モリアーティとの初対面で駆け引きをするシャーロックとモリアーティの二人。
緊張感マックスの状況で場違いな音楽が急に流れ出します。それは、モリアーティの着信音でした。
電話を終えたモリアーティは、「今日は死ねなくなった」と言い、去っていきます。
誰かがモリアーティの気を変えたというシャーロック。
モリアーティとの電話の相手は、セクシーな下着を身につけた女性でした。いったい何者なのか?
何はともあれ、二人は最大のピンチを脱出します。
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目次
【ネタバレ】『SHERLOCK/シャーロック シーズン2』第1話あらすじ・感想
イギリスのトップからの依頼
ある日、小太りのおじさんがシャーロックのもとへ依頼をしにきます。
そして、遠方のその事件に取り掛かるシャーロックとワトソンでしたが、そこにはシャーロックはおらず、ワトソンのみが出張で訪問しており、シャーロックは画面越しで捜査をしていました。
どうやらシャーロックは事件をレベル分けしており、レベル6以下の事件では自ら赴かないと決めたようです。
事件の内容は、川辺でエンストして立ち往生していた車はバックファイヤーを起こして爆発音を発し、爆発音に驚いた車の持ち主が周りを見渡すと、さっきまで川辺で立っていた赤い服を着た男性がその場で血を流して倒れていたというもの。
自分がやってしまったと思った依頼人は、慌ててシャーロックへの依頼のためロンドンまで出向いたようです。
この事件は、まず背後から撲殺され、依頼主が加害者ではないと推理するシャーロック。
結論はもう間近かと思われた矢先、シャーロックとワトソンともに事件の途中ではあるものの、とある場所にいきなり連れて行かれます。
その場所とは、バッキンガム宮殿でした。
そんなところに、バスローブ状態で連れてこられたシャーロックは場違いにもほどがりますが、そこにマイクロフトが現れます。
どうやら今回は、匿名の人物からシャーロックへの依頼があって呼ばれたようですが、その人物とは国家のトップである人のようです。
そしてその依頼内容は、重要な写真をある女性から取り返してほしいというものでした。
その女性とは、アイリン・アドラー。
仕事柄『女王』と呼ばれており、その容貌も非常に美しいものでした。
そんな彼女は国家を覆しかねない写真を持っているのですが、ゆすりをかけてきたり、お金を要求してくることはないようなのです。
しかし、何が起こるかわからない以上、写真は取り返しておきたいという希望でシャーロックに依頼が来たという経緯があるようです。
シャーロックの推理
バックファイヤー事件の犯人は自分かもしれないとシャーロックのところに依頼に来た小太りの男性ですが、警察は当然彼の仕業ではないかと睨んでいるようでした。
ただ、シャーロックは、見た目は不潔で、息もくさい、髪の毛もボサボサで不摂生で典型的な一人暮らしの独身男性と見抜き、相手を騙せるような男ではないと判断しました。
シャーロックを負かした女
アイリーンとの接触をスムーズに進めるため、シャーロックは襲われた程の芝居を打ってアイリーン宅に入ることに成功します。
しかし、アイリーンは一枚上手で、すでにシャーロックたちが芝居を打っていることを事前に知っていたようです。
さらに、シャロックの前に現れたアイリーンは裸でした。
さすがのクールなシャーロックも固まってしまいます。それ以上にワトソンは驚いていましたが。
シャーロックは冷静にアイリーンを分析しようとしましたが、何も情報が得られません。なんとも不思議な女性です。
正体の掴めないアイリーンは、さらにここに来る前に取り掛かっていたバックファイヤー事件や、シャーロックたちが写真を奪いに来たことも知っていました。
どうやら様々な業界の人と繋がりを持っています。
写真を全く渡す気のないアイリーンは、バックファイヤー事件についてシャーロックの見解を聞きたいと言い出します。
事件の真相を語るシャーロック。それを聞くアイリーン。
すると突然、火災報知器が鳴り出します。
これはシャーロックの指示でワトソンが起こした偽造の火事でした。
とっさのことで焦るアイリーンは、ふと視線を絵画に向けます。
その視線の動きを見逃さなかったシャーロックは写真を隠した場所を特定します。
