最大の敵、モリアーティからの挑戦。
人質を取り、命を賭け事に使う非道なゲーム。
そんなゲームに挑むシャーロックは、過去類を見ないペースで事件を解決していきます。
人質の命を救い、モリアーティの元へたどり着くことができるのでしょうか。
そして迎える衝撃の結末とは!?
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目次
【ネタバレ】『SHERLOCK/シャーロック シーズン1』第3話あらすじ・感想
犯罪者は何してる!?
「つまらん!」
街は平和で犯罪なんて起きるはずもない。そんな穏やかな雰囲気を醸し出すロンドンの空気。
そんな空気に耐えかねたシャーロックは、家の壁に向かってストレスを発散するかのように銃を数発撃ちます。
「犯罪者たちは何してる!?」
そんな探偵とは思えない発言をするシャーロックは事件に飢えていました。
事件をまるで楽しみにしているようなシャーロックの姿を見かねたワトソンは、サラのところへと出かけていきます。
静かで平和。そして穏やかな日々は最高だと嫌味を言った瞬間、ドォォーーン!という音とともに突然部屋が爆発してシャーロックは前のめりで吹き飛ばされてしまいます。
一方で、そんなことが起きていたともつゆ知らず、サラの家で一晩過ごしたワトソンは、何気なく見ていたテレビで自宅が爆発したことを知り、サラのところを飛び出していきます。
現場に着いたワトソンは真っ先にシャーロックのもとへ安否を確認しに行きましたが、シャーロックは自分のお気に入りのソファーで優雅に下手くそなバイオリンを弾いていました。
しかし、そこにはマイクロフトもおり、何やらシャーロックへの依頼をしているようでした。
シャーロックは忙しいと嘘をつき、その依頼を断ります。
暇で暇で仕方のなかったシャーロックが、兄からの依頼を断ったことをからかうワトソンでした。
爆発の原因とモリアーティからのミッション
レストレード刑事から呼び出されるシャーロック。
家の爆発はガス漏れによるものとされていましたが、警察の調べの結果、何者かによる意図的な爆発だと言うことが判明しました。
さらに、ホームズ宛てに封筒が届けられていました。
その中には、第1話でも出てきたピンク色のカバーをつけた携帯が入っていました。
不審がる一同でしたが、突然携帯から5回の時報と、どこかの部屋の写真が送られてきます。
5回の時報は今後起こる爆発事件を警告するもので、写真の場所はシャーロックの自宅の地下室であることがわかりました。
帰って地下室に向かうシャーロックたちの目の前には、二足の靴が置いてありました。
靴が爆弾かもしれないと警戒する一同。
すると携帯に電話がかかってきます。電話の声は女性で、泣いているようでした。
彼女は時限爆弾を身体に巻かれ、人質としてモリアーティに利用されているようでした。
その女性は、シャーロックに涙声でこの靴が関わる事件の謎を12時間以内に解け、さもなければ人質は爆死するという条件付きのミッションを与えます。
切羽詰まった最悪の状況ですが、エキサイティングな事件を待ちに待っていたシャーロックは「幕が上がった」と興奮を抑えられないでいました。
靴から導き出される事件の真相
さっそく病院で靴の分析に取り掛かるシャーロックのもとに、モリーとその恋人ジムが様子を伺いにきます。
ジムの身だしなみや仕草から、ゲイだと見抜いたシャーロックは、すぐにジムと別れた方がいいとモリーにアドバイスをします。
それを聞いたモリーは、先に出て行ったジムに別れを告げるために飛び出していきました。
解析に戻ったシャーロックは、息抜きがてらにワトソンの靴に関する考察を聞きます。
ワトソンの意見を聞いたシャーロックは、重要なことが全て抜けているが、なかなかいい線だと珍しく褒めます。
そして自分の考えを語り出します。
靴の特徴からある事件について思い出します。
シャーロックの始まり。その事件とはシャーロックがまだ若かった頃に起きた『カール・パワーズ』というサセックス出身の学生水泳選手が突然の発作で競技中に亡くなった、という事件を思い出します。
当時からカールの靴が消えていたことにひっかかっていた幼きシャーロックは、警察にそのことを訴えるも、当時のシャーロックは若く相手にしてもらえなかったようです。
