裸の男たちがひしめき合う異空間…気分爽快サラッサラの汗まみれ、水風呂の清々しさ。
なぜか心がサッパリしちゃう不思議な感覚、味わってみませんか？
サウナ好きは観て感動、サウナ嫌いも行ってみたくなっちゃう！
タナカカツキ原作のサウナ伝道漫画をドラマ化した『サ道』は、リアルでも「サウナ大好き」を公言しているサウナマニアの原田泰三さんが主演しているところもGOOD。
第1話は、主人公・ナカタアツロウ（原田泰三）がサウナの魅力にハマった理由が素敵に描かれています！
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目次
『サ道』第1話あらすじ
主人公・ナカタアツロウ（原田泰造）はサウナに興味がなく、むしろ苦手意識をもっていたが、 ある日謎の男「蒸しZ」（宅麻伸）に出逢い、サウナの本当の気持ちよさを知ってしまう。
偶然さん（三宅弘城）やイケメン蒸し男（磯村勇斗）など個性的なサウナ仲間とサウナのある日常を楽しむ一方、蒸しＺの姿を追い全国の理想のサウナ施設を探訪。
“サウナ”とは？“ととのう”とは？
その解を求め、今日もまた、サウナ旅を続けている…。
出典:『サ道』公式ページ
【ネタバレ】『サ道』第1話の感想
スタートから醸し出される魅惑の異空間感に惹かれる！
サウナは裸の男たちが汗をたらしながらひしめき合う異空間。
何もせず、ただ時が過ぎるのを待つという常識では考えられない場所。
さらにサウナの後、身が凍るほどの水風呂へ入る。
しかし、人はサウナに魅了され、今日もまた来る。
人がサウナに魅せられる理由、それは…
開始早々、原田泰三さんの耳に響くイイ声で、こんなナレーションが入りました。
ゆっくりとサウナについて語る声に誘われながら、サウナーたちの映像が流れます。
裸の大汗かいたおじさんたちがひしめき合う異空間の光景が、なんだか不思議と観ていて気持ちいいんですよね。
スタートの感じでもうこのドラマ好きかもしれない、と感じました。
構成が工夫されていて、スッとサウナの世界に入っていけるんです。
メタボのおじさんがこぞって通うサウナは、ストレス社会が生み出したおじさんたちの憩いのオアシスです。
ちょっと気になりませんか？
上野の路地にある「サウナ＆カプセルホテル 北欧」が主人公・ナカタ（原田泰造）のホームサウナ
東京・上野は、北の玄関と呼ばれ、シャンシャンでお馴染みの上野動物園やアメ横など、国内外を問わず多くの人が訪れる街です。
人々でにぎわう公園口と反対の路地にある「サウナ＆カプセルホテル 北欧」、ここが主人公・ナカタアツロウ（原田泰三）のホームサウナです。
受付も、受付をしている人も、ロッカールームも、激渋の館内着にも、何処にも北ヨーロッパ感は見当たりません。
でも、ひとたび中に入るとその理由がわかります。ここのサウナは、北欧のサウナと同じ106℃と高めの温度設定なのです。
ここ“サウナ北欧”の名物は、広々とした露天風呂「トゴールの湯」です。
新潟県栃尾又温泉から産出される風化好物を使用していて、天然温泉により近い泉質を持っています。
温泉の湧きだす自然現象を小規模ながら人工的にシステム化しているんだそうですよ。
この露天風呂から見えるのは、オフィスビルや雑居ビルなど都会ならではの景色です。
大都会のど真ん中で素っ裸になれる非日常感がたまらないと、ナカタが紹介します。
サウナの本場フィンランドでは、湖の畔にサウナが建てられるそうです。
体を温めたら湖や氷点下の外気で体を冷まします。
「自然と一体になること」がフィンランド式のサウナです。
だからこのサウナは「北欧」、外露天があってきれいな上野の空の下で風を感じて自然と一体になれるからこの店名なのです。
【東京・上野 サウナ＆カプセル北欧】
- サウナ 温度106℃、湿度30～35％
- 水風呂 温度15℃
実際にあるサウナをちゃんと紹介してくれる感じがイイです。
