誕生から100年以上経っても世界中で愛されているアーサー・コナン・ドイルの推理小説「シャーロック・ホームズ」シリーズ。
変人だが名探偵であるホームズと常識人な助手のワトソンは、世界で一番有名なコンビといっても過言ではないでしょう。
そんな「シャーロック・ホームズ」シリーズは、キャラクターからストーリーからトリックまで魅力たっぷり。
それ故にエンタメ性が高く、映像化はもちろん、アレンジが加えられた作品も多く生み出されています。
それぞれにオリジナリティがあり、原作にも劣らない名作ばかりです。
今回はそんなシャーロック・ホームズを題材にした映画・ドラマ・アニメの中から、筆者おすすめの5作品をご紹介します。
目次
シャーロック・ホームズを題材にした映画・ドラマ・アニメおすすめ5選
『シャーロック・ホームズ』
19世紀末のロンドン。
名探偵のシャーロック・ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr)と、その助手で医師のジョン・ワトソン(ジュード・ロウ)の2人は、怪しい黒魔術の儀式を行い、若い女性を次々と殺害するブラックウッド卿(マーク・ストロング)を逮捕しました。
しかし、再び殺人事件が発生し、処刑されたはずのブラックウッド卿が蘇ったことがわかります。
『アラジン』の実写版で高く評価されたガイ・リッチーの監督作品です。
『アイアンマン』シリーズのロバート・ダウニー・Jrと『ガタカ』『A.I.』のジュード・ロウが、それぞれシャーロック・ホームズとジョン・ワトソンを演じました。
キャラクターの名前や時代設定はそのままに、オカルトチックな殺人事件を捜査するストーリーになっています。
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ホームズのアクションシーンはさすがの迫力で、ミステリーだけではない今作のパワフルな部分を引き出していました。
原作には登場しない超自然的な力を持つ悪敵・ブラックウッド卿の存在も独特で、その不気味な雰囲気は物語の良いスパイスになっています。
続編の『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』も人気を博し、さらに3作目の公開が2021年に予定されています。
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『SHERLOCK/シャーロック』
時は21世紀。
陸軍の軍医としてアフガン戦争に従軍したジョン・ワトソン(マーティン・フリーマン)は、戦傷によりイギリス本国に送還され、トラウマを抱えたままロンドンで苦しい生活を送っていました。
そんな中、研修生時代の古い知り合いと出会い、自分と同じくルームメイトを探しているらしいシャーロック・ホームズ(ベネディクト・カンバーバッチ)という変わった男を紹介されます。
頭脳明晰なシャーロックは、スマートフォンやGPSといった現代の技術を駆使し、周囲の人々を戸惑わせながらも、その天才的なひらめきと推理力で数々の事件を解決していきます。
イギリス・BBCが製作したテレビドラマ『SHERLOCK/シャーロック』。
舞台を21世紀のイギリスに移し、スマートフォンやインターネットなどの最新機器を使って事件を解決に導く、まったく新しいシャーロック・ホームズの姿を描いています。
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そんな今までにない要素を取り入れているドラマですが、各話のタイトルを原作のサブタイトルのパロディにしていたり、ホームズとワトソンの住むベイカー街221Bの階段の段数が原作通りだったりと、原作ファンにとって嬉しいポイントも散りばめられています。
その甲斐もあってか、現地・イギリスだけでなく、放送・配信された各地で話題を呼び、第4シリーズまで製作されました。
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それにしても、ホームズを演じたベネディクト・カンバーバッチはハマリ役。
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『ミス・シャーロック/Miss Sherlock』
外科医の橘和都(貫地谷しほり)は、医療ボランティア先のシリアから帰国した日に、かつての恩師が目の前で衝撃的な死を迎える事件に遭遇。
その事件の捜査中に、シャーロック(竹内結子)と呼ばれる女性に出会います。
シャーロックは警視庁捜査一課の礼紋警部(滝藤賢一)や柴田巡査部長(中村倫也)も手を焼く難解な事件を、天才的な洞察力を以って解決に導く捜査コンサルタントでした。
その傍若無人な物言いに抵抗を感じながらも、和都はシャーロックの人並み外れた推理力に心から感服し、ひょんなことから奇妙な共同生活を始めます。
