『イエスタデイをうたって』第6話あらすじ・ネタバレ感想!人間関係を破壊する元カノ・柚原チカ現る!

『イエスタデイをうたって』第6話

出典:『イエスタデイをうたって』公式ページ

あなたに忘れられない元カノや元カレは?

第6話「ユズハラという女」は、高校時代に謎のフリ方をされた元カノ・柚原チカが突然現れて強引に同居しだすというヤバい展開。

しかも、彼女は人間関係クラッシャーの異名を持つ女へと進化を遂げていました。

終わった恋を思い出させる切ない演出にグッときます!

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『イエスタデイをうたって』前回第5話のあらすじと振り返り

リクオの働き始めたギャラリーに来た新しいバイト・湊航一(ミナト)。

実はこのミナト、ハルとは高校の同級生でしかも高校の時からずっとハルに気があるっぽい。

ハルとの偶然の再会に運命を感じたミナトは、ハルのバイト先MILK HALLへ通います。

飲めないブラックコーヒーにミルクと砂糖をたっぷり入れてバイトが終わるまで粘り、毎回ハルを家まで送り届けます。

彼女のリクオへの恋心を察したミナトは、“一緒にいればいつかアリって思ってもらえるかも”と健気に何度もMILK HALLへ。

決死の思いでハルをデートに誘ったミナト。

海辺で告白しますが、その場で“リクオへの想い”を聞かされ撃沈…長年想い続けた恋に終止符が打たれた報道カメラマン志望のミナトは、カメラを持ってしばらく放浪の旅に出たのでした。

ミナトが去った後、ギャラリー主催の写真コンテストの結果がでます。

評価No.1を得たのは“高校時代のハルの横顔”を切り取った、ミナトの恋(想い)が詰まった写真でした。

【ネタバレ】『イエスタデイをうたって』第6話あらすじ・感想

「今晩泊めて!」とリクオの前に突然現れた元カノ・柚原チカ

自宅アパートの部屋でコタツにあたりながら雑誌を読むリクオ。

なぜか彼は苦悶の表情を浮かべます。

その理由は、コタツの内部…寝息をたてて眠る柚原チカの足がリクオの足に触れています。

この事態に陥ったのは、その日のバイト先での出来事から…。

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第6話では、リクオのお人好しが大いなる誤解と大参事を生み出します。

バイト先のコンビニでリクオがゴミ捨てに出ると、見慣れない派手な風貌の女性がしゃがんでいました。

「お疲れー。前からこの辺住んでたけど、ここでバイトしてるなんて気づかなかった!」

顔見知りのように親しげに話しかけてきた柚原チカ。

実は、高校2年の時のクラスメイトで、リクオの元カノ!

あまりにも雰囲気が変わってしまっていて気づかなず、チカが名乗ると驚きます。

「思い出した?」と嬉しそうにするチカ。

対して、リクオは「思い出したくないということを思い出した…」と露骨に嫌な顔をします。

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何か訳ありっぽい!

「困ってんだ…家賃滞納でアパート追い出されて。これも何かの縁ってことで、今晩泊めてくんない?」

リクオが断れない男という習性を知った上での行動、したたかなチカはお願いポーズをしながらニコリ。

その晩、チカを部屋に招き入れたリクオ。

彼の夢の中…高校時代のチカとの強烈な思い出が悪夢として蘇ります。

優雅にピアノを弾いているチカ、気づかなかったのも咎められない程の文化系でおしとやかそうな黒髪少女です。

「ごめんね。結局、魚住は私のこと何もわかってくれないもん。」

これが、チカにたった4ヶ月付き合った末にフラれた時の言葉でした。

リクオが勢いよく起きると、彼女はもう部屋にいませんでした。

チカのあだ名は破壊王!お人好しのリクオが居候を許可してしまう!

柚原チカはかなりの有名人、なんとバイトの先輩・木ノ下も彼女を知っていました。

「話したこと無いけど、確かあだ名は“破壊王”。」

木ノ下いわく、チカが加入したバンドはもれなく色恋沙汰でグチャグチャになり、最後は解散してしまうらしい。

リクオは驚かず「分かる気がする」と顔をしかめます。

高校では、はじめは真面目だったというチカ。

でも、委員会活動中に恋愛武勇伝がいくつか生まれ、卒業する頃には“被害者の会”ができるまでに…リクオもどうしてフラれたのか未だに謎です。

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チカという非常に危ないキャラの登場で波乱の予感!

リクオはバイト後、榀子の新居へ。

「学生の時から引っ越す度にやってるから、もう自分の家より榀子ん家の家電のコードの方が詳しい」と豪語するだけあって、配線を慣れた手つきでこなします。

リクオが「浪には頼まないのか?」と探りを入れると、榀子は「教師として生徒をこき使うのは気がひける」と答えます。

「俺がいつでも手伝ってやる。」

「お願いね。」

お互いに少し照れながらのやりとりします。

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“浪は生徒”とはっきり線引きしたのに、リクオの手助けは断らず継続希望…これは脈あり!?しかし、リクオにはさらなる試練が待ち受けていたのです!