そんな当時の事故を思い出したシャーロックは、これを単なる事故ではなく他殺だと推測します。
タイムリミットは残り3時間。
シャーロックは、カールは発作ではなく毒で殺されたことがわかりました。
その毒はボツリヌス菌の持つ毒素です。
この事件の真相を解明したシャーロックは、無事人質を助けることに成功します。
シャーロックの靴に対する推理
- 大事にされていた
- 指が触れるところに皮膚が付着しており、そこから持ち主は湿疹持ちであった
- 靴の外側がはがれていることから土踏まずが弱い
- 靴底に泥が付着しており、その泥に付着する花粉からサセックスのものだと推理
これらのことを踏まえて、シャーロックは『カール・パワーズ』の事件を思い出しました。
4回の時報と電話
最初のミッションを9時間で解決したシャーロックに対して、4回の時報と電話がかかってきます。
電話の相手は男性で、二人目の人質からでした。
タイムリミットは8時間。
今回のミッションは、モンクフォードという男性が車の中で亡くなった事件の真相を突き止めることでした。
まず情報収集をするシャーロック。モンクフォードの妻を言葉巧みに攻め、事実を聞き出します。
そして、現場のレンタカーを貸した会社に聞き込みに行きますが、レンタカー屋の社長は何か嘘をついていることを見抜きます。
事件の真相について考えにふけるシャーロックのもとに、ヒントを伝える電話がかかってきます。
「ヤヌスカーズ」と。これはレンタカー屋の名前です。
そしてシャーロックはひとつの結論にたどり着きます。
今回の事件は、殺人事件に見せかけた保険金目当ての事件だということが判明します。
そしてモンクフォードは死んだのではなく、コロンビアに逃げたと推理します。
事件の真相にたどり着いたシャーロックは二人目の人質の救出に成功しました。
シャーロックの推理
- ヤヌスカーズの社長の財布の中身から彼が嘘をついている判断する
- さらに、日焼け具合から南の方へ旅行に行っていたと見抜く
- ヤヌスカーズの真の姿は、逃がし屋であり、モンクフォードをコロンビアに逃がした
- 保険金目当ての殺人事件の偽装だと見抜く
3回の時報
2回目のミッションをクリアしたシャーロックの元に、3回の時報と人気パーソナリティーのコニーの写真が送られてきます。
コニーの突然の死を悲しむ世間でしたが、事件の真相を知るため死体を調べるシャーロックは手の傷に焦点を当てます。
世間では手の傷から感染症に感染して亡くなったのではないかとされているコニーですが、シャーロックは何かその結論に違和感を感じている様です。
そもそも傷は死後に付けられたものであり、ではどうやって菌が体内に入っていったのでしょうか。
シャーロックは三つの事件に共通点がないかを探します。
それと並行してワトソンがコニーの弟のもとへ向かいます。
そこでコニーの過去を探るワトソンは、猫から何か手がかりを得て、シャーロックに電話を入れます。
電話を受けたシャーロックは、ワトソンからあの手この手で猫から取れるだけの情報を取ります。
してやったりのワトソンは誇らしげな顔でシャーロックに何か言いたそうにしています。
そこに、すかさずシャーロックは弟が猫を使って殺したと思っているなら違う!とあっさりワトソンの考えを否定します。
真の犯人はラクルというコニーの使用人で、番組でいじられ続けていたことに耐えかねて殺したと結論づけます。
使われた凶器は、ボツリヌス毒素でカールの事件と同じ毒素でした。
事件を解決したシャーロックのもとに操られている人質から電話がかかってきます。
人質の盲目のおばあちゃんは、いきなり犯人の特徴を話し始めます。
「しゃべるな!」と制止するシャーロックをよそに話し続けます。
そして、犯人は自分の情報を隠すために爆弾を起爆して人質を殺してしまいます。
事件を解決したものの、人質が死んでしまった今回の勝負は敗北だと負けを認めるシャーロックでした。
シャーロックの推理
- コニーの番組内で、いじられるラクルの姿からコニーへの恨みがあることを見抜く
- 猫の足の裏から消毒液の匂いがしたのは、証拠を隠すためではなく、ただの綺麗好きだからだと部屋の状況から読み取る
