『イエスタデイをうたって』第7話あらすじ・ネタバレ感想!心ざわつく結末…!榀子が放った「うち来る?」に悩殺

『イエスタデイをうたって』第6話

出典:『イエスタデイをうたって』公式ページ

穏やかながらも熾烈な恋の攻防、痺れる展開がやみつきになるアニメ『イエスタデイをうたって』。

ついに奥手だった恋人たちが続々と動き出す…第7話は「恋人たちの予感」というタイトル!

青少年の焦りが思わぬ波紋を広げ、恋愛偏差値低め女子の心に火をつけます。

ラスト5秒の衝撃、悩殺台詞にブルッとしちゃいます!

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『イエスタデイをうたって』前回第6話のあらすじと振り返り

「困ってんだ…今晩泊めてくんない?」

リクオのバイト先のコンビニに来たのは元カノ・柚原チカ。

彼女と付き合ったのは高校時代のわずか4ヶ月、納得いかないフラれ方をした苦い思い出があります。

再会したチカはバンドマンの間でちょっとした有名人…加入バンドをもれなく色恋沙汰でグチャグチャにし、最後は解散させてしまうため、“破壊王”と言われているらしい。

お人好しのリクオはヤバい元カノの居候を許してしまいます。

その頃、プロカメラマンを見据えた写真スタジオバイトを勧められ、将来に思い悩んだリクオが風邪で寝込みます。

心配したハルと榀子がお見舞いに行くと、部屋で看病中のチカと鉢合わせ!

ハルと榀子は呆然…あらぬ誤解を生み、2人は激怒。

リクオは、ハルにはビール箱をぶつけられ、榀子には見たことない怒りの表情を向けられてしまいます。

チカの存在が恋模様を大きく動かします。

リクオの恋心に気づいたチカは<魚住も頑張って>と、恋と仕事へのエールを込めた置き手紙を残して、そっとリクオの家を出て行ったのでした。

【ネタバレ】『イエスタデイをうたって』第7話あらすじ・感想

唐突な発表にハル歓喜…リクオ、新たな道への挑戦!

お好み焼き『あやか』に、ハルとリクオの姿。

「すみません!デラックスミックスお好み焼きにチーズと豚の2倍マシマシトッピングと、大玉ホタテバター焼き、厚切りスモークベーコン、きのこのバター醤油、カリカリじゃこの水菜サラダにウーロン茶…食後に焼きリンゴのバニラアイス乗せで!」

ハルが注文を読み上げていくたび、リクオの表情が曇っていきます。

「リクオは?」

まだ怒りの収まらないハルに聞かれ、小さく「…豚玉1つ」とリクオが答えます。

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第6話の元カノ居候事件のこと、ハルはまだ許してないっぽい。

「リクオがどうしてもご飯奢りたいっていうから来たんだけど、何かしら?」

「それはお前が…何でもない。来週からギャラリー行っても、俺いねぇぞ。」

リクオの唐突な発言に「え…クビ?」と一気に心配そうな顔をして聞くハル。

実はリクオ、専務から紹介された写真スタジオバイトに挑戦してみることにしたのです。

「写真の勉強なんてしてこなかったから務まるかどうかわかんねーけど…とりあえず、やってみる。」

照れくさそうに話す彼を見て、嬉しくなったハルは「ビール2つ追加で!」と大声で注文。

お祝いすると言わんばかりに一転「今日は私の奢り!」と笑顔を見せます。

「お前は未成年だろうが!」

慌てたリクオのツッコミが入ります。

元カノのチカが残した“置手紙のエール”がリクオの心に響いたのか、リクオのプロカメラマンへの第1歩が始まろうとしていました。

美大受験と片思い…2つの難題に苦しむ浪の意識改革が空回る

受験まであと1年、予備校に通って美大入学を志している浪。

「今の状況にヌルい満足感がある…意識改革が必要なんじゃないかと思う訳よ!」

白い息を吐きながら予備校のクラスメイト滝下克美に自分の意気込みを語ると「それって悪いこと?無理に焦ってもね…あんまり余計な事考えない方がいい。ハマると抜け出すのに苦労するよ!」とアドバイスされます。

