この度、2020年3月に公開いたしました映画『ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記』につづき沖縄テレビ第2弾となるドキュメンタリー映画『サンマデモクラシー』が7月17日(土)よりポレポレ東中野ほか全国順次、そして7月3日より沖縄・桜坂劇場にて先行と劇場公開が決定いたしました!
公開するにあたって、作品の核となるサンマをキーに、闘う民衆のたくましい後ろ姿を捉えつつ明るい沖縄カラーをイメージしたメインビジュアル、そして場面写真も解禁されました。
映画『サンマデモクラシー』概要&メインビジュアル完成
日本の味、サンマ。そのサンマに輸入関税がかけられていた!?
1963年、沖縄。
当時、沖縄は米軍の占領下にありました。
祖国復帰を願う沖縄の人々も日本の味として食べていたサンマ。
サンマには輸入関税がかけられていましたが、その根拠は琉球列島米国民政府の高等弁務官布令、物品税法を定めた高等弁務官布令十七号(1958年公布)。
ですが、関税がかかると指定された魚の項目に、サンマの文字はありませんでした。
そこで「関税がかかっているのはおかしい!」と、魚卸業の女将・玉城ウシが、琉球政府を相手に徴収された税金の還付訴訟を起こしました。
このウシおばぁが起こした“サンマ裁判”は、いつしか統治者アメリカを追い詰める、民主主義を巡る闘いとなりました!
裁判を展開した人々の視線の先に立ちはだかったのは、帝王と恐れられた歴代最強の第3代高等弁務官 ポール・W・キャラウェイ。
キャラウェイに挑んだウシおばぁを支え“サンマ裁判”を弁護したのは、大きなことを言うことからラッパと呼ばれた政治家・下里恵良。
そして、この裁判を大波へと煽っていったのは“米軍(アメリカ)が最も恐れた政治家”瀬長亀次郎!
統治者アメリカと自治権をかけて闘ったアメリカの沖縄で起きた落語のようなホントの話し。
沖縄史に埋もれた現代に続く闘争をうちなー噺家・志ぃさ~がナビゲート。
ナレーターは、川平慈英が担当。
市民と政府の民主主義を巡る闘いに迫ったのは沖縄テレビ。
さあ、はじまりはじまり。
Gallery
映画『サンマデモクラシー』作品情報
監督・プロデューサー:山里孫存
ナビゲーター:うちな~噺家、志ぃさー
ナレーション:川平慈英
音楽:巻く音/Jujumo
撮影・編集:祝三志郎
製作協力:公益財団法人、民間放送教育協会
製作:沖縄テレビ放送
配給:太秦
2021/日本/DCP/カラー/99分
公式HP:www.sanmademocracy.com
7月17日(土)よりポレポレ東中野ほか全国順次公開、7月3日(土)より沖縄・桜坂劇場にて先行公開