アニメ『最遊記RELOAD―ZEROIN―』第2話あらすじ/ネタバレ感想!ヘイゼルと三蔵一行、「命」の捉え方で対立する

© 峰倉かずや・一迅社/最遊記RE PROJECT

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死んだ人間に死んだ妖怪の魂を移し替えて生き返らせるヘイゼル=グロース。彼の手で生き返った人たちが悟空たちを襲うも、三蔵が死者に銃を向けます。害虫扱いされる三蔵一行は村を出ると、ヘイゼル達も同行することに…。

次なる村では村人を救ってほしいと依頼を受ける三蔵一行とヘイゼル達ですが、そこで価値観の違いで衝突をすることに…

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アニメ『最遊記RELOAD―ZEROIN―』第1話のあらすじと振り返り

牛魔王蘇生実験を阻止するために西の天竺国を目指す三蔵一行。妖怪たちが三蔵の持つ経文を狙って襲撃をしてくることなど日常茶飯事ですが、今回彼らに襲い掛かって来たのは人間。

包囲網を突破し、町へと到着した一行の前に現れたのは青い目をした関西弁の男。聞きなれない言葉に悟空は首をかしげます。

そしてその日の夜、妖怪達は町の人を巻き込んで一行を襲撃。多くの犠牲者が生まれてしまいました。

死んだ者は生き返らないと思っていたが、ヘイゼルの胸元に光るペンダントを使い、妖怪の魂をストックし、人間に移し替えるという奇跡を魅せたことで、彼は一躍ヒーローとなります。

怪我人の回復で気力を使い身動きが取れなくなった八戒を置いて町に買い出しに出かける悟空・悟浄・三蔵。すると、ヘイゼルによって蘇生された者達が、「妖怪を殺せ」と言って彼らに襲い掛かるのでした。そして、宿屋にいる八戒も…

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【ネタバレあり】アニメ『最遊記RELOAD―ZEROIN―』第2話あらすじと感想

害虫扱いの一行

ヘイゼルの命令により、悟空・悟浄・八戒に襲い掛かる死者たち。妖怪は殺せと襲い掛かってくる彼らを本気で倒すことはできないと抵抗するも、三蔵が店主を銃殺。岩となって砕けた父を見て、店主の娘は落胆。「司教様にもう一度生き返らせてもらわなきゃ」と言い、悟空の手を払いのけます。

何のために生き返ったのかわからないと困惑する悟空。そんな彼に対して三蔵は、「この町の人たちからすれば自分たちは害虫のようなものだ」と言って、町を去っていくのでした。

KAMUI

ヘイゼルにとっては、妖怪こそが害虫。追い出されて当然なんですよね。そうし向けたの、あなたなんですが。青い目の天使、見事な悪役ぶりです。

三蔵、怒りの魔戒天浄

町を出た一行は、缶詰で飢えをしのぎながら旅を続けます。前の町で肉まんを買っていたら…そう言いながら村の人との攻防を振り返り悔やむ悟空に、三蔵は「忘れろ」と言います。

そうこうしているうちに、再び牛魔王サイドからの刺客が登場。数で押し迫る妖怪達と攻防を繰り広げようとしていると、ヘイゼルとガトーが登場。悟空たちと共に妖怪を次々と倒していきます。

ガトーの強さを見せつけたヘイゼルは自分たちにまかせておけばいいというのですが、これは自分たちに向けられた敵だからとお断りします。が、手間取っていたみたいだから…と、ナメられた言動を耳にした悟空と悟浄は、魔天経文で繰り出される技、「魔戒天浄」をかましてやれと三蔵に言います。

KAMUI

俺らは弱くねぇんだけどアピール。ガキかと言わんばかりの負けず嫌いなところ、良いですねぇ。スキ!

