映画『スケーターガール』あらすじ・ネタバレ感想!スケートボードで風をきる少女の夢は

出典:IMDB

『スケーターガール』は、いまだカースト制度の影響が色濃く残るインドの地方の村で、貧困にあえぐ生活で夢をもつことすらできなかった少女プレルナの物語。

インドの文化的要素にもハッとさせられるストーリーでもあり、考えさせられる部分もあると思います。

スケートボードに出会ったことで、プレルナが、これまでと違う世界に魅せられ、夢をもち、情熱をもって前に進む勇気をみせてくれます。

やりたいことを見つける幸せ、チャンスをつかみ取る幸せ、選択肢があることの幸せを再確認して、自分の人生のかじ取りに迷うことはない、強さをもつことを教えてくれる、そんな作品です。

ポイント
・ジェシカの出会った少女プレルナ
・スケートボードが好き
・子どもたちのスケートパーク
・自由に飛べる気持ち
・小さな大きな一歩

それでは『スケーターガール』をレビューします。

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【ネタバレ】『スケーターガール』あらすじ・感想


ジェシカの出会った少女プレルナ

亡くなった父の育った場所を見たいとインド、ラジャスタン州ウダイプルから45キロの位置にある小さな村ケンプールに、遥々ロンドンからやってきたジェシカ(エイミー・マゲラ)。

村の子供同士のケンカで、アンクシュ(シャフィン・パテル)の投げた泥のかたまりが、ジェシカに命中したことで、アンクシュの姉のプレルナ(レイチェル・サンチータ・グプタ)に出会ったのは、ほんの偶然のこと。

学校の制服がなく、家事と畑仕事、市場での物売りをして学校に行けないというプレルナにジェシカは、興味を持ちます。

でも本当は、プレルナの父ラムケシュ(アンバリッシュ・サクセナ)の稼ぎだけでは生活が出来ず困窮していて、成長して着れなくなった制服も新調できず、教科書さえ買えずにいることを黙っていたのでした。

こうしてジェシカの服を汚したことを気にするプリルナと、謝りに来たアンクシュと、ジェシカと村の子供たちの交流は始まったのです。

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困窮する家計の足しに、「働きに出たい」と訴える妻と娘に、父はきっぱり拒否。家父長制が強く、プライドだけのために、家族に貧しい生活を耐えることを強いる様に、軽くショックを受けます。

スケートボードとの出会い

板にベアリングをつけただけのお手製のボードにのって遊びに興じるアンクッシュの姿をSNSにのせたジェシカ。

そのSNSをみてスケートボードを片手に友達のエリック(ジョナサン・リードウィン)が、ケンプール村に滞在するジェシカを訪ねてきます。

エリックの乗るスケートボードに興味津々の村の子供たちを前に、怖がりながらもスケートボードに乗ってみたプレルナは、風をきって滑るスケートボードにすっかり魅せられます。

そして、そんなプレルナを見たエリックは、彼女に自分のスケートボードを貸して、練習するよう勧めるのでした。

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スケートボードに乗るプレルナを見咎めた父は、「男の遊びはやめて、料理でもしろ」というシーンには、新しいチャレンジを女だからと認めない時代錯誤な言葉に心が痛みます。

スケートパークとマハラニ

出典:IMDB

プレルナだけでなく、すっかりスケートボートに夢中になった村の子供たちのために、スケートボードを取り寄せたジェシカ。

学業をおろそかにするほど夢中になり、村の中を縦横無尽にスケートボードで走る子供たちに、村の大人からはクレームが出る始末。

スケートボードを取り上げられガッカリするプレルナをみてジェシカは、子供たちには学業に励むことを約束するのと、村の活性化も目指してスケートパークを作ろうと言い出すのでした。ところが、スケートパーク建設のための資金調達をするのに、女性のジェシカの提案に首を振る援助の受ける団体も組織もありません。

