過去は変わらない…けど、人は変われる!
心に沁みる名言が飛び出す第9話「師匠じゃなきゃ意味ないんだ」
前座デビューしたばかりの豆狸に、師匠から突如言い渡される破門処分!
行く当てを無くした豆狸が向かった先は…?
落語家存続危機、最大で最強の試練が訪れます。
目次
アニメ『うちの師匠はしっぽがない 』前回第8話のあらすじと振り返り
軍人さんに贔屓の女性を横取りされた面白話をしまくったせいで…
政治犯として投獄されていた爆笑王・椿白團治(CV.江口拓也)が釈放されました。
私生活がだらしない白團治は、シャバに出ても借金取りに追われる身。
身ぐるみを剥がされて行き倒れた彼を、通りかかったまめだ(CV.M・A・O)が拾います。
師匠の帰還に、体裁上は怒りながらも喜びが隠せない椿しらら(CV.Lynn)。
しららは、ごちそうを作って待つと言って先に家へ。
ところが、白團治は帰宅する前に借金取りのらくだ(CV.梅原裕一郎)に捕まります!
そして、彼は船に乗せられタコ部屋送りに!!
「正気やったら芸人やってへんねん…今日は死んでも家に帰ったらな!」
弟子の待つ家に帰るため、白團治は海に飛び込み命からがら脱出!
その後は、大黒亭文狐(CV.山村響)の知恵のおかげで辛くもタコ部屋送りを免れた白團治なのでした。
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第8話では、大黒亭が大荒れ…突如、師匠と弟子が離れ離れに!
豆狸が荒れ狂う大海に1人、放たれてしまいます。
【ネタバレあり】アニメ『うちの師匠はしっぽがない』第9話あらすじと感想
個性強すぎな上方落語四天王が集まった会合で、大黒亭ピンチ!
料亭大和屋の一室。
「四天王が集まるなんて、ついぞ私も見たことがなく…緊張しております。」
座亭の作次郎(CV.村瀬歩)が挨拶をします。
鼻提灯を出しながら爆睡する二代目椿白團治(CV.江口拓也)。
超スローで作太郎に四天王呼びを注意する霧の圓紫(CV.竹達彩奈)。
苦しそうに咳き込みながら喋るので何を言ってるか不明な恵比寿家歌緑(CV.石田彰)。
そして、なにやら不安げな表情の大黒亭文鳥(CV.諏訪部順一)。
上方落語四天王が勢ぞろいする中、霧の圓紫が口火を切ります。
「先代との約束“弟子を取らない”という条件で、わてらは大黒亭を名乗るのを見逃してる…先代を裏切るなら大黒亭の出る所にはアテの一門はださせへん!」
こう言い放った圓紫は、トドメに寄席の春来亭とも縁を切るとつけ加えます。
弟子を取らんと言った覚えはないと反論する文弧。
冷ややかな空気が部屋に漂います。
「ええこと思い付いた!俺の出所祝いだと思って提案聞いてくれ。」
突然、起きた白團治が不敵な笑みを浮かべながら喋りはじめます。
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まめだ…ついに破門!!
「今日付けで破門や!」
会合から戻った文弧は、弟子のまめだ(CV.M・A・O)を破門します。
突然のことに、まめだはパニック!
とにかく理由が分からず、困惑して言わなくていいことを言っちゃいます。
おやつのつまみ食いや本をよだれで汚したことなど…
どれが理由なのか?と、自らの失態を次々と白状しちゃうまめだ。
それを聞いた文弧は怒り心頭で「ボケ狸出てけ!」と追い出します。
「師匠どうして…あんなにも(仲良くしてたのに)」
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思い立ったまめだは、何か知っているかもと椿白團治の元へ。
「何の前触れもなく破門…師匠が私のこと嫌いになるはずない!」
怒らせることは数知れずしでかしましたが、師弟の絆は強固だと白團治に訴えるまめだ。
そんなまめだを白團治は「しばらくここにいたらいい」と慰めます。
師匠が私のこと嫌いになるはずない!椿家へ駆け込む!
内弟子が多い椿一門の中で一番下の椿しらら(CV.Lynn)…
弟弟子ができたみたいだとまめだが椿家に来たことを喜びます。
いつもは文弧と2人で食べているまめだは、賑やかな食卓ははじめてです!
食事の支度を手伝ったまめだは、文弧直伝の隠し包丁を兄弟子たちに褒められて嬉しそうにします。
明るく狸踊りを披露するまめだを、しららが心配そうに見つめます。
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仮想のまめだと喋りながら、寂しさを紛らわす文弧が切ない!
