ドラマ『さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜』第7話あらすじ/ネタバレ感想!チリオケとなっても活動を続ける晴見フィル。俊平の元に2つのオファーが届くのだが…

(C)TBS さよならマエストロ

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あおぞらホールが閉館となってしまい、晴見フィルは練習場所を失い、コンサートの予定もなくなってしまい、バラバラとなってしまいました。しかし、散り散りになったからこそ、それぞれが様々な場所で活動することもできると考える俊平(西島秀俊)。そんな彼の元には驚きの場所からのオファーが届きます。

うたカフェマスター・小村二郎(西島秀俊)は人生初のライブを企画し、練習を続けていくのですが…。

それぞれが迷いながらも、答えを出していく回。その先に待つものは…

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ドラマ『さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜』前回第6話のあらすじと振り返り

あおぞらホール閉館が1ヶ月早まった上、晴見フィルのホール使用許可を市から認めてもらえなくなり、思うように演奏が出来ずに悩んでいた時、二郎(西田敏行)の提案で、梅まつりに乗じてコンサートをしようと計画。「HARU P」という名前でホールの使用許可を手にしました。

晴見フィル最後のコンサートは、初めての定期演奏会でも演奏された『カルメン』に決定。瑠李(新木優子)は歌劇『カルメン』の中で歌われる『ハバネラ』を歌ってほしいと言われます。恋多きカルメンと言われた瑠李ですが、彼女の生い立ちを聞き、繊細な音色を知る俊平(西島秀俊)は、当日になって楽曲を変更。その歌声は多くの人を喜ばせました。

梅まつりの最中、ホールを開放してコンサートがスタート。吹奏の音色に誘われ、客席が満席となる中いよいよ『カルメン』の演奏がスタート。そして俊平は途中で指揮を止め、お客さんに指揮をしてみませんかと呼びかけました。老若男女問わず指揮を振り、それに合わせて音楽を奏でる晴見フィル。そして最後に俊平が指揮棒を手渡した相手は、晴見フィルを学生時代から支えてきたコンマス・近藤(津田寛治)でした。ずっと指揮者に憧れながらもコンマスとしてフィルを支え、家族に煙たがられながらもヴァイオリンを弾き続けてきた近藤は、思いの丈を込めて指揮棒を振り、最後の最後に拍手喝采を浴びるのでした。

フィルのコンサートが大盛況に終えたその時、鏑木(満島真之介)の元に一本の電話が。それは俊平にも関わる重要なものとなります。

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【ネタバレあり】ドラマ『さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜』第7話あらすじと感想

晴美フィル改めチリオケ

あおぞらホールが閉館してしまい、スコアが楽器をホールから持ち出した晴見フィルは、一部を小村二郎(西田敏行)が経営する歌カフェに置くことしました。もうみんなで集まって練習をする場所もコンサートをする予定もない晴見フィル。散り散りとなってしまった彼らを二郎は「チリオケ」と呼びました。このチリオケをポジティブに考えるのはやはり俊平(西島秀俊)。散り散りになってしまったからこそ、それぞれが様々な場所で音楽を奏でる活動をして行けばいいと考えるのでした。

KAMUI

ホールがなくても、朝市やレストランで演奏した経験のある彼らなら大丈夫でしょうね

羽野(佐藤緋美)が仙台オーケストラフェスティバルの出場枠に応募してみようと提案すると、海(大西利空)が今までのフィルの動画を編集して応募。着実に活動を始めるのでした。

KAMUI

海がめちゃくちゃ頼りになりますね。

ボッカルーポ!そして天音は涙の決断を下す

響(芦田愛菜)が講演を通りかかると、そこでは天音(當真あみ)がバイオリンの練習をしていました。海がアレンジをしてくれたきらきら星の譜面とにらめっこをしながらも頑張りますが、響からすればこれはどう見ても難しい。それでも練習するんだと言い切る天音に対し、響は「ボッカルーポ!」と言って去っていきました。

KAMUI

ピアノの海はバイオリンでの大変さをわかっていないと否定したいところですが、天音としては自分のために書いてくれたものだから頑張りたいんですよね。響もご自由にと突き放さなくても…と思っちゃいますわ。

ある日自宅でバイオリンの練習をしていると、父・白石(淵上泰史)に見つかってしまったうえ、近所から苦情が来たから辞めろと言われてしまいます。今まで始めたことは投げ出してしまっていた天音ですが、今回は違うというも、白石はこれを認めてくれません。母に気に留めてもらえず、家族といても存在を無視されるくらいなら独り身の父から無視をされる方がマシ。そんな思いから白石との同居を決めた天音ですが、その言葉は彼に届くことはなく、バイオリンを返してくるようにと言われ続けます。