気分よく帰宅すると「おかえり!」と当たり前の様にエプロン姿のチカが出迎えます。

呆気にとられるリクオを見て、チカはドアの前に置いていたスペアキーを勝手に持ち出したと話します。

ネギ入り卵焼きに具だくさんのみそ汁…チカの料理を食べたリクオはうまさに屈し、怒れなくなってしまい「お前、居座る気?」と聞きます。

隙を突いてチカは「3週間だけ!今日ピアノ弾くバイト見つけてきた…給料入ったら出てく!」と土下座。

「女友達もいなくて、他の元彼たちは彼女持ちで行くとこ無い」と寂しげに話す彼女を、リクオが放っておけるはずがありませんでした。

元カノ・チカを赤い顔したリクオが押し倒す…まさかのエロい事態!?

「プロになりたいなら、仕事を見た方がいい」とリクオはギャラリーの専務に“写真スタジオでのバイト”を勧められます。

<コンビニもギャラリーも、将来へ繋がる仕事じゃない…だけど>

リクオは脳内で葛藤します。

赤い顔をしたリクオは家に帰ると何も言わず、チカを押し倒して、もたれかかります。

一瞬驚いたものの、チカは行動から察し「別に…いいけど」とすぐ受け入れます。

実はリクオ、高熱で意識が朦朧…倒れたリクオが目を覚ますと、チカが看病してくれていました。

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チカの家は社会人になっても門限7時という厳格な親で、半ば強引に家出。チカは必然的に料理上手になったそう。

「両親に嫌々習わされていたピアノで職にありつけるんだから皮肉なもんよ。カメラマンになりたいの?」

リクオは「なりたい…で、なれるような甘い世界じゃないし」と答えます。

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この後、まさかあんな事態に陥るとは!リクオ最大のピンチが少しずつ近づいてきていました。

<自分の都合のいい時だけ頼って…私って図々しい>と榀子は深いため息。

罪悪感に苛まれる中、先輩教師の杜田にとっておきの新潟地酒を嗜む“部屋飲み女子会”に誘われます。

注がれるままに飲んだ榀子は“亡き湧との恋バナ”を話し、女子たちは榀子の亡き恋人を慕うピュアな話に感動。

酔った杜田に「じゃあ…まだ一度も男の人と付き合ったことないの?」と聞かれた榀子が「…いけませんか?」と恥ずかしそうに答えると、女たちは一様に天然記念物でも見る様な視線を榀子へ向け絶句します。

「これからだもん…前向きになるって決めたんだから!」

ほろ酔いで怒りながら帰る榀子は、いつの間にかリクオのコンビニに来ていました。

トラブルメイカー・チカの悪気のない対応が、ハル&榀子に大きな誤解を生む!

榀子がちょっと覗いていると、背後から元気な声。

振り向くとそこにハル、躊躇する榀子を問答無用でコンビニの中に押しこみます。

木ノ下に病欠だと聞いたハルと榀子…心配してリクオの自宅に様子を見に行くことに。

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この展開、ヤバそう!

無防備な顔をして寝息を立てるリクオをチカが看病中、部屋のチャイムが鳴ります。

扉を開けたのはチカ、予想だにしない光景にハルと榀子は目を丸くします。

「魚住は風邪で寝てますが…」

「あなたは?」と榀子が尋ねます。

「ただの居候ですw」

想定外すぎる返答に、より一層ハルと榀子は目を丸くしてその場に硬直。

「そう…ですか。私たちお見舞いに来たんですけど帰ります。」

大人な対応を見せる榀子が、絶句し続けるハルを促してその場を立ち去ります。

のん気なチカは自分がどんな火種を生んだかも知らずに「上がっていけばいいのに…」と呟きます。

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人間関係破壊王チカ、恐るべし!

帰り道、絶句が憤りに変わったハルが「私たちに何の断りもなく…」と怒りで肩を震わせます。

榀子は「別に私たち彼女じゃないし」と抑揚なく話します。

「裏切り行為じゃん!」とハルが言っても、「一度断ってるし、彼を責められない」と榀子。

最後に榀子は「しょうがないんじゃないかな…人の心は移ろいやすいものだし」と諦めの境地を語ります。

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なんだか榀子の方が静かに怒りまくっていた気が…

「なんか遠慮しちゃってすぐ帰った…あんな可愛い女友達いるなんてやるじゃん!」

翌朝、すっかり熱の下がったリクオは、チカに昨夜就寝中に起こった出来事を聞いて絶望のポーズをします。

病み上がりのリクオに制裁下る…ハル&榀子の怒り直撃!

「まだ泊めてんの?」

木ノ下の呆れた声がコンビニ内に轟きます。

どうしたらいいか分からず頭を抱えるリクオ、そこへすごい剣幕のハルがリクオに会いに。

裏口に逃げるとハルが先回りしていて「私に何か言うことは?」と引きつった笑顔で仁王立ち!

