迫力のバトルシーンとポストアポカリプスの世界観が話題の『錆喰いビスコ』。第2話からはOPも追加されました。
田中泉
徐々にビスコの旅の目的が明らかになった第2話。早速あらすじを見てみましょう。
目次
アニメ『錆食いビスコ』第1話のあらすじと振り返り
突如として荒廃した日本。高い壁に囲まれた群馬の関所で、フードを目深に被り、包帯で顔を覆った異形の僧侶が通過しようとしていました。
謎の僧侶の目的地は、鉄の砂漠が広がる忌浜県。その忌浜県では、腕利きの医者・花柳ミロが錆に侵食される人々の治療にあたっていました。
ミロは錆に浸食される姉・パウーを看病しながら生活していましたが、ある日キノコテロを引き起こす指名手配犯・赤星ビスコと出会います。
【ネタバレ】アニメ『錆食いビスコ』第2話あらすじ・感想
病院を吹っ飛ばす?
群馬の関所で、職員は僧侶に「経が聴きたくなった」と読経を促します。僧侶は突如として黙り込んだかと思えば、「強い男の子になるようにと願いが込められた名前だ」「お前に笑われる謂れはない」と怒り出します。
銃弾を間一髪のところで避け、包帯が解けた僧侶の正体は、指名手配犯の赤星ビスコでした。
田中泉
キノコで調剤をしようとしていたミロに、ビスコは「シメジには大した薬効はない」と別のキノコを指し示します。ミロは「無許可の調剤は犯罪」と、調剤を断ろうとするも、ビスコが連れていた老人を見るや否や、治療を申し出ます。
20分かかる調剤を「10分でやれるな」というビスコは、ミロの医院が自警ではない黒革の部下たちに囲まれていることに気がつきます。このままでは踏み込んでくると考えたビスコは、「病院吹っ飛ばすぞ」と伝えてミロに連れの老人を抱えさせて病院を後にします。
田中泉
エリンギで跳ぶビスコとジャビ
ビスコが引いていた大きな荷台には、巨大蟹のアクタガワが隠されていました。ビスコがジャギと呼ぶ老人は「勧進帳の真似事をするなら経のひとつは覚えろ」と言い、ふたりは群馬の関所が出してきた武装したカバを目にします。
なんとかカバを弓で撃退したビスコは、ジャギに「10秒くれ」と持ちかけます。ビスコはカバを持ち上げるや否や、出現させたエリンギで蟹ごと飛んで高い壁を乗り越えるのでした。
田中泉
その夜、野営をしていたビスコとジャビ。ジャビが群馬と忌浜の仲が悪い昔話をしようとすると、ビスコは途端に機嫌を悪くします。肺に届きそうなほど錆化が悪化しているジャビを見て、旅のペースを上げれば目的地の秋田まですぐだと提案するビスコ。
「もし自分が死んだら」という仮定の話をするジャビに、「そうならないように旅してきたんだろ」と苛立ちます。
夜も更けた頃、いきなりミサイルで攻撃されたことに気付いたビスコはミサイルに矢を射って爆発させます。「何の恨みがあるんだ」と怒りを隠せないビスコでしたが、砂漠の生き物に痺れさせられ、手元が狂ってしまいます。自分を庇って被弾したジャビを見て、ビスコは叫びとともに追ってきたヘリコプターである“エスカルゴ”を撃ち抜くのでした。
田中泉
腕の良い医者、ミロ
物陰に隠れたビスコとミロ。ミロはジャビが助かるかどうかは「アンプル次第」と語ります。
ビスコは撹乱のために外に出ようとしますが、出血していることを理由にミロは許そうとしません。「血塗れの人を放って置けるわけない」と無理やり治療したミロに、ビスコは「いい腕してるぜ」とお礼を伝えるのでした。
田中泉
ミロを置いてやってきたパウーは、ビスコが県庁を狙ってテロを起こしたことに「蛮族の考えそうなこと」と呆れます。知事の親衛隊に自警団が必要ないと追い返されたことから、知事の独断に不信感を抱くのでした。
その後、部下から「一際大きいキノコがパンダ医院に生えていた」という報告を聞いたパウーは、たったひとりでビスコの元に走ります。
田中泉
撹乱させようと黒革の親衛隊を蹴散らすビスコは、エスカルゴを運転していたチロルを追い詰めます。「こんな優しそうな男の子が悪党なわけないって」と命乞いするチロルから取引を持ちかけられた瞬間、パウーがバイクでやってくるのでした。
『錆食いビスコ』第2話のネタバレ・感想まとめ
師匠の錆化を止めるため、秋田を目指しているビスコと、姉の錆化を止めるために調剤に励むミロ。
ふたりの目的は一致していますが、果たしてパウーとビスコの戦いはどうなってしまうのでしょうか。