『ランドシャーク / 丘ジョーズの逆襲』『必殺!恐竜神父』『BAD CGI SHARKS / 電脳鮫』など数々の迷作を世に送り出している映画会社コンマビジョンから、この夏最大の謎作品『セミマゲドン』がリリース!
突如巨大化した蝉が人々を襲い始め、人類対蝉の最終戦争が勃発するというパニック・ムービーです。
鮫、恐竜に続いて人類を恐怖のどん底に陥れるのは、なんと…蝉でした。
マルコヤマモト
目次
映画『セミマゲドン』作品情報
作品名 | 『セミマゲドン』 |
配信開始日 | 2021年8月12日 |
上映時間 | 82分 |
監督 | デイビット・ウィリス |
脚本 | デイビット・ウィリス |
出演 | デビッド・アギレラ
ネイサン・アレクサンダー アンドリュー・アルカンジェロ ニコール・アンソニー ジェシカ・アーボガスト フェニックス・アスカニ デーヴ・ビーン |
音楽 | デヴィッド・バックリー |
映画『セミマゲドン』あらすじ【ネタバレあり】
人類対セミの最終戦争が勃発!
2001年のロサンゼルス。
農薬を撒いた公園職員の頭が突然爆発し、農薬を吸ったと思われるセミに噛まれた野球コーチも爆死するという出来事が発生。
公園の木を伐採するために散布された農薬が後に生態系や人類に多大な影響を及ぼすとは、その時誰も思ってもいませんでした。
それから17年後の2018年。
リトルリーグ出身、元メジャーリーガーのジョニーは問題を起こした末に逮捕。
ジョニーは野球界からの引退を余儀なくされ、うらぶれた日々を過ごしていました。
ある夜、ストリップ劇場でダンサーを務める元女優のシンディとともに幼馴染のランディが経営するバーへ向かいます。
一方、昆虫学者のネイサンは突然変異によって巨大化したセミの幼虫が地中から大量発生し、成虫が人間を襲っている様子を目撃!
助けを求めてバーにやってきたネイサンはジョニーたちと合流し、店の外で起こっている信じ難い出来事を説明し、捕まえた幼虫の1匹を解剖して見せました。
外の様子を目撃したジョニーたちはそれぞれ武器を片手に車に乗り込み、愛する故郷を守るために最強のセミ軍団を退治しに向かいます!
平和だった街は巨大ゼミによって大パニックに陥り、セミたちの凶暴さにはアメリカ軍ですら歯が立ちません。
セミに襲われた人々が次々に命を落とす様子を目撃しながらも、ロサンゼルス市警までたどり着いたジョニーたち。
警官たちはセミたちの激しい攻撃に苦労しますが、元メジャーリーガーのジョニーがフルスイングでセミを打ち飛ばすと、大打撃を与えることに成功!
その後死んだ野球コーチの言葉を思い出して意を決したジョニーは、セミの発生源である公園へ向かいシンディとランディの身を案じて倉庫へ逃がすと、たった1人で人類の存亡を懸けた最後の打席に立ったのです…。
向かってくるセミにフルスイングをかまし、セミたちは大爆発!
場外ホームランを決めたジョニーでしたが手を挙げて喜んでいるのも束の間、セミたちに手を掴まれて空中で身体をバラバラに引き裂かれてしまいます。
次の日の朝、倉庫から出てきたランディとシンディはセミたちとの戦いが終わったことを確認。
一連の出来事の間にイイ感じになっていた2人は、朝食を食べようと家へ帰って行きました。
しかし公園の地中にはすでにセミの幼虫が身を隠していたのです…。
マルコヤマモト
映画『セミマゲドン』感想【ネタバレあり】
斬新すぎる!これぞZ級映画の極み
マルコヤマモト
「もしも蝉が巨大化して突然人を襲い始めたら?」というまさかの恐怖を合成に次ぐ合成、爆笑の棒演技で映画化してしまった驚異の作品で、ポスターやサムネイルに登場するマシンガンを持った屈強なおじさんは一切登場しません!
