“恐怖は人を支配する”とはいったもので…
一度心に棲みついた恐怖に打ち勝つのは容易なことではありません。
第6話「客は食い物！」では、めでたいことに豆狸の前座デビューが決定！
でも、新人ならではの見えないプレッシャーに悩まされます…
ラスト、師匠と弟子の絆にグッときます！
目次
アニメ『うちの師匠はしっぽがない 』前回第5話のあらすじと振り返り
落語家の出世は魚に例えられます。
ハマチ（前座）、メジロ（中座）、ブリ（真打）…
まだハマチになれていない新弟子のまめだ（CV.M・A・O）は、ヤヅ。
客前まで3年と聞いたまめだは、ショックを受けます。
まだひよっこなのに…落語家への道が危うくなる危機が訪れます。
下座の小糸（CV.長谷川育美）さんに狸バレしちゃったから、さあ大変！
正体がバレたら即破門…文狐師匠（CV.山村響）に知られたらヤバい。
まめだは、小糸さんと“しっぽ触り放題の密約”を結び、辛くも危機を回避します。
ところが、一難去ってまた一難！
文弧師匠と小糸さんのコラボ落語「辻占茶屋」の舞台直前、事件勃発！！
小糸さんの大事な三味線が破損！
急遽、まめだは三味線に化けて小糸さんと高座へ…
初高座で小糸さんのために頑張ったまめだ。
師匠はすべてを知っても、破門せずに褒めてくれたのでした。
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第6話では、豆狸の心（メンタル）がピンチに陥ります！
【ネタバレあり】アニメ『うちの師匠はしっぽがない』第6話あらすじと感想
祝・落語家豆狸の前座デビュー決定！！
「術が解けないか心配で…あれで噺するのはまだムリ。前座は1日にしてならずだ。」
三味線姿で初めての高座デビューを飾ったまめだ（CV.M・A・O）が感想を述べます。
厳しい芸道を少し理解しつつある弟子の成長を感じ、大黒亭文狐（CV.山村響）が嬉しそうに目を細めます。
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まめだも自主練に気合いが入ります。
「その道中の陽気なことぉー！」
寄席の楽屋から、落語の練習に励むまめだの元気な声が聞こえます。
もう寝ていても喋れちゃいそうなくらい、前座噺の暗記はバッチリ！
そんなまめだにチャンス到来！
「まだはやいと思うが…試しにって。」
文弧は、天神祭の落語会で前座デビューできることを伝えます。
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当日の主役であるしららが、「前座にはまめだを！」と激推ししてくれたそう！
嬉しさのあまり震えながら、まめだは喜びの雄叫びをあげたのでした。
落語家まめだの伝説の第1ページは、悪夢によって難航の兆し！？
「ようやく、落語家まめだの伝説の第1ページがはじまるよ！」
客前にあがるのを喜んで、威勢よくかましていたのも束の間…
初高座決定の日から、まめだは連日悪夢にうなされるようになります。
「はよ、面白い噺せえ…下手くそ！」
寄席の舞台上で、お客さんに野次られる夢を見ては跳ね起きます。
本番が近付くにつれ、目に見えないプレッシャーに悩まされます。
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「ナメんじゃねぇぞ！黒駒一家をしらねーのか！」
町で絡んできた輩を、らくだ（CV.梅原裕一郎）が1発殴って黙らせていました。
やっかい事に巻き込まれぬよう、2人は静かに通り過ぎます。
寄席で太鼓を叩くときも、お客の顔を見てパニックに陥るまめだ。
そんなまめだを心配して、小糸さん（CV.長谷川育美）が話を聞いてくれます。
優しく話しかけてくれているのに…人の視線が怖い！
人の目線に対して恐怖を覚えるようになったまめだは、その場から逃げ出します。
人の視線が怖すぎる…前座デビューを控えるまめだがプレッシャーに震える。
まめだは、助けを求めてお松（CV.相川奈都姫）の所へ向かうも…
お松の目ですら怖く思え、そこからも逃走！
座亭の作次郎（CV.村瀬歩）に廊下でばったり会っても、顔が怖くて逃げ出すまめだ。
しまいには、ノラネコたちの顔ですら恐怖対象に！
逃げ場を失ったまめだが向かったのは、親友しららの所。
「これ治さないと迷惑かけちゃう…しららはどうやって克服した？」
しららを目つぶししながら、まめだは必死に事情を話しますw
同じ経験をしたというしららは、自らの師匠・椿白團治からもらったアドバイスをまめだに授けます。
「客なんてみんな食べ物だと思ってしまえ！って。食べ物なら緊張しないのだわ！」
