ドラマ『先生さようなら』 第5話 先生の告白。 大人の責任、子供の無力・・・。

先生さようなら

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高校生の田邑(渡辺翔太)は、由美子(北香那)と学校でキスをしようとしているところを、同級生の真奈に見られてしまいます。そのことが問題となり、由美子は学校を追われることに。

一方、教師の田邑は弥生(林芽亜里)のことが気になりはじめていました。ある日、田邑の人気を妬む物理教師の稲毛(片桐仁)は、田邑が担任教師と結婚していたことを生徒に話してしまい、田邑のクラスは大騒ぎになります。

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ドラマ『先生さようなら』 前回振り返り

田邑(渡辺翔太)に告白した弥生(林芽亜里)は、田邑から妻の存在を知らされ、失恋します。しかし、田邑の悲しそうな表情を見て弥生はそのことを自分の中だけの秘密にします。

そんな中、弥生は同級生の白石(中村嶺亜)に告白されます。

一方、高校生の田邑は由美子(北香那)と電話で話すようになり、仲を深めていきます。

しかし、教師と生徒だからという理由で関係を終わらそうとする由美子に、思いを止められない田邑は由美子にキスをしようとして・・・。

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【ネタバレあり】ドラマ『先生さようなら』 第5話 あらすじと感想

突然の別れ

放課後の国語準備室で、田邑(渡辺翔太)が由美子(北香那)にキスをしようとすると、由美子は「学校ではやめましょう」と言ってそれを拒みました。

しかし、その様子を見ていた人物が。
田邑に告白してきたクラスメイトの真奈です。
真奈は、すぐにそのことを学年主任の田沢に報告したことで問題になり、由美子はキスの事実や田邑との関係こそ否定したものの、騒動の責任をとって学校を辞めることになりました。

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当然、田邑はいきなりその事実を知らされます。

由美子に連絡をしようとしても、連絡はつきません。
田沢や校長に「先生は悪くない」と言っても「これは大人の責任なんだ」ととりあってもらえず、学校は由美子が辞めたことで早々にこの件からの幕引きを図りました。

そこから田邑の高校生活は一変します。
由美子との関係が噂になり、後ろ指をさされるようになった田邑。

しかし、田邑は「自分が好きだっただけだから」と、由美子の名誉を守り、自分も堂々としていました。

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学校にチクった真奈は、ただただ田邑に嫌われただけでした。

これまで自分が子供だということを自覚していなかった田邑は、由美子を失って初めて自分があまりにも無力だということを思い知らされました。
18歳の田邑は、大切な人を守れなかったのです。

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そこが、教師と生徒の違いですね。

田邑が由美子に会えなくなって3年。
美大生になっていた田邑は、また適当な人生を過ごしていました。由美子のことについては、まだ踏ん切りがついていません。

一方、弥生(林芽亜里)は田邑が生徒たちと笑顔で話しているのを見て、いつも笑顔の先生がたまに寂しそうな表情になることが気になっていました。
田邑もまた、弥生の動向が気になり始めていて、つい弥生のことを見てしまいます。

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弥生が田邑を見ていると、隣にいる白石(中村嶺亜)くんが「目が合った」と勘違いしてしまいました。あらら・・・。

物理教師の稲毛(片桐仁)は、いつも生徒たちが周りにいる田邑の人気が気に入りません。
そこで稲毛は、田邑のことを好きなレイナに、実は田邑が結婚していたことと、相手は元担任教師だったことを話してしまいます。

先生の告白

近頃田邑がつれない事に不満だったレイナは、「田邑っちはバツイチだった」と噂を広めます。

「しかも相手が高校教師なんてドン引きでしょ」

生徒たちは先生の離婚理由についてアレコレと噂を始めました。
レイナは続けて、田邑は良い先生を演じていた嘘つきだと断じます。

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そこまで言わなくても・・・。

レイナが先生を追及すると言い始めたので、弥生はたまらず「そういうのはやめた方がいいと思う」と声を上げました。

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先生の秘密を守りたかったのです。

弥生は必死に、先生が今までプライベートのことを話さなくても、だからといってずっと嘘の先生だったということではないと訴えました。

「少なくとも、私は先生のおかげで友達が出来て、学校が前より楽しくなったから」

その時、田邑が教室に現れました。

「聞きたい事があるなら全部話すから」

田邑はホームルームの前に、妻とは離婚ではなく死別していて、バツイチではないこと、浮気をしていないし、されてもいないことそして妻が元担任だというのは本当だけど、それに関して恥じるようなことは何もないということを話しました。

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「死別」と聞いて、何も言えなくなってしまった生徒たち。

放課後、弥生は田邑に秘密を守れなかったことを謝ります。

「私、何もできなかった」

田邑は、「大人は強いから大丈夫」と強がりました。

弥生はとっさに田邑の肩を掴み「大丈夫なわけない!」と大きな声で訴えます。
悲しいことに、大人だとか、時間が経っているからとか、そんなことは関係ない。弥生はそう思っていました。

もう取り返しがつかなくても、今さらでも、言葉にすることで何か報われることがある。
弥生の言葉で、田邑はそう思えるようになりました。

ドラマ『先生さようなら』 第5話 感想&まとめ

いつも明るく人に囲まれている田邑が、時折見せる寂しそうな顔。

それは、妻・由美子との永遠の別れが原因でした。田邑は「もう何年も前」と言いましたが、“20歳そこそこ”で由美子と結婚して、現在27歳ですからそんなに時間が経っていません。悲しいに決まってますよね。

でも、弥生との出会いでその気持ちが少し変化していきそうです。とはいえ、これからまた一波乱も二波乱もありそうな予感がします!

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