古い無線機でつながった過去と現在の刑事。
無線機で繋がっていくうちに、未解決事件の真相へと繋がっていき、お互い協力し合いながら事件を追います。
命の危険にさらされながらも、「諦めなければ未来は変わる」と信じ、やがて刑事たちの絆と執念が未解決事件の謎を解き明かしていくのですが、その様子が毎回驚きと感動の連続で、どういう展開になるのか最後まで見逃せないドラマです！
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目次
『シグナル』主要キャスト
出典:KNDA.TV
イ・ジェフン / 役:パク・ヘヨン
出典:衛星劇場
- 現在の刑事
- 大好きだった兄の死に隠された真相を暴くため刑事になる
- 新人だが高い能力を持つプロファイラー
- 警察嫌いだがチャ・スヨンのことはとても信頼している
キム・ヘス / 役:チャ・スヨン
出典:衛星劇場
- 未解決事件専門チームのリーダー
- 新人だった頃イ・ジェハンの元で正義感溢れる刑事へと成長する
- イ・ジェハンのことを密かに好き
- イ・ジェハンが謎の失踪をした後も長年探し続けている
チョ・ジヌン / 役:イ・ジェハン
出典:衛星劇場
- 過去の刑事
- 正義感に溢れ責任感が強い
- 女性の気持ちには鈍感
- ぶっきらぼうで口は悪いが優しい熱血刑事
【ネタバレ】『シグナル』あらすじ・感想
ある日繋がる謎の古い無線機
警察のプロファイラー、パク・ヘヨン（イ・ジェフン）はある日、廃棄処分寸前の無線機から聞こえてくる謎の人物の声を耳にします。
声の主は、15年前の未解決事件を追うイ・ジェハン刑事（チョ・ジヌン）でした。
時効まであと数日！
緊迫した状況の中、有力な手がかりを入手し、チャ・スヨン刑事（キム・ヘス）と共に事件を解決します。
半信半疑だったヘヨンは、その後も繋がる無線機により、イ・ジェハンが過去の人間であることを知ることになります。
15年前の失踪
過去の刑事イ・ジェハンと無線機で繋がっていくうちに、ジェハンとヘヨンの間に信頼感が生まれていきます。
ヘヨンは未解決事件チームのリーダーであるスヨン刑事に、しきりにジェハンのことを聞きます。
探りを入れるジェハンに対して疑問を抱くスヨン。
スヨンは新人の頃、ジェハンの下で育てられ、ジェハンに特別な感情を抱いていました。
周りからすると、二人はどう見ても両想いなのに、本人たちだけがそのことに気づけず、なかなか恋に発展しません。
そんなある日、ジェハンが賄賂を受け取った汚職刑事として事件に巻き込まれ失踪してしまいます。
15年の間、白骨死体が出るたびにスヨンはすぐに駆けつけ、ジェハンの目印である肩に傷跡があるか確認し続ける日々を過ごしていたのでした。
ジェハン（チョ・ジヌン）に見守られていた幼き頃のヘヨン（イ・ジェフン）
無線機のやり取りにより、15年前に起きたある高校の集団暴力事件に、ヘヨンの兄であるソヌ（カン・チャニ）が関わっていたことが判明します。
真相を確かめるために過去のジェハンに協力を頼みますが、真犯人はなんと警察庁の幹部チス（チョン・ヘギュン）でした。
権力によって無罪だった兄ソヌが犯人に仕立て上げられたことにヘヨンは憤り、ソヌの無罪を証明することに必死になるのですが…。
落胆する過去の幼いヘヨンの望みは、ただ家族が一緒に食事をすることでした。
ソヌがいなくなったことで家族がバラバラになり、幼いヘヨンは母親と別れ、夕飯さえも一人で食べることになります。
そんなヘヨンを影から見守っていたジェハンは、一人で焼肉屋に入りオムライスを注文するヘヨンを気の毒に思い、面倒を見てほしいと食堂のおばさんにお金を渡します。
事件を追う過程でその事実を知ったヘヨンでしたが、ずっと一人ぼっちだと思っていた過去の辛い記憶が、ジェハンの優しさで包まれていくのでした。
数々のドラマ賞受賞と実力派映画俳優たちの熱演
韓国のゴールデン・グローブ賞ともいわれる「百想芸術大賞」を筆頭に、各アワードで次々に受賞しました。
『ファントム』のキム・ウニのリアルな人間描写が描かれた脚本と、『ミセン-未生-』のキム・ウォンソク監督による深い人間洞察、クオリティの高い映像、そして何より名俳優3人が出演を切望したと言われ、多くの人の心に残る素晴らしい演技を披露しました。
全ての要素が揃った見事な作品で、多くの視聴者を魅了し、テレビ史上歴代第3位の視聴率を獲得。
放送終了後には『シグナル』ロスの声が多発したほどのドラマです。
『シグナル』キャスト・あらすじ・ネタバレ感想まとめ
正義感のある刑事によって、無線機で繋がる過去からのシグナルは、時空を超えた権力への怒りでした。
事件を追うほどにジェハンとヘヨンの関係が鮮明になっていくのですが、まずはこの緻密な構成の脚本に脱帽しました。
最後までどう終わるのか予想ができず、とにかく希望を持って視聴していたほどです（笑）
「諦めなければ未来は変わる」
ジェハン刑事はずっとこう言い続けました。
そして、真相を追えば追うほど、ジェハンは現実世界の闇の深さに落胆し、どれだけがんばっても解決できないイラ立ちを現在の刑事ヘヨンにぶつけます。
「そこも悪い奴がのうのうと生きる世界なのか！20年も経てば少しは変わってるんじゃないのか！」と。
過去では解決できない悔しさに共感し、このドラマを観ながらどれだけ泣いたかわかりません。
ですが、この三人の刑事の絶対に諦めない精神を見ていると、ジェハン刑事が本作で何度も言っていたように、もしかしたら「諦めなければ未来は変わる」のかもしれない。
そんな希望を抱くことができるドラマでした。
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