『死役所』第4話あらすじ・ネタバレ感想!シ村の過去が明かされ、ミチルはついに成仏へ

ドラマ『死役所』第4話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『死役所』公式ページ

初デートで交通事故に遭ってしまい、亡くなってしまった女の子が死役所にやってきます。

対応したシ村(松岡昌宏)は、「彼にとって忘れられないデートになって喜ばしい」と、かなり酷な言葉を吐きます。

それを聞いたミチル(黒島結菜)はますますシ村に不信感を抱きますが、決して心を開かないシ村の過去を死刑課で知ってしまいます。

そんなミチルは、あと1日で四十九日を迎えるというところまできました。

果たしてミチルは成仏するのでしょうか?

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『死役所』第4話あらすじ


ドラマ『死役所』第4話あらすじ

シ村(松岡昌宏)が死刑になったのは自分の娘を殺したからだった。

衝撃の事実に驚愕する三樹ミチル(黒島結菜)に、シ村は冷静に、成仏の期限まであと1日と告げる。

条例にあるように“期間内に手続きしないと冥途の道を彷徨う”ことも。

ハヤシ(清原翔)もニシ川(松本まりか)もイシ間(でんでん)も、これまでまっとうに生きてきたミチルは「一刻も早く成仏すべきだ」と口々に言うが…。

悩むミチルの前を、女の子がふらつきながら歩いていた。

大けがを負って血まみれになった中学2年生の夏加(豊嶋花)だ。

シ村が交通事故死課へ案内すると、大きな事故があったようで課員は大忙しの様子。

代わりにシ村が申請書の手続きを始める。

まだ14歳の夏加が短い人生を終えたのは、最初で最後のデート中のことだった――。
出典:『死役所』公式ページ

【ネタバレ】『死役所』第4話の感想

初デート

「シ村さんは自分の娘を殺して死刑になったの。これで満足して成仏できる?」

ニシ川(松本まりか)からそう聞かされて、ミチル(黒島結菜)はショックを受けます。

「娘を…どうしてそんなことを…」

シ村(松岡昌宏)はそんなミチルの問いかけを無視して、ミチルの成仏の期限があと1日に迫っているので、早く手続きを済ませるように促します。

優しいイシ間さん(でんでん)も、ちゃんと成仏して生まれ変わって欲しいとミチルに訴えます。

「それがあんたのためだよ」

成仏までの期間は49日間と決められています。

49日を過ぎた場合、真っ暗なところをさまよう冥途の道に行くことになります。

ミチルがなかなか手続きを始められないでいると、足を引きずっていて、かなり身体の損傷が激しい女の子が歩いていました。

肩を出した可愛い洋服を着ています。

ミチルは思わず自分のカーディガンを肩にかけてあげました。

「お客様、交通事故ですか?」

総合案内のシ村が声をかけます。

「私、死んだんですね。初めてのデートだったのに…」

シ村は女の子を交通事故課に案内しますが、大きな事故があったのか混みあっていたため、シ村が代わりに対応することになりました。

女の子は書類を書こうとしますが、腕がボロボロでうまく書くことができません。

ミチルが代わりに書こうとしますが、女の子は自分で書くと言います。

「交通事故では、お体の損傷がひどい方が多くございます。お気になさらず」

お揃いのボールペン

女の子は伊達夏加(豊嶋花)と名前を書き込みました。

そして、事故に遭うまでの経緯を振り返ります。

夏加は家を出る時スニーカーを履きましたが、思い直してピンクのフラットシューズを履いていくことにしました。

デートは夏加のリクエストで映画を観て、街をぶらぶらして、タピオカを飲むというベタなコースです。

彼は文句も言わず、夏加に付き合ってくれました。

そして、立ち寄った雑貨店で彼女が気に入ったボールペンを誕生日が近いということで買ってくれることになりました。

夏加はお揃いにしたいと申し出ます。

彼は、迷いながらも了承してくれました。

「楽しかったのにな…なんでこうなっちゃったのかな」

「お気持ち、大変よーく分かります」

「成仏したら、この姿じゃなくなるんですよね?なら、すぐに書きます!」

夏加は動かない手を一生懸命に動かします。

2人は街を色々と見て歩いていましたが、慣れない靴を履いていた夏加は途中で靴擦れが起きて歩きづらくなってきていました。

彼はそれに気がつき絆創膏を買ってくると言います。

夏加は歩けないことを理由に手を引っ張って欲しいと願い出ますが、彼はそれをきっぱり断り、夏加を残して絆創膏を買うために走っていきました。

断られたショックで泣きながらボールペンを見つめていましたが、手が滑って道路に転がっていってしまいました。

