アニメ『最遊記RELOAD―ZEROIN―』第1話あらすじ/ネタバレ感想!一行を襲うは妖怪ではなく金目の人間?「ヘイゼル編」ついに開幕!

最遊記RELOAD―ZEROIN―

© 峰倉かずや・一迅社/最遊記RE PROJECT

牛魔王蘇生実験を阻止するべく、西域天竺国を目指す三蔵一行。その道中には妖怪が立ち塞がり、彼らに襲い掛かるのですが…。

そして一行の前に突如現れた関西弁の細面と無口な大男。西から来たという彼らの目的とは…。

2000年に『幻想魔伝最遊記』としてアニメ放送が始まった最遊記シリーズ。5度目のアニメ化となる今回の作品は、2017年にもアニメ化された「ヘイゼル編」を原作版ストーリーでリメイク!

銃の照準をより正確に合わせる意味からつけられた―ZEROIN―
ファンを通り越して、信者となった者が、レビューをさせていただきます!

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【ネタバレあり】アニメ『最遊記RELOA―ZEROIN―』第1話あらすじと感想

すべての始まりは2人の男の賭けから始まる

玄奘三蔵の師・光明三蔵が存命だったころの話。光明三蔵が月を見ながら酒を嗜んでいると、月が夜の闇に隠れ、鈴虫が泣き止み、烏哭三蔵が彼の前に現れます。

もうすぐ7歳になる江流(幼い頃の玄奘)を見て生意気そうだと烏哭が笑うと、誰かさんにそっくりだと光明は返します。

烏哭三蔵から見た光明三蔵という男は、月の光の形をしていて、油断をしたら夜の闇さえむしばむような静けさと比喩。

烏哭が夜の闇で光明が月なら、呑み込まれるのはどっちかなというと、光明三蔵は言います。

「賭けて見ますか?」

「いいねぇ何を賭ける?」

「そうですね…次に登る太陽を」

KAMUI

このシーンは「ヘイゼル編」ではなく、「埋葬編」と呼ばれる場所で描かれたシーンなのですが、牛魔王蘇生実験阻止というメインストーリの裏に隠れていた大事なシーン。次に登る太陽とは玄奘三蔵一行のことです。光明三蔵は既に亡くなっているのですが、この賭けはまだ続いているのです。もう、いきなりこんなシーン入れてくれちゃって!胸アツです!

カミモホトケモ

今回のOPがGRANRODEOが歌う「カミモホトケモ」
最遊記RELOADBLASTもGRANRODEOが担当してくれたですが、今回も最高です。
既にPVもYouTubeで公開済みです。


KAMUI

OPのイラストでえ、そこまで見せていいんですか!?というくらい、今回のお話で描かれるであろうシーンが出てきています。中華の雰囲気を混ぜながらも、三蔵一行のカッコよさを表現してくれるような素敵な曲なかで描かれる今回の物語…やってくれるなぁって気持ちでいっぱいになりました。

旅の途中で襲われるのはいつものことなのだが…

天竺を目指し、西へとジープを走らせる三蔵一行。彼らの行く手には妖怪が現れて奇襲をしてくること多々あるのですが、ここ数日は全然現れません。しりとりも古今東西ゲームもやりつくし暇を持て余す悟空と悟浄は、やれ美女が出てきてほしい食べ物が出てきてほしいと騒ぎだすと、急に彼らを襲う刺客が登場します。

しかし、一行の前に現れたのは妖怪ではなく人間。妖怪は殺せと呟く彼らは、容赦なく悟空・悟浄・八戒に対して刃を振り下ろします。

人間とは思えない力をみせるうえ、「生きている匂いがしない」と悟空が言ったことで、三蔵が敵の眉間に銃弾を撃ち込みます。するとその人間は倒れ、石となって崩れてしまうのでした。

KAMUI

今までは妖怪が襲ってきていたのが今回は人間。しかも狙いは三蔵を除外した3人。物語は静かに動き出しています。

青い目の天使と黄色い目の人間

やっと町へとたどり着いた三蔵一行。曇り空の中、風で飛ぶ帽子を見つけた悟空がそれを取り持ち主へと返します。青い目をした細面の男は「おおきに」と言って去っていくのですが、聞きなれない言葉に悟空はキョトンとしてしまいます。

KAMUI

青い目の男がヘイゼル=グロース。ずっと長安にいた悟空は関西弁なんて知らないのでこの新鮮な感じがいいですね。

雨が降り出したことで、急ぎ宿屋を見つけて入る一行。腰を落ち着けたところで、昼間の人間たちは何だったのかと考え始めます。石となったということは、式神の類いと考えられますが、それにしては術者の姿もなければ媒体もないからおかしいと八戒は説明しますが、悟空にはさっぱり理解が出来ません。そして三蔵は、襲ってきた人間たちの目の色がすべて黄色くなっていたことを気にするのでした。