「チカを放りだせない」と言われたハルは「もう情が移ってる!いや…出て行ってもらって!」と迫ります。

「お前には関係ない!」と距離を置かれたハルは、泣きながらビールカゴを力いっぱい投げつけて去っていきました。

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病み上がりでこれはキツイw

バイト帰り、リクオは留守の榀子をオートロックの前で待ちます。

「あら、風邪はもういいの?」

よそよそしく距離をとった言葉遣いをする榀子に、リクオは昨夜のことを弁明しようとします。

「なんのお話?ゆうべは学校の先生と飲んで、そのまま家に帰りました。」

感情を押し殺し、マンションに入ろうとするのをリクオが呼び止め…榀子が振り返ると見たことのない形相で「ヒッ」と青ざめたリクオが声にならない声を発します。

そして、榀子は何も言わず行ってしまいました。

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ハルと榀子、どちらもリクオに腹を立てているのは確かwそれぞれ怒りの表現方法が全然違うのが面白い!

<俺の身から出た錆びだ…>

発熱時よりも血相が悪くなったリクオ、食欲が著しく減退し、夕飯が進みません。

リクオが置かれた状況など知る由もないチカは、鯖の三枚おろしの話をして「やっぱご飯は誰かと食べた方が美味しいよね!」と嬉しそうに笑います。

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丁寧に身を削ぐ三枚おろしのくだり…リクオの現状の様で痛い。

器用貧乏チカの寂しい一面…榀子とチカ、優等生と元優等生のやりとり

「お前“私のことわかってくれない”って言ったじゃん。その時は訳分かんなかったけど、今はそうだったのかなって思う。」

リクオが今感じたことを正直に言うと、チカは「他に男できたから別れたかっただけ」と暴露…昔からの男関係のだらしなさ、引きもせずリクオはちょっと呆れる感じで受け入れます。

「結局、私は人から良く思われたいだけ。好きって言われると断れない。きっと私、脳みそどっか欠落してる…自分から人を好きになったり、何かに一生懸命になったりしたことない…器用貧乏だから。」

言いながらチカが寂しい笑顔を見せます。

一方、ベッドで膝を抱える榀子は<なんで私怒ってるんだろう?>とクッションに顔をうずめて考え込んでいました。

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付き合った経験のない榀子、嫉妬という感情を初めて味わっていることにまだ気がついていません。

榀子の足は、また無意識にリクオの家へ。

「上がって待ったらいかがですか?」

コインランドリー帰りのチカに遭遇!

目を伏せて帰ろうとする榀子の腕を掴んだチカ。

結局、リクオ宅に上がることになった榀子は、チカから「ただの居候で、魚住とはまったく何でもない!」と説明を受けます。

チカは“リクオが榀子を好きなこと”に気づいたようで「彼女いないと思ってたんで…」と榀子に謝ります。

すると、今度は榀子が「ただの大学時代の同級生で、彼女とかそういうのじゃない」と説明し、チカはこの時“リクオの片想い”だということを知ります。

居候チカが去る…彼女が残した置き手紙に綴った言葉はリクオへのエールだった

榀子に了承を得て、チカがタバコを吸いはじめます。

「あいつは昔から単に人がいいだけ。コンビニで会ったのも偶然じゃない…バイトしてるの知ってたし。あいつなら頼めば何とかなるって。それだけなのよ…本当それだけ。」

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チカが「それだけ」を繰り返す度に“それだけじゃないんじゃないか”と思っちゃいます。

「私なんかのせいでダメになって欲しくないんだよね。」

チカに微笑みかけられた榀子、その思いを直視できずに目を伏せます。

チカが2本タバコを吸い終えた頃に榀子は帰っていき、夕焼け空を見ながら3本目を吸うチカはどこか名残惜しそうに見えました。

もう1人、リクオにちょっとした怒りを覚えた人物が…木ノ下ですw

バイト中、ため息尽くしのリクオに木ノ下が「怒ってもらえてよかったじゃねーか。俺に言わせればお前は贅沢!」と言葉をかけます。

リクオが家に帰ると、チカから最後の夕食と置手紙が添えてありました。

<突然ですがピアノのバイトが本採用になり、給料も前借りできたので出て行きます。短い間だったけどありがとうね。追伸、いい加減な私はどうやらピアノが好きみたい…魚住も頑張ってください。>

「勝手な奴め…」

少しだけ寂しそうでホッとしたような声でリクオがぽつりと呟きました。

『イエスタデイをうたって』第6話まとめ

チカの「頑張って!」は、リクオの背中を押したでしょうか。

恋に将来に…イマイチ1歩が小さめの彼に響いていくことを願います。

『イエスタデイをうたって』は見る時の受け取り手の心持ちによって、“誰に向けた言葉(思い)なのか”が変わります。

いろんな視点と登場人物の目線で楽しめる深いアニメ…次はどんな感情が湧いてくるのか、毎話楽しみです!

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