『サ道』第3話あらすじ・ネタバレ感想!杉並区の「ゆ家和ごころ 吉の湯」はサウナーにとって完璧な施設

ドラマ『サ道』第3話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『サ道』公式ページ

不思議なサウナ世界に誘われ、癒されちゃうドラマ『サ道』第3話の舞台は、温故知新の街・高円寺や荻窪がある杉並区。

ナカタアツロウ(原田泰三)が迎えた、初めての“ととのい泣き”があまりにも気持ちよさそうで、もらい泣きしそうになったほど!

真心と愛がびしびし伝わってくる銭湯から、哀愁漂うノスタルジックな風情感じる和むストーリーです。

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『サ道』第3話あらすじ

ナカタアツロウ(原田泰造)は、ある日を境に全国のサウナに足を運んでいる。

ナカタは、杉並区にある偶然さん(三宅弘城)行きつけのサウナ施設を訪れていた。

ドラマ『サ道』第3話あらすじ①

露天風呂の数やサウナ室の3段シートなどに感動するナカタ。

そんな中、サウナ室の看板で見つけた“コンフォートサウナ”とは!?

ドラマ『サ道』第3話あらすじ②

そして、いつものようにサウナ・水風呂・整いを3セットほど終えた時、ナカタはある事に気づく!

さらに、自然とこぼれ落ちる涙…その真相は?
出典:『サ道』公式ページ

【ネタバレ】『サ道』第3話の感想

チルアウトできるファクター揃い過ぎのサウナの外気浴

<サウナ、それは奥深き世界。しっとり蒸され、そして水風呂、休憩。>

ナカタアツロウ(原田泰三)の穏やかな声が聞こえてきます。

サウナがこんなにも気持ちいいものだと教えてくれたのは、亡き父の面影を見た蒸しZ(宅間伸)。

ナカタは、知らず知らず彼の姿をずっと追い求めていました。

いつもと同じようにホームサウナ「北欧」で、偶然さん(三宅弘城)とイケメン蒸し男(磯村勇斗)と3人並んで気持ちよく外気浴。

サウナ北欧で働くスタッフ赤井くん(荒井敦史)は、「3人とも今日もととのってるなぁ。」と嬉しそうに眺めます。

「やっぱり北欧の外気浴って完璧にととのえますね。」

「偶然、偶然。私もそう思っていましたよ。」

「風の抜け方、空の見える角度、チルアウトできるファクター揃い過ぎですよね。」

本当に外気浴ってシチュエーションが大事ですよね、とナカタはまとめます。

サウナーにおける外気浴の重要性は「いかに気持ちよくととのえるか?」に直結してきます。

偶然さんは、笹塚の「天空のアジト マルシンスパ」なら夕方6時20分~50分のこの30分間がベストだそうです。

京王線の帰宅ラッシュの満員電車が見える時間帯、自分が人生の勝ち組になった感じがして“ととのえる”と言います。

「歪んでるな~。」とコメントするイケメン蒸し男は、木枯らし1号が吹く10月頃に池袋の「Times SPA RESTA」で午後イチの外気浴が最高にととのえるシチュエーションだと言います。

風が強いなかに一瞬太陽が差し込む、あの瞬間が“エモすぎてととのいまくり”と絶賛します。

“エモい”を“エロい”と間違って聞いちゃう偶然さんに、蒸し男がツッコミを入れます。

「外気浴と言えば、行ってきましたよ、杉並の吉の湯。」

満面の笑みを浮かべてナカタが話しはじめました。

杉並の銭湯「ゆ家和ごころ 吉の湯」

東京都杉並区。

高円寺や荻窪など昭和の風情が残る古き良き文化と、カフェや古着屋など若者のカルチャーが交差する個性的な街です。

商店街が充実していて物価も安く、住みやすい街としても有名ですよね。

そんな杉並区の繁華街から離れた場所に、偶然さん行きつけの銭湯「ゆ家和ごころ 吉の湯」があります。

ナカタは入店すると、券売機で入浴・サウナ(3時間)850円とレンタルフェイスタオル50円の券を購入します。

吉の湯のサウナ用ロッカーは、入浴のみの人のロッカーよりも大きいのが特徴です。

いつもどおり体を清めて、まずはでかい湯船にどっぷりと浸かって入浴。

電気の湯、ドラゴンジェットバス…。

特に露天コーナーは、銭湯とは思えない露天風呂の充実具合で、「シュワシュワの高濃度炭酸泉」があったりと、お風呂だけでも結構楽しめちゃいます。

「好きなんですよねぇ、高濃度炭酸泉!あれなんでシュワシュワするんですかね?」

ナカタは、偶然さんと蒸し男に聞きます。

「あれは~シャンパンかな。」

とふざける偶然さんに、そうかもしれませんね~と受け流すナカタ(笑)