勝手に片づけてくれるなら任せておけと呆れる三蔵でしたが、怪我でもしたら事だし、3人の後ろに隠れておいたらいいとヘイゼルに言われたことが癇に障り、彼は魔戒天浄で妖怪達を一掃するのでした。

そうです!三蔵様ももれなくガキです!面倒なことはやらせておけ&バカにしようものなら殺すというこの精神、何年たっても変わりません。大好きです。

蘇生した人たちの動向に追求すると…

魔戒天浄を目の当たりにしたヘイゼルは感激し、一行と共に次の村で食事をすることとなりました。ヘイゼルのおごりで食事を堪能すると、一行は彼らの目的を改めて聞きます。

妖怪退治のために西から来たというヘイゼルは、妖怪に狙われる三蔵一行と一緒にいれば、自分達の目的は達成できそうだと笑顔で話します。が、そんな彼に、八戒は笑顔で聞きます。

「蘇生されたことによる副作用はないのでしょうか?」

蘇生された人たちが自分たちに襲い掛かって来たカラクリを聞き出そうとする八戒ですが、妖怪に殺された人たちは妖怪への憎しみの感情を浄化させられないのだとヘイゼルは言います。

ヘイゼルがストックできる魂の数は、ペンダントの穴の数だけ。てっきりオシャレのために付けているのだと八戒はいいます。するとヘイゼルは、八戒のカフスの方がオシャレなのではと返すのでした。

KAMUI

これ、何気ない会話に見えるかもしれませんが、八戒のカフスは妖力制御装置。外すと妖怪になってしまうんですよ。明らかに敵同士とわかっていて笑顔で向き合うヘイゼルと八戒…怖い!

ヘイゼル司教様ご一行、人間を救うために妖怪のアジトへ

ヘイゼル司教様ご一行に町を救ってほしいと、村人たちが彼らに声をかけてきました。

KAMUI

三蔵一行じゃなくてヘイゼル司教ご一行様!これは三蔵一行もズッコケずにはいられません

村の女性たちが妖怪に捕まっているから助け出してほしいと依頼をされ、一行はジープに乗って妖怪のアジトへと向かいます。

KAMUI

4人乗りのジープに+2人乗って窮屈!シビアなシーンが多い中、少ないコミカルシーンはホッとさせてくれます。

村人からの頼みに答えるつもりなどなかった三蔵は、ヘイゼルがこれを引き受け、巻き込まれたことで不機嫌に。さらには、西から来たのにも関わらず、「三蔵法師」のことを知っているヘイゼルに警戒心を高めます。

ヘイゼルからすれば三蔵の行動の方が理解しがたいものです。西の大陸では妖怪はモンスターと呼ばれ、害虫扱いなのに…

そんな会話をしていると、妖怪達が襲撃。隠れていたガトーが妖怪を殲滅し、ヘイゼル達は残した1人にアジトへと案内させるのでした。

命の価値とは…

妖怪のアジトへと到着し、「ヘイゼル一行」と言われて苛立つ悟浄は、ヘイゼルに手を貸すのではなく、自分たちのやり方でやるんだと、悟空と共に突っ走ります。

最上階に到着すると、妖怪達は人質の女性を盾に動くなと言いますが、ヘイゼルは躊躇することなく、ガトーに銃を向けさせます。3人の女性たちも一緒に殺し、殺した3人の妖怪の魂をそれぞれに戻せば一件落着と笑顔で話すヘイゼル。

悟空と八戒でガトの銃をとめ、悟浄が錫杖で妖怪達の首を飛ばし、人質の女性たちを傷1つつけずに救い出すのでした。

KAMUI

悟浄好みの美女たちとか言いたくなるんですが、状況はそんな悠長なことを言っている場合じゃないんですよねぇ。

魂を一つ二つと数え、人間を殺すこともいとわないヘイゼルに対し、「命ってのは一つ二つと数えるもんじゃねぇよ」と、三蔵は言葉を発するのでした。

KAMUI

一回殺して入れ替えるというヘイゼルの考えはホント怖いですわ。しかも今回、妖怪に殺されているわけじゃないですが…。

アニメ『最遊記RELOAD―ZEROIN―』の次回に期待するもの

悟空、悟浄、八戒をすでに妖怪と理解しているヘイゼル。だからこそ人間たちを差し向けてきたわけですし、同じ人間の三蔵とは仲良くしたい。

しかし三蔵の方は仲良くなる気ゼロです。もともと4人とも慣れ合うなんて大嫌いなので近づくなんてことはないのですが、今回でさらに三蔵様は人間だからって一緒にするなって思うでしょう。

このZEROINにいたるまで、一行は多くの死を見てきたからこそ、あの考えはありえないと思うでしょう。というか、視聴者的にもどんな考えしてるんだよ!って言いたくなるもの。

ヘイゼルがそんな考えに至った原因には、あのウサギを持った研究者というか、闇の存在があるわけで。その関りをどうアニメーションで動かしていってくれるのか、楽しみにしたいです。

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