田邑拓郎(渡辺翔太)は、高校の美術教師で生徒たちからも人気があります。
ある日、自分が描いた絵を見つめる2年生の城嶋弥生(林芽亜里)に声をかけます。
弥生は夢中になれるものもなく、目標もなく、退屈な高校生活を送っていました。
そんな弥生に田邑は美術部に入らないかと誘います。
田邑もまた、高校生の時は目標もなく、退屈な毎日を送っていました。
ある日、田邑は国語教師・内藤由美子(北香那)のノートを拾います。そこには恋愛小説が書かれてあって・・・。
目次
ドラマ『先生さようなら』 見どころ
目標もなく、周りの空気を読んでただあいまいな高校生活を送っていた弥生(林芽亜里)は、ある日、学校の人気者である美術教師田邑(渡辺翔太)に誘われ美術部に入ることになります。
やがて弥生は田邑に恋心を抱くようになりますが、田邑が持っていたスケッチブックには1人の女性の姿がたくさん描かれていました。田邑は高校時代、国語教師の由美子(北香那)に恋をしていたのです。
ひとりの男性の現在の恋と過去の恋が交錯する明るくも切ない学園ラブストーリーとなっています。
【ネタバレあり】ドラマ『先生さようなら』第1話あらすじと感想
からっぽだったあの頃
田邑拓郎(渡辺翔太)は高校生の頃、何も持っておらず、自分はからっぽだと思っていました。
「僕の全てはあの人で、夢中になれるものは全てあの人から生まれたものだった」
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田邑は、“あの人”と同じ先生になりました。
高校の美術教師となり、学校では人気者です。
2年生の城嶋弥生(林芽亜里)は、何かに熱中したり、夢中になれるものを持っていません。
特段独りぼっちというわけでもないけれど、親友もいなくて・・・自分の高校生活は退屈だと感じていました。
ある日、学校に飾ってある絵を見て「こんな絵が描けたら夢中になれたのかな」と考えていると、美術教師の田邑に声をかけられました。
「絵、好きなの?」
弥生が上手くはないけど好きだと答えると、田邑は「上手くなれるよ」と美術部に誘ってきました。
しかし、2年の終わりから入ってもあまり意味がない気がした弥生は躊躇してしまいます。
そこで田邑は何か描くものはあるかと聞いてきました。
メモでもなんでもいいというので、弥生は手の甲にメモをしていたのを思い出し、思わず手を差し出します。
すると、田邑は笑いながら弥生の手に犬の絵を描いてくれました。
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田邑は美術部じゃなくてもいいから、「絵が好きならいつでもおいで」と言いました。
退屈な毎日
田邑もまた、弥生と同じように“からっぽ”な高校生活を送っていました。
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ある日、田邑が現国の課題を教師・由美子(北香那)の元に持っていくと、由美子が会議室にノートと手帳を忘れていったことに気がつきます。
「明日でいいか」とノートを持ち帰った田邑は、中をのぞいてしまいます。
すると、そこには恋愛小説のようなものが書かれていました。
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一方、弥生はその日手に描いてもらった犬の絵を消さないでおきました。
ところが次の日、学校で田邑が女子生徒たちに「絵を描いて」とせがまれているのを目撃し、なんとなく気まずくなった弥生は急いで手を洗って絵を落としてしまいました。
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教室の中では、クラスの男子が女子を値踏みしているような会話が聞こえます。
そういう男子が弥生は苦手でした。だから、恋愛はもっと苦手です。
「やっぱ私の高校生活って退屈・・・」
そんなことを考えていると、廊下ですれ違った田邑に「ちょっといい?」再び声をかけられます。弥生が思わず田邑の後をついていくと、そこは美術室。
弥生は田邑からコツを教わり、リンゴのデッサンに挑戦することになりました。
得意なこと
高校生の田邑は次の日、由美子にノートと手帳を渡します。
「・・・見ました?」
田邑が「うん」と答えると、普段は能面のように表情がない由美子が顔を赤くして挙動不審になっています。
「誰にも言わないで。言ったら許さない・・・」
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放課後、田邑は自分が授業中に描いているパラパラマンガを由美子に見せて、「これでおあいこ」ということになりました。
「先生、小説家になりたいの?」
学生の頃はなりたかったと答える由美子は、田邑には得意なことを活かして好きな仕事に就いて欲しいと言います。
でも、田邑には得意なものも目標もありません。これからもなんとなく、適当に生きて行くだろうと返すと、由美子は不思議そうな顔をします。
「美術、得意じゃないですか」
由美子が絵が描けるのが羨ましいと言うので、田邑は絵の描き方を教えてあげました。
その時、田邑は由美子の中に熱いものがあることを知ります。
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田邑は由美子に、生徒たちの顔色なんか気にせず思ったことを言った方がいいと言うと、由美子は「田邑さんには言われたくないかな」と返してきました。
由美子は、田邑が日々皆の顔色を見ながら行動していることを見抜いていたのです。
「私、担任ですよ」
見つけたかも!
弥生のリンゴのデッサンは、田邑のアドバイスのおかげでこれまでにない出来となりました。
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弥生は自分は何もうまく出来ず、夢中になれることもないと田邑に話します。
すると田邑は「正しい方法で学べばなんだって出来る」と言いました。
そして夢中になれるものが見つからなくても、焦ることはないとアドバイスします。
「これから何かが見つかるのを楽しみに待ってるぐらいでいいと思う」
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大満足でデッサンを終えた弥生。
上手く出来ることがあれば、それに夢中になれるかもしれないと思っていたけれど、上手く出来るようになる自信はまったくありません。
でも・・・。
「見つけたかも!」
弥生は生まれて初めて夢中になれそうなものを見つけたのでした。
ドラマ『先生さようなら』 第1話 感想&まとめ
目標も何もなく“からっぽ”な女子高生が、人気者の美術教師と出会い好きなものを見つけます。そして、一番夢中になるのは先生に対して・・・。
甘酸っぱい展開に期待が高まりますが、実はこの先生も高校時代、先生を好きになった過去があるということです。
そこには悲しい過去があるようですが、一体何があったのでしょうか?
そして現在の弥生との恋にどんな影響があるのでしょうか?これから見守っていきたいと思います!