まるで、旅ロケを観ているような感覚にしてくれます。
本名も知らないサウナ仲間、偶然さん（三宅弘城）とイケメン蒸し男（磯村勇斗）
サウナ北欧で、ナカタはよく会う2人がいます。
ここでだけ限定の裸同士の付き合いのため、お互いの個人情報は全く知りません。
そこでナカタは、脳内でこっそりと2人それぞれの愛称を付けています。
「偶然、偶然。」と連呼するのが口癖なので“偶然さん（三宅弘城）”と呼んでいるおじさんは、外回り営業の仕事をしているサラリーマンです。
もう1人、常に異様なほど股間をタオルでガードしているのが特徴の蒸され姿がイケてる若者のことは、“イケメン蒸し男（磯村勇斗）”と呼んでいて、シュッとした面持ちの彼は経営コンサルタントをしています。
幾度となく顔を合わせて会話しているのに「サウナで会うだけの関係」というのが面白いですよね。
何のしがらみもなく気楽でいいかもな～って、この3人のサッパリとした関係が羨ましくなりました。
ちなみに主人公・ナカタは、イラストを描いたりするお仕事をしています。
ふと、クールなことを言ったイケメン蒸し男に対して、偶然さんは粋な「水風呂ジョーク」を飛ばします。
それにまた即座に返すイケメン蒸し男との会話のやりとりで笑いあう感じは、サウナ通にしかわからない次元のトークです。
「三茶（三軒茶屋）の駒の湯の水風呂くらい冷たいな～。」
「今のは、ヨコヤマユーランド鶴見の水風呂くらいの冷たさですよ。」
こんな風に、サウナー同士の「わかる人にはわかる」という内容も入っていて、通好みなドラマでもあります。
サウナに通う人がやみつきになっているのは「ととのう」からだそうです。
このドラマのキーとも言える現象です。
「ととのう」とはどういうモノなのかを、ここからナカタが教えてくれます。
ナカタ（原田泰造）、初サウナにて初ととのうを体験する！
ナカタが「初・ととのう」を体験したのは3年前。
嫌味なクライアントから強烈なダメ出しをくらってへこんでいた日のことでした。
ナカタは晴れない気分で歩いていると、みやこ湯を見かけ、思いきって入ってみることにします。
大きなお風呂にでもゆっくり浸かって、気分転換しようと考えました。
みやこ湯にはサウナもありましたが、正直彼はサウナという存在が好きではありませんでした。
幼い頃の彼にとって、サウナは「大人だけが入れる禁断の場所」で、入る父を1人で待ってる間に何度ものぼせたり風邪をひいたりした思い出と、サウナ室に黙ったおじさん集団がいるという異様な様子に引いた恐怖感の記憶がありました。
去年亡くなった父とのほろ苦い記憶を思い出していると、年配の貫録あるトッププロサウナーっぽい男性（宅間伸）がサウナへと入っていく姿を見ます。
タオルに「Z」の文字が書いてあったので、この男性を「蒸しZ」と命名しました。
蒸しZの背中に亡き父の面影を見たナカタは、彼にいざなわれるように意外とあっさりサウナ室へ入室します。
- サウナ6分
- 水風呂
- タオルで体の水滴を拭き椅子にすわって5分休憩
これを2回繰り返す蒸しZを真似しながら、ナカタは一緒にルーティーンをこなしていきます。
回数毎に少しずつナカタが近づき、座り位置が近づいていくのが微笑ましいシーンです。
ナカタは休憩のとき、水風呂に入ったはずなのに、なぜか体がポカポカすることに気がつきます。
迎えた3順目は、サウナ室の上の段にある、よりアツい場所に座り、時間も8分と長めでした。
水風呂に入り、体を拭き、休憩に入ります。するとナカタにとある兆しが見え始めます。
それは得も言われぬ感覚で、体がじ～んわり温かくなって、銭湯画の富士山がなぜか荘厳に見えてきます。
心が穏やかになり、さっきまでの悩みがどう～でもよくなって。
この平和な世界がずっと続けばいい、そう思うまでの心境に至ります。
＜そして、そのときは突如おとずれた。＞
ナカタに「ととのう」がやってきます！
＜あれ？なに、この感覚。すんげぇ気持ちいい。ヤバい、これ。どんどん気持ちよくなってきた。おっさんたちこんな気持ちいいことしてたのか。＞
