弥生(林芽亜里)と付き合っていると公言した白石(中村嶺亜)。白石は謝りますが、弥生も先生のために付き合っているフリを続けることに。
校外学習を再開したものの、弥生は体調を崩してしまい・・・。
大学生・田邑(渡辺翔太)は薬指に指輪をはめた由美子(北香那)と再会。由美子を諦めきれない田邑は、大学を辞めて早く自立し、由美子に告白すると決めますが・・・。
目次
ドラマ『先生さようなら』 前回振り返り
田邑(渡辺翔太)が妻との関係を生徒たちに話した結果、クラスは重い雰囲気に。
弥生(林芽亜里)は、先生のために何か出来ないか必死で考えます。そんな弥生を白石(中村嶺亜)が懸命にサポートします。
一方、由美子(北香那)と連絡が取れなくなってから3年、大学生になっていた田邑はいまだ由美子を忘れられないでいました。
ある日、田邑は本屋で由美子の手がかりを見つけ、彼女を見つけ出します。そして久しぶりに会った由美子を見て、田邑は自分の思いを再確認するのでした。
【ネタバレあり】ドラマ『先生さようなら』 第7話 あらすじと感想
彼氏のフリ
校外学習中、担任の田邑(渡辺翔太)が好きで、同じく田邑を好きな弥生(林芽亜里)にしつこく絡んでくるレイナに、白石(中村嶺亜)は弥生と付き合っていると公言します。
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弥生は先生がどう思ったのか気になりますが、白石がこれ以上レイナに絡まれないためにしてくれたのだと聞いて、弥生も先生に迷惑をかけないためにこのまま付き合っているフリを続けることにしました。
白石は、弥生と田邑のやりとりを見ていて、先生が自分のライバルだと確信しました。
自分が弥生のことで何か言う権利はないけど・・・と前置きしつつ、先生は先生なのだからこれ以上は何も出来ないはず。「思わせぶりな態度で、城嶋を傷つけたら許さない」と宣戦布告していました。
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弥生は、先生とどうにかなりたいと思っているわけではありません。
でも、もし先生が先生でなかったら、どうなっていたんだろうと考えることはあります。
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一方、大学生の田邑は、久しぶりに会ったことで、秘めていた由美子への思いを再燃させていました。
今はもう教師と生徒ではないのだから、どうにかならないかと考えたりもします。
でも、教師と生徒という関係で出会っているので、難しいかもしれないと考えたり、田邑の感情はせわしなくなっていました。
一つ気にかかるのは、由美子が右手の薬指に指輪をしていたことです。
もし決まった人がいるなら、自分が出て来たことは迷惑かもしれないと考える田邑。
田邑の親友・児玉(須賀健太)は、「由美子の気持ちは由美子にしか分からないよ」と言いました。
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田邑は再び由美子の会社に行きます。
会社から出て来た由美子は、同僚の男性と楽し気に話しながらタクシーに乗り込んでいきました。由美子は田邑の姿に気がつきますが、タクシーはそのまま行ってしまいました。
幸せになって欲しい
田邑が心配していた通り、由美子は田邑とは教師と生徒という関係で出会っているので、自分が彼にとって良い存在でなければいけないと考えていました。
「彼には幸せになって欲しい」
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一方で田邑は、自分以外の男性と楽しそうに話している姿を見て、自分はやっぱり由美子を諦めきれないと実感していました。
「他の人との幸せなんて願えない」
田邑は前に進んでいる由美子と並べるよう、いち早く社会人になって自立するために、美大を辞めると児玉に宣言します。
児玉は暴走する田邑を心配して、由美子にそのことを伝えます。
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校外学習中、弥生と白石は仲良く施設を見学していました。
同じ班の仲間たちは白石に気を遣って、2人きりにしてあげることに。
ところが、集合場所に戻る途中に弥生が「熱っぽい」と頭痛を訴えて動けなくなってしまいました。
白石君はおでこを触ろうとして、遠慮して触れません。
白石は、弥生をベンチで休ませ、「何か薬を買ってくる」とその場を離れました。
その直後、2人を探していた田邑がベンチで横になっている弥生を見つけます。
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児玉から田邑が美大を辞めようとしていることを聞いた由美子は急いで田邑に会いに行き、「絶対にダメ!」と止めようとします。
由美子は、今自分が自分らしく生きていけているのは、田邑のおかげだと考えていました。
田邑が自分をリスペクトして肯定してくれたから、由美子は生きやすくなっているのです。
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なのに、田邑が全部捨てようとしていることが許せませんでした。
「ちゃんと、自分の将来のことを考えなさい!」
思わず、“先生”になってしまった由美子。
我に返ってその場から離れようとする由美子を、田邑は追いかけます。
「やっぱりダメなの?教師と生徒だから超えられないの?」
田邑はこれまでも、違う出会い方だったらと何度も考えました。
でも、これまでの由美子の人生含めて、今の由美子が好きなのです。
「私も好きですよ。ずっと前から。」
由美子は微笑みました。
実は、由美子がしていた指輪は、小説を書き上げた自分へのご褒美に買ったものでした。
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由美子を抱きしめる田邑。
由美子はそれを受け入れながら「私のために何かを犠牲にしたり、無理したりしないで」と言いました。
先生は先生
ベンチに横たわっている弥生を見つけた田邑は、弥生が熱っぽいと聞いてすぐにおでこに手を当てます。
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すると、弥生が田邑の肩にもたれかかってきました。そしてこうつぶやきます。
「やっぱり、先生は先生ですね・・・」
あの頃、田邑は先生の見ていたもの、感じたものを知りたいとずっと考えていました。
その時は分からなかった先生の思い。
それが、今、痛い程自分に突き刺さっています。
その時、白石は薬や冷却シートなどを買って戻ってきていましたが、先生と弥生のいる場所に割って入ることが出来ませんでした。
ドラマ『先生さようなら』 第7話 感想&まとめ
由美子への思いが忘れられないながらも、どんどん弥生に惹かれて行く田邑先生。
先生の立場になってやっと、当時由美子が何を感じていたのか、実感するようになりました。弥生は今はまだ「思っているだけでいい」と自制していますが、もし弥生の思いが溢れてしまったら・・・。なんとももどかしいですね。
それにしても、全く間に入れない当て馬・白石くんが気の毒でなりません。白石くん、頑張れ!