- 整形手術をしたコニーはボトックス注射をしており、そこにラクルが毒を入れたことを見抜く
4回の時報
4回の時報とテムズ川の写真が送られてきます。
その付近で起きた事件を調べるシャーロックたちは、とある事件にたどり着きます。
川で死体が発見され、それを分析をするシャーロックは、服装などから職業は美術館のガードマンだと推理します。
そして近くの美術館で三千万ポンドのフェルメールの絵画が見つかり、その展示会が行われることが決まっていました。
そこで、そのガードマンは三千万の絵画の価値を下げる事実を知ってしまったがために殺されたのではないか、と。
さらに、絵画は偽物であることも同時に判明します。
ガードマンの男・レックスの調査をするワトソンは、レックス宛ての伝言があったことを知ります。
一方シャーロックはガードマンとして美術館に侵入します。
「これは偽物だ」と責任者を問い詰めるガードマン・シャーロック。
場面は変わり、依頼していたホームレスからレックスを殺した犯人の場所情報をつかみます。
暗い路地に向かう二人は、逃げる巨大な男な影を見つけ、犯人を追いかける二人はその巨大な男と取っ組み合いになります。
しかし、長い取っ組み合いの末に逃げられてしまいます。
さらに場面は美術館に変わり、絵は偽物だというシャーロックに人質から電話がかかってきます。
今回の人質は幼い子供です。絵は偽物だと結論づけたシャーロックはもう勝負はついたと言いますが、不幸にも証拠が出てきていません。
まだ勝負は白黒ついておらず、残り時間10秒で証拠を見つけなければなりませんでした。
全神経を目と脳に集中させるシャーロックは、ギリギリのところで証拠を見つけます。
人質の命は救われ、一安心する一同でした。
この美術館の責任者の事情聴取で、ある人物の手引きによってこの計画を実行したと証言しました。
その人物とは、モリアーティ。
シャーロックの推理
フェルメールの絵は偽物だというシャーロックは証拠がありませんでしたが、フェルメールの時代には存在していなかった超新星が絵に描かれていることから、この絵が偽物である証拠だと結論づけます。
モリアーティの登場
サラのもとへ向かうワトソン、それをいつものように送り出すシャーロック。
そしてワトソンがいなくなったことを確認したシャーロックは、モリアーティへこちらから待ち合わせのメールを送ります。
ワトソンを中心に同時並行で進めていたマイクロフトからの依頼。防衛システムの情報を取り戻すこと。
それに成功したシャーロックとワトソンは、情報の入ったUSBメモリを餌に、モリアーティと対峙することになります。
待ち合わせのプールで待つシャーロックの前に現れたのは爆弾をつけたワトソンでした。驚くシャーロック。
そこにさらに、物語序盤で出てきたモリーの彼氏のジムが現れます。
彼の名は、ジム・モリアーティ。コンサルタント犯罪者です。
妖しい雰囲気を放ちながら話すモリーアーティでしたが、隙をついてワトソンがモリアーティーを捕らえます。
しかし、シャーロックにレーザーサイトが向けられ、友の危機にモリアーティから手を離すワトソン。
奪った銃をモリアーティに構えるシャーロック。
あっさり去っていくモリアーティ。
爆弾を装着したコートを脱ぎ捨て、ワトソンを救い出したシャーロック。
そんな二人のもとに再びモリアティが戻ってきます。
気が変わったというモリアーティは増兵を呼んでいたようで、無数のレーザーサイトを向けられるシャーロックは、放置された爆弾に銃口を向けます。
やるかやられるかの緊迫した駆け引き。
シャーロックが選んだ道とは?
『SHERLOCK/シャーロック シーズン1』第3話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
シャーロックに異様に固執するコンサルタント犯罪者のモリアーティ。
モリアーティの関わった4つの事件を解決するシャーロックは、ついにモリアーティと対面しました。
その正体に驚くとともに、友人のワトソンには爆弾が。
コンサルタント探偵とコンサルタント犯罪者による、勝負の結末はいかに。
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