「可能性が目減りしていくような焦燥感と闘っている方が生きている感じがする!」と言う浪。

克美は少し呆れながら「そういう生き方も早川くんらしさ…なのかな」と心配そうに視線を送ります。

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この浪の信条は、美大受験だけではなく…意識改革と焦る気持ちが、榀子に対して大胆行動を起こす起爆剤になってしまうのです!

化学準備室に向かった浪が「榀子、どっか行かねぇ?」と仕事中の榀子を誘います。

まだ仕事が片付いてない榀子が誘いを断ると、浪は「俺とじゃ嫌なんだろ?」と拗ねます。

浪が受験勉強に行き詰っているという空気を察した榀子は、高校受験の際に睡眠時間2時間で頑張り過ぎた浪を思い出し「もっと余裕を持って頑張り過ぎないで…浪くんは浪くんのままでいい」と声をかけます。

「俺のままって何?そもそも俺って…何?榀子が入った高校入ったときだって、この学校の編入試験受けたときだって…みんなお前に追いつくためにやってんじゃん!俺は早く自分の道を見つけて何者かになりたい。そうすればお前にガキ扱いされずに済む…」

心の苦しさで前髪を鷲掴む浪。

「なんでそんな無神経なことが言えるわけ?結局、俺には何も期待してないってことかよ!」

何も言えない榀子を置いて、浪は部屋を出ます。

「ちゃんと見てるよ…」榀子が焦る青少年・浪をひと言で鎮める!

仕事帰り、榀子の足はリクオの働くコンビニへ。

木ノ下に「あの美人さん来てるぞー!」と言われ、シフトを終えたリクオが榀子の待つ裏口に出てきます。

「あの青少年のところからの帰り?」

「ううん…浪くんを怒らせちゃって最近行ってない。残業してブラブラ買い物してた。今回は簡単にはいかないみたい…」

「姉弟みたいなもんなんだろ?気にすることないって」と慰めるリクオ。

「錯覚だっていつか気づくと思うけど、どうやって距離をとっていいのか困ってる。今まで通りの関係でいたいのに…」と榀子が遠い目をします。

「お前は過保護だ…アイツはガキじゃない。悩みたい奴には悩ませとけ。それが本人のためだ!人生思い通りにいかないことはアイツだってもうわかってる…だから榀子が深刻になることはないぞ…」

柄にも無く熱くなり過ぎた自分に気づいたリクオは、尻つぼみな感じで恥ずかしそうに話し終えます。

榀子はそんな彼を見て微笑みます。

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なんだか最近この2人、いい雰囲気!

リクオの言葉に励まされた榀子は、浪の家へ。

自然な流れで「焦りすぎてた…ごめん」と浪が謝り、榀子もそれに続いて謝ります。

「そうやって榀子が台所に立つ風景がいつまでも続けばいいなって…それはこの先も変わらない。俺はもう“小さな浪くん”じゃないけれど、どうしたってお前と俺の差は縮まらない。」

必死に想いを伝えてくる浪に、榀子が答えます。

「ちゃんと見てるよ。浪くんのこれから…とりあえず、ちゃんと見てるから。」

榀子の言葉を受け、浪の目が輝きます。

分析魔の友人たちが、浪&リクオにぐうの音も出ない現実を突きつける

「それ…誤魔化されたんじゃない?」

「私もそう思う。家族ぐるみでこれからも関係続けようとしたら、そう言うしかない!」

予備校のクラスメイトの女子たちが、榀子とのやりとりを相談した浪に容赦なく現実を突きつけてきます。

「じゃあ…俺は実質的にフラれてんの!?」

狼狽えた浪が前のめりで問うと、浪の肩にそっと手を置いた親友・克美が“もうやめとけ”と言わんばかりに仏の笑みを浮かべ…渋い顔をした浪がため息をつきます。

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一匹狼だった浪の打ち解け具合にほっこり!実質フラれたことを自覚した浪、さらに凄い行動に出ます!

