『死役所』第8話あらすじ・ネタバレ感想!『万引き家族』の子役・佐々木みゆが虐待を受ける子供を演じる

ドラマ『死役所』第8話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『死役所』公式ページ

他殺課に勤めるイシ間さん(でんでん)は、子供好きで心優しいがゆえにシ役所に子供がやってくることに心を痛めていました。

「子供が死ぬの禁止とならんもんかね」

そう言っている矢先に、6歳くらいの女の子が他殺課にやってきてしまいます。

女の子は大事そうに絵本を抱えていました。

その絵本はお母さんに買ってもらったのだと言います。

しかし、女の子が亡くなった原因はその母親にあったのです。

生まれ変わりを描いた絵本を読みながら死んでいった女の子の悲しいお話です。

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『死役所』前回第7話のあらすじと振り返り

他殺課のイシ間さん(でんでん)は生前、戦後に大工として働きながら、戦災孤児となった姪のミチ(田鍋梨々花)と暮らしていました。

ある日、ミチが助けた浮浪児の兄弟に暴行をされたことで、イシ間さんは兄弟を殺害します。

イシ間さんは自分がやったことが果たして正解だったのか、答えがわからないままシ役所で過ごしていましたが、あるとき老衰課にミチがやってきました。

ミチは、認知症になってもイシ間さんのことを覚えていました。

イシ間さんは辛いことがあった後に、幸せに人生を全うしたミチを見送ることができました。

そんな彼に、任期満了で成仏する旨が書かれた書類が届くのでした。

イシ間さんはどんな決断を下すのでしょうか?

【ネタバレ】『死役所』第8話あらすじ・感想


届いた辞令

「任期満了に伴い 本日から49日以内に成仏するものとする」

イシ間さん(でんでん)の元にそんな書類が届きました。

イシ間さんは他の職員に見られないように書類を隠します。

シ村(松岡昌宏)は、自分の過去のことを思い出していました。

「私が美幸を殺すようなものなの」

シ村の妻はそう言い、『もう一度美幸と加護の会にいってきます』というメモを残して出ていってしまいました。

加護の会に向かったシ村に、会の代表らしき男は「あなたも私たちと家族なんですよ」と言いました。

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シ役所の職員は成仏ができないと言われていましたが、任期満了で成仏というシステムがあることが判明しました。イシ間さんが行けるのは天国でしょうか?地獄でしょうか?

美幸とはシ村の娘のことです。妻が宗教にハマってしまったということでしょうか?シ村の過去のことは小出しなので、とても気になります。

子供が来る場所じゃない

子供好きで心優しいイシ間さんは、シ役所に子供がやってくることを嘆いています。

「やっぱ年寄り相手がいいよな。子供が死ぬの禁止とならんもんかね」

すると、それを聞いたシ村はお年寄りはどんどん死ねということかと、屁理屈で返します。

「そういうわけじゃないけど、子供が来る場所じゃねぇよ」

そんなことを話していると、他殺課に6歳くらいの女の子がやってきました。

イシ間さんは頭を抱えてしまいます。

「お嬢ちゃん、本当にうちの課なのかい?」

「わかんない」

女の子は、大事そうに絵本を抱えていました。

りんと名乗った女の子は、殺されたのかはわからずとも死んだことは理解しているようです。

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他殺課には年間300人ほどの人が手続きに来るそうですが、他の課に比べて少なくても決して楽ではありません。

