溶鉱炉から生み出された、破壊をもたらす恐るべきテツジン。ビスコの魂を受け継いだミロはジャビの協力を得て立ち向かいますが、圧倒的な力になかなか決定打となる攻撃ができません。
危機的な展開が続くなか、ミロはテツジンが忌浜に向かっていることに気がついて……?クライマックスに近づいた『錆食いビスコ』第11話のあらすじを早速見てみましょう。
目次
アニメ『錆食いビスコ』第10話のあらすじと振り返り
黒革を倒すも、満身創痍のままミロに矢を射るよう望んだビスコ。パウーとジャビに「ビスコはここにいる」とミロが伝えていると、溶鉱炉から突如巨大な“テツジン”が立ち上がり、辺りを焼き払います。
圧倒的な力に誰もが絶望するなか、ビスコの魂を受け継いだミロは、不適に笑いながらテツジンに攻撃を続けます。ジャビとともにテツジンに対抗するミロでしたが、テツジンの反撃に遭い、崖の下に落下してしまうのでした。
【ネタバレ】アニメ『錆食いビスコ』第11話あらすじ・感想
錆食いは神殺し
チロルの運転する車に乗ったパウーは、「もっとスピードが出ないのか」と苛立ちを隠せません。「あんたのバイクが異常」と憎まれ口を叩きながら、チロルは全力でミロのもとに車を走らせます。
チロルとパウーという、珍しい組み合わせから始まりました。
アクタガワのおかげでなんとか一命を取り留めたミロは、ボロボロになりながらもなんとか気がつきます。
ジャビもアクタガワも無事でしたが、ジャビは膝を怪我したことにより戦闘続行は不可能な様子。応急処置を行うミロに、ジャビは「錆とは一体何なのか」と疑問を口にします。
「あらゆるものを錆つかせるテツジンは神。その錆を食う錆食いは神殺し的な存在」というセリフが印象的でした。
ミロはどこからかやってきた霜吹商人にジャビを託し、アクタガワとともにテツジンのもとに向かいます。そんなミロに、ジャビは「もう死ぬでないぞ、ビスコ!」と声をかけるのでした。
パウーたちも加わり、テツジンを追い詰める
テツジンに向かってバズーカを発射する霜吹商人を錆びつかせながら、歩き続けるテツジン。その方向が忌浜であることに気づいたミロは、血を吐きながらも後を追います。
体に鞭打ちながら、戦い続けるミロ。ビスコもかなり無茶していましたが、そこまで受け継いでしまったようですね。
その途中、かつてビスコとミロが立ち寄った子どもたちだけの街ではテツジンが向かっていることに大きな騒ぎとなっていました。子供たちは街を捨てて逃げるのか躊躇っていましたが、「何度潰されたってみんながいれば立て直せる」というコースケの一言に、ナッツは仲間たちと逃げる覚悟を決めるのでした。
仲間を逃すため、ひとり囮となったナッツはテツジンに攻撃をします。テツジンは微動だにしないどころか、ナッツに向かってビームを発射。そのとき、ミロはキノコによってナッツを守ります。
ビスコのように好戦的なミロに驚く子どもたち。ナッツは「どうして赤星はいないのか」と言っていましたが、そう思っても不思議ではないですよね。
アクタガワの機動力でテツジンのビームを交わし続けるミロ。そこにチロルが運転する車に乗ったジャビ、パウーがやってきます。
ここで力強いメンバーが!
子供たちを保護し、さらなる攻撃を加えようとする忌浜自警団。そのとき、テツジンの胸元にあったファンが回転し、錆風をあたりに吹かせます。錆風を浴びた戦車や戦闘機は、あっという間に錆び付いてしまうのでした。
ミロの前に現れた、久しぶりのビスコ
錆び付いた荒野で、またしても危機的な状況となったミロたち。自らにアンプルを打ち込んだミロは、再びテツジンを追おうとします。止めるジャビに、「僕がビスコだったら止めますか?」とだけ聞いたミロは、パウーを託してアクタガワと立ち去ります。
忌浜の住人たちがテツジンが近づく様子に怯えるなか、ミロは懸命に弓矢で攻撃を続けます。テツジンに飛び移り、ナイフで攻撃を続けるミロは、動きを止めたテツジンの体から、ビスコのゴーグルを発見します。
ゴーグルを手に、涙を流すミロ。気丈に振る舞いながらも、やはり辛かったのでしょう。
テツジンに致命的なダメージを与えたかと思いきや、思い切り壁へと叩きつけられたミロ。その瞬間、ミロが傷つけたテツジンの切れ目から、人間の腕が飛び出します。
ついにミロの前に、ビスコが再び登場します。「あの世の手前で、呼んだだろ?」と不適に笑うビスコは、ミロの手元からゴーグルを取り、装着するのでした。
なんと、ミロの前に現れたのはビスコでした。傷は治っているようでしたが、腕が光っているのは何か秘密があるのでしょうか。
『錆食いビスコ』第11話のまとめ
ついにミロの前に帰ってきたビスコ。忌浜を錆つかせようとしているテツジンを倒すことはできるのでしょうか。
いよいよ次週は最終回。ビスコとミロの旅の行方も気になりますね!