ナカタは何とも言えない気持ちよさそ～な表情になります。
＜ととのったぁ～！＞
ととのった後の醍醐味、北欧カレー！
時間を進めて現在へ。
サウナ北欧では、イケメン蒸し男と偶然さんもととのっていました！
＜ととのったぁ～！！＞
不思議な音楽が流れ、それぞれ宇宙にワープしたみたいな色鮮やかな映像になり「ととのう」のです。
その演出が「ととのう」を表現しているのにドンピシャでした。
サウナ北欧で働くスタッフ赤井くん（荒井敦史）は、ととのった3人を見て「3人とも好きだなぁ」とニヤリと笑います。
＜まさにサウナトランス。これがサウナの本当の醍醐味。全裸で味わうこの多幸感。＞
ほとんど会話がない代わりに、原田泰造の声でナレーションが入ります。
まさに彼らはととのうことで、上野の北欧を感じていました。
渋い館内着をまとったナカタは、北欧の休憩室の一番奥にある食事処に向かいます。
注文は彼はお酒を飲めないので「ウーロン茶と北欧カレー」、後払い方式でロッカーナンバーを聞かれます。
偶然さんとイケメン蒸し男は、サウナ→水風呂→外気浴の後のビールは格別と言って、ビールで乾杯しています。
北欧カレーは、北欧要素は皆無だけど素朴で懐かしい味だそうです。
かなり美味しそうでした～！
なぜ「ととのう」？温冷交代浴による効果「ととのう」とは？
なぜ「ととのう」のか。
一説によると「温冷交代浴による効果」だそうです。
温かいのと冷たいのを交互に浴びることによって、毛細血管がそのたびに伸縮してポンプのように血液を先に押しだします。
その結果、全身の血行がよくなって脳に大量の酸素が送り込まれ、快感ホルモンを分泌、これによって「ととのう」のです。
つまり、ディープリラックスな状態を作り出すと言われているのだそうです。
どんどんサウナに行ってみたくなっちゃいますよね。
イケメン蒸し男は「世界中の人がサウナに入ってととのえば、優しい気持ちになって戦争なんてなくなるかもしれない」とアツく語ります。
それを受け、偶然さんは「いわゆる、ラブ＆サウナ＆ピースってやつですな。」と得意げにナイスな言葉を言います。
「次はどんなふうにととのうのか。そのとき、どんな景色が見えるのか。」
これが知りたくて誰もがサウナに通うのではないかと、ナカタは考えています。
サウナの楽しみを教えてくれたナカタの原点の人は、蒸しZさんです。
「あの人に会いたい。会ってどうしても確かめたいことが私にはあった…。」
ナカタは大事そうに「Z」マークのついたタオルを見つめます。
『サ道』第1話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
#サ道 第1話ご視聴、
ありがとうございました(๑ •͈ٮ•͈ )来週7/26(金)0:52~放送
第2話「風の滝でととのう」
東京錦糸町 #ニューウイング 登場 ʚɞ
泳げる #水風呂🏊♂️お楽しみに☺️#サ道 #サウナ #原田泰造 #三宅弘城 #磯村勇斗 #タナカカツキ pic.twitter.com/Gy8LSKcVWg
— サ道テレビ東京ドラマ公式☺️ (@sado_PRsauna) July 19, 2019
ラストの1シーンで偶然さんが言うには「泳げる水風呂」があるらしく、それは「錦糸町ニューウイング」というサウナだそうです。
興味湧いちゃいますよね。
オープニングもエンディングもお洒落な楽曲で、気持ち良く揺れるノリ感が堪らないです。
肩の力を抜いた抜け感のある曲選びをしているのが深夜のテンションにリンクして最高です。
最初から最後まで魅せられる、作り手のこだわりが伝わってくるドラマです。
ナカタの気になる描写でエンディングを迎えました。
ナカタはいつか蒸しZさんに会えるのでしょうか…。
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