絶体絶命の状況のなか、ミロの前に現れたのは溶鉱炉に沈んだと思われたビスコでした。
ビスコとミロは忌浜の町を前に、錆風を吹かせるテツジンを倒すことはできるのでしょうか。
いよいよ最終回を迎えた『錆食いビスコ』最終話のあらすじを見てみましょう。
目次
アニメ『錆食いビスコ』第11話のあらすじと振り返り
テツジンが錆を撒き散らしながら歩みを進めるなか、パウーはチロルの運転する車で後を追います。
崖から落下するも、なんとか生き延びたミロはジャビの静止を振り切り、かつて訪れた町の子どもたちを守りながらテツジンを追い詰めます。
忌浜に近づくテツジンに攻撃を続けるミロでしたが、圧倒的な力に太刀打ちできません。壁に叩きつけられ、満身創痍となるミロ。そのとき、テツジンの体の中から突如としてビスコが現れるのでした。
【ネタバレ】アニメ『錆食いビスコ』第12話あらすじ・感想
復活のビスコ
ミロの呼びかけをきっかけに、再び姿を見せたビスコ。ミロは感動のあまりビスコに抱きつきますが、高熱を持ったビスコに驚きます。
田中泉
弓矢を受け取ったビスコがテツジンに矢を放つと、大量の錆食いが生えてテツジンの体を切り裂きました。圧倒的な力に戸惑うビスコの横で、ミロは「筒蛇に一度食べられたことで胞子が反応しているのではないか」という結論に至ります。
田中泉
テツジンを止めるにはパイロットをどうにかする?
このまま倒せるかと思いきや、テツジンは突如形態を変えて暴れ出します。チロル曰く、これは自爆の予兆であり、放っておけばかつての東京のようなひどい有様になってしまうとのこと。ビスコは咄嗟にキノコで壁を作りますが、それも時間の問題です。
チロルがテツジンのマニュアルを読み進めたところ、トリガーであるパイロット、黒革をどうにかすれば止まることがわかりました。しかし、テツジンの頭のどこに黒革がいるのかわかりません。
そこで名乗りをあげたのは、不殺の術を使えるパウーでした。パウーの力を持ってすれば、パイロットを殺さずにテツジンの仮面を割ることが可能だと話しますが、ジャビに「死にに行くようなもの」と止められます。
ビスコは「生き残ったらなんでも好きなもんをくれてやる」と言いながらパウーを見送ろうとしますが、パウーは「前払い」としてビスコにキスするのでした。
田中泉
一行は去っていくチロルを見送り、アクタガワに乗ったジャビがパウーをテツジンまで送り届けます。
攻撃を避けながら、無事にテツジンの仮面を割ったパウー。テツジンの頭部には、黒革がその姿を残していました。
それぞれの旅路
黒革に矢を向けるビスコでしたが、黒革の攻撃により目を攻撃されてしまいます。そのとき、ミロがビスコを手助けし、黒革へと矢を放つのでした。
田中泉
夜が明けた頃、錆食いによってテツジンを止めることができたビスコとミロ。それを遠くから見ていたジャビは、パウーの顔から錆が無くなっていることに気がつきます。
田中泉
その後、忌浜の町には、錆食いから作ったワクチンで人々を治療するミロの姿がありました。ナッツたちの町には黒革のもとに連行されていた大人たちが戻っています。
そして群馬の関所にあるテレビでは、新しい忌浜知事としてパウーが日本政府からの独立を宣言するとともに、キノコ守りに対する迫害を糾弾していました。
田中泉
群馬の関所では、謎の旅人2人組が検問を突破しようとしていました。そこにはビスコとミロの指名手配書が貼られており、いつの間にかミロも「患者を食った医者」とされています。
旅人たちは検問の男性職員に錆食いのアンプルを渡します。驚く男性職員に「エリンギを育ててくれた礼」と伝えた旅人は、ビスコとミロでした。
田中泉
アクタガワに乗ったビスコとミロは、不老不死となってしまったビスコを元に戻すための旅に出ていました。その姿を、検問の女性職員が撮影します。
『錆食いビスコ』第12話のまとめ
ついにテツジンを倒したビスコとミロ。エンディングではこれまでのふたりの旅路を振り返るものとなっていました。
今度はビスコの体を元に戻すための旅に出たビスコとミロ。2期もありそうな終わり方だっただけに、ファンの間では「早く観たい!」という声もSNSで見られました。
原作はまだ完結していないため、2期に備えて読んでおくのもありですね。
荒廃した世界で繰り広げられるポストポカリプスファンタジーの『錆食いビスコ』。アニメは終わりましたが、これからも目が離せない作品といえるでしょう。