アフガニスタンでの戦争から帰還したジョン・ワトソンは、精神からくるストレスで杖をついて生活せざるを得なくなっており、住む家もなく困っていました。
そんな中、かつての同僚の紹介でコンサルタント探偵シャーロック・ホームズと出会い、同居することになります。
そして、ひょんなことからシャーロックの相棒として数々の事件に巻き込まれていくことになります。
さっそく『SHERLOCK/シャーロック シーズン1』をネタバレありでご紹介させて頂きます。
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目次
【ネタバレ】『SHERLOCK/シャーロック シーズン1』第1話あらすじ・感想
シャーロックとジョン・ワトソン
アフガニスタン戦争で軍医として活躍したジョン・ワトソンは肩を銃で撃たれてしまい負傷し、イギリス・ロンドンへ送還されてしまいます。
しかし、ロンドンでの生活は保障されておらず、住む家さえもなく、さらには精神的なストレスから杖をつかないと歩けずにいました。
そんな中、かつての同僚と出会い、彼の紹介でシャーロック・ホームズと出会います。
彼は、世界で唯一のコンサルタント探偵で、圧倒的な観察力や推理力を持っていました。俗に言う、天才です。
初対面のワトソンに対して、シャーロックはいきなり彼の過去や身内のことなど少ない情報から推理を始めます。
そして、自分の同居人がワトソンであることも。
そのあまりの推理力と推理と真実との整合性に驚きます。
しかし、思った以上にワトソンとシャーロックの相性はよく、疑り深く人に興味を示さないシャーロックはワトソンには心を開き、戦争後から心を閉ざしていたワトソンもまたシャーロックに心を開きます。
そんな彼らはベストパートナーと言わざるを得ませんが、あまりにも雰囲気がいいため、周りからはゲイのカップルだと疑われるほどです。
終いには、ワトソンがシャーロックの彼女、そして彼氏の存在を聞くレベルにまで発展しますが、それは愛ゆえにではなく、ただの好奇心からによる質問だったようです。
とにかく、2人は最高のパートナー同士だということです。
連続自殺事件
3件連続で、自殺事件が起きます。
それらの事件には、どの事件も同じ毒薬を服用して死んでいるという共通点がありました。
警察は自殺として公表しているものの、殺人の線を消さず、調査に取り掛かっています。
そんな中で4人目の死人が出てしまいます。
毒薬など共通点が多いものの、今回だけ唯一『RACHEL』という遺言が残されていました。
その謎に手が追えなくなった警察は、シャーロックに依頼をします。
シャーロックはさっそく現場に着き、死体を見て推理を始めます。
どんな些細なことからも、根拠に基づいた推理をする彼は、死体の足元に跳ねた泥を見てキャリーケースを引っ張っていたと推理します。
そのキャリーケースが事件の鍵だというシャーロックは、回収したキャリーケースを見せるように言いますが、そんなものは無かったようです。
この自殺に思われた事件は他殺であり、犯人がキャリーケースを持って行ったと推理。
そして犯人の犯したミスを見抜いたシャーロックは、説明もなしに飛び出していきました。ワトソンを置いてけぼりにします。
何かに気づいたシャーロックは、ワトソンを呼び出し、なぜか4番目に死んだ女性へ指定した場所をメールするように言います。
それは、犯人が携帯を取ったと推理するシャーロックによる、彼を釣るための作戦でした。
犯人から連絡がかかってきます。餌につられた犯人を見つけ出すために、指定した場所に出かける2人でした。
指定した場所付近で、怪しいタクシーが止まります。
それに目をつけたシャーロックは、そのタクシーを追いかけます。
様々な情報から、タクシーの行き先を予測して、先回りし、タクシーに追いつきましたが人違いのようでした。
本人は無意識でしたが、今まで杖をつかないと歩けなかったワトソンは、杖なしでも歩けるようになりました。というより走れるようになりました。
これもシャーロックが仕掛けたものでした。家に帰った2人は、警察が家宅捜査に入っていました。
それは麻薬捜査と概してシャーロックに捜査へ深入りさせないための口実でした。
そして、警察は被害者の娘である“RACHEL”を確認したと報告しますが、彼女は10年以上も前に死んでいるようです。
RACHELという遺言は、人の名前ではなく、何かメッセージがあると睨んだシャーロックはこう推理します。
彼女は、死を悟った彼女がわざと犯人に携帯を持たせ、床の遺言は携帯のパスワードを表しており、携帯のGPSを使って犯人を追跡できるようにしていたと…