一方、リクオはスーツ姿で写真スタジオにいました。

面接を受け、緊張した面持ちでスタジオ内の説明を聞き、新しい1歩を踏み出します。

スタジオバイトを始めてしばらく経った頃、リクオの家に来た福田が「最近、榀子とはどーなの?」と聞いてきます。

「依然、膠着状態。俺、1回フラれてるから向こうのアクション待ち。お友達以上、恋人未満。」

「榀子は美人の割に恋愛偏差値、異様に低そうだし。お前は榀子に変な遠慮してる…待ってたら永久に進展しねーぞ!」

福田がズバッと指摘します。

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分析魔の福田はいつもリクオに金言をもたらしてくれます!

「それはそれとして…写真スタジオはどう?」

「いろいろ覚えることあって楽しいっちゃ楽しい。ちょっとやること多くてキツイ。」

「コンビニ辞めて1本に絞れば?榀子に対する遠慮って、仕事に自信を持てばなくなるんじゃねーの?」

「結局その話題か…この分析魔め!」

福田の「わかってんなら、現状打破しろ!」という言葉がグサッと刺さりまくったリクオは悔しそうにします。

帰り際、福田は「俺、今度結婚すっから…で、お前にカメラマン頼むわ!」と言うだけ言って、驚き過ぎて固まったリクオを置き去りにするのでした。

「どのタイミングで覚悟するのかは自分次第!」プロカメラマン田辺の言葉がリクオを悩ませる

さっそく、福田の頼みのためにプロカメラマンの田辺さんに「カメラを貸して欲しい」と頼むリクオ。

「そういうのは水口さんに頼みな。魚住も仕事するならちゃんとしたやつもっとかねぇと!」と田辺。

もう少しスタジオ経験を積んでから買おうと考えているとリクオが話すと、田辺は穏やかな口調で問うてきます。

「もうちょっとっていつになるんだ?俺の考えだけど、写真の才能やセンスなんてものは…こっちから惚れこまないと向こうからはやってこない。どのタイミングで覚悟するのかは自分次第なんじゃないのか?」

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覚悟…リクオの写真や恋に対する全般に関わる課題。

仕事が終わると、スタジオの前でハルが待っていました。

「助言して進ぜよう!何か悩みがあるなら言ってみ?」

リクオの元気の無さを心配するハルに、リクオは「仕事のことだからお前に言っても仕方ない」とつれない対応をします。

めげないハルがコンビニバイトを減らしたことについて聞くと、自然と話はスタジオの仕事の話題へ。

「今の仕事は面白いからあまり休みたくない。いい加減人生が聞いてくる訳よ…“お前何になりたいの?”って。悩んでもなるようにしかならないんだけどね…」

「悩め悩め!みんな、悩んで大きくなったのだよ!」というハルの言葉にリクオは心なしか気持ちが軽くなります。

「まっ、お前なら何やってもそれなりに楽しくやれそうだよな?」

「おう!ハルちゃんは不死身なのだ!」

元気なハルを見て、フッと肩の力が抜けたリクオが「さいですか!」と笑います。

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この2人もすごくいい感じ…リクオどうするんだろう?

榀子は湧を忘れられない…兄の存在の大きさを理解している浪が動く!

福田の結婚式当日。

リクオは、ガッチガチに緊張した福田と美しい奥さんを写真に収めていきます。

式場を出て歩きだすと「写真できたら私にもちょうだい」と榀子に言われ、「もちろん!」と嬉しそうなリクオ。

式に出席したことで、2人は同級生の福田が一家の主となったことを実感…不思議な感覚を覚えます。

「なんかすごいことだよね…」

「そうだな…」

何か榀子に言いかけたリクオが言うのを止め、「俺、先輩にカメラ返しにスタジオ行く…じゃ!」と逃げるようにその場から去ります。

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この時リクオが言いかけたことって…リクオは“榀子の結婚観”を聞いてみたかったのでは?

