もしかしたら、人生においては100%の満足は必要ないのかもしれない。
微笑む主人公がラストに放つ…この“深い心の呟き”が印象的な第4話「満足」。
今回の週末旅は、大分県にある別府温泉・杉乃井ホテルが舞台。
“満足度100%ホテル”として有名な凄すぎる宿です!
幸せな宿で幸せについて深く考える旅…
バリキャリの道をひた走ってきた夫婦(吉沢悠×観月ありさ)が、ずっと避けてきたことを真剣に語り合います。
答えがでない難題への夫婦の向き合い方に感動します…。
目次
ドラマ『週末旅の極意 夫婦ってそんな簡単じゃないもの』前回第3話のあらすじと振り返り
熱望していた万博担当を逃してしまった広告会社の部長・矢吹真澄(観月ありさ)。
悔しすぎて、担当に決まった同僚を祝福できませんでした。
おめでとうって言えない私は大人げない?
家に帰ってヤケ酒を煽っている真澄を、夫の仁(吉沢悠)が心配します。
晴れないキモチ(嫉妬心)を連れたまま、週末旅で黒部へ。
宿泊先は、黒部渓谷のすばらしい景色とともにある美しい宿「やまのは」。
大浴場・棚湯からの絶景と黒部川のせせらぎ、美味しい山海の幸!
富山の自然の恵みが、真澄の心を柔らかくしていきます。
そして、小さくて可愛い宿泊客(子供)との交流で真澄に笑顔が戻ります。
…ですが、ちょっとしたことが引き金となって夫の仁にも嫉妬してしまう真澄。
妻の異変を感じ取った仁は、息抜きのために温泉卓球に誘います。
嫉妬して強くなる末っ子最強説を唱えて、仁は末っ子の真澄を元気づけます。
嫉妬は決して悪いだけの感情ではないと、夫から気づきをもらった真澄。
週明け…真澄は、キモチを新たに仕事場へ向かいます。
sat0330
第4話は、まるで遊園地のようなホテルに圧倒されます!
【ネタバレあり】ドラマ『週末旅の極意 夫婦ってそんな簡単じゃないもの』第4話あらすじと感想
足るを知る人でありたい矢吹仁(吉沢悠)は、あることを決意する。
足るを知る…そんな人でありたいと思って生きてきた矢吹仁(吉沢悠)。
部下の今村俊哉(藤代太一)と三好エリカ(森高愛)の授かり婚報告を受け、仁の心は揺れます。
幸せそうな2人を祝福したものの…
子供が欲しい彼にとっては複雑です。
無いものを求めるより、いま在るものに満足できれば…人は幸せだ。
こう自分に言い聞かせてきたのに、前回の黒部旅で妻の真澄(観月ありさ)が子供と笑顔で話してる姿を見て、仁は欲が出てきました。
今週末の旅行で…僕は、真澄と話したいことがある!
仁はある決意をします。
sat0330
真澄は実力でこの企画を通したと張り切っています。
冷蔵庫からキンキンに冷えた缶ビールを取り出した湯上りの真澄は、景気づけにグビッと!
ご機嫌な真澄と決意の仁は、明日から大分県へ週末旅に出掛けます。
sat0330
別府温泉への週末旅は、満足度100%のスゴ宿で…!
仕事以外で久しぶりに飛行機に乗って、矢吹夫婦がやってきたのは大分県の別府温泉!
2人が滞在するのは、2023年1月にできたばかりの「杉乃井ホテル・宙館」です。
流れるプールにウォータースライダー、水着で入れる屋外型温泉施設、
夜は噴水ショーがあってボウリング場まで完備…
楽しみいっぱいで、アミューズメントパークのよう!
部屋ごとにコンセプトの違う洗練された客室が魅力。
矢吹夫婦は、別府の街が見える部屋に宿泊します。
「湯けむりがあんなに!」
真澄は、源泉数全国ナンバー1の別府温泉ならではの贅沢な景色に感激します。
「仁のお父さんとお母さんも、今度誘ってみない?」
真澄が言うと、仁は「別にいい」とすぐに話しを反らします。
sat0330
真澄は、壮大な海の景色が眼前に広がる女湯。
山の緑が綺麗に見える男湯で…
仁は楽しそうな家族の宿泊客(父と息子)に切なくなります。
彼はサウナで雑念を払います。
幸せの味がするモンブラン!心もお腹も満たす極上ビュッフェ!
