『35歳の少女』第9話あらすじ・ネタバレ感想!倒れた母・多恵を想い、家族はひとつになれるか

『35歳の少女』第9話

出典:『35歳の少女』公式ページ

くも膜下出血で倒れた多恵(鈴木保奈美)は病院に運ばれました。

しかし、望美(柴咲コウ)は多恵の看病を愛美(橋本愛)に任せ、自分は動画配信をしています。

進次(田中哲司)は、これ以上家族を失わないように行動を起こしました。

父親を亡くした結人(坂口健太郎)は、自分が父親に歩み寄らなかったことを今更ながらに後悔し、望美に同じ思いをして欲しくないと考えていました。

多恵の想いが録音されたカセットテープを聞いた望美は、自分が目覚めた時と同じ状況を作ることで多恵を目覚めさせようとするのですが…。

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『35歳の少女』前回第8話のあらすじと振り返り

結人(坂口健太郎)の家を出た後、望美(柴咲コウ)は部屋を借りて一人で住んでいました。

望美は動画を撮って配信し、その広告収入で暮らしていたのです。

進次(田中哲司)と愛美(橋本愛)が訪ねて来ますが、みんなの幸せを願っていた望美の姿はそこにはありませんでした。

結人は自分の言葉にも耳を貸さない望美の姿を見て、多恵(鈴木保奈美)に助けを求めます。

しかし、多恵は望美を説得している途中で倒れてしまうのでした。

【ネタバレ】『35歳の少女』第9話あらすじ・感想


時岡多恵(鈴木保奈美)は世界最強の母親

“ママが倒れました”

望美(柴咲コウ)からのメールを見て、急いで駆け付けた進次(田中哲司)と愛美(橋本愛)。

望美は、進次たちと入れかわりに病室から出て行きました。

くも膜下出血で倒れた多恵(鈴木保奈美)は心不全も起こしていて、医者には意識を取り戻すのは無理だと言われています。

「大丈夫よ。必ず元気になる」

愛美の言葉を聞いた進次は「時岡多恵は世界最強の母親だし」と言いました。

ミルトモ 編集部

望美が目覚めたと思ったら、今度は多恵が倒れてしまいます。寝たきりになってしまった多恵が目覚める日は来るのでしょうか?

多恵(鈴木保奈美)に対する愛美(橋本愛)の想い

愛美が多恵の日記を持って望美の部屋を訪ねて来ました。

その日記には家族への想いが綴られています。

多恵は望美が元通りになったら、家族4人ですき焼きを食べようとしていました。

「いつまでもこんな所にこもっていないで、人の幸せ願う元のお姉ちゃんに戻ったら」

「これが本当の時岡望美なの」

望美は、愛美の話を聞いても心を開こうとはしませんでした。

愛美が病院に行くと、進次が泣きながら多恵に話しかけています。

「パパ、泣かないでよ。ママは私が必ず元気にしてみせるから」

愛美は、絶対に多恵を目覚めさせようと心に決めるのでした。

ミルトモ 編集部

愛美は多恵に反発ばかりしていましたが、それは多恵に対する愛情への裏返しでもありました。家族のために頑張る愛美を応援したいです。

家族を失わないために頑張る進次(田中哲司)

進次は、加奈(富田靖子)と達也(竜星涼)を失わないよう行動を起こしました。

進次は達也の部屋に入り「俺はお前の父親だ。お前の父親はこの世に俺しかいないんだ」と言います。

達也は、本当にやりたいことが分からず悩んでいたのです。

加奈は、進次を達也の父親だと認めていました。

「やりたいことを見つけたいなら、俺やお母さんと一緒に考えればいいじゃないか」

そう進次に言われた達也は、部屋から出て用意されていた食事を食べ始めました。

進次と加奈も一緒のテーブルに座り、久しぶりに3人で食事を摂りました。

ミルトモ 編集部

進次はこれ以上家族を失わないために、達也と向き合い本音を言い合います。達也はようやく心を開き、家族と向き合うことにしたようです。

多恵(鈴木保奈美)の想いが録音されたカセットテープ

望美は相変わらず動画配信をしていますが、心のどこかで多恵のことを気にかけていました。

一方、結人(坂口健太郎)は父親を亡くし、不登校の生徒に何もできない自分を不甲斐なく感じています。

結人は、父親が自分のことをどう思っていたかを知る機会を失ってしまったのです。

結人は望美が自分と同じような思いをしないよう、多恵の想いが録音されたカセットテープを聞かせることにしました。

カセットテープに録音されていたのは、望美が目覚めた日に多恵が録音したものでした。

ミルトモ 編集部

望美は多恵の想いを聞いてどう感じたのでしょう。望美には多恵と和解して、本当の自分を取り戻してほしいです。

奇跡を起こそうとする望美(柴咲コウ)と愛美(橋本愛)

望美が病院に行くと、そこには多恵を看病する愛美がいました。

「何しに来たの」

「私の時と同じ状況を作ったら、ママを目覚めさせることができる気がして」

愛美が携帯で非常ベルの音を流し、2人で“とんぼのめがね”を歌い始めます。

望美と愛美は繰り返し“とんぼのめがね”を歌いますが、多恵は目を覚ましませんでした。

「早く戻って来なよ。愛美ちゃんも待ってるから。トンボは絶対あきらめないことの象徴なんでしょ」

その時、多恵が目を開けました。

ミルトモ 編集部

多恵は奇跡的に目を覚ましますが、全快と言うわけではないようです。

多恵(鈴木保奈美)の最後の言葉

「お前は本当にすごいな。俺はお前を心の底から尊敬する」

進次は目覚めた多恵に話しかけました。

「あなたはそのままでいて下さい。あなたが笑ってるだけで、娘たちは安心するから」

そして、多恵は愛美にも「ごめんね、愛美。私は良い母親じゃなかった」と言います。

望美は自分を目覚めさせてくれた多恵に心から感謝していました。

「私は世界で一番幸せな娘だよ。ママは間違ってなかった。ママは25年、自分を信じて良かったんだよ」

望美の言葉を聞いた多恵は「愛してる」と言って目を閉じました。

ミルトモ 編集部

25年間、全てを犠牲にして望美のために生きてきた多恵は幸せだったのでしょうか。せめてもの救いは望美が多恵に優しい言葉をかけることができたことです。

『35歳の少女』第9話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

多恵は「良かった。やっとあんた達より先に死ねる」と望美たちに言っていましたが、多恵にはもっと長生きして欲しかったです。

57歳なら、まだ新たな人生を生きることができる年齢です。

人生半ばで亡くなってしまった多恵が幸せだったのかが気がかりです。

多恵を失った望美はこれからどうなっていくのでしょう。

望美の行く末を最後まで見守りたいと思います。

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