しかしながらコピペ上等の雑な合成による大量発生巨大化ゼミのハリボテ感がなんだかキュートで、これは『アタック・オブ・ザ・キラートマト』と共通するものを感じました。
それに加えて「わざとなの!?ねぇわざとなの!?」って言わせたいんでしょ、ツッコんで欲しいんでしょ!?と言わんばかりの棒演技(特に冒頭に登場する野球少年)に、チープすぎるCG。
マルコヤマモト
落ちぶれた元メジャーリーガーが人類存亡のために再びバットを振るうという、シンプルな男のドラマには泣かされます。(死んじゃうけど。)
ゴア描写にしてもジェームズ・ガン監督の『ザ・スーサイド・スクワッド』が100点満点だとすると『セミマゲドン』は28点くらいなのですが、それでも嫌いになれない魅力があるから不思議です。
頭を使わないで良いという点では、ある意味似ているかもしれません。
合成もストーリーもここまで雑な映画は正直初めて観ましたが、逆にここまで突き抜けていると爽快!
それに、本編以上に見逃せないのがエンドロールで流れるNGシーンや撮影の舞台裏!
撮影はほとんどがブルーバックで行われ、人物と背景も合成という究極のDIYぷりには逆に頭が下がります。
マルコヤマモト
SNSでのみんなの感想・評判
セミマゲドン 鑑賞
とにかくチープだが、思わず「えぇ……⁉︎」と叫ばずにはいられない意味不明展開の連続。
セミは可愛いが容赦なく人間をバラバラにする怖いやつ。外から聞こえるセミの鳴き声をバックに観るとまるで自分が映画の中にいるかのように感じられる🤔
夏にこそ観るべき映画だ。 pic.twitter.com/EJwbW8n7d0— 草加提督 (@murasamesaurus) August 4, 2021
『セミマゲドン』を鑑賞
クソ合成画像による独特の視覚効果と狂ったストーリーの相乗効果で視聴者を虫の息にする作品
エンディングのメイキング映像が楽しそうでなにより😇— はむ煮 (@boil_hamu) July 31, 2021
Amazon Videoでセミマゲドンをレンタルし鑑賞。
主人公の思考もおバカだし、メインキャストの設定もおバカ。キャスト間のやりとりもおバカ。
そして、画像合成が雑過ぎて酷すぎる。すべてがおバカ感満載で半端ない。
でもおバカ過ぎて楽しかったわ。https://t.co/2xYwecfvXa— アンテナ (@aquadive) August 14, 2021
Amazonで映画セミマゲドンを買って観たんだけどマジで最高だったので、2021年の夏を過ごした思い出として全人類は観た方がいいです。感動のクライマックスでは涙が堪えきれなかった。 pic.twitter.com/7M0VkkBK77
— たまごん (@onsen_tamagon) August 15, 2021
某映画情報サイトにも登録されておらず、もはやZ級映画の極みと言っても過言ではない『セミマゲドン』。
すでに映画を見たZ級映画愛好者たちからは、「おバカすぎ」「マジで最高」「感動のクライマックス」など絶賛の嵐。
個人的にZ級作品を観ることに多少の義務感を感じつつも、『セミマゲドン』も「さすが」としか言いようがないZ中のZでした。
マルコヤマモト
映画『セミマゲドン』あらすじ・ネタバレ感想まとめ
ここだけの話…
アメリカでの17年周期のセミ大発生に合わせて『セミマゲドン』をリリース…
…
…
…する訳などなく
たまたま引き当てちまったー\(^o^)/出来過ぎだぜー\(^o^)/ pic.twitter.com/FSejioziLe
— 【公式】『エイリアンVSジョーズ』&『セミマゲドン』&『BAD CGI SHARKS 電脳鮫』 (@landshark202008) August 18, 2021
マルコヤマモト
- 斬新さ!…★★★★★★
- 爆笑!…★★★★★
- 物語…★★★☆☆
奇しくもアメリカでの素数ゼミの大量発生に合わせてリリースされた『セミマゲドン』。
盛夏に外で鳴きまくる蝉、そしてその煩さがまるで嘘だったかのように次の日には道端に転がっているセミ。
マルコヤマモト
『セミマゲドン』を観終わった後にセミが好きになることもないですが、道に落ちているセミは妙に気になってしまうかもしれません。
そんな『セミマゲドン』のコンマビジョンの次回作は2021年10月リリースの『エイリアンVSジョーズ』!
マルコヤマモト