黒革の卑劣な罠に苦しみながらも、ジャビの助けもありなんとかパウーを助け出したビスコとミロ。
しかし、黒革の部下たちにより負傷したふたりの運命とは。ますます目が離せない『錆食いビスコ』第9話のあらすじを見てみましょう。
目次
アニメ『錆食いビスコ』第8話のあらすじと振り返り
黒革による電波ジャックにより、パウーを人質に取られたことを知ったミロは単身で指定された駐屯地に向かいます。
錆食いの秘密を明かすこと、ビスコを差し出すことを要求する黒革に対し、ミロはシビレダケの毒を塗ったナイフで攻撃。
しかし、黒革はそれを見越して事前にワクチンを打っており、逆に糸繰り茸で操られてしまいます。
驚くミロに、黒革は自分がかつてキノコ守りだったこと、錆の特効薬を独占して利益を生み出したいことを明かします。
喉元にナイフを突きつけられていたミロを救ったのは、満身創痍になりながらも後を追ってきたビスコでした。
黒革はミロを操り、ビスコに矢を放ちます。そんな絶体絶命の状況を変えたのは、脱獄してパウーをも助けていたジャビでした。ジャビが殿をつとめ、ビスコを抱えたミロは雪が降るなか走ります。その背中には、黒革の手下が打った錆の矢が何本も刺さっているのでした。
【ネタバレ】アニメ『錆食いビスコ』第9話あらすじ・感想
ビスコの優しい嘘
ミロはふと気づくと、ビスコやパウー、ジャビが遠くで食事をしながら話しているのを見かけます。楽しそうな様子に笑顔を見せながら近づこうとするミロでしたが、なかなか仲間たちのもとに辿りつきません。
夢を見ていたミロが起き上がると、目元には包帯が巻かれていました。洞窟の中で、ビスコがミロの看病をしていました。ビスコは「黒革のところから盗んできた」という錆のアンプルをミロに打とうとしますが、ミロはビスコ自身が打ったのかどうかを聞きます。
田中泉
ミロは突然、ビスコに「パウーと付き合わない?」と言い出します。思いもよらない発言にビスコは真っ赤になりますが、ミロは面白がっています。
田中泉
冗談を言う一方で、「手を握っていて」と不安を隠せないミロ。そんなミロに、ビスコは優しく語りかけます。
これまでにないような、ビスコの優しい声のトーンが切ない……
翌日、アクタガワに乗って黒革のもとに急ぐビスコ。錆に大部分を侵されながら、黒革との決着をつけにいくビスコは、アクタガワに「友達ができたんだ」と話すのでした。
黒革の驚くべき行動
その頃、ジャビは黒革に連れられて溶鉱炉にやってきます。そこで黒革は錆を煮込むことで錆が発症した患者を増やし、薬の需要を増やしているという驚くべき事実を明らかにします。錆を撒き散らすため、溶鉱炉では、巨大なロボットのような“テツジン”の整備が行われていました。
田中泉
さらにジャビに「キノコ守りの集落に錆を撃つ」という脅しをかけ、協力を求めた黒革。当然のように断って頭突きを食らわせるジャビでしたが、黒革の部下に殴られ、ナイフで指を切り落とされそうになります。
その瞬間、ナイフを持った部下は黒革の足を刺し、ジャビを助けます。それは、部下に返送していたビスコでした。
ビスコに助けられたジャビは、錆を撒き散らすガネーシャ砲を止めるべく、その場を後にします。向かう途中で強化されたゴリラに襲われそうになるも、「助けられた恩を返させてもらう」というパウーの助けも入るのでした。
切なすぎるミロの一撃
次から次に襲いかかってくる敵を蹴散らすビスコでしたが、錆により指が崩れ落ち、いよいよ体は限界に近づいていました。片目を撃たれ、血だらけになりながらも追い詰めていくビスコに、黒革は恐怖すら感じています。
田中泉
そのとき、黒革はやってきたミロに腕を吹き飛ばされ、ビスコによって溶鉱炉に沈められます。ついに黒革を倒すも、そのまま溶鉱炉に静かに沈んでいくビスコ。ビスコはミロにとどめを差すよう伝え、ミロは「愛してる」と呟きながら、ビスコに矢を放ちます。
『錆食いビスコ』第9話のまとめ
第9話にして、なんと主人公のビスコが退場するという驚きの展開を迎えました。「また会えるさ」とビスコはミロに語りかけていましたが、果たしてふたりがまた会える日はやってくるのでしょうか。
そして次回予告には、久々に登場のチロルの姿も。いよいよクライマックスを迎えつつある『錆食いビスコ』。来週の展開にも目が離せません。