた」とエスパーは笑い、パフェを注文しました。
つられて、恵もパフェを注文したのでした。
「だって、人間だもの。」
ドラマ『ソロ活女子のススメ4』 第9話 感想&まとめ
王城名物の“食べる白い巨塔”ことチョコレートパフェはとんでもないボリュームのパフェです。恵さん今回はよく食べましたね~!
目の前に美味しいものがあったら頼まずにはいられない。行列に並ばずにはいられない。
だって人間だもの。
パンダの風邪も治した漢方の薬膳カレー、気になります!