田邑(渡辺翔太)は、これ以上弥生(林芽亜里)と関わると由美子(北香那)を忘れそうで怖いと思い始めます。
そんな田邑の気持ちに気づいた美紗子(深尾あむ)は、由美子を忘れたら許さないと釘を刺します。そして夏休み中の田邑の誕生日、弥生が学校に会いに来て・・・。
由美子と付き合い始めた大学生の田邑は、必死に教職を取り由美子と結婚。しかし由美子が何故かよそよそしい態度を取り始めます。そんな時田邑の誕生日がやってきます。
目次
ドラマ『先生さようなら』 前回振り返り
弥生(林芽亜里)と付き合っていると公言した白石(中村嶺亜)。白石は謝りますが、弥生も先生のために付き合っているフリを続けることに。
校外学習を再開したものの、弥生は体調を崩してしまいます。白石と田邑はそれぞれ弥生に寄り添います。
大学生・田邑(渡辺翔太)は薬指に指輪をはめた由美子(北香那)と再会。由美子を諦めきれない田邑は、大学を辞めて早く自立しようとしますが、由美子に諭され思いとどまりました。そしてこの時自分の思いを打ち明けた二人は交際することになりました。
【ネタバレあり】ドラマ『先生さようなら』 第8話 あらすじと感想
忘れたくない
遠足の後、学校で片づけをしている田邑(渡辺翔太)の元に、白石(中村嶺亜)がやってきます。
白石は、体調を崩した弥生(林芽亜里)に田邑が肩を貸しているところを目撃していました。
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「でも、俺は本気だから。先生には負けない!」
翌日、すっかり元気になった弥生は、田邑に挨拶をしに行きます。
しかし、当の田邑はそっけない態度。
それ以来弥生はあまり先生と話せなくなってしまいました。
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「正直怖い。あの子と関わるのが」
田邑は親友の児玉(須賀健太)に胸の内を明かします。
「由美子を忘れたくない」
児玉には、田邑が弥生に気持ちが傾いてきているように見えます。
そして、田邑が苦しみ続けていることを由美子が願っているようにも思えません。
田邑は自分の気持ちを否定し続けます。
「先生と共に生きていたい」それだけが田邑の望みだからです。
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結婚生活
大学生の田邑は由美子を交際を始め、その後必死で教職を取り、無事教師になりました。
その頃、由美子が家庭教師をしていた美紗子(堀尾あむ)と出会います。
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そして田邑が就職してすぐに由美子と結婚。
田邑は由美子の両親に挨拶に行こうとしますが、由美子は教師を辞めてからあまり親と上手く行っておらず、「気にしなくていい」と言うばかりでした。
それからしばらくして、由美子が何か隠し事をしているような素振りを見せます。
何かあったのかと聞いても、「仕事でトラブっただけ」と誤魔化す由美子。
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弥生たちの高校は夏休みに入りました。
美術部は部活がないので、弥生はしばらく先生に会うことができません。
先生を見つめる弥生と、田邑の揺れる心を察知した美紗子は、田邑に「今でも由美子先生のこと好きだよね?忘れないよね?」と釘を刺します。
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夏休み
学校がない夏休みは、弥生にとって退屈でしかありません。
もうすぐ先生の誕生日が来ますが、何故か避けられているので、話さえ出来ていません。
そんな時、白石から「ノートを貸してほしい」と連絡がありました。
弥生は世話になっている白石のために快く引き受けます。
弥生が「学校がないのが退屈で仕方ない」と話すと、白石は「会いたいなら自分から会いに行ってみれば?」と提案してくれました。
白石は、弥生に会いたいから呼び出したのです。
「城嶋は会いたい人に会えばいいよ」
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白石に励まされた弥生は、遠足の写真フォルダから先生が写っているものを探し出し、デッサンし始めました。
出来上がったものを学校に持っていくと、ちょうど物理教師の稲毛(片桐仁)と田邑が、田邑が教師になったきっかけを話しているところでした。
田邑が教師を目指したのは、由美子と同じ景色を見たいと思ったからです。
自分のせいで色んなものを犠牲にした妻を早く楽にしてあげたいと思っていたのもあります。
不純な動機に「僕自身は空っぽな人間なんで」と自嘲する田邑。
弥生はそんな田邑に声をかけることが出来ませんでした。
同じく学校に来ていた美紗子は、弥生に「これ以上拓郎さんを困らせないであげて」と忠告します。
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サプライズ誕生日
田邑の誕生日。
仕事を終えた田邑が帰宅すると、由美子と美紗子がサプライズ誕生日パーティーを開いてくれました。
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ホッとして腰が抜けてしまった田邑。
由美子は、田邑が両親のことを気にしていることは分かっていました。
でも、失ったものよりも、田邑がくれたものを大切に生きていきたいと語る由美子。
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「出会ってくれて、生まれて来てくれてありがとう。お誕生日おめでとう!」
田邑は由美子を抱きしめ「今日のことは一生忘れない」と言いました。
一方、弥生は思い切って田邑がいる美術室に行き、描いてきた絵を渡します。
「先生は空っぽなんかじゃないです!」
弥生は先生と出会えたことで学校が楽しくなったと必死で訴えます。
先生が先生でいてくれたことが何より嬉しい弥生。
「お誕生日おめでとうございます。生まれて来てくれてありがとうございます!」
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田邑は思わず「もうやめてくれ・・・!」と言ってしまいました。
すぐに弥生に謝りますが、弥生はそもそもこれで最後にしようと思っていました。
「先生、さようなら」
弥生は田邑の前から去っていきました。
ドラマ『先生さようなら』 第8話 感想&まとめ
田邑先生は、そろそろ自分の気持ちに嘘がつけなくなってきました。
元々意固地なところがありますし、相手が生徒なら認めるわけにいかないのもわかりますが・・・。美紗子の呪いが刺さりますね。
児玉さんが言うように、別に他の人を好きになったからといって、由美子先生を忘れたわけではありません。
意地を張っていると、生きている弥生を傷つけることになると思いますが・・・。頑張って!田邑先生!