真澄は、浴場前のソファで仁待ち。
ふと見ると、三世代家族・女子5人がわいわいと自動販売機でみどり牛乳を買っています。
末っ子は、みーちゃんっていう子らしい…
真澄は、小さい頃にしていた遊び・女の子の名前を考えるやつ(みーちゃん編)をしながら仁を待ちます。
sat0330
いろんな料理が所狭しと並んでいます。
いつも厳選して選ぶ仁も今回ばかりは選びきれず、お皿がテーブルいっぱいに!
真澄はかぼすハイボール、仁はウーロン茶で乾杯。
sat0330
鰻も食べ放題だし、パティシエが目の前で作ってくれるモンブランも絶品です。
「150%満足!脳内から幸せホルモンが出てるのを実感!」
真澄が恍惚の表情を浮かべます。
食後は、ソラニワと名付けられたホテルの庭園を散歩。
「何か…言いたそうだね?」
真澄が、仁に言葉をかけます。
子供のこと…どう思ってる?
まずは自分たちのキャリアを優先させよう!と決めて結婚した、仁と真澄。
仁は真澄に“いま”を問います。
部長になり大きなプロジェクトを動かす立場にもなった真澄は、自らのキャリア形成は順調と答えます。
「子供のこと…真澄はどう思ってる?」
本題を仁が切り出すと、真澄は動揺します。
sat0330
子供は好き…子育ては楽しそうだなとも思う。
でも、絶対に産まなきゃいけない?
いま産もうとしたら、いま抱えてる仕事が続けられなくなる。
真澄が思うことを話します。
そして、いろんな人から言われたことを打ち明けます。
もう、あまり時間がないよ?
産めばなんとかなるよ。
産みたくても産めない人もいるのに、産まないのは罪だ。
産めば自然と母性がそなわるって言ってきた人には、違和感を感じました。
心ある言葉でも、心ない言葉でも…真澄はたくさん傷ついてきました。
キャリア妻(観月ありさ)、子供を産むことへの葛藤
親しく近い人たちが子供を産むたび…
たとえ、誰も何も言わなくても無言の圧力を感じてきました。
孫の顔が見たいという仁の両親…
仁に距離を置かせてしまっているのも理解しています。
sat0330
いっそ産めば楽に…でも、子供は自分が楽になるための道具じゃない。
産むことはゴールではなく、長い責任のはじまりです。
このホテルでたくさんの幸せそうな家族を見ました。
そして、その幸せを目の当たりにして切なくなりました。
まるで流れるプールで自分だけ流れに逆らって泳いでいるようだと、真澄は目を潤ませます。
「自分でも考え過ぎてよくわからないの…」
頭の中のぐちゃぐちゃをそのまま仁に伝えます。
「私の体、私の人生…私たちの子供のことを考えていいのは“私たちだけ”だよね?」
真澄は、思うことをすべて吐き出しました。
そして、一番気にかかっていることを夫に問います。
「…私は、仁の期待を裏切ってない?」
人生においては、100%の満足は必要ない!?
真澄の本心を聞くことができてよかったと答える仁。
育児は分担できるけれど、子供を産む上でほとんどの負担が真澄にかかります。
「2人のことは誰にも何もいわせない。僕は、真澄自身の意志を尊重したい。」
頼もしく優しい夫の言葉に、妻は心からのありがとうを伝えます。
子供はほしいけれど、あくまでも真澄がそれを望んだ場合のこと。
目が覚めたら、そこに大切な人がいる…こんな幸せなことがあるだろうか?
真澄の寝顔を見ながら、仁は考えます。
帰り際、真澄がついあげる宛てもないのに可愛すぎて買ったのは、小さい子用の別府地獄Tシャツ。
仁は閃きます!
sat0330
仁は、ご祝儀袋と一緒に授かり婚の部下・今村へ別府地獄Tシャツをプレゼントします。
両手に持てる幸せの量は決まっていて…
得るものがあれば、失うものや手放すものもある。
もしかしたら、人生においては100%の満足は必要ないのかもしれない。
そう感じた仁は、お土産の鬼ちゃんプリントクッキーを幸せそうに頬張ります。
ドラマ『週末旅の極意 夫婦ってそんな簡単じゃないもの』の次回に期待するもの
両手に持てるだけの幸せって難しい。
幸せを“持てるだけの量”にするのは至難の業です。
週末旅には、“足るを知る”に誘ってくれるパワーがあるのかもしれません。
第5話のタイトルは「運命」。
夫が海外赴任を打診され…仲良し夫婦が離れ離れの危機に!
そんな中、京都の週末旅で妻の元彼(駿河太郎)と遭遇!!
人との縁が不思議に繋がるいにしえの地で、夫婦がターニングポイントを迎えます。