非常事態が起きた時、母親は真っ先に子供をを見るのと同じように、人は緊急事態時に自分の大切なものに視線が動くという習性を利用したクレバーな作戦が成功するのでした。
絵画の裏に金庫を見つけたシャーロックは六桁のパスワードの解読に取り掛かります。
アイリーンいわく「すでにパスワードは教えている。」ということでした。
パスワードのロック解除に取り掛かろうとしたその時、部屋に3人組のアメリカ人が入ってきます。
外で見張っていたワトソンも捕らえられています。
アメリカ人もアイリーンの写真が入った携帯を狙っていました。
パスワードを教えているというアイリーンの言葉をたまたま聞いていた3人は、シャーロックに金庫を開けるように要求します。
実際はもうパスワードをわかっているものの、知らないとシラを切るシャーロックにしびれを切らした3人は、ワトソンを撃つと脅しをかけます。
しぶしぶ金庫を開けようとパスワードを入れ開ける瞬間、トラップがあることに気づいたシャーロックは伏せろといいます。
いきなりのトラップに反応できなかった1人が死にます。
これで形勢逆転したシャーロックたちは、一気に制圧にかかりました。
この混乱に生じて、シャーロックはこっそりアイリーンの携帯を取ります。
命より大切だという携帯を取られたアイリーンは、携帯を取り返すためにシャーロックに麻酔薬のような薬を打ち込み気絶させます。
その隙に携帯を奪い、ワトソンの制止を振り切って逃げていきます。
夢の中でシャーロックはバックファイヤー事件の真相をアイリーンが解き明かす夢を見ました。
シャーロックの推理が効かない!?
今回は、シャーロックの人間観察から得る推理がアイリーンに対しては全く効きませんでした。
シャーロックの調子が悪かったわけではなく、アイリーンがシャーロックでも読み取れないほどの女性だったようです。
アイリーンの死
シャーロックにアイリーンのことは諦めるようにというマイクロフト。
そして突然部屋に入ってきた3人組は、アメリカのCIAだったということが判明しました。
時はクリスマスになり、パーティーを楽しむワトソンたち。
そんな中、部屋にあったクリスマスプレゼントの中に、アイリーンが命よりも大事だと言っていた携帯が入っていました。
これがどういう意味なのか。
シャーロックは彼女の身に危険が迫っていると心配します。
そして、やはりシャーロックの思ったとおり、アイリーンの死体が見つかるのでした。
シャーロックは死体の確認をしますが、アイリーン本人のものでした。
アイリーンを愛していたのかショックを受けるシャーロックは、日々バイオリンにのめり込みながらも、携帯の四桁のパスワードを考えます。
復活の女
外出するワトソンのもとに見知らぬ女性が話しかけてきます。
彼女は、ワトソンに車に乗るように言います。
マイクロフトの仕業だと気づいたワトソンは、シャーロックの様子を知りたいがために自分を呼んだのだと考えていました。
着いた先は怪しげな施設。
向かった先に現れたのは、マイクロフトではなく、死んだはずのアイリーンでした。
アイリーンの登場に驚くワトソンは、なぜ生きているのかと聞きます。
アイリーンは自分の死さえもコネを使って偽造したというのです。
ワトソンはショックを受けているシャーロックに生きていることを伝えろ言います。
アイリーンはシャーロックに追われてしまうという理由でメールすることを渋りますが、ワトソンの説得でメールを送ることにしました。
すると、聞き覚えのある着信音がどこからともなく聞こえてきます。
シャーロックはワトソンを追って施設まで来ていたのです。
もちろん、ワトソンとアイリーンの話も聞いていました。
シャーロックを追おうとすワトソンを止めるアイリーンでした。
シャーロックの怒り
家へ帰ってきたシャーロックは、玄関先で何かの異変に気づきます。誰かが入った形跡があるのです。
壁には引っ掻き痕や抵抗した痕がありました。
シャーロックは、ハドソン夫人が襲われている情景がその痕から見えてきます。
最悪な事態を考えるシャーロックは、ゆっくり自室に入っていきます。
部屋にはハドソン夫人がアメリカのCIA3人組に拘束されていました。
シャーロックが携帯を持っていると睨んだCIAは、ハドソンさんを人質にシャーロックに脅しをかけてきます。
シャーロックは、部屋にいる他の二人を帰らせるように要求します。
二人はあっさり帰っていきます。
そして残りの一人もシャーロックの策略にはまり、あっけなくやられてしまうのでした。