そして、知識豊富な蒸し男が詳しく教えてくれます。

高濃度の炭酸ガス発生装置で作り出している“泡”で、もともとはドイツの医療分野で利用されていて「血管中の老廃物を取り除き、免疫細胞の活性化を手助けしてくれる」と言われているそうですよ。

吉の湯の露天には、もう1つ人気のお風呂があります。

「つぼ湯」と呼ばれるお風呂で、お湯はなんと黒い。

麻布の「竹の湯」という姉妹店で沸いている温泉を、週に2回、2トントラックで運んでいるそうな。

なるほど、看板には“麻布黒美水温泉”と記載してあります。

吉の湯のコンフォートサウナは激レアな3段掛け!

露天コーナーの一角にお目当ての「コンフォートサウナ」があります。

【東京・杉並 ゆ家 和ごころ 吉の湯】

  • サウナ 温度80℃~90℃、湿度25~35%
  • 水風呂 温度17℃

<銭湯サウナで3段掛けはなかなかない。ちなみに、サウナの上・中・下のベンチでは温度が違う。室内温度が80度の場合、だいたい下段が60度、中段が70度、上段は80度になる。>

ナカタは体調などによって座る位置を変えているそうで、この日は上段の80度の世界へ。

座る位置で10度ずつも温度差があるなんて驚きました。

「コンフォートサウナってたまに見かけるけど何ですか?」

素朴なナカタの問いに、サウナ学博士号っぽい蒸し男が、答えてくれます。

コンフォートサウナとは、遠赤外線を使ったサウナヒーターのこと。

遠赤外線で室内を蒸して、特殊な蒸発装置で“しっとりとした蒸気”を作り出します。

室温は大体80度~90度と低めながら、湿度は35%と高め。

さらに遠赤外線の効果によって体が芯から温まり、美容効果にも優れているらしいんです。

しっかりサウナの汗を水で流して水風呂へ入ったナカタは15度くらいかな?と温度計を見て驚きます。

水温は17度、彼が低めの温度に感じたのには訳があり、その理由は「バイブラ」です。

バイブラとは、浴槽の下から気泡が湧き出す装置のこと。

サウナに入った後に水風呂に入ると“温度の羽衣”ができて冷たさを緩和します。

でも、バイブラがあると気泡によって強制的に羽衣が破られます。

そのため、体感温度が冷たく感じるのです。

外気浴で大切なのはシチュエーション!裸でノスタルジーに浸る…懐かしさで感涙の「ととのったぁ!」は格別

ナカタは「細かいとこまで行き届いているなぁ!」と感心します。

<小雨の中の外気浴、これはこれで悪くない。>

休憩スペースに置いてある黒いリラックスチェアに座ります。

ゆったり座れるハイバックタイプで、枕の調節も可能なその椅子に座ったナカタは「はぁ…。」と得も言われぬ感嘆の声を漏らします。

鳥のさえずりが聴こえるその場所は、まるでフィンランドの森林っぽい雰囲気で、めちゃくちゃ落ち着くのでした。

<熱い…。でもここで粘れば粘るほど、この後の水風呂の味わいが格別になる!>

要所でベストなタイミングで入るナカタのナレーションは、彼の心情が伝わってきて臨場感があります。

3セット目の水風呂を終えたとき、ナカタはある凄いことに気がつきます。

実はこの露天風呂、サウナ・水風呂・休憩スペースが絶妙なバランスの位置にあり、スムーズな動線が作り上げられていたのです!

<このトライアングル、完璧だ!!>

そして、ナカタに普通のサウナでは味わったことがない“不思議な感覚”が押し寄せてきます。

黒いリラックスチェアに体を預け空を仰ぎながら、ナカタはなぜか泣いていました。

銭湯という昭和的な響きと住宅街の生活音がそうさせるのか…。

まるで小学校の頃にタイムスリップした気持ちになっていったのです。

そして、涙をぽろぽろこぼしながら、そのときは静かにやってきました。

<…ととのったぁ!>

かすれ涙声バージョンでした。

なんか懐かしくて!とナカタはこの時のことを思い出して語ります。

偶然さんも偶然に「夜、私もあそこ行くと泣ける。」と言います。

ととのいスペースに座って夜空を見上げると星が見えて、好きだった天体観測をして星を眺めていた子どもの頃の“純粋な気持ち”を思い出して泣けちゃうそうです。

「あぁ…。」と嗚咽を漏らしながらととのうらしいのです。

偶然さんの「ととのいスペース」という呼び方が可愛くてほっこりしました。

「外気浴で大切なのがシチュエーションだってことが、よく分かりました。」

ナカタは偶然さんに、本当にいい所だったと吉の湯の感想を話します。

地元に愛され、サウナ―からも愛される銭湯「ゆ家和ごころ 吉の湯」のリアル店長が登場!