KAMUI

そして巻き起こる悟空と悟浄の喧嘩。そしてキレる三蔵様。ここまでがお約束です。そして今回のこのストーリーは「目」がキーワードになってくる感があるので気にしていただきたい。
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嵐の夜の襲撃。青い天使が奇跡をみせる

嵐の中、牛魔王蘇生実験を企む妖怪達の刺客が三蔵一行を襲います。寝込みを襲い大笑いする妖怪達ですが、その考え方はすでに貧困。妖気に気づいていた一行は空の布団を切り刻んで笑う妖怪達をあっさりと一網打尽にしてしまいました。

KAMUI

もうこのパターン何度目よってことですからね。くぐって来た修羅場の数が違うんです。

しかし妖怪達の目的は三蔵一行だけではありませんでした。窓の外では仲間の妖怪達が町の人たちを襲い始めていました。人間が妖怪に襲われるその光景に我慢がならなかった悟空が飛び出すと、青い目の男・ヘイゼルが大柄の男を連れて乱入。「行きなはれ」と、ヘイゼルが大男に命令すると、両手に持つ銃で妖怪達を一網打尽に。そしてヘイゼルは妖怪達から何かを抜き取っていくのでした。

KAMUI

大柄の男はガトって言うんですが、めちゃくちゃカッコイイ作画になっててうわぁぁ!ってテンションが上がりました。

町には妖怪に切りつけられた怪我人がでたのはもちろん、死者も多数。宿屋の店主も妖怪に殺されてしまったのですが、ヘイゼルが胸にかけているペンダントから魂を取り出し天主の体へと移し、死者を蘇らせるという奇跡をみせるのでした。

KAMUI

ここ原作で読んだ時はだいぶ衝撃的でしたね。妖怪の魂を抜き取って死んだ人間に移して蘇生する。蘇生実験が行われているという話はずっとありましたがこの移し替えるみたいな展開は初めてだったのでどういうこと!?って感じですよ。

西から来た男・ヘイゼル=グロース

ヘイゼルが死者を蘇らせ、「司教様」と言われ褒めたたえられている傍ら、怪我人を気功術で治す八戒。力を使いすぎてすっかり寝込んでしまいました。無茶をさせてしまったと、ヘイゼルはガトを連れて一行の部屋へとやってくるのですが、彼は三蔵をみて初めてお坊さんを見てテンションが上がります。

色々と聞きたいことがある三蔵一行。一体何者なのか、言葉のイントネーションが違うことから別の大陸から来たのか?なんで死者の蘇生などできるのかと、悟空たちが質問攻めをするのですが、「目的はなんだ」という三蔵の問いかけに場の空気は一気に凍り付くのでした。

KAMUI

こういうときの三蔵様のシンプルかつ直球な言葉好きです。

海の向こうの西の大陸から来たというヘイゼル。蘇らせているのではなく魂を移し替えているだけだと説明し、彼は部屋を去っていくのでした。

KAMUI

人間の魂を妖怪に移し替えることもできるかという三蔵の質問にはなんでそんなことする必要があると言い放つヘイゼル。妖怪嫌いです。おや?道中襲って来た連中と関係がありそうですね。そして魂だけじゃなく、戦闘中に飛んだガトの腕も魂で治しちゃうんですよね。魂に対する考え方が軽くなってしまう感じがするような…?

黄色の目の人間はいう「妖怪は死ね」

八戒を残して買い出しへと出かけた悟空・悟浄・三蔵。すると町の人たちが急に悟空と悟浄に襲い掛かってきました。襲ってくる人々の目は黄色く、昨夜妖怪に殺されヘイゼルによって蘇生された者達だと気づいた三蔵は、急ぎ宿へと戻るよう2人に言います。

そして宿屋でも、目の色が黄色く変わった店主が八戒に斧を振り下ろし「妖怪は死ね」と襲い掛かってきます。この状況を回避するため、まだ回復しきっていない体で八戒は窓ガラスを破り、外へと飛び出していくのでした。

KAMUI

ここで終わりなのー!ってすごく言いたくなっちゃいました。何度再生しても続きが出てこないんですけど…待ちきれないですどうしたら…。

アニメ『最遊記RELOA―ZEROIN―』の次回に期待するもの

これでもかというほど感想も盛りだくさんに語ってしまいましたが、原作で見たストーリーがアニメーションになっているのは本当に嬉しいですね。しかも声優陣も変わらぬメンバー。業界でもベテラン揃いですよ!

しかも、妖怪の中にかつてカミサマというキャラに声をあてていた浪川大輔さんもいますし、どうなっているんだこの作品は!と言わんばかりです。
EDの仲村宗悟さんが歌う「流転」も素敵!OPの弾けるような音とは違い、重みのある静かなメロディ…最遊記の世界観にマッチしていてグッときました!


第2話のタイトルは「命の価値」
ヘイゼルが軽々と抜き出し差し替えているその魂の重さについて、どんな言葉が出てくるのか、本当に待ち遠しいです。
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