ノルマ達成期限まであと4ヶ月。
いまだ数字が減らないどころか、むしろ増えている三友銀行蒲田支店。
その蒲田支店の頑張りを本部にリークするスパイの正体が明らかになります。
行員たちの頑張りが報われつつある中、やってくるひとつの別れ。
ちょっぴり切ないモードの第4話です。
目次
『集団左遷!!』第4話あらすじ
蒲田支店廃店か、存続か、ノルマ達成期限まで残り4ヶ月ーー。
街中で商談会のチラシを配っていた片岡(福山雅治)は、三嶋(赤井英和)から自社ビルを建てる予定だと聞く。
うまくいけば20億円の融資につながる。
さらになんと花沢(高橋和也)が前の支店にいた時の得意先だった不動産コンサルタントの神崎昇が蒲田支店を訪れ、高級ビジネスホテル建設計画のために40億円融資して欲しいと持ちかけてくる。
この2つの融資が成立すれば、ノルマ達成に大きく前進する。
またとないビッグチャンスに、片岡は本部からまた妙な邪魔をされないよう横山常務(三上博史)に直接釘を刺しに行く。
しかし、横山は思わぬ言葉を片岡にかける…
出典:『集団左遷!!』公式ページ
【ネタバレ】『集団左遷!!』第4話の感想
スパイはあなただったんですね。
横山常務(三上博史)のスパイが、法人営業1課の花沢課長(高橋和也)だと判明します。
花沢さんは銀行員をクビになるのが怖くて、言うことを聞いてしまったとのことでした。
しかし、片岡支店長(福山雅治)は花沢さんを罰することなくチャンスを与えようとします。
「ここでやり直せばいいじゃないですか」
「頑張るのも一緒、生き残るのも一緒ですよ」
蒲田支店のノルマはいまだ108億円のまま。
そこで一気に顧客を増やそうと商談会の企画が立ち上がり、花沢さんがリーダーに任命されます。
そして、花沢さんのかつての得意先であった不動産コンサルタントが、高級ビジネスホテルの建設のために40億の融資を蒲田支店に持ちかけてきます。
デベロッパーは本社が羽田にあるにも関わらず、信頼している銀行にお願いしたいからだということでした。
俄然張り切る片岡と行員たち。
本部はそれに対して横槍を入れることなく、むしろ頑張れと言います。
「いいの?頑張っていいの?」
横山常務はまたどうせ、良からぬことを考えているに違いないと思いますが、果たしてどうなるでしょうか?
非通知の電話
身から出たサビだと40億の融資の担当を自ら外れた花沢さん。
横山常務からの非通知電話は思い切って無視して、リーダーを命じられた大商談会のPRに勤しみます。
その様子が雑誌の編集者の目に留まり、取材が入ることになりました。
これは良い風が吹いてきたかもしれません!
一方、40億の融資の方は、滝川(神木隆之介)が担当することになり、着々と準備が進められました。
土地の所有者に会うことになったものの、所有者は間違えてコンサルタント会社の方へ来てしまったり、家を内覧したいといえば「取り壊すのに、内覧するんですか」と言ったり、稟議を上げる前にデベロッパーの上役の人に会いたいと言ってもなかなか会えないにも関わらず、稟議を先に通して欲しいと頼まれるなど、明らかに怪しい雰囲気が漂っています。
花沢さんのところへは、また非通知の電話がかかってきています。
花沢さんは、じっと電話が止むのを待ちます。
そんな時に取材を受けた雑誌が発売されました。
ところが、その記事には聞いていた内容とは全く違い「集団左遷」「廃店」の文字が躍っています。
これでは支店のイメージはがた落ちです。
しかし、雑誌側は支店の頑張りを見てもらいたいので、記事を取り下げるつもりはないと言います。
蒲田支店はまたしてもピンチを迎えてしまいました。
地面師詐欺です!