人を殺したとはいえ、心優しいイシ間さんにはかなり大変な作業です。そりゃ頭も抱えたくなりますね。

りん(佐々木みゆ)は悪い子

「りん、天国に行くの?」

イシ間さんが、よほど悪いことでもなければ基本的には天国行きだと説明すると、女の子は天国には行けないかもしれないと言います。

「いつもお母さんのこと怒らせてたの。りんが悪いの」

りん(佐々木みゆ)は、絵本の読み聞かせが大好きで、将来大好きなあかね先生(吉田志織)みたいな保育士を夢見る女の子でした。

あかね先生は、そんな明るく元気なりんの髪の毛にフケがついていたり、ずっと同じ服を着ていることに気がついていました。

母親はお迎えに来ず、連絡をしても体調が悪いから家まで送ってくれと言うなど、子育てにあまり積極的ではない様子が見て取れました。

ある日、りんの首に傷があるのを発見し、りんに訳を聞いても転んだと説明します。

「お母さんは家ではどんな感じ?」

「とっても優しいよ!」

りんは笑顔で答えるのでした。

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不潔な環境に母親の態度を見て、どう考えても虐待フラグが立っています。女の子は虐待で殺されたのでしょう。先が思いやられます。女の子の健気な姿に胸が痛みます。イシ間さんならずとも、頭を抱えたくなります。

りん(佐々木みゆ)の宝物

ある日、りんは保育園から自分で帰宅し、鍵を開けて家に入ります。

散らかった部屋では母親が寝ています。

りんはいつものように絵本を音読し始めました。

すると、寝ていた母親がうるさいと怒鳴るので、台所に移って絵本を読みます。

「本ぐらい声出さないで読めないのかよ!」

母親はりんに向かって物を投げつけます。

りんは必死で謝りますが、母親の怒りは収まらず、そんなに本が好きならここで読んでいろとベランダに出されてしまいます。

「大切な絵本なんですか」

シ村が聞くと、りんは笑顔でお母さんが誕生日に買ってくれた宝物なのだと言います。

イシ間さんはなんでこんないい子が…と嘆きますが、シ村は善人も悪人も死ぬ時は死ぬと冷静に返します。

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シ村は、どんな人間にも死は平等に訪れるとも言いましたが、そんなことは頭ではわかっていますが、やはり小さい子が命を落とすということはやるせない気持ちでいっぱいになります。現実世界でも、こういったことが珍しい話ではないのが、また気持ちを重くさせます。

お母さんが怒られちゃう

ベランダでおとなしく絵本を読んでいると、りんのことを心配した保育園の先生たちがやってくるのが見えました。

お母さんが怒られてしまうと心配したりんは、部屋に向かって一生懸命出ないでと訴えます。

先生たちは、首の傷について事情を聞き出そうとしますが、母親は玄関先で自分のせいじゃないと主張し、これから仕事だからと早々に切り上げようとします。

「りんちゃんは?」

「寝てる!」

先生たちは明日の朝もう一度訪ねてからその後の対応を考えようと帰っていきます。

先生が来たことで、母親はは「りんは悪い子だからそこで反省していろ」と言ってベランダに出したまま出かけていってしまいました。

外は、雪がちらつくほどの寒空です。

りんは手に息を吐きながら絵本を読みながら母親が帰って来るのを待ちました。

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ここでまた頭を抱えたくなるようなシーンが出てきます。

女の子は寒空の下、もはや座っている力もなく横になって絵本を音読し、そのまま息を引き取ってしまうのです。りん役の佐々木みゆちゃんが演技うますぎて、涙なしには見られないシーンです。

生まれ変わってもお母さんの子供になりたい

翌朝、あかね先生がりんの家を訪ねた時、りんはすでに冷たくなっていました。

「お母さん大好き!」

りんは、イシ間さんとシ村にニコニコと話します。

母親は昔からりんに意地悪をしていたわけではありません。

頭を撫でてくれたし、手もつないでくれました。お弁当に好きなものも入れてくれました。

りんの宝物の絵本は、生まれ変わりについての本でした。

「成仏して、生まれ変わったらどんな人になりたいですか?」

シ村が聞くと、りんはまたお母さんの子供になりたいと言います。

そして、保育士になってお母さんに絵本を読んであげたいのだそうです。

「お母さん、いつも疲れてるから」

シ村は、りんに絵本の読み聞かせをさせてあげました。

りんは張り切って絵本を読んでいます。

イシ間さんは涙が止まりません。

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虐待にあって死んでいった小さな子は、もしかするとほとんどの子がまた同じ親に生まれたいと答えるのではないかと思うと、イシ間さんと同じく泣かずにはいられません。