シャーロック・ホームズとジョン・ワトソンが「もし現代の東京にいたら」「もし2人とも日本人女性だったら」という新解釈のもとに描かれるミステリードラマです。
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天才だけど変わり者というホームズの設定は色濃く残しつつ、女性だったらこうなのかと思わされるシーンもあり、大いにその新解釈を楽しめます。
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不安視していたような違和感はなかったです。
スリルのある展開とテンポの良いストーリーで、あっという間に楽しめる全8話になっています。
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『歌舞伎町シャーロック』
舞台は壁とゲートで東西に分かたれた新宿區、イーストサイドの歌舞伎町。
ウェストサイドで監察医を勤めていた青年医師のジョン・H・ワトソン(中村悠一)は、風変わりな依頼を好むという探偵のシャーロック・ホームズ(小西克幸)を探して、“BARパイプキャット”を訪れます。
そこはオネエのハドソン夫人(諏訪部順一)が店長を務め、やり手の探偵たちが集う“探偵長屋”でした。
事件の依頼を受けると探偵たちは報酬を争い、混沌とした街へ飛び出していくのです。
2019年10月から2020年3月まで2クールにわたって放送されたアニメ『歌舞伎町シャーロック』。
架空の新宿・歌舞伎町を舞台に、探偵ものと落語ものの融合という独特な作風が話題を集めた作品です。
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例えば、探偵長屋に集まる探偵の1人・京極冬人は、日本の推理作家・京極夏彦をモデルにしているでしょうし、同じく探偵の小林寅太郎は、江戸川乱歩の作品に登場する小林少年をもとにしていると思われます。
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原作での最大の敵・モリアーティが普通の男子高校生、しかも探偵長屋の人々と仲が良いという設定には面食らいましたが、ストーリーが進むにつれて明かされる事実に、原作のモリアーティ教授の姿を忘れて楽しむことができました。
とはいえ原作を知らなくても面白いのは間違いないです。
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『劇場版 名探偵コナン ベイカー街の亡霊』
ゲーム業界の新作発表会に招待されたコナン(高山みなみ)たち一行は、“コクーン”という機械に入ってヴァーチャル空間を楽しむ体験型ゲームに参加します。
しかし、ゲームは人工知能が発達した“ノアズ・アーク”が支配し、すべての参加者がゲームから脱落した場合、参加者全員の脳を破壊すると宣告。
同時に現実の世界でも殺人事件が起こり、コナンの父・工藤優作(田中秀幸)が解決のために捜査を始めます。
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コナンの名前が「シャーロック・ホームズ」シリーズの作者、アーサー・コナン・ドイルから来ているように、作中にも幾度となくホームズ要素が登場している「コナン」作品。
この『劇場版 名探偵コナン ベイカー街の亡霊』では、架空の名探偵であるシャーロック・ホームズと実在した殺人鬼のジャック・ザ・リッパーが登場します。
ゲームの中とはいえ、19世紀のロンドンを舞台にコナンが奔走するという設定だけで、コナンファン歓喜の作品でしょう。
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さらに、脚本を担当した江戸川乱歩賞作家の野沢尚によって、スリルのあるミステリーを軸に置きながらも、親子の信頼関係や子供の死を描いたヒューマンドラマが展開されているからだと思います。
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シャーロック・ホームズを題材にしたおすすめ映画・ドラマ・アニメ:まとめ
- 『シャーロック・ホームズ』
- 『SHERLOCK/シャーロック』
- 『ミス・シャーロック/Miss Sherlock』
- 『歌舞伎町シャーロック』
- 『劇場版 名探偵コナン ベイカー街の亡霊』
いかがだったでしょうか。
シャーロック・ホームズを題材にした作品はまだまだたくさん存在しているので、ぜひ一度ご覧いただけたらと思います。
きっと原作も読みたくなりますよ。
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