五月女恵(江口のりこ)は、長年気になっていたけど来ていなかった「東京ステーションホテル」に宿泊することに。
チェックインしてからも長い廊下や100年分の歴史がわかるアートなど部屋につくまでにクラシカルな魅力を楽しみます。
ディナーは高級フレンチ、食後はバー&カフェへ。そこには廊下ですれ違ったご婦人と居合わせて・・・。
目次
ドラマ『ソロ活女子のススメ4』 前回振り返り
鬼怒川温泉を訪ねた五月女恵(江口のりこ)。ただし、今回の目的は温泉ではなく巨大迷路。東日本最大級といわれている名物コースに挑戦します。
チェックポイントを通ってゴールを目指すシンプルな仕組みに、簡単にゴールできると思った恵でしたが、結果は大苦戦。でも楽しみながら進むことを覚えたら、ゴールすることが出来ました。
軽い気持ちで行った巨大迷路で恵は人生のあり方を教わるのでした。
【ネタバレあり】ドラマ『ソロ活女子のススメ4』第11話あらすじと感想
東京の玄関口
終業後、五月女恵(江口のりこ)がやってきたのは東京駅丸の内口。
駅舎の長さに圧倒されながら向かったのは、“長年気になっていたけれど来ていなかったシリーズ”の「東京ステーションホテル」。
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クラシカルな歴史あるホテルに背筋を伸ばしてチェックインする恵。
今回は奮発して駅の改札が見えるドームサイドを予約しています。
1日に50万人もの人が行き交うという東京駅。しかし、一歩ホテルに入れば嘘みたいに静かです。
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「廊下、長!」
150mあるという廊下に圧倒される恵。
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その廊下には100年分の歴史がわかるアートワークが飾られています。
ドームサイドの部屋以外では改札を見ることはできないので、改札を見られるような窓もあります。
部屋に通されると、駅舎の窓に合わせてあるという4mの高い天井がお出迎え。
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恵は早速窓際へ。
いつも見上げていた夢の窓から、改札を眺めます。
駅舎のドームの天井にある車輪のレリーフの周りには、クレマティスという花の飾りがしつらえてあります。クレマティスの花言葉は「旅人の喜び」なのだとホテルスタッフが教えてくれました。
さらに、朝食会場のアトリウムには100年前の赤レンガが残っているとのこと。恵は期待に胸を膨らませます。
デスクに置いてあるメモ用紙は、かつての文豪たちが多く宿泊した歴史があるということで原稿用紙のデザインになっています。
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東京駅
恵は再び廊下に出て、音声ガイドを聞きながら廊下のアートワークを鑑賞し、100年の歴史を感じます。
改札が見える窓では、70代頃とおもしきご婦人とすれ違いました。
ご婦人の靴はピカピカです。
ディナーは歴史あるホテルということで、高級フレンチを選びました。
通されたのは、すぐそこに線路が見える臨場感たっぷりの席。
恵は実際乗ったことはありませんが、食堂車のようだと思いました。
「旅情と高級フレンチ。もう何も言うことはないよ」
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普段あまりバーには行きませんが、せっかくなのでバーに寄ってみることに。
すると、そこに先ほどのご婦人が座っていました。
恵は「東京駅」というカクテルを注文します。
バーテンの背後には戦後の営業再開当時の1951年のロゴが飾られています。
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「東京駅」は、このバーで50年働いていたという伝説のバーテンダーが考案したカクテルで、飲んでみると大人の味がします。
恵がカクテルを楽しんでいると、隣にいたご婦人に話しかけられました。
彼女も同じカクテルを飲んでいて、4年前に来た時に夫が飲んでいたので飲んでみようと思ったといいます。
その時、夫はすでに身体が弱っていて、お互いにこれが最後のステーションホテルだろうと思っていたと話すご婦人。
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夫婦は地方出身。就職で初めて東京駅に着いた時のことは忘れないといいます。
そして、2人で頑張って働いて、自分たちもいつかここに泊まろうと誓い合いました。
その目標が達成できたのは、東京に出て来てから30年後だったとのこと。
かつて東京駅周辺には靴磨き職人がたくさんいました。
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このホテルに来る時は、夫婦はいつも靴を磨いてもらっていたので、今日もご婦人の靴はピカピカなのです。
初めてこのホテルに泊まった時「自分の人生はこれで良かったんだ」と思うことができたと話すご婦人。
4年前が最後だと思っていたけれど、病気で手術しなければならなくなった時にどうしてもここに泊まりたいと思い、今夜このホテルにいるということです。
ご婦人の物語を聞いた恵は、「私が言うのもおかしいけれど」と前置きをして
「またいらしてください。元気になったら」
と声をかけました。
100年の物語
恵は、バスタブに浸かりながら、このホテルの100年の歴史を思います。
このホテルは100年の物語を生きて、その100年分のお客さんの物語に彩られているのです。
恵は自分の物語を生きた末にこのホテルの物語の何ページかに登場出来たらいいなと思いました。
今は改札には誰もいません。こんな東京駅を見られるのもこの部屋だからなのです。
「贅沢な時間、最高!」
翌朝、恵は何年かぶりに朝の散歩をしました。東京駅周辺を散歩するなんてことも贅沢な時間です。
朝食ビュッフェは、小分けされた料理がずらり。
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普段の生活では朝食や散歩というのは、なんとなくこなすものです。
でも、ホテル生活では「もう二度と来ない今日という日を大切に生きよう」と噛みしめたくなります。
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朝食会場には100年前の赤レンガが飾られています。
このレンガは地震や戦争を乗り越えて来たド根性レンガです。
恵はレンガに「お疲れ様」とねぎらい、またこのレンガに会えるように五月女恵の物語を一生懸命に生きようと誓うのでした。
出社すると、社内に「勝手に自分だけが不幸症候群」に陥ったメンバーがいて、他の社員たちが困っていました。
恵は早速、人はそれぞれの物語を生きていて、比べるものではないし、皆結末はわからない。物語はまだ途中なのだと持論を展開します。
すると、症候群を発症していたメンバーたちは「私は主人公!」と元気を取り戻し、通常営業に戻ったのでした。
ドラマ『ソロ活女子のススメ4』 第11話 感想&まとめ
今回のソロ活は憧れの東京ステーションホテルでした。
ドームサイドのお部屋はディズニーリゾートのホテルミラコスタと並んで“選ばれし者”の部屋ですよね。
デスクのメモはもちろんアメニティにも切符のデザインが施されているなど、細かいところに配慮があって、そこも嬉しいです。
人間誰もが自分の物語の主人公。その1ページに一度はこのホテルの体験を載せてみたいものです!