結果、天音は夏目家に泣きながらやってきて辞めると告げ、バイオリンを二郎に返してほしいと言って去っていきます。

海が彼女を追いかけると「どうせ私には無理だから」と言われ、それ以上追いかけることはできませんでした。

KAMUI

天音の境遇はなかなかに苦しいものを感じます

ドイツの有名交響楽団からのオファー。衝突する俊平(西島秀俊)に鏑木(満島真之介)

ドイツの有名交響楽団・ノイエシュタット交響楽団は俊平を常任指揮者に迎えたいと鏑木を通じてオファーをしてきました。そこはかつて俊平が憧れた場所。これを受ければ俊平は日本を去り、再び家族とも離れ離れになってしまいます。

今は家族と向き合いたい、晴見フィルでややれることをしたいといい、交響楽団からのオファーを断る俊平に、鏑木はショックを受けます。俊平がいるべき場所は晴見フィルじゃない、指揮者として今まで実績を積んできたあなたがいるべき場所はそこじゃない、いつまで自分に磯を付き続けるのかと叫びます。

俊平に魅入られ、俊平と多くの経験をし、もっと大きな舞台で活躍してほしいと思うからこそ鏑木の想いは爆発してしまうのでした。

KAMUI

鏑木の俊平愛が良く伝わります。しかし、伝わらないほどに今の俊平にとって大切なものは晴見フィルってことなのでしょうね。

小村二郎(西田敏行)人生初のリーダーライブを開催

自信の喜寿のお祝いとして、自分が今まで触れてきた楽器を演奏するリーダーライブの開催を決めた二郎。人生初のリーダーコンサートを成功させるため、二郎は練習を積み重ねてきたのですが、ライブ前日に胸の痛みを覚えて倒れてしまいます。俊平や大輝(宮沢氷魚)は心配をしましたが、大事には至らず、病室ではめちゃくちゃ元気。そして、リーダーコンサートの代わりに何かイベントをしてほしいと、二郎は俊平にリクエストをします。

KAMUI

なかなかの無茶振りを…

どうするべきかと困る俊平でしたが、目の前にあったクラリネットと「アマポーラ」の譜面を見つけ、彼にひらめきが舞い降ります。

何をやっても続かない、思い通りにいかない辛さをお見舞いに来た鏑木と話していると、病室のそとから楽器の音が聞こえてきました。音に誘われるようにエントランスに行くと、そこには晴見フィルの面々と多くの観客がいました。

そう、俊平は病院で二郎の77歳のバースデーライブを始めたのです。

俊平が用意した「アマポーラ」の楽譜を頼りに、二郎はクラリネットを演奏。上手に吹くことができない二郎でしたが、俊平をはじめとしたフィルの面々が音で彼を支え、コンサートを成功させるのでした。

KAMUI

病室でコンサート。また思い切ったことをされる俊平さん。しかし、これは想い出に残るバースデーライブだったと言えるでしょう。

俊平の夢を聞いた鏑木の決断。そしてもう一つのオファーへ

二郎のバースデーライブが終わると、これを聞いていた鏑木が俊平の前に現れます。鏑木に対し「今の僕の夢はここにあるんです」と伝える俊平。そして鏑木は涙ながらに、俊平にどこまでもついていくと答えるのでした。

KAMUI

あなたには世界で活躍してほしいというのは自分の想い。しかし、俊平の活躍を見続けたいというのも素直な想い。裏切られたと嘆いていた鏑木は、最後には俊平の意思を尊重し、そこに自分の想いものせたということです。嗚呼、素敵な決断。

実はこの時、俊平の元にはドイツの交響楽団の常任指揮者の他にもう一つオファーが来ていました。それは高松にある俊平の母校からの創立記念イベントの出席。18歳で実家を飛び出して以来一度も里帰りをしていない俊平は故郷に戻ることを避けていたのですが、二郎から背中を押され、実家に帰る決意を固めるのでした。

ドラマ『さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜』の次回に期待するもの

散り散りになったとしても、何かあればみんなで集まる、支え合うオーケストラ。すごいなぁと思えました。廃止が決まった時には誰もが絶望していたのに、俊平は2ヶ月で変えてしまったということですね。だんだんと響との関係も変わってきていることですし、この先が楽しみです。
また、バイオリンを辞める決意をした天音を放っておけない響にも注目していきたいところ。バイオリン、音楽、そして父から目を背け続けた思春期の娘は、天音にどんな言葉をかけようというのでしょうか。

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