同じ親の元に生まれてもいいから、次に生まれた時はどうか幸せになって欲しいものです。

子供は所有物

「これだから子供相手は嫌なんだ」

そう涙ぐむイシ間さんに、シ村は老衰課への移動願いを勧めますが、イシ間さんは老衰課の隣には死産課があるから嫌だと言います。

「あんたは誰にでも平等ですげぇよ」

「お客様は仏様ですから」

イシ間さんは、自分を殺したにも関わらず母親を好きだというりんの気持ちを愛と捉えますが、シ村は違いました。

「ただの洗脳ですよ」

世の中には、子供を自分の所有物と考える親もいるのです。

りんの葬式で、母親は交際相手の男と話をしていました。

母親は警察に疑われているが、しつけのためとでも言っておけば大丈夫などと話しています。

そして、お荷物がいなくなったからと結婚を迫っていました。

それを目撃したあかね先生は、カッとなって母親を叩いてしまいます。

「りんちゃんを返してよ!」

二人が揉み合っていると、警察が現れ、母親をりんの殺害容疑で逮捕していきました。

moyoko

「お荷物がいなくなったから」というのは、耳を疑うような言葉です。保育園の先生は虐待に気がついていたのに、助けてあげられなかったことが悔やまれます。

刑事の「あなたが叩いた時点で逮捕しておけば、りんちゃんは死なずに済んだ」というセリフで、フィクションとはいえ少しだけ救われた気持ちになりました。

一緒にいることだけ

世の中には、子供ができなくて悩んでいる親もいれば、子供に手をあげる親もいる。

イシ間さんは、やるせない気持ちでいっぱいです。

だから自分たちに何かできないものかと考えていました。

シ村は、自分たちができるのは一緒にいることぐらいだと言います。

人間は一人で生まれて一人で死に、一人で成仏するのです。

「せめてこの場所くらいは一緒にいることぐらいでしょう」

絵本を読み終えたりんは、周囲の人に拍手をもらっていました。

「おじちゃんまた泣いてる!」

と笑顔のりんに、イシ間さんは自分と一緒に成仏しないかと持ち掛けます。

りんは、おじちゃんはいつも泣いてるから一緒に行ってあげると快諾してくれました。

ハヤシ(清原翔)とシ村は、職員は成仏はできないとイシ間さんを止めますが、イシ間さんはシ村に書類を見せ、シ村に手続きを依頼します。

シ村は、一瞬驚いた顔を見せますが、すぐに元に戻ります。

「わかりました」

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まだ死んだことがないのでわかりませんが、本当にあの世との間に死役所のような場所があれば、少しは冷静に穏やかに成仏できるのではないかと思いました。

そして、イシ間さんの書類を見て目を見開いたシ村。総合案内のシ村でも、成仏の辞令があることは知らなかったようです。

間違いなく地獄行き

イシ間さんが成仏すると知ったハヤシは、大慌てでニシ川(松本まりか)に話しに行きますが、ニシ川は興味がなさそうでした。

ハヤシは、イシ間さんは良い人だからどうにか天国に行けないかと思いますが、ニシ川は「人を殺した人間が天国に行けるわけがないでしょ」と一刀両断します。

シ村は、手続きのために総合案内にイシ間を連れて行く途中で、ある死人とすれ違いました。

妙なポーズを取っている男性を見て、シ村はイシ間さんの前に彼を担当したいとイシ間さんに断りを入れ、彼に声をかけます。

「お客様、加護の会に入信されていましたか?」

「もしかしてあなたも?」

男性は、嬉しそうに振り返りました。

『死役所』第8話まとめ

母親の虐待によって亡くなったにも関わらず、お母さんを一度も悪く言わなかった女の子。

先生たちに怒られちゃうと思っていたということは、お母さんが悪いことをしていたのをわかっていたということです。本当に胸が締め付けられます。

そして、とうとうシ村が待ちに待った『加護の会』の信者がやってきました。

最終回が近づき、いよいよシ村の過去が明らかになってきそうです。

次回の予告では、いつも冷静なシ村が声を荒げるシーンがありました。

加護の会とシ村に何があったのでしょうか?次回は絶対に見逃せません!

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