鳳来高等学校 3年D組の担任教師として、何もせずに卒業式を迎えた九条里奈(松岡茉優)。
九条は、「教師とは、私とは、一体何者なのだろうか?」と考えていました。
その時、誰かが九条の背中を押し‥。
1年前の始業式に戻った九条は、1年後に自分を突き落とす30人の容疑者の前に立っていました。
生徒を注意すればパワハラと騒がれ、生徒の悩みに耳を傾ければモラハラと言われる時代。
そんな時代に、教師として出来ることは何なのでしょう。
生徒たちの自由を邪魔せず、学校を卒業させる事だけを考えていた九条は、もう一度与えられた1年間で何をするのでしょうか?
目次
【ネタバレあり】ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』第1話あらすじと感想
30人の容疑者
令和6年3月10日。鳳来高等学校 3年D組の担任で、化学教師の九条里奈(松岡茉優)は、何の感動もなく卒業生たちを眺めています。
「教師とは、私とは、一体何者なのだろうか?」
九条がそう思った時、誰かが九条の背中を押しました。
自分の死を覚悟した九条は、自分を押した人物が“D組卒業おめでとう”と書かれたリボンを付けているのを目撃し‥。
九条が目を開けると、1年前の始業式(令和5年4月6日)に戻っていました。
3年D組の生徒たちの前に立った九条は、震えが止まりません。
何故なら、30人の生徒たちの中に、1年後に自分を突き落とす生徒がいるからです。
ミルトモ 編集部
九条里奈(松岡茉優)が決意した事
再び与えられた1年間で、何かを変える必要があると感じた九条。
九条は、担任として、困っている生徒に寄り添うことを宣言しました。
そんな九条の宣言を、からかう生徒、疑いの目で見る生徒、軽蔑の目で見る生徒‥。
東風谷葵(當真あみ)は、自分の内申点に納得できないと言います。
鵜久森叶(芦田愛菜)は、「寄り添うだけで、大人が私たちの世界を変えられると本当に思っているのなら、私は心底軽蔑します」と九条に言いました。
親の借金で困っている瓜生陽介(山時聡真)は、50万円を貸して欲しいと九条に頼み‥。
その後、九条は、恋人に振られた親友・勝見夏穂(サーヤ(ラランド))に付き添い、カラオケ店に行くのでした。
ミルトモ 編集部
寄り添うだけではダメだと気づく九条里奈(松岡茉優)
世界を変えるためには、先ず、自分自身が変わらなければならないと気づいた九条。
2度目の人生を送っている九条は、これから何が起こるか知っていました。
生徒の一人である鵜久森は、5月23日に不登校になり、その後もっと不幸なことが起こり‥。
九条は、鵜久森の悩みを聞き出そうとしますが、鵜久森は何も話そうとはしません。
3年D組の教室では、鵜久森の裁判が行われていました。
鵜久森は、いじめの被害に遭った事を、九条にチクったのではないかと疑われ‥。
教室に現れた九条は、鵜久森のバッグに忍ばせた盗聴器で、裁判の様子を録音していました。
さらに、教室の天井裏のカメラで、動画も撮っていたのです。
九条は、「どうぞ、訴えて下さい。でもその時は、私も先ほどの動画と音声を、直ちに世の中にアップします」と生徒たちに言いました。
ミルトモ 編集部
必要なのは覚悟
「世界を変えようと本気で思うなら、必要なのは覚悟です」
九条の言葉に背中を押された鵜久森は、今まで起こった事を話し始めます。
鵜久森の話を聞き終えた九条は、「次は、あなたのこれからの事を、聞かせて下さい」と言い‥。
九条は、この1年で鵜久森の願いを叶え、3年D組の生徒たちを変えてみせると宣言します。
その後、九条は、今日(4月21日)が夫・蓮(松下洸平)から離婚届を突き付けられる日である事に気づくのでした。
ミルトモ 編集部
ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』第1話まとめ
1年前の始業式に戻った九条は、1年後に自分を突き落とす30人の容疑者の前に立っています。
生徒に殺されないためには、どうすればいいのか‥。
何かを変えようと決意した九条は、困っている生徒たちに寄り添うことを誓います。
しかし、そうすることが、九条が生き延びる唯一の方法なのでしょうか?
生徒のために死力を尽くしても、それが相手に通じる保証はありません。
3年D組には、問題を抱えた生徒が多いようなので‥。
覚悟を持って生徒たちと向き合う九条の姿と、生徒たちの迫真の演技に圧倒されました。
しかし、全て九条の夢の中の話という可能性もあります。
九条がいじめの証拠を掴んだことで、鵜久森の運命は変わるのでしょうか?
1年後に、九条を突き落としたのは誰なのか?
第2話では、九条が行動を起こしたことで、3年D組がどう変わったのかと、瓜生の真の悩みに注目したいです!