前回シーズン2第3話の終わりに、シャーロックは自殺をしてしまいます。
シャーロックの死から2年。様々な人の人生を大きく変えていきました。
中でも鑑識官のフィリップ・アンダーソンは、シャーロックの死に自分にも少なからず原因があると自責の念に苛まれた結果、すべての事件にシャーロックの生存説を絡ませる狂人ぶりから失職します。
そして、彼はかつて敵対し合っていたシャーロックのファンクラブまで作ってしまいます。
そんな彼は自分の考えたシャーロックの生存説を裏づけるトリックをレストレードに話します。
しかし、レストレードは聞く耳を持ってくれませんでした。
一方で世間ではシャーロックの無実が明らかにされます。
そんな中、場面は急に変わり、ヘリに追われる1人の長髪の男。
逃げに逃げるも陸、空からの追跡からは逃げられず捕まってしまいます。
拷問を受ける長髪の男。そしてその様子を見るフードをかぶった男。
なんとフードの男はマイクロフトで、そうなるともちろん長髪の男はシャーロックだったのです。
ここに、シャーロック・ホームズの復活です。
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目次
『SHERLOCK/シャーロック シーズン3』第1話あらすじ・感想
シャーロックの帰還
シャーロックの死から二年。
ベイカー街の221B室。ワトソンとシャーロックが同居していた部屋です。
シャーロックの死後、一度も訪れることができていませんでした。
そしてやっとシャーロックの死を乗り越えたワトソンは、221B室に行くことを決意したのです。
部屋に入るワトソンは、当時のシャーロックとの記憶を蘇らせます。
そんなワトソンの前にハドソンさんが現れます。
「電話一本くらいくれても」と言って怒るハドソンさんに、ただただ謝ることしかできないワトソンでした。
一方、テロを止めるためにロンドンに帰る準備をするシャーロックは、テロを止める際のパートナーにワトソンを希望します。
しかし、二年も経ってしまえば、人は変わるものです。
彼は医師として働いており、さらにメアリーという女性と婚約をしていました。
すでに別の人生を歩み始めているワトソンですが、そんなことはお構いなしにワトソンにサプライズをして驚かそうとするシャーロックでした。
シャーロック、ロンドンに到着
再びロンドンの街に帰ってきたシャーロックは、さっそくワトソンがプロポーズのため予約したレストランに入っていきます。
そのままではバレてしまうため、変装用の服装をその場でこしらえます。
一方で、裏でそんなことが起こっているなんて知らないワトソンは、メアリーにプロポーズを始めます。
そして最高のタイミングで店員が入ってきます。シャーロックです。
邪魔をされたワトソンは店員を適当にあしらっているため、その店員がシャーロックであることに気づきません。
様々な言葉を使って自分がシャーロックであることを匂わしますが、それでも全く気づかないワトソンに煮えを切らしたシャーロックは強行突破をします。
自ら姿を明かしたシャーロック。
死んだはずのシャーロックの登場に呆然とするワトソン。
喜び震えるかと期待するシャーロックの予想とは裏腹に、突然殴りかかってきます。
「生きていたのなら一言でもいってくれれば…」と。プロポーズどころではなくなったワトソンでした。
そんなワトソンに事実を語るシャーロックでしたが、そんなことはどうでもいいと一蹴します。
ひたすら生きていたことを隠していたことに怒り続けるワトソンでした。
怒るワトソンにシャーロックは一緒にロンドンのテロを止めるために捜査をして欲しいと言います。
もちろん彼の答えは「NO」。
しかし、当時の国を相手に戦っていた時の高揚感などを忘れられないワトソンは、葛藤しながらも断ります。
頑固に断られ続けるシャーロックに見かねた婚約者のメアリーは、ワトソンを説得してくれるようです。
シャーロックは自分がロンドンに帰ってきたことをモリーに伝えに向かいます。
そして自分が生きていたことを明かすために、レストレードとハドソンさんのもとへ行きます。
シャーロックの生存を知った彼らは歓喜に打ち震えます。
こうしてシャーロックは完全復活を遂げます。
そして、場面はワトソンに移ります。
シャーロックに言われた様に、二年間生やし続けた髭を剃り、やはり否定はするもシャーロックと事件解決に取り組みたいと本心は思っているのでしょう。
そんな中、シャーロックは街にいるマーカーたちに怪しい動きがないことから、テロはデマかもしれないと疑いだします。
しかしマイクロフトは、部下が命をかけて得た確かな情報だと言って一歩も引きません。
その後もマーカーたちを監視し続けるシャーロックでした。
やっぱり助手はワトソンでしょ!?