引き出物の皿を浪の家で使うことにする榀子。

浪の父に「良い物だし、榀子ちゃんがお嫁に行った時に持っていきなよ」と言われた榀子は、「全然当てなんかないもん」と笑います。

そこへ帰宅した浪、見ない間にまた身長が伸びていました。

ふいに浪が腕をまくって二の腕を露出させると…動揺した榀子がいきなり帰ろうとします。

「送ってくから待て!」と咄嗟に腕を掴む浪。

振り返った彼女の目から涙がこぼれ落ち、ハッとします。

逃げるように去った榀子を追いかけた浪に、残酷な言葉が告げられます。

「浪くんの腕が、湧くんの腕にそっくりだった…おかしいけど、鮮明に覚えてるの。」

榀子は“病と闘う湧が腕に注射されるとき、目をそらしちゃいけないと心に決めて見ていたこと”を思い出してしまったと語り、涙を拭います。

今度は榀子が動き出す…「うち来る?」最後に榀子が誘ったのは?

「いちいち思い出すようじゃ、駄目だよね…もう大丈夫だから。」

そう言って歩き出した榀子を、浪が勢いよく後ろから抱きしめます。

「放して…」と言われても「嫌だ!」と突っぱねます。

「一緒に育った家族と同じだから兄貴はお前の一部…榀子にとって兄貴がどんなに大切なのか分かってるのは俺だけだ。兄貴がいなくなって、俺はお前を守るって決めたんだ!」

俯いてただじっとする榀子の細い体を、浪がもう一度ギュッと腕に力を込めて抱きしめます。

「俺…早く大人になるから。兄貴の代わりになるから。」

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第4話で「兄の模造品じゃない!」と言っていた浪が、こんなにまで…切なすぎる想いに胸が痛みます。

震える榀子が「お願い…放して」と懇願すると、浪はゆっくり離れます。

榀子は振り向かず、走りだします。

そのまま榀子が向かったのは、リクオのアパートでした。

「浪くんのこと…どうしていいかわからないの。やっぱりもう幼馴染の関係を続けていくのは難しいのかな。」

近所のファミレスでリクオに相談する榀子。

心の中では<違う…こんなこと相談しに来たんじゃない…>と何度も繰り返します。

マンションまで送ってくれたリクオが帰ろうとすると、呼び止めた榀子が今の想いを話しだします。

「今まで、“浪くんや魚住くんの気持ち”考えてなかった…私は、答えを出さないでいいように逃げる口実を死んだ湧くんに求めて自分の中で正当化して。忘れられないけど私の中で整理をつけて前向きになろうと思ったけど。結局、中途半端…私は卑怯で1人ぼっちになるのが怖いの。」

「俺は言っただろ?それでも“待つ”ってさ」

リクオは榀子を真っ直ぐ見て言います。

「私も待ってたのかも…浪くんみたいな強引さが、魚住くんにもあればって。私は誰かが前に引っ張ってくれないと前に進めないのかもしれない。」

お隣の奥さんが出てきて場所を変えることに…その時、榀子は「散らかってるけど…うち来る?」とリクオを誘ったのでした。

『イエスタデイをうたって』第7話まとめ

第5話でミナトしていた恋の作戦実行中のハル。

一緒にいる時間を重ねる中で、リクオに「これもありかな」って思ってほしいはず…健気なハルを考えると今後の展開が怖すぎます。

榀子の伝家の宝刀「うち来る?」には立ち上がってしまいした。

まさか、こんなにハラハラさせられるとは…リクオはどんな選択をしたのか、続きを早く見たすぎます!

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