ヤモリが大の苦手のよい子(城島茂)。
それを知ったたけし(大西風雅)は、ヤモリを持ってよい子を追いかけます。
ヤモリ怖さに、「お前なんか嫌いや!」と叫んでしまったよい子は、自分の言葉に傷ついたたけしがグレてしまうのではと、妄想が止まらなくなります。
弟のケンジ(石坂大志)との距離感に悩むこずえ(井頭愛海)が、よい子に相談しにやってきます。
弟に自分の愛が伝わらないと悩むこずえに、母親として共感したよい子は必殺ワードを授けます。
目次
ドラマ『サムライカアサン』前回振り返り
初めてこずえ(井頭愛海)の家を訪れたたけし(大西風雅)は、こずえの弟・ケンジ(石坂大志)に何かと敵視されます。
そこでたけしは、ケンジをよい子に預けることを思いつきます。
よい子とケンジは意気投合しすぐ仲良しになり、ついでにたけしも認めてもらうことができたのでした。
高校卒業後、お笑い養成所に行くと決めているたけしですが、周りの友達が親から手堅い進路を勧められていることを知り、三者面談の直前に迷い始めます。
しかしよい子はたけしの夢を全力で応援することに決めていました。
たけしは、よい子が一番のサポーターだということに気がついたのでした。
【ネタバレ】ドラマ『サムライカアサン』第6話あらすじ・感想
『ヤモりヤモられ』
よい子(城島茂)はホラー映画を観ていました。
ところが、1人で観ていたためどこを見てもオバケがいるような気がして怖くなってしまいました。
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怖くなってトイレに行きたくなったよい子。
用を足してホッと一息つけたかと思いきや・・・視界の端に何か存在感を感じます。
なんと、トイレの壁にヤモリがいるではありませんか!
「ギャーーーー!!!」
よい子は、ヤモリが大嫌いなのです。
廊下が大騒ぎしていると、たけし(大西風雅)が帰ってきました。
よい子はヤモリを外に出すようにたけしに頼みますが、「放っておけば出ていくやろ」と相手にしてくれません。
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嫌いや!
よい子は、ヤモリを説得することにしました。
「あんたにも家族がおるやろ!早く帰り!」
見かねたたけしは、ヤモリを捕まえてくれました。
よい子がこんなにヤモリを嫌いだとは知らなかったたけしは、ピンとひらめきます。
「ヤモリをペットにしたら、オカン寄ってこおへんやん」
たけしは、”いつもの仕返し”と言ってヤモリを持ってよい子を追いかけ回し始めました。
よい子は大パニック。
「たけしのアホ―!嫌いや~!お前なんて嫌いや~!」
moyoko
「あ、俺めっちゃ嫌われた。」
よい子は慌てて「たけしは好きやで!」とフォローしますが、たけしは黙ってヤモリを外に逃がし、2階へ上がってしまいました。
よい子の暴走妄想
「世界で一番好きやのに、嫌いと言うてもうた~!」
大反省モードのよい子は、たけしが泣いているかもしれないと考えるうち、妄想が暴走してきました。
母親に嫌いと言われたたけしはそれを苦にしてグレてしまい、果てにはヤクザの鉄砲玉になって命を落とすかもしれない。
moyoko
「早まったらあかん!」
よい子はたけしの部屋に飛び込んでいきました。
moyoko
よい子は、たけしに「嫌い」と言ったことを改めて謝ります。
「万引きGメンの特番より好きやで!」
moyoko
たけしの学び
よい子はひとしきり大騒ぎした後、部屋を出ていきました。
たけしは、窓の外に張り付くヤモリにボヤきます。
「お前のせいやぞ。おかんめっちゃジメジメしてるやん」
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よい子が『ごめん』とマヨネーズで書いたお好み焼きを食べながら、たけしは思いました。
「もう、おかんに嫌いって言わさんとこ。」
後が面倒だし、何より自分がこんなに心が痛むとは思わなかったからです。
moyoko
なんにしても、オカンと言う生き物は機嫌が良い方がいいと、実感したたけしでした。
『こずえのコップ』
休日の昼前。
バイトに出かけようとドクロのシャツを探すたけしに、視力検査票がプリントされたシャツを渡し、ドタバタコメディを繰り広げた後、たけしを見送ると、玄関先にこずえ(井頭愛海)が立っていました。
こずえは、たけしではなくよい子を訪ねて来たといいます。
よい子は、こずえと一緒にお昼を作って食べました。
その後もこずえは何か言いたそうにしていますが、何をするにもついてくるだけです。
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「何かありましたかな?お姫様」
聞けば、最近ますます生意気になってきた弟のケンジ(石坂大志)と喧嘩をしてしまい、売り言葉に買い言葉で「嫌いや!」と言ってしまったというのです。
自分に優しく
こずえは、ケンジにどうやって優しくなれるのだろうと悩んでいました。
よい子は、そういう時は自分に優しくしてあげるといいと言います。
疲れたら休んで自分の好きなことをする。
心が水が入ったコップだとしたら、カラカラの時は水を溜めてあげないと、人に分けてあげられないというのです。
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よい子は、母親がいない家で、自分の進路のこともあるのに、お母さん代わりしているこずえを「偉い」と褒めました。
こずえは泣いてしまいました。
とっておきの呪文
弟に、自分の愛情が伝わらないと悩むこずえ。
「惚れた方が負けなんですかね?」
よい子は「惚れた方が勝ち」だと断言します。
無償の愛に勝るものはなく、堂々と好きでいればいいのです。
それでも心が折れそうになったら・・・と、よい子は必殺の呪文をこずえに授けます。
「関係あらへん!」
私のこと嫌いでも、ウザくても、関係あらへん!
2人で一緒に大声で呪文を唱えるうち、こずえは笑顔になっていました。
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家に帰ったこずえは、ケンジに「一緒にカレーを作ろう」と言いましたが、まだ不貞腐れているケンジは「嫌や」と断ってきました。
「関係あらへん!」
こずえは、呪文を唱えます。
「ケンが姉ちゃんを嫌いでも、姉ちゃんは好きや。関係あらへんで!」
ケンジは「嫌いなわけないやろ」と言って、学校で描いた絵をこずえに渡しました。
そこには、「お姉ちゃんありがとう」と書いたこずえの絵でした。
こずえはケンジを抱きしめました。
ドラマ『サムライカアサン』 第6話 感想&まとめ
今回は、大好きな家族に「嫌い」と言ってしまったよい子とこずえのお話でした。
当然、2人とも嫌いなわけがありません。もちろん、たけしもケンジもそれはわかっていますが、素直になれない時ってありますよね。
こういう時はまず自分に優しくする。
よい子はとても良い方法を知っていますね!さすがです。
2人とも仲直りが出来て良かったです!