『少年たち』あらすじ・ネタバレ感想!SixTONES、Snow Manなど若手ジャニーズ総出演のヒューマンドラマ

映画『少年たち』あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『映画 少年たち』公式ページ

好きな人は好き、わからない人にはわからない、だけど観たら絶対クセになる!

そんなジャニーズ舞台の世界観を存分に詰め込んだエンターテイメントムービーです。

ポイント
  • 1969年初演の人気舞台が待望の映画化
  • 今をときめく次世代ジャニーズJr.たちが多数出演
  • ジャニーズイズムを垣間見ることができる
  • クセがすごいミュージカル作品
  • 誰も予想がつかない衝撃のラスト

それではさっそく映画『少年たち』のあらすじ、ネタバレとレビューをしていきたいと思います。

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『少年たち』作品情報

映画『少年たち』

(C)映画「少年たち」製作委員会

作品名 映画 少年たち
公開日 2019年3月29日
上映時間 104分
監督 本木克英
脚本 石川勝己
川浪ナミヲ
高見健次
出演者 ジェシー
京本大我
髙地優吾
松村北斗
森本慎太郎
戸塚祥太
横山裕
音楽 長谷川雅大

【ネタバレ】『少年たち』あらすじ・感想


ジャニーズの人気舞台を映画化

2010年から上演しており、ジャニー喜多川氏が企画演出しているジャニーズJr.の舞台「少年たち」が待望の映画化され話題を呼びました。

この舞台、実は初演は1969年。

ジャニーズ黎明期に作られた舞台が時を経て2010年に復活し、若手の登竜門的のような作品になっています。

公開前から舞台を観ている人たちからは、「あの作品をどのように映画にするのか?」と期待半分、不安半分の声が聞かれる中で公開された本作。

キャストは2015年~2018年に出演している人気沸騰中のジャニーズJr.たちが演じ、物語は映画用に脚色された部分もあるようです。

監督は『超高速!参勤交代』や『空飛ぶタイヤ』の本木克英氏がメガホンを取りました。

舞台は2012年のとある少年刑務所。

友人に騙されて犯罪に巻き込まれてしまい、傷心のなか収監される少年・ジュン(京本大我)がやってきます。

彼はSixTONES演じる赤グループに属します。

ジュンは孤独を抱えて誰とも馴染もうとしません。

ここで新人いじめが始まりそうなものですが、意外とすぐに溶け込むことができます。

なぜならば、敵対グループと意地悪な看守がいるからです。

敵対するのはSnow Manの青グループ、その抗争を傍観する関西Jr.の黒グループ、その他の黄色グループです。

赤と青は何かとにらみ合ってはトラブルを起こしていました。

始まるやいなや少年たちがワンカット、ワンカメラで8分間に渡って刑務所内で歌って踊り、圧巻のオープニング映像になっています。

オープニングからThis is ジャニーズエンターテイメントを見せつけられますが、慣れていない人は「どうした、どうした」となること請け合いです。

新しい看守長

そこへ新しい看守長(横山裕)が赴任してきました。

少年たちに対して徹底的に鍛えなおすと宣言し、暴力的に支配し始めました。

看守長にはかつて勤めていた少年刑務所でリンチに遭い、足を怪我した過去があり、非行少年に恨みを持っていました。

この看守長の登場により、少年たちの絆はどんどん強くなっていきます。

理不尽な暴力に耐えながらも、それぞれの夢や事情を語り合う中、脱走計画が持ち上がります。

ジュンは裏切った友達に会いに、ジョー(ジェシー)は病気で入院している母親に会いに、タスク(深澤辰哉)は出産間近の妻に会いに行くために。

グループの垣根を超え、それぞれの得意分野を生かして秘密裏で計画を進め、ついに決行の日がやってきました。

非常ベルを鳴らし、電源を落として所内をかく乱し、高い壁をよじのぼって越えて脱出するという計画でしたが、壁を上ったところでジュンは足を滑らせ、なんと死んでしまいます!

ええええ~!

思わず心の中で叫ばずにはいられません

結局、脱出が成功したのはタスクだけでした。

ジュンを失い、悲しみにくれる刑務所内。

その悲しみも、もちろん歌で表現されます。

衝撃のラスト

7年後の2019年。

かつての少年刑務所は、新しい観光施設になっていました。

網走監獄や奈良刑務所のような場所(実際にもロケ地は奈良刑務所)になっているのですが、現実世界とひとつ違うところは、少年たちが舞い踊るショーが開催される部分です。

きらびやかに着飾った年端も行かない少年たちがクルクルと舞い踊るのです。

もちろん、ここに登場する少年たちもジャニーズJr.です。

大人になったかつての非行少年たちは、この施設の支配人になったり、大工になったりときちんと更生していました。

7年前とは違い、希望に満ちた場所になったこの元刑務所に、少年たちを苦しめた看守長が息子とともに訪れました。

生まれ変わった刑務所を懐かしむ看守長。

彼はベンチに座り、ジュンが大事に持っていたノートをめくります。

そこには、絵を描くのが好きだったジュンによる仲間たちの顔が描いてありました。

中には看守長の顔も描いてあり、その先は真っ白なページがあるのみです。

もうページが埋められることはありません。

風でめくられるページ。

力なく座る看守長。だらんと下がる腕。

まさか!!

息子が彼のそばへ来た時、彼はすでに息を引き取っていたのです。

えええええええ~~~!!

そのまま俯瞰アングルになってエンドロールが流れます。

まさかの死にオチ。

看守長は足を引きずっていたものの、何かの病気であることなどの説明はありませんでした。

ちなみに、人より若見えする横山裕さんが演じているので、高齢というわけでもありません。

いったい何が起きたのか…放心状態です。

しかし、エンドロールでは楽しげに若者たちが舞い踊っているのです。

『少年たち』あらすじ・ネタバレ感想まとめ

要点まとめ
  • クセが強いが、こっちもクセになる演出
  • 目の保養がハンパない
  • 応援上映希望
  • 舞台を観るにはハードルが高い人におすすめ!

映画『少年たち』は最初から最後まで常識が通用しません。

サプライズの連続なので、飽きることなくあっという間に終わってしまいます。

関西ジャニーズJr.演じる黒グループのシーンでは、突然海辺で歌う爽やかなプロモーション映像が始まり度肝を抜かれます。

しかし、そんな中でも友情や絆、命の大切さという普遍的なメッセージがそこかしこに散りばめられています。

それこそがジャニーズ舞台の核になっているのです。

男性しかいない刑務所の話で、ボーイズラブ要素がないのは不自然というような意見も見られましたが、わかる人にはわかる程度にそういったシーンもありますので、ご安心を。

この作品は黙って静かに観るものではないと感じました。

ぜひ応援上映で観たいです!!

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