ついに地域の最高位の女性、マハラニ(ワヒーダ・レフマン)にまで直談判にいくことにしたジェシカ。マハラニに、村での生活に夢さえもつこともできないでいる女の子に心が痛み、ショックを受けたと訴え、プレルナのような少女たちにスケートパークは、チャンスを与え、輝けるきっかけとなるはずだと話すのでした。

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世界有数の経済大国で、IT大国としても知られるインドですが、都市から離れた地方では、まだカーストの影響も色濃く、保守的な文化で女の子にはチャレンジする場が限られている一端を、この作品でみることが出来るのです。

これまでにない幸せ

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マハラニの後押しにより、実現したラジャスタン州初のスケートパークの建設。

新しくできたスケートパークで、3か月後に全国スケートボード大会を開くこともこぎつけ、ジェシカとプレルナたちは、にわかに活気づくのでした。

エリックとスケートボーダーの仲間たちに、技を習い、練習に励むプレルナたち。

そんなプレルナは、自分の力で願いをかなえ、誰にも支配されない自由、空を自由に飛ぶ気分と、これまでにない幸せを感じると母のシャンティ(スワティ・ダス)に語るのでした。
スケートボードに夢中になるプレルナを快く思わない父は、新しい技の「ドロップイン」の練習で怪我する娘にイラつき、上位カーストの同級生と連れ立ち帰ってきた、プレルナに業を煮やします。

そして、プレルナの大切にしているスケートボードに火を放ち、プレルナの意思を無視して、どこかへ嫁がせると、大会への参加を許さないと引導を渡すのでした。

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父の決めたことに為す術もなく涙に暮れるプレルナに、かける言葉もないジェシカと、同じ目線で視聴者の私たちは、この信じがたい展開を見守ることになるのです!

逆境に立ち向かう勇気

全国スケートボード大会の日が、プレルナの結婚式の日。父の決めた結婚に意気消沈して憔悴する娘に、母のシャンティは、これまで自分の意向をきかれることなく生きてきたと言い、プレルナに自分の強さを思い出すように励まします。

そしてプレルナは、人生を自らのものにしたい、最後にもう一度だけスケートボードに乗りたいと、不安や恐怖を封印して、大会への出場に、自分の結婚式から抜け出すのでした。

そして、たどりついた全国スケートボード大会で、プレルナは、これまでどうしても成功できなかった技の「ドロップイン」を成功させ、心を解き放ったのでした。

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『スケーターガール』あらすじ・ネタバレ感想まとめ

以上、ここまで『スケーターガール』をレビューしてきました。

インドの小さな村に住む普通の少女が、夢をもち、保守的な価値観から勇気を出して声をあげる心の旅を追った『スケーターガール』。

インドにいまだ存在するカースト制度や、家父長制、2021年でありながら、女性が声を上げることの難しい現実を、自然とサラッと描いており、生きづらいプレルナの世界を見せてくれます。

要点まとめ
・夢がなかったプレルナ
・未来にはばたくプラットフォーム
・空を自由に飛ぶ気分
・プレルナのドロップイン

スケートボードの「ドロップイン」は、プレルナにとって大きな勇気がいることでした。自分のやりたいことを知ること、声をあげることは、まさに直角にスロープに飛び込むスタートのようなもの。

それまで、どうしてもドロップインができずにいたプレルナが、なりふり構わず、心の向くまま自分を奮い立たせスケートボートを自己表現の場として、周囲の主張したことは、これからのプレルナに大きな自信になると確信できるのです。

はにかみがちで、怯えた目をしていたプレルナが、最後に父のいいつけではなく自分の意思を押し通したことで、マハラニにも認められたのです。保守的な世界を変えるには、こうした小さな一歩が大きな前進。

どんな人もチャレンジには立ち止まるのではなく、前に突き進むべきなのです。

自分の心には正直であり続けることが自信なり、強さとなり、人生の大きな糧になると思うのです。

マハラニのいう通り真の王者とは、どんな逆境にも立ち向かう勇気や情熱、意思の強さを示せる人のことなのです。

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その後、プレルナはどうなったのか?気になるところですが、爽快な気分で物語は幕を閉じます。ぜひご覧ください。
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