しかし、携帯の在り処はシャーロックたちが今いる家でした。
携帯がなぜ家にあるのかを考えているシャーロックに犯人からメールが届きます。
誰にも告げず、外へ出るシャーロックは目の前に一台のタクシーとベレー帽を被った運転手が1人立っていました。
それは、指定した場所に来たタクシーの運転手だったのです。
ドライブをしようと持ちかけた犯人はシャーロックを乗せて動き出し、人のいない学校に連れてこられます。
脅されることはありませんでしたが、ただ謎への好奇心から自ら学校の中に入っていくシャーロック。
そんな中、シャーロックからワトソンへ密かに位置情報が送られます。
それを見てワトソンもシャーロックの場所へと向かいます。
一方、学校では犯人は二つの瓶に入った薬物を取り出します。
このうち一つが毒物で、シャーロックが好きな方を選び、残った方を犯人が選ぶというゲームを持ちかけます。
犯人も天才と言われる人間で、シャーロックに心理戦を持ちかけています。
このゲームは運の要素しかないと言うシャーロックに、犯人は運ではなく実力だといいます。
シャーロックは、犯人の過去や動機を推理します。
殺しにスポンサーが付いており、子供に多くの遺産を残すために殺しをしているという動機があったことを話します。
おしゃべりに飽きた犯人は早く選ぶように脅しで銃をかざします。
シャーロックは、「撃て!」と発破をかけますが、銃は偽物でした。
それもわかっていたシャーロックは、学校を出て行こうとしましたが、犯人は心理戦の続きをしようと言ってきます。
自分の賢さを試さずにはいられないシャーロックは、学校から逃げることなく賭けに挑みます。
どちらが毒薬を飲むのか緊張の一瞬。ニヤつく犯人。
そこで、反対の校舎からシャーロックを見つけたワトソンは、犯人を銃で撃ち殺してしまいます。
犯人は死んでしまいましたが、事件は解決しました。
保護されたシャーロックは、犯人を殺した人物の特定を警察から頼まれます。
推理の途中に、その人物がワトソンと気づいたシャーロックは、推理の途中ではぐらかしワトソンを庇うのでした。
悪の組織のボス!?
事件現場で置いてけぼりをくらったジョン・ワトソンは、タクシーを拾うために大通りに出ようとします。
しかし、そんな彼を追いかけるように、道脇にある公衆電話が鳴り続けます。
それに気づいた彼は、その電話に出ると出会ったこともない謎の男からの電話でした。
その男が手配したと思われる車に乗り、その男の待つ場所まで行きます。
そこには、シャーロックの最大の敵と自ら語る男がいました。
彼は、ワトソンにシャーロックの情報を流してほしいと頼んできます。
報酬もちゃんと出るという好条件でしたが、報酬の金額を聞くこともなく断ります。
その最中に、シャーロックから呼び出されていたワトソンは、そのままシャーロックのもとへと行きました。
いったい彼は何者なのでしょうか。
今の段階では悪の組織のボスである、とワトソンは思っているようです。
そして、連続自殺事件が解決した後、シャーロックとワトソンの前に再びその男が現れます。
彼はシャーロックと皮肉を言い合いながらも親しげに話しているようでした。敵とはまるで思えません。
シャーロックの会話から彼の名前はマイクロフトと言うようで、シャーロックの実の兄だということが判明しました。
仲が良いのか悪いのか分かりませんが、シャーロックにもちゃんと家族がいたんですね。
冷徹無比な男もちゃんと人間だと言うことがわかってホッとしました。
モリアーティ
今回の事件の犯人は、シャーロックのファンを名乗る人物からシャーロック・ホームズに気をつけるようにと言われたと言っていました。
さらに、犯人を支援するスポンサーもいることがわかりました。
そんな彼の名前はモリアーティ。
「彼」とは言っているものの、それが人なのか殺人のスポンサー名なのかもまだわかりません。
今後もシャーロックの敵として出てくるでしょう。
『SHERLOCK/シャーロック シーズン1』第1話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
驚異的な観察力でどんな些細な情報も見逃さず、そこから滝のように流れ出る彼の推理は観ていて気持ちがいいです。
しかし、自他共に認める変人な彼ですが、相棒のジョン・ワトソンとの軽快なやりとりや警察との皮肉の言い合いなどは、シリアスなミステリドラマとは思えないほど面白く、良いアクセントになっています。
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