スモールウッド議員から査問会にて尋問を受ける新聞社のオーナーであるマグヌセン。
イギリス人ではない彼が、イギリスの首相と今年だけでも7回も会っているようなのです。
ふと置いてあるメガネをかけるマグヌセンですが、彼のメガネには人の個人情報を読み取る機能が備わっているようです。
査問会が終わったスモールウッドのもとにマグヌセンが現れ、夫の不貞を材料に脅しをかけます。
彼に誰も逆らえない、彼に逆らえる人間はこの世に1人もいない。
そう考えるスモールウッドは、とある人物を思い出します。
車をベイカー街へと走らせます。
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目次
【ネタバレ】『SHERLOCK/シャーロック シーズン3』第3話あらすじ・感想
麻薬に、彼女!?
朝早くからワトソン宅に客人が来ます。隣人のケイトです。
彼女は泣きながら、薬に手を染める息子のアイザックが帰ってこないと言います。
アイザックの居場所を聞いたワトソンは、小さいボロ屋に向かいます。
そこには薬に手を染めてぐったりしている者ばかりです。
アイザックを見つけたワトソンは、そこで偶然シャーロックと会います。
潜入捜査のために薬を使っていたというシャーロックは、ワトソンと喧嘩になります。
ワトソンはシャーロックを乗せて、尿検査をさせるべくモリーのもとへと向かいます。
尿検査の結果は黒。
薬を使っていたことが確定的になりました。
才能を無駄にするなと怒り、シャーロックにビンタをかますモリーでした。
そんなシャーロックのもとへ一通のメールが届きます。
“シャーロック・ホームズの薬物依存”が新聞の記事になるというものでした。
シャーロックはこれを狙っていたようです。
ついにゲームが始まると喜びを隠せないでいるシャーロックでした。
自宅に帰るシャーロックを待ち構えていたのは、マイクロフトでした。
部屋にはアンダーソン率いるファンクラブが麻薬のガサ入れをしていました。
「麻薬は捜査のためだ」と言うシャーロックに、マイクロフトは麻薬を正当化する理由を問います。
シャーロックは、「チャールズ・アウグストゥス・マグヌセン」と答えました。
その言葉を聞いたマイクロフトは、「彼に関わるな」と忠告します。しかしもう手遅れです。
彼が関与する依頼が届いているとのことでした。
そして、寝室に近寄らないよう忠告するシャーロックを無視して近寄っていくワトソンの前に、シャツ一枚のジャニーンが現れます。
「彼女ができたのか」と問いかけるワトソンに、あっさり「できた」と答えるシャーロック。
そして何事もなかったかのようにマグヌセンのことについて話し始めます。
一方のワトソンは衝撃の事実に放心状態です。
そんなワトソンにお構いなしに「マグヌセンは今までのどんな悪党よりも吐き気を催す存在だ」と言います。
目の前でイチャつかれるワトソンは、そんな場面を見ていられませんでいました。
ジャニーンが仕事に出かけると、再び何事もなかったかのようにマグヌセンの話を始めるシャーロックでした。
マグヌセンの恐怖
表向きは新聞社のオーナーではあるが、富と権力を用いて情報を得ており、西欧諸国の権力者の弱みを握っていると言います。
まさに、『恐喝の帝王』の名がふさわしいでしょう。
そんな情報は『アップルドア』と言われる難攻不落の保管庫に管理されており、ハッキングされないようにコンピューターでは管理していないようです。
そんな中、シャーロックに客人が現れます。客人とはマグヌセンでした。
シャーロックにペースをつかませないマグヌセン。
シャーロックを完全に舐めきっている態度を見せます。
そして、スモールウッドを揺するための手紙の実物をシャーロックにチラつかせます。
シャーロックが薬漬けだという弱みを握っているため、余裕しゃくしゃくです。
今夜、シャーロックはマグヌセンの会食で留守の機会を利用して手紙を奪う作戦を立てます。
彼のオフィスには厳重なセキュリティーがあります。
それを突破する鍵は、シャーロックの彼女であるジャニーンでした。
ジャニーンはマグヌセンの個人秘書でした。
シャーロックは、ジャニーンにプロポーズをするふりをしてマグヌセンのオフィスに入り込みます。
オフィスに入ったシャーロックたちは、その場で何者かに襲われ、失神するジャニーンを発見します。
- マグヌセンのイスは暖かい。
- 会食には行っていない。
- 部屋には誰かがいる痕跡が。
- 香水の匂い。
そして部屋の奥では銃を突きつけられ脅されるマグヌセン。
マグヌセンを脅す黒ずくめの女に声をかけるシャーロック。