吉の湯での入浴後のオススメは生ビール、これを置いている銭湯は珍しいんです!

お酒を飲まないナカタのセンサーに留まったのは「かき氷」、味はぶどう・いちご・メロン・レモン・ブルーハワイで各200円。プラス50円でミルクがつけられます。

このかき氷が口どけ良さ気な超ふわっふわな氷なのです。

「火照った体にしみるなぁ。」と夢中で頬張るナカタの姿が印象的でした。

あまりの快適さにナカタは店長に声をかけます。

「僕、ここ人に紹介されて来たんですけど。“偶然、偶然”が口癖の人ってわかります?」

即答で「わかります!」と答えた店長、やっぱり偶然さんかなりの常連みたいです。

ナカタがいい銭湯ですね~と感想を言うと、頭を下げ「ありがとうございます。」と嬉しそうです。

ずっと掃除を怠らないスタッフの人を見て、ナカタは浴室の中もとても綺麗だったことを話します。

吉の湯は「掃除にだいぶ拘っている。」とスタッフも声を大にして言える程、銭湯内がキレイなのだそうです。

「店長さんにとって“サウナ”って何ですか?」

「皆さんの憩いの場ですかね。サウナでいろんな人と話をして、裸のつきあいで本音を話し合えるいい場所だと思っております。」

「地元に愛されながら、サウナーにも愛される。」

そんな“ゆ家和ごころ 吉の湯”最高でした!というナカタの感想、沁みました。

最後にナカタはベテランサウナーの「蒸しZ」さんのことについて知っているかどうかを店長に聞いてみます。

「すいません。自分は存じ上げないです。」

今回も空振りでした。

偶然さん(三宅弘城)のサウナ愛が素晴らしい!

「北欧」のととのいスペースでくつろぐ3人が映ります。

「吉の湯のスタッフさん、偶然さんに感謝していましたよ。」

偶然さんは「感謝?」とまったく心当たりがない様子です。

ナカタは、いろいろアドバイスしてもらってると言っていたと伝えます。

ちょっと思い出したのか、別に大したことじゃないと言いますが、なかなか凄いんです。

【吉の湯での偶然さんのアドバイス&貢献】

  • サウナマット交換: 換えるタイミングは、1時間に1回とか時間で決めるんじゃなくて“混み具合”を見て換えた方がいいとアドバイス
  • 水風呂: あと温度1度下げてくれたら最高!クセになってリピーター増えますよとアドバイス
  • 黒いリラックスチェアの寄贈: ととのいスペースのめちゃくちゃ座り心地のイイ黒い椅子は偶然さんが吉の湯に寄贈したものだそう

偶然さんは何だか嬉しそうで、「あそこの銭湯で誰かがととのってるの見るの幸せで。」と笑顔を見せます。

<いいサウナとは探すものじゃなくて、ともに作っていくもの。>

いつもふざけている偶然さんですが、彼の「サウナ愛」には驚かされます。

ナカタも「偶然さん。感動しました。全部に!」と感動します。

いつもは偶然さんに塩対応の蒸し男も「偶然さん、コンサルタント向いてますよ。全部的確なアドバイスです。」と珍しく褒めます。

なら君の会社入れてくれよ~と言う偶然さんを、考える間もなく「それはお断りです。」と即答(笑)

サウナ限定の気兼ねない付き合いってのがいいんですよね~。

ラスト、サウナ北欧で働くスタッフ赤井くんが、偶然さんのサウナ愛に感動している姿が印象的でした。

『サ道』第3話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

サウナがある場所にはもれなくこの『サ道』のポスターが貼ってあるそうで、深夜の放送時間帯はサウナーがドラマを観るために空いちゃう現象も起こっているそうですよw

サウナーからもっめちゃくちゃ人気なんですね!

偶然さんが言うには「この国には“いい風を送る熱波師”がごまんといる!」とのこと。

もしや、次回は凄腕熱波師が出てくるのでは?期待しちゃいますね!

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