それを聞いたまめだは、「しららが先輩でよかった！」と熱い握手をします。
アドバイスを聞くとすぐ、まめだはあっさり部屋を後にします。
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夕飯の準備中、今度は野菜やおあげにも目が見えて…まめだは絶望します。
「まともに前座やれる自信ない！」と文弧に泣きつくまめだ。
事情を聞いた文弧は「残念やな…もうええ」とため息をつき、早々に就寝！
その様子を見たまめだは、師匠を失望させてしまったと焦ります。
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夕飯がないことを残念がっていただけw
人の目が怖くなっちゃったまめだが閃いた、超怖い“恐怖克服法”とは？
その夜、まめだは豆狸姿でサイダーの瓶を片手に持って飲み屋街をふらふらと徘徊。
「サイダーで酔う狸がいるんやな！」と、通り過ぎる人々が珍しがります。
ふと、まめだの耳に居酒屋客の話し声が聞こえてきます。
「暑さをさらに上の熱さで克服するんや！暑いからこそ、熱いもん食うて…外でたら涼し～ってなるやろ？」
何かを閃いたまめだが急いで向かったのは、とてつもなく怖いらくだの所！
「何しに？祭りの準備で忙しい…ケガしないうちに帰れ！」
「らくだに私の落語を見てほしい！」
最上級の怖さを誇るらくだの前で一席できたら、きっとどこでだって落語ができるはず。
「私がしっかりしないと、しららにも迷惑がかかっちゃう！」
必死に頼み込むまめだ。
らくだも、大切なお嬢の名が出てきたので無下に断れません。
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眼光鋭いらくだに睨まれながら、独特な緊張感が部屋中に漂います。
1つ深呼吸をして“東の旅発端”をはじめたまめだは、途中で詰まってしまいます。
「こっち見ながら、こっち見んな！」思わず訳の分からない要求をするまめだ。
「何言ってる…ぶっ飛ばすぞ！！」らくだには意味が分かりません。
泣かないって決めたけど、いまは泣く…師匠の胸で覚悟を決めた夜！
好きでグズグズしてる訳じゃないのに…目が怖くて落語を続けられません。
まめだの目からボロボロと涙がこぼれ落ちます。
「泣くな！俺が俺を信じているから…俺は喧嘩に負けない！」
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らくだは、自分を拾ってくれた黒駒の親分に対する恩義と義理をアツく語ります。
「てめぇのオヤジは？ソイツの育て方が駄目だったのか？」
問われたまめだはハッとします。
浮かんできたのは文弧の姿…いままで教わったことがまめだの脳内に広がります。
「お嬢のひのき舞台に泥塗ったら、承知しねえ！」
まめだは、らくだから荒めの激励を受けます。
黒駒のアジトから家に戻ったまめだ。
「師匠ごめんなさい！」
まめだは、寝ている文弧を起こして告げます。
「私、まだまだ未熟だけど…師匠がやってきてくれたこと信じてる！だからもう泣いたりしない！ちゃんとお客さんと向き合う！」
「心配なんぞしてへん…うちとしららで骨は拾ったるさかい、思いっきりやれ！」
文弧の言葉を聞いたまめだは、溢れ出す涙をとめられなくて…
思わず師匠に抱きついて、子供みたいにおいおい泣いたのでした。
まめだが演じる予定の「東の旅発端」について。
上方落語には、いろんな所に旅をする“旅ネタ”という演目がたくさんあります。
東西南北では飽き足らず、地獄にまで旅をする噺があるほどだとかw
「東の旅」は、喜六＆清八のコンビが伊勢神宮へお参りに行って帰って来るまでの道中を描いた演目。
「東の旅」は、数十ほどの演目で構成されており…
「発端」はその一番最初の導入部分のお噺です。
「東の旅発端」の見どころは、なんといっても拍子木と張り扇といった道具を使う所！
噺のリズムや間を掴む訓練にもなるので、上方落語家さんたちはほぼすべての人がこの落語を覚えるそうです。
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さあ、まめだがこの落語を舞台で無事に演じられるか…期待です！
アニメ『うちの師匠はしっぽがない』の次回に期待するもの
仁義を大事にするらくだの放ったひと言は強烈でした。
自分を信じることは育ててくれた人に対する敬意なのだということ…
肝に銘じて生きたいです。
第7話「はじめの一歩は転んでなんぼ」では、いよいよ運命の天神祭がはじまります！
なんと主役の神様が脱走しちゃうらしい…次回も大変そうですw