デベロッパーの上役と会えないことで、稟議を先延ばしにしていた片岡たちですが、コンサルタントがしびれを切らして今週中に稟議を通してもらえなければ、違う銀行に相談すると言い出しました。
片岡は慌てて稟議を上げます。
蒲田支店のことは任せると言われた宿利支店統括部長(酒向芳)は、この融資が怪しいとわかっていながら稟議を通しました。
しかし、一連の流れからコンサルタントとデベロッパーに対して疑問を持っていた真山副支店長(香川照之)。
「副支店長が引っかかってるなら、確認した方がいいと思いますが」
という花沢さんと共に調査をすると、なんと土地の所有者もデベロッパーも偽物で、彼らは地面師詐欺だということが判明します!
すでに契約書を交わした後で、小切手を持って逃げる詐欺師たちに片岡や花沢さんたちが身体を張って掴みかかって、なんとかそれを阻止することができました。
一昨年大きな話題になった品川の地面師詐欺事件。
こういった話は、決してドラマの中だけではないことがわかり恐ろしい気持ちになったことを思い出しました。
今度こそ事件です!
コンサルタントが花沢さんの顧客だったことで、疫病神を引き寄せてしまったと責任を感じてしまった花沢さん。
すると、片岡の元に連絡が入ります。
「支店長!今度こそ事件です!」
慌てて支店に戻ると、店の中は人だかりができていました。
雑誌の記事を見た近所の人々が、廃店になったら困ると商談会に集まってきたのです。
記事はマイナスどころか、プラスに働いてくれたのでした。
「これは良い神様を引き寄せてくれましたね、花沢さん!」
「この勢いに乗らせていただきましょう!」
花沢さんは非通知電話を見過ごすのではなく、はっきりと着信拒否をしました。
横山常務はそのことが気に入りません。
嫌な予感がします。
人の人生をもてあそぶなよ!
大商談会は大成功に終わり、108億あったノルマは一気に半分にまで減らすことができました。
しかし、横山常務のスパイをやめた花沢さんに、出向という非情な人事が申し渡されてしまいます。
片岡支店長は横山常務に直談判をします。
「花沢にチャンスを下さい!」
しかし、横山常務はそんな行員のことは知らないと言い放ちます。
この時の横山常務は本当に嫌な顔をしています。
「だったら知らない行員の人生をもてあそぶなよ!」
片岡の悲痛の叫びもむなしく、その人事が覆ることはありませんでした。
とにかく横山常務のパワハラがヒドイ回です。
銀行の未来のためと言って、一行員を人とも思えぬ所業に、見ていてやり切れない気持ちになりました。
どうせなら100億のノルマを突破するのを見たかった…と話す花沢さん。
最後に「頑張れー!蒲田ー!」と叫ぶところは、涙なくしては見られませんでした。
今回の地面師詐欺事件に関しては、宿利支店統括部長が一任されていましたが、蒲田支店が詐欺を回避し、それどころか業績がアップしてしまったことにより失脚してしまいます。
意気消沈の宿利部長とすれ違いに、軽い足取りで横山常務の部屋に訪れたのは、ふとん店に出向していた片岡の同期である梅原(尾美としのり)でした。
初回からなんとなく怪しいと思っていたキャラクターですが、やはり何か裏があるようです。
宿利部長は、片岡支店長を逆恨みしたようで、自社ビルを建てるために土地を探している三嶋食品の社長(赤井英和)と一緒にいるところを建物の陰からジッと見つめていました。
『集団左遷!!』第4話まとめ
🐷第4話放送まであと1時間‼️
先週の裏切り者発覚から
もう1週間ですね💦
片岡支店長の想いとは…戸次さん演じる神崎が持ってきた融資の話🤩🎉
蒲田支店にとって吉となればいいですが🥺✨今夜9時 ご覧ください📺❣️#福山雅治 #香川照之 #神木隆之介 #高橋和也 #増田修一朗 #戸次重幸 #集団左遷!! pic.twitter.com/sUibB0XzSK
— 5/19‼︎第5話‼︎日曜劇場『集団左遷!!』 (@shudansasen_tbs) 2019年5月12日
次回はどうやら、ノルマのタイムリミットが迫る中、宿利部長をはじめとした本部からの圧力がますます強くなるようです。
しかし、そこは転んでもタダでは起きない蒲田支店。
どのような逆転劇を見せてくれるのか楽しみです!
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