銭湯に入りながら、まめだに問いかけるしらら。
「平気なワケではないけど…いままで師匠がしてくれたことで無駄なことなんて1つもなかった。それに泣いたら、師匠を信じてないのと同じだ。」
まめだは必死に涙を堪えます。
男湯にて、このやりとりが聞こえていた白團治は小さく唸ります。
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返済延ばしミッション…しらら&まめだの「牛ほめ」チャレンジ!
「今月の返済延ばしてもらって、酒屋で酒をツケでもらってきて!」
翌朝、まめだは白團治から頼まれます。
「安請け合いはダメ。こやつは自分の尻をまめだに拭かそうとしてる!」としらら。
でも、白團治に恩義を感じているまめだは「じゃあ拭いてくる」と張りきって出発!
やってきたのは谷町酒店。
しららは「私がお手本を見せる!」と返済先延ばしミッションにトライ!
しららは前座噺の「牛ほめ」の応用をし、新築した谷町酒店をベタ褒め。
最初は不機嫌な店主でしたが、しららの褒め文句に次第に心がほぐれはじめ…
しまいには、お小遣い&ご馳走すると言いだすまでのご機嫌に変貌!
店主は借金の先延ばしも快く応じてくれ、お土産まで持たせてくれました。
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まめだを送りこんだ後、しららは気づきます…田中酒店はボロ屋でした!
「尻の尻ぬぐいで酒をもらいにきた!」
店内に入るなり、意気揚々と店を褒めちぎるまめだ。
女店主は「ボロ屋へ建て直せって嫌味か!」と大激怒!
空気を読まずに、まめだが「町中で噂になってるぞ!」と褒め続けたから、さあ大変!!
「出てけーー!」まめだに店主の大雷が落ちました。
師匠じゃなきゃ意味ない!四天王会合の真相!!
散々な目に遭ったことを、白團治に報告すると腹をかかえて大爆笑w
「さすが…その「牛ほめ」は、完全にまめだちゃんだけのものやわ!」
白團治はまめだに、文弧が許してくれなかったら椿一門に入るか?と問いかけます。
「尻團治…文弧師匠じゃなきゃ意味ないんだ」と断るまめだ。
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「“自分自身が落語になる試験”合格!」
なんと、まめだを破門にするよう提案したのは白團治。
まめだが大黒亭を名乗るのに相応しいかを、四天王が各々の基準で試したらどう?
会合にて、白團治はこう提案したらしい…
師匠たちはこの提案に乗りました。
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文弧は、師匠として弟子のまめだに自分の進退も賭けたのです。
先代と交わした古い約束の呪縛から抜け出すため、文弧もいま必死にあがいています。
「過去は変わらん…せやけど、人は変われる。」
いきさつを話した白團治は、文弧を変えたまめだを激励します。
「次は霧の圓紫や。見て、確かめて、盗んで…乗り越えてみろ!」
前座噺「牛ほめ」について
「隣町の新築の家を褒めちぎれば、家主がお小遣いをくれる!」と…
無職で遊んでばかりの男に、別の男が入れ知恵をする所からはじまる「牛ほめ」。
褒めるだけでお小遣いがもらえるという、オイシイ話を聞いた無職の男。
しかし、男は元々いい加減な性格の持ち主なので褒める文句なんて全然浮かばない…
そこで、別の男が“褒め文句”を一通り教えます。
そのときに「家主は台所にある節穴を気にしている」という情報もゲット!
そして、「そこに秋葉様の火伏のお札を張ればいい」と言えばなおよしと教わります。
その家自慢の牛も褒めれば割増で小遣いをくれるらしい。
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はじめはメモを見ながらたどたどしく家を褒める男に、家主は腹を立てます。
でも、褒められていくうちにまんざらでもない感じになる家主。
特に男が提案した節穴の対処法には、穴が隠れて体裁もよく火の用心にもなるとご満悦!
男はお小遣いをゲットします!
最後に一生懸命牛を褒める男。
でも、牛はプイッとそっぽを向き、糞をします。
「牛やから堪忍な」と家主。すると、男はこう言います。
「牛の穴にも秋葉様のお札を張りなさい。穴が隠れて屁の用心になりますさかい。」
アニメ『うちの師匠はしっぽがない』の次回に期待するもの
第10話「何でアテはあかんのか」で、
次にまめだが認めてもらわないといけないのは…霧の圓紫!
まめだを二度と芸人目指せない位に追い込むと宣言した彼女。
白團治曰く、四天王の中で一番性格が“アレ”でやっかいな人物らしい…
かなり難しい挑戦になりそうな予感。応援しながら見届けましょう!