ハドソン夫人に手を挙げたことに怒りを隠せないシャーロックは、CIAの男を窓から突き落とします。
そして、携帯はハドソンさんが持っていました。
間一髪でハドソンさんが気を利かせて、なんとか守りきったようです。
ケータイの解析を始めるシャーロックは、モリーとの会話からヒントを得ますが、それでもパスワードが一致しません。
モリアーティとアイリーン
携帯の解析を終えて家に帰るシャーロックは、寝室でアイリーンが寝ているところを発見します。
殺し屋に狙われており、シャーロックに助けを求めに来たようなのです。
自分を守るために集めた情報の中に国家を転覆させかねない情報があるらしいのだが、解読ができないというアイリーンはシャーロックに解いてほしいと言います。
まずパスワードがついているため、アイリーンに携帯を渡すシャーロック。
しかし、その携帯はパスワードを特定をするためのフェイクでした。
パスワードが判明したシャーロックは、携帯にそのパスワードを入力しますが、アイリーンはそれさえも見越してわざと偽のパスワードを入力していました。
裏の裏を書かれたシャーロックは、アイリーンの危機管理能力を認めます。
そしてアイリーンが解読してほしいという情報は、数字とアルファベットを使った暗号コードでした。
このコードの意味を解読したシャーロックの推理を聞いたアイリーンは、こっそりシャーロックの推理を誰かにメールで伝えていました。
その相手とは、モリアーティでした。
その事実を知ったモリアーティはマイクロフトに向けメールを送り、受け取ったマイクロフトは頭を抱えるのでした。
シャーロックの推理
暗号には数字の1と見間違えてしまう可能性のあるIがないこと、そしてA〜Kのアルファベットの並びは航空機の座席であることに気づきます。
数字の多さからこの航空機はジャンボ機であるとし、そこからさらに情報を絞っていき、結論として6時半ヒースロー発ボルチモア行007機ということが判明します。
テロを隠そうとする政府
謎を解いたシャーロックのもとに、その航空機への招待状が届きます。
航空機にマイクロフトが入ってきて、ことの説明を始めます。
この航空機には、テロリストによって爆弾が仕掛けられており、それを知った米英の政府はテロが起きた事実を隠すために爆弾を放置するつもりだというのです。
そしてテロリストの欲も満たせて一石二鳥だと。
しかし、シャーロックが謎を解いて、その情報がモリアーティに漏れてしまったことで計画が失敗に終わってしまいます。
アイリーンの最期
マイクロフトに呼び出されたワトソンは、アイリーンはアメリカで証人保護プログラムを受けていると伝えます。
しかし、それは建前で、事実はカラチで殺されたというのが真実でした。
これをどのようにシャーロックに伝えるか悩むワトソンは、結局真実は言えず、アメリカにいるということしか伝えられませんでした。
場面はカラチに戻り、殺される前のアイリーン。処刑直前でした。
黒ずくめの男が刀を振りかざし首を切り落とそうとします。
「合図をしたら逃げろ!」という声が聞こえてきます。
なんと処刑をしようとする男はシャーロックだったのです。
シャーロックはアイリーンを助けるために、カラチへと潜入していました。
アイリーンを極秘裏に救ったシャーロック。
アイリーンが生きているのを知っているのは世界でただ一人、シャーロックだけです。
アイリーンの誤情報をワトソンから聞いたシャーロックは微笑むのでした。
『SHERLOCK/シャーロック シーズン2』第1話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
アイリーンと出会ったシャーロック。
いつものように人間観察をして、その人の性格などを分析しようとしますが、何も情報を得ることができませんでした。
そんなことが過去になかったシャーロックは動揺します。
さらに、巧みに目的のものを手にするも、結局アイリーンに取り返されてしまいますし、アイリーンから携帯のパスワードを盗み取ろうとしますが、それも見越してスカされてしまいます。
シャーロックをここまで苦戦させる人は今までいませんでした。
シャーロックが裏をかかれる珍しい姿が観られる貴重な回でした。
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