それを慌てて拾おうとして道路に飛び出してしまい、夏加はトラックに轢かれてしまったのです。

「伊達さんは、恋人の前で亡くなられたんですね」

夏加は、彼は恋人ではないと言います。

ずっと片想いをしていて、思い切って告白するものの玉砕してしまったのですが、転校することになっていたので最後のお願いとしてデートしてもらうことになったのでした。

「きっとその方にとって、ずっと忘れられない思い出になったでしょうね」

シ村は、あたかも良い思い出かのような物言いをします。

「姿はどうあれ、相手の心に残り続けるなら喜ばしいことです」

ミチルがシ村に噛みつこうとした瞬間、シ村の頬に夏加のビンタが飛びました。

「ふざけんな!」

こんな姿で彼の心に残っても嬉しくないと夏加は言います。

いつか忘れられてもいいから、綺麗なまま普通の自分のままで生きてお別れを言いたかった。

それが、彼女の願いです。

「死にたくなかったよ!」

ミチルは、シ村にどうしてそんなことができるのかと夏加をかばいます。

しかし「お姉さんはいいよね。私もせめて綺麗な姿で死にたかった」と言われてしまい、何も言えなくなってしまいました。

年頃の女の子にとって、身体がボロボロになるのは耐えられないものです。

成仏の道か冥途の道か

成仏の扉に向かう途中、シ村は拭いて綺麗にした夏加のボールペンを彼女に渡します。

夏加は、そのボールペンで最後のサインをしました。

そして、ミチルに借りたカーディガンを返しますが、死にたくなかったとたまらず泣き出してしまいます。

「お母さん…!」

そう言って泣く少女の夏加を見て、シ村は自分の娘のことを思い出してしまいます。

夏加が成仏した後、ミチルはシ村にお客さんにわざと心を傷つけるような言葉をかけるのか、それは死刑囚になったことと関係があるのか問いますが、シ村は笑みを浮かべるだけで答えません。

「全然心を開いてくれないんですね」

「お客様は仏様です。失礼があってはいけません」

そんなことよりもミチルの成仏の期限が迫っています。

ミチルは、シ村にどうすればいいのか聞いてみました。

「それは三樹様ご自身がお決めになることです」

「そう言うと思ってました」

「ただ、生まれ変わる可能性がありますからね。三樹さんには」

三樹さん‟には”ということは、シ村は生まれ変わる可能性がないということでしょうか。

ミチルは、シ村がどうして人殺しをしたのか知りたくなり、死刑課にあるファイルを手に取りました。

ファイルには職員たちの成仏申請書や人生史が収められています。

殺人に至った経緯も書かれており、イシ間さんなどは明らかに相手が悪いという事情がありました。

「でも、人殺しは人殺しか」

シ村のファイルにも彼の人生史がビッシリ書き込まれています。

当然、シ村もかつては人間として生きていたのです。

「え?」

死刑になる経緯を読むうちに、ミチルの目からは涙がこぼれてきました。

生活事故死課で、ミチルは成仏申請書を書いています。

担当のハヤシ(清原翔)に、ハヤシは生まれ変われるのか聞いてみると、生まれ変わりは天国に行った人しかできないので無理だといいます。

ミチルは現世を恨むのをやめ、成仏して生まれ変わることに決めました。

生まれ変わって、今度こそ青春を謳歌するのです。

「三樹ミチルさん、20年ちょうどお疲れ様でした」

成仏の扉の前で、シ村はいつもと同じように対応します。

「私、知っちゃいました。シ村さんの過去」

実は、シ村は冤罪で死刑になり、人を殺していないのだそうです。

「どうして成仏しないんですか?罪を犯していないのに」

シ村はやっぱり答えません。

「まぁいいや。頑張ってね」

ミチルは突然、シ村の頬にキスをしました。

シ村の表情は変わりません。

ミチルは、生まれ変わったらまた会おうねと告げて、扉の中に吸い込まれていきました。

「いつになるでしょうね」

ミチルを送った後、シ村は死刑課に寄りました。

すると、ハヤシが後ろから声をかけてきました。

「自分の罪の反省って、どうやるんですかね?」

「よろしければ、お話伺いますよ」

とうとうミチルが成仏していきました。

『死役所』第4話まとめ

ミチルはだいぶ粘りましたが、ドラマ的には早い展開です。

そしてシ村は人を殺しておらず、あえて成仏していないという事実も発覚しました。

シ村の過去が気になるところですが、次回からは職員たちの過去がフィーチャーされていくようです。

まずはハヤシの過去からです。

悲しい事情がありそうですが、今から気になります!

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