「香水をつけるならいつもと違うものがいいですよ、スモールウッド議員」と。
しかし、シャーロックの目に映ったのは『メアリー』でした。
脅されているなら力になると言うシャーロックを撃つメアリー。
倒れゆくシャーロックは、脳内でどのように倒れれば命が助かるかを考えます。ここで怖いのは出血死。
弾が貫通していないことを考えて後ろに倒れることを選びます。次なる敵はショック死です。
なんとか乗り越えたシャーロック。次は痛みとの戦いです。
痛みはモリアーティとなって現れます。まるで死神のように。
運ばれた病院内で死神と戦い続けるシャーロックは、ジョンの身に危険が迫っていることを知り、死の淵から這い上がることに成功します。
目を覚ましたシャーロックは、ワトソンにメアリーの正体を言えないでいました。
一方のマグヌセンは、メアリーの正体について調べていました。
シャーロックの見舞いに来たレストレードとワトソンは、シャーロックは病室を抜け出していました。
シャーロックの隠れ家をくまなく探すワトソンでしたが、見つかりませんでした。
そうまでして隠れるシャーロックに犯人をかばっているのではないか、と考えるワトソン。ではなぜ犯人を庇うのか。
一方で、シャーロックの脱走を知ったメアリーは個人でシャーロックを探しに行きます。
シャーロックはメアリーだけが気づくように情報操作をして、メアリーを自分の潜伏先まで導きます。
メアリーの過去の言動から彼女の正体を暴き出します。
メアリーの依頼を引き受けると言うシャーロック。そして、メアリーの真実を知るワトソン。
「自分の出会う人間は全員サイコパスなのか」と怒るワトソン。
なんとか怒りを抑えたワトソンは、メアリーの依頼を受けることを決意します。
メアリーは元スパイで、何者からか逃げている。
そして捜査の手から逃れるために自らの過去を消した。
しかし、マグヌセンにその秘密がバレたため、彼を消そうとしたという真実が判明します。
シャーロックはメアリー、そしてワトソンのためにマグヌセンから情報を奪うことを約束します。
シャーロックの退院祝いのパーティーで、ワトソンはメアリーの全てを許します。
悪魔との取引
入院中、マグヌセンにアップルドアを見たいと言うシャーロックは、メガネ=アップルドアだと言うことに気づきます。
しかし、その読みは外れて、メガネはただのメガネでした。
シャーロックはマイクロフトの持つイギリスの情報を材料に、アップルドアへと向かいます。勝算はかなり低い戦いです。
マイクロフトの持つ情報と引き換えに、メアリーの情報を渡すように言います。
そして、情報の保管庫へと招待するマグヌセン。
招待された部屋は真っ白で椅子がひとつ置かれただけの部屋でした。
アップルドアの保管庫は、マグヌセンの頭の中のことで情報は記憶していると言うことでした。
メアリーの情報の書類はないと知ったシャーロックは絶望に耽ります。
さらに、国家機密を持ち出したシャーロックたちは、明日の一面を飾るだろうとマグヌセンは追い討ちをかけます。
そして、マイクロフトのパソコンのGPSを追って、マイクロフト率いる軍隊がアップルドアに到着します。
追い詰められたシャーロックは、情報の保管場所は本当に脳内だけかと確認し、マグヌセンを撃ち殺します。
シャーロックをもってしても頭脳だけではマグヌセンには勝てなかったようです。これで全て終わりました。
ワトソン夫妻を守るためとはいえ、人を殺したシャーロックは100%死ぬと言われている極秘任務のため東ヨーロッパへと飛ばされます。
しかし、ちょうどシャーロックが飛び立ったその頃、イギリス中のスクリーンが“ある男”の映像にジャックされます。
その男とは…モリアーティです。
最強の敵・モリアーティーは復活したのか。
フライト時間、数分。シャーロックは再びロンドンに帰ってくるのでした。
『SHERLOCK/シャーロック シーズン3』第3話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
今回は、独自の情報源から手に入れた情報で相手の弱みを握り、脅し人を操る男・マグヌセンを相手に戦うシャーロックでした。
マグヌセンの魔の手はシャーロックの親友ワトソン、そして彼の妻のメアリーにまで伸びてきます。
マグヌセンの手がメアリーにかかった時、ワトソンとメアリーの幸せな生活を引き裂く重大な真実が明らかになります。
シャーロックはワトソンとメアリーを守るため、マグヌセンと勝算の低い駆け引きに挑むのでした。
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