アニメ『最遊記RELOAD―ZEROIN―』第6話あらすじ/ネタバレ感想!死を目前にしたとき、三蔵は…

© 峰倉かずや・一迅社/最遊記RE PROJECT

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妖怪の被害のない平和な町へとやって来た三蔵一行。しかし、多くの人の目が黄色くなっていることから、ヘイゼルがこことを訪れたことがあると予感します。

大事な人が死んだとき、生き返らせたいと思うだろうか、もし目の前にいる人が死んだらどうするだろうか。三蔵と悟空、悟浄と八戒が考えます。

また、斉天大聖が悟空なのではと確認しに戻って来たヘイゼルは、ガトに烏哭との出会いについて話し始めます。大烏に教えられた、命とは、人の価値とは…。

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アニメ『最遊記RELOAD―ZEROIN―』第5話のあらすじと振り返り

行倒れの雀呂を助けた孫悟空。宿敵を追いかけ彷徨っていたという雀呂の話を聞いていると、妖怪達に囲まれてしまいます。

幻術を使い、妖怪達を追い払おうとするも、悟空も一緒に幻術にかかって大騒ぎ。

妖怪達を無事返り討ちにするも、宿敵である三蔵・悟浄・八戒の手に寄り妖怪を裏切り三蔵一行に寝返ったという嘘の情報で孤立する雀呂でした。

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【ネタバレあり】アニメ『最遊記RELOAD―ZEROIN―』第6話あらすじと感想

八戒、理想の未来

しばらく山小屋が続いた三蔵一行。久しぶりに町で豪華な食事を堪能していると、あちこちで黄色の目をした人と出くわし、ヘイゼルがこの町を訪れたことを予測させます。

生きていて良かったと口にする町の人たち。しかし、この先生き返った連中はどうなるのだろうかと、悟浄や八戒は考え始めます。

一度死んだ人間を生き返らせるということについてどう思うかと、悟浄が八戒に問いかけます。大事な人を失った直後であれば再生を願うだろうと、死に別れた恋人・花喃を脳裏に思い浮かべる八戒ですが、今ではそう思わないと語ります。

そして次に一緒になるなら、殺しても死ななそうな女性なんだと、悟浄に理想話を語り出します。恰幅がよくて気風もよくて、子供なんて卵みたくぽろぽろ産んでくれるような女の人で、大家族のために自分が汗水たらして働いても、休みの日には「お父さん邪魔よッ」って家を追い出す典型的なカカア天下を望む八戒。年頃の娘は悟浄オジサンの毒牙にかからないか不安になることまで想像します。

そういいながら、40になってもこのままだったらどうしようと八戒が笑うと、自分も競ったのなのかと、悟浄も笑うのでした。

KAMUI

このコンビホントいいですよぉ。前世から仲良し。

ヘイゼルとのマウント合戦

カニを堪能して宿に戻ると、なんと部屋にはヘイゼルとガトが!町の中では顔パスであるヘイゼルが三蔵一行が泊っている部屋に入るのは造作もないこと。しかし、黄色の目をした人たちが襲って来ないことで、過去に自分達が襲われたのはヘイゼルがけしかけたものだと確信した八戒は、今後は控えるようにと笑顔を向けます。

KAMUI

八戒とヘイゼルの笑顔&敬語のトークはヤバいです…怖い。

とある妖怪の話を聞いて戻って来たと話すヘイゼルですが、悟空がその妖怪なのではと言及はせずに部屋を出ます。自分たちはもう手を貸さないと一行は言いますが、一緒にいれば豪華な料理も堪能できるのにとヘイゼルは上から目線。豪華に上海ガニを食べてきたのだと言えば、「カニはタラバや」とマウントを取り、ヘイゼルは部屋を後にするのでした。

KAMUI

いちいち鼻につくことを言ってくれます。いいですよ、こういうマウント合戦。あっさり悟空や悟浄がギャーギャー言ってくれます!