どうしても助手を必要とするシャーロックは、モリーを助手に選びます。
そして、助手モリーと一緒に様々な依頼を受けるシャーロック。
モリーも賢い女性ですが、逆にそれに違和感を拭えないシャーロックでした。
一方のワトソンは仕事に没頭する毎日です。
その間もシャーロックのことが頭から離れないワトソン。
しまいには、患者をシャーロックの変装だと勘違いする始末です。
ワトソンもシャーロックを求めており、互いに互いを求めてしまっているそんな中、シャーロックのもとに、とある依頼が入ってきます。
まずは映像を見て欲しいという依頼人。
その映像は地下鉄の映像で、ウエストミーンスター駅から乗った1人の男性が、隣の駅のセントジェームズパーク駅ではいなくなっているという映像でした。
この駅間では降りるところなんてないはずです。降りるとしても運転手の協力がないとできないはず。
しかし、その電車を運転していた運転手は、この日以来出勤していないということだったので、運転手の協力があって途中で降りたことが確定的になります。
一方で、ベイカー街の221B室を訪ねようとしていたワトソンは、家の前で何者かに拉致されてしまいます。
目を覚ましたワトソンは教会の木々で作った聖火台の中に閉じ込められて身動きが取れません。
そして、メアリーのもとに謎のメールが届きます。
このメールがワトソンが誘拐されたことを表すメールだと気づいたメアリーは、シャーロックへ助けを求めに行きます。
そのメールをさらに解読したシャーロックは、ワトソンが閉じ込められる教会へと急いで向かいます。
そして何も知らない人々は、ワトソンの閉じ込められている聖火台へと火を放ちます。
煙でむせるワトソン。このまま焼け死ぬかと思われましたが、間一髪のところでシャーロックたちが到着して救い出します。
そんな事件の翌日、シャーロックのもとを訪ねるワトソンは、なぜ自分を誘拐したのかとシャーロックに問いますが、シャーロックにもわからないようでした。
すると、シャーロックが目をつけていたマーカーの1人が動き出します。
その人物は、モランというイギリスの海外開発大臣で、北朝鮮とも繋がっていると言われる黒い噂の絶えない人物でした。
さらに彼は地下鉄の映像で消えた人物でもありました。どうやら黒幕はモランのようです。
そしてシャーロックは、ウエストミーンスター駅では7両あった車両がセントジェームズパーク駅では6両になっているという違和感から、人を下ろしたのではなく車両丸ごとを切り離したということに気がついたと同時に、地下組織がテロを起こすのではなく『地下でテロリストがテロを起こす』という事実にたどり着きます。
ちょうどこの日は、反テロリスト会議が国会で行われる予定で、それに合わせて爆発させる計画です。
そしてこの二つの駅の間には開発途中で廃止になった廃駅があり、そこに爆弾を仕掛けた車両があると予想します。
場所としても、ちょうど国会の真下なので最適な場所のはずです。
廃駅に向かったシャーロックとワトソン。
そこには何もありませんでしたが、何かに気づいたシャーロックは電流の流れる線路内に入り奥へと進んでいきます。
そこにあったのは、やはり爆弾を仕掛けられた車両でした。
車内に入り込むシャーロックは床下に爆弾を発見します。
ワトソンは「爆弾処理班を呼ぼう」と言いますが、「時間がない」と言うシャーロック。
そうこうしているうちに、モランは爆弾の遠隔スイッチを押し、タイムリミットが開始されてしまいます。
爆発まで残り3分。しかし、爆弾の作りは非常に細かくシャーロックでも処理できません。
精神の宮殿を使って爆弾処理のヒントを探ろうとしますが、やはりどうしようもありません。
焦る2人ですが、もう解除不可能だと悟ったシャーロックは、ワトソンを二年間欺いていたことを謝ります。
そして今回、ワトソンの未来を潰してしまったことに対しても謝罪をします。
ワトソンは、シャーロックの謝罪を受け入れ、許します。
ワトソンの許しの言葉を聞いたシャーロックは突然笑い出します。
なんと、爆弾はすでにシャーロックが止めており、ワトソンの許しの言葉を聞くためだけに演技をしていました。
もちろん爆弾処理班も呼んでおり、テロ事件は未遂で終わり、モランも逮捕されたのでした。
何はともあれ、ここにシャーロック・ホームズとジョン・ワトソンの名コンビが復活しました。
シャーロックの死の真実
まずシャーロックは、わざとモリアーティに出し抜かれていたフリをしていたようです。
それもモリアーティを油断させるためだと言います。
そして迎えた屋上での直接対決では、13通りのシナリオを準備していっていました。
モリアーティに自殺願望があることを知っていたシャーロックは、自分が死ぬことで事件が解決することを知っていました。
そのためモリーやマイクロフトの協力を得て、自分の死を偽造したようです。
まず、屋上から下のクッションに飛び降り、モリーの準備した自分の偽造死体と入れ替わります。
飛び降りたシャーロックのもとに寄ってくるワトソンですが、時間を稼ぐために、わざと自転車をぶつけ転ばせ時間をかけさせます。
その間に、偽造死体と自分を再度入れ替え、血のりをかけ、ボールを脇に挟み、脈をわざと止めることでシャーロックが死んだことを完全に信じ込ませます。
そしてワトソン、ハドソンやレストレードの3人を狙っていた殺し屋は、マイクロフトによって駆除されます。
これらの準備がバレないようにワトソンを一定距離から近寄らないようにしていたわけです。
そして、空白の二年間は、世界中にあるモリアーティの残した因子を壊滅させるために動いていたようです。
新たな敵
見事にテロリストからロンドンを救ったシャーロックとワトソン。
しかし、シャーロックがワトソンを火の手から救った時の映像を見る謎の男が最後に登場します。
おそらくワトソンをさらったのは、この男の部下たちでしょう。
何かシャーロックを試すためにワトソンをさらったのではないのでしょうか。
モリアーティに完全勝利をしたシャーロックでしたが、新たな敵にシャーロックとワトソンはどう立ち向かっていくのでしょうか。
『SHERLOCK/シャーロック シーズン3』第1話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
今回は死んだはずのシャーロックがロンドンに帰ってきました。
死んだと思われていたシャーロックが帰ってきたことに驚くワトソン。
彼らの人生はシャーロックの生前とは大きく変わっていました。
再び助手にワトソンを指名するシャーロックでしたが、断られてしまいます。
しかし、シャーロックとともに解決してきた数々の事件、そして規模の大きな敵と渡り合ってきた頃の高揚感を忘れられないワトソンは、ロンドンのテロ事件の解決をきっかけに再びシャーロックの助手となることを決意しました。
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