100億のノルマ達成に向けて一丸となりつつあった三友銀行蒲田支店。
しかし、本部の壁が立ちはだかります。
なぜか支店の動向が本部にダダ漏れなのは支店の中にスパイがいるからでは?
片岡支店長(福山雅治)はいつも定時で帰る副支店長の真山(香川照之)を疑い始めます。
今回も片岡さんは頑張ります!
目次
『集団左遷!!』第3話あらすじ
突然、片岡(福山雅治)ら蒲田支店の面々の前に姿を現した横山常務(三上博史)。
1ヶ月でプラス7億円という結果を出した彼らに横山は「大いに期待しています」と言って去っていく。
そんな中、滝川(神木隆之介)は横山と初対面であるはずの真山(香川照之)の態度に疑問を抱く。
すっかり息巻く片岡だが、突然、支店統括部の宿利部長(酒向芳)から廃店が決まった小平支店の残務整理に人員を回してほしいと命じられる。
この大切な時期にと困惑する中、滝川はやたらと本部の肩を持つ真山に、彼が本部のスパイではないかと疑いの目を向ける。
そんな中、大口の顧客で真山の担当である「田口るみビューティーサロン」の田口るみ社長が夫・孝一とともに30億円もの融資の相談に蒲田支店を訪れて来る。
決まれば廃店回避へと大きく前進するとあって色めき立つ片岡だったが…。
出典:『集団左遷!!』公式ページ
【ネタバレ】『集団左遷!!』第3話の感想
横山常務(三上博史)襲来
行員たちの怒涛の追い上げで、月の売り上げが7億円アップして意気揚々の三友銀行蒲田支店のメンバー。
打ち上げに向かおうとすると、なんと横山常務(三上博史)が支店に現れました。
片岡支店長(福山雅治)と真山副支店長(香川照之)は驚愕の表情ですが、他の行員たちは「誰?」という反応。
考えてみれば、支店の行員が本部の役員なんて知るはずもないですよね。
実は何気にリアリティのある場面です。
横山常務は、
「この調子で頑張れば半期業務目標の100億も夢じゃなさそうですね。大いに期待していますよ」
と一言いって去っていきました。何をしに来たのでしょうか?
見送りに出る真山副支店長に何か声をかけて車に乗った横山常務。
その様子を見て支店の中に本部のスパイがいると踏んでいる滝川(神木隆之介)は、真山さんが怪しいと疑念を深めます。
田口るみビューティーサロン
片岡は、頑張るレベルをもう二段上げて頑張る足がかりとして、真山副支店長の顧客である『田口るみビューティーサロン』と融資の話をするように持ちかけますが、真山さんは近頃会社が急激に売り上げを伸ばしていることが気がかりだと乗り気ではありません。
そんな時に本部から廃店する小平支店の残務整理に蒲田支店の行員を回せと命じられました。
近くに支店もあるのに、わざわざ蒲田支店に命じるとは、これも本部の嫌がらせ以外の何ものでもありません。
そこへ、田口るみ(浅野ゆう子)が融資の相談にやってきました。
なんとその額は30億円。
真山は渋りますが、ただでさえ残務整理で人員を削られてなりふり構っていられない片岡は無理やり話を進めます。
ところが一難去ってまた一難。
本部が突然廃店候補の支店に対して、優良大口顧客を本部に移すといって宿利統括部長(酒向芳)指揮の元、ごっそりと大口顧客を取られてしまいました。
これでマイナス30億円。ノルマは123億にまで膨れ上がりました。
しかし、まだ望みはあります。
なんと、大口顧客リストの中に田口るみが入っていなかったのです。
片岡は本部が見逃したと思っているようですが、ここまでやる本部が見逃すとは思えません。
かといって、田口るみへの融資を成功させるしか道はありません。
真山(香川照之)がスパイ?
しかし、真山は田口るみへ融資をする気はないといいます。
売上の急増がどうしても引っかかるからです。
しかし、どうしても今すぐ30億が欲しい片岡は食い下がります。
「不正をしていたら30億なくなるかもしれないんですよ。それでもいいんですか?銀行員として」
そう言われると、片岡も何も言えなくなってしまいます。
真山は実態調査をするから待ってほしいと言い、定時で帰っていきました。
片岡は単独で田口るみに会いに行き、売上の急増について話を聞きに行きますが、逆に田口るみの方から他銀行へ移ることをチラつかせられ、他の銀行はみんな持っていると言う「ビューティーパスポート」なるものを買わされたのでした。
それは、10万円で月に1回計12回施術を受けられるという商品でした。
片岡はパスポートを妻に渡します。
妻は張り切ってサロンへ行きますが、月に1回受けられるはずの施術が予約がいっぱいで受けられなかったと言って帰ってきました。
「みんな詐欺だって怒ってるわよ」
詐欺?何やらひっかかるものがあります。
真山は支店のピンチ時も定時に帰り、横山常務の見送りの時に何か声をかけられていました。
調査も「終わり次第報告する」と言って、なかなか報告してくれません。
真山をスパイだと疑っている滝川の意見もあり、片岡も真山を疑うようになり、尾行を始めました。
しかし、真山が通っているのは病院でした。
真山が定時に帰っているのは、妻が入院していてお見舞いに行くためだったのですが、それについてはまだ片岡は知る由もありません。
ビューティーパスポートの過剰販売
片岡は、真山とは別に田口るみの調査を依頼していました。
その結果、急激な売上増は片岡も買わされたパスポートの過剰販売が原因ではないかということがわかりました。
しかし、真山に相談せずに調査会社を使ったことがバレてしまい、真山の怒りを買ってしまいます。
「そんなに私は信用できませんか」
「なんで定時に帰るんですか?何か隠しているんでしょう」
「プライベートなことまで答えられません!」
本当に調査をしているか疑っていた片岡ですが、真山はしっかりと調査をしており、調査結果も片岡が受けたものと同じものでした。
翌日、蒲田支店は大ピンチに陥ります。
なんと、そのビューティーパスポートの過剰販売の件が週刊誌にスクープされてしまったのです。
そのことで他銀行から付き合いをやめたいと言われた田口るみはふさぎ込んでいると言います。
急いで真山と話さなくてはなりませんが、こんな時に彼は有給を取っていました。
しかし、その有給も妻のためでした。
やっぱり一緒に頑張りませんか?
片岡は病院にいる真山を見つけ、ここでやっと真山が定時で帰っていた理由を知ります。
真山はスパイではありませんでした。
そして、疑ってしまったことを素直に謝ります。
「やっぱり一緒に頑張りませんか?蒲田支店の存続を信じて、最後まで。」
真山は、横山常務には「何もしないでいただきたい」と声をかけられていました。
真山も片岡にずっと何もするなとそう言い続けてきました。
しかし、病床の妻に「退院したらあなたがいっぱい仕事ができるように頑張りたい。それが退院してからの目標なんだ」と言われ、妻の目標をなくすわけにはいかないと頑張ることにしたのです。
「どんなゴールが待っているかわからないけど、何もしないわけにはいかないんです!」
片岡は真山副支店長という大きな右腕を手に入れることができました。
真山は田口るみに対して、30億の融資をする代わりに15億の融資と再建計画を提出し、それが飲めなければお付き合いはできないと言い切りました。
もうそれしか道がなくなっていた田口るみは、再建計画を飲むことにしました。
片岡は週刊誌のスクープが出たことで、本部がわざと田口るみを残したことに気づきました。
相変わらずのお人好しぶりです。
このスキャンダルを本部が知っていたとなると、稟議書の通し方はひとつしかありません。
お人好しの片岡ですが、大口顧客を移動させた宿利部長(酒向芳)が田口るみのスキャンダルを見逃していたとなると、蒲田支店に忠告をしなかったと宿利部長の責任が問われることになるのでは?と半ば脅します。
「あなたは自分を守りたい。僕は蒲田支店を守りたい。そのためには何だってする覚悟がありますよ」
「本当にそれでいいのか?蒲田に未来はないんだぞ」
「未来は自分たちで作ります!」
サラリーマンなのに、そう言い切る片岡支店長。格好良いですね!
こうして田口るみの再建計画と稟議書は無事受け付けてもらうことができました。
しかし、まだスパイの問題が残っています。
真山は横山常務に「悪いようにはしませんから」と言われたと明かし、他にもそう言われて自分の言うことを聞くようにされている行員がいるはずだと言います。
そして、この回は
「あなたがスパイだったんですね、花沢さん(高橋和也)」
と、いきなりスパイの正体が明らかになって終わります。
『集団左遷!!』第3話まとめ
🐷第3話放送まであと30分‼️#集団左遷!!は本日も撮影中💨
夕焼けがとっても綺麗でした😌✨第3話ではいよいよ裏切り者の正体が…
情報を流していたのは誰なのか⁉️#集団左遷!!#福山雅治 #神木隆之介 #中村アン #井之脇海 #三上博史 pic.twitter.com/qoDaVTg3c1— 5/12第4話!!日曜劇場『集団左遷!!』 (@shudansasen_tbs) 2019年5月5日
花沢さんがスパイ!?
とっても気になる終わり方でした。
次回はこのスパイ問題と蒲田支店の反撃に苦汁をなめさせられた横山常務率いる本部の逆襲が始まります。
来週も見逃せませんね!
▼次回第4話も続けて読む▼