大烏と青い目の天使

烏哭が言っていた「斉天大聖」が悟空と予想するヘイゼル。頭の金鈷がそれを制御しているのではと考えたヘイゼルは、取ってみようかと考えだします。

ガトからすれば悟空にそんな悪意は感じられない。それよりも烏哭こそが良い気配をしていない。鵜呑みにするのは危険なのではとヘイゼルに忠告をします。しかし、ヘイゼル自身もそれは重々理解していることです。

幼い頃、烏哭がヘイゼルが住む教会へとやって来た時のこと。馬車から降りてきた彼を見たヘイゼルは、大烏のようだと比喩しました。

フィルバート司教のモンスター退治を手伝ったことでしばらく泊ることになった烏哭のことを気に入らなかったヘイゼル。西の大陸では、カラスは禁を侵し、黒い姿に塗り替えられたと伝えられる鳥だというと、禁を侵すことが罪なのかと烏哭は言います。どうしてか、誰が決めたのかと聞かれても、ヘイゼルは答えることはできませんでした。

KAMUI

このシーンはちょっとドキッとしましたねぇ。特に、誰が決めたの?って言葉に。当たり前にダメだと言われているものの、深堀するとそこには明確な答えはない。普段、いかに浅はかに生きているかを思い知らされます。
© 峰倉かずや・一迅社/最遊記RE PROJECT

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退魔の勉強をするヘイゼル。しかしフィルバート司教は彼に、まず花をきちんと育てるように言われます。早く立派なエクソシストとなり、育ての親であるフィルバート司教の力になりたいと考えます。花を咲かせる呪法を探すヘイゼルを笑う烏哭。鉢の花を咲かせて枯らせると、彼はヘイゼルに囁きます。

咲かせるということは枯らせるということでしょ?と

KAMUI

命の大事さをここできちんと知れば、今のヘイゼルの考え方はできなかったのかもと思う瞬間な気がします。烏哭、あんたマジでさぁ…

フィルバート司教が怪我で横になると、ヘイゼルは自分の無力さに泣きます。認めてもらえないことを嘆くと「君に価値はないよ」と、烏哭言います。

烏哭とヘイゼルが訪れたのは、フィルバート司教と共に追い続けたモンスターの寝床。無数の烏の姿をしたそのモンスターは、ヘイゼルを見てごちそうだと哭き出します。価値を認めてほしいと思うなら対峙して見ろという烏哭。フィルバートを傷つけたモンスターに自分の価値を見せつけろと言われたヘイゼルは、持てる力で門スタに術を放ちますが、全滅させる前に力尽きてしまいます。倒れたヘイゼルは、烏哭の力を目にします。

彼の力は「無」。玄奘三蔵とは違うものだと、ヘイゼルはガトに話すのでした。

KAMUI

原作全然削らず、ここで入れてくるのすごくいいタイミングだった気がします。誰が見ても烏哭という男は「無」なんですよねぇ。

「俺はいいや」といった直後の惨劇

1人外に出て煙草を吸う三蔵を追いかけてやって来た悟空。その頃三蔵は大事な人が生き返ったらいいのにと考えたことはないかというヘイゼルの問いを思い出し苛立ちます。

KAMUI

玄奘三蔵様が思い浮かべるその相手とは、師・光明三蔵ですよねぇ。あの人が生き返ったら確かにどうなっていたか…まったく想像が出来ません。でも光明三蔵はきっと選びませんよ。頼みましたよって言ったんだから。

死んだ人を生き返らせるのはどうなのだろうと考え続けた悟空は、結局よくわからないという答えに辿り着きました。周りが幸せならそれで良いと思うが、そこで悟空は、三蔵が死んだときどうするだろうと考えます。

勝手に殺すなと言ったうえで、自分はどう思うかと三蔵に問われる悟空。俺はいいやと悟空は笑顔で返し、三蔵もそれでいいと答えます。

生きていれば誰もが死ぬ。死なないようにするという悟空の言葉を肯定する三蔵ですが、次の瞬間、彼の目の前にはどこからかわからない攻撃を受け、倒れ行く悟空の姿でした。

KAMUI

俺はいいやと言ったその途端にこれ。しかもここで第6話終了。良くないだろ!といわんばかりのラストですよ。

アニメ『最遊記RELOAD―ZEROIN―』の次回に期待するもの

守らなくていいものが欲しいとずっと思って悟空たちと旅をしていた三蔵様。そして死んだときには生き返らせなくていいと言われたその瞬間、悟空の死が過る。とんでもない事態ですよ。

原作の第6巻のラストにこのシーンがあるのですが、7巻が出るまでずっとソワソワしていたのを今でも覚えています。

果たして、誰に攻撃をされたのか。このあと三蔵がとる行動とは。そして悟空は無事なのか…。